2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社公表の通期予想に対する修正はなし(公表値からの変更なし)。市場予想との比較は提示資料に明示なしのため「ほぼ会社予想どおり」と記載。
  • 業績の方向性: 増収減益。経常収益は前年同期比で増加したが、四半期純利益は減少。
  • 注目すべき変化: 経常収益は21,584百万円(前年同期19,563百万円、+10.3%)と貸出金利息等の増加で増収。一方、貸倒引当金繰入額の増加等により親会社株主に帰属する四半期純利益は3,281百万円(前年同期3,443百万円、▲4.7%)に減少。
  • 今後の見通し: 会社は通期見通し(公表値)を据え置き。第1四半期の増収は通期達成に向け好材料だが、貸倒引当金繰入の増加など費用面の変動が通期達成のリスク要因。
  • 投資家への示唆: 金利環境の影響で貸出金利息収入が拡大している点は注目。一方で与信費用(貸倒引当金繰入)の増加が利益を圧迫しており、与信動向の推移を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社大分銀行
    • 主要事業分野: 地域金融(預金・貸出・決済、リース等の金融サービス)
    • 代表者名: 取締役頭取 高橋 靖英
    • 問合せ先: 総合企画部長 河野 雅之(TEL: 097-534-1111)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月8日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期累計期間(2025年4月1日〜2025年6月30日)※連結
  • セグメント:
    • 銀行業: 伝統的な預貸業務、手数料収益等(経常収益の主力)
    • リース業: リース事業(セグメント別に分離)
    • その他: クレジットカード等(注記あり)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式): 15,693,634株(期末)※開示値
    • 四半期平均株式数(累計): 約15,260,023株(開示値)
  • 今後の予定:
    • 株主総会 / IRイベント: –(資料中に特記事項なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 売上高(経常収益): 実績 21,584百万円(前年同期19,563百万円、+10.3%)。会社の通期予想からの修正はなし。
    • 営業利益(経常利益): 実績 4,894百万円(前年同期4,909百万円、▲0.3%)。ほぼ前年並み。
    • 純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益): 実績 3,281百万円(前年同期3,443百万円、▲4.7%)。会社は通期見通しの据え置きを公表。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: 貸出金利息等の資金運用収益が増加(貸出金利息 7,287百万円、前年6,216百万円等)→ 経常収益の増加寄与。
    • 下振れ要因: 貸倒引当金繰入の増加(1,442→2,825百万円)等の経常費用増加が利益を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正していないが、与信費用の増減や金利動向が通期業績に与える影響は大きい。現状は「増収だが与信費用次第で通期業績の振れ幅がある」局面。

財務指標

  • 貸借対照表(連結 要点)
    • 総資産: 4,603,336 百万円(期末: 当第1四半期累計期間)
    • 純資産: 214,697 百万円
    • 自己資本比率(連結): 10.15%(2025年6月末、速報値)
  • 損益計算書(連結 要点)
    • 経常収益: 21,584 百万円(+10.3%)
    • 経常費用: 16,685 百万円(前年14,654百万円、費用増)
    • 経常利益: 4,894 百万円(▲0.3%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 3,281 百万円(▲4.7%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 215.59円(前年同期 219.20円 相当、若干の減少)
  • 進捗率分析(四半期決算のため、通期予想に対する進捗)
    • 会社は通期見通しを据え置き(公表値からの変更なし)。通期目標値の具体数値は資料内の通期予想欄参照だが、資料上「修正なし」と明記のため進捗率は現時点で通常ペースといえる一方、与信費用増加が進捗に影響する可能性あり。
    • (注)通期予想の具体数値に関する数値確認が不十分なため、進捗率の%表記は割愛(不明な項目は –)。
  • 財務安全性
    • 連結自己資本比率: 10.15%(速報値、銀行業としては一定の健全性)
    • 単体自己資本比率: 9.25%(速報値)
    • 不良債権等: 金融再生法開示債権(単体)合計 393億円、総与信に占める開示額の割合 約1.68%(改善/悪化の判断は時系列での比較が必要)
    • 流動比率 / 負債比率: 銀行特有の資金構成(預金・貸出中心)のため標準的指標の解釈は留保。流動資産・短期負債は預金中心で安定。
  • 効率性
    • 売上高営業利益率的な指標(経常利益率)は約22.7%(経常利益4,894 / 経常収益21,584)。過去期との比較ではほぼ横ばい。
  • セグメント別
    • 銀行業セグメントが収益の主要部分を占め、貸出金利息の増加が主因で経常収益増。リース業は小幅寄与。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期(会社予想): 中間配当 75円、期末配当 75円、年間合計 150円(予想)
    • 参考(前期実績): 年間合計110円(注:資料に基づく)
    • 配当利回り: –(株価は資料に記載なしのため算出不可)
    • 配当性向: –(会社の通期純利益予想との関係で計算可能だが、通期純利益の確定値が資料上不明のため –)
  • 特別配当の有無: 無し
  • 株主還元方針: 自社株買い等の特記事項は無し(資料内に記載なし)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(連結 第1四半期累計)
    • 銀行業: 経常収益 約21,609百万円(うち外顧客向け経常収益 18,461百万円等)→ 主力セグメント
    • リース業: 経常収益 約2,410百万円(前期比ほぼ横ばい)
    • セグメント利益(銀行業中心): 銀行業利益は増加(セグメント利益 4,673百万円→前年4,425百万円)
  • 前年同期比較: 銀行セグメントの貸出金利息増が収益増を牽引。リース等は概ね横ばい。
  • セグメント戦略: 貸出推進と預金争奪の取り組み、与信管理の強化が継続課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料内での中期計画進捗の詳細コメントは限定的。金利上昇を背景に利息収入を取り込んでいる点は計画の前提と整合的と見えるが、与信費用の変動は注意点。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他社との相対比較データは資料に記載なし(–)。ただし、地方銀行全体での金利上昇の恩恵は共通。
  • 市場動向: 金利上昇局面で貸出利息が増加している一方、景況や業種別与信リスクの変化を注視する局面。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無: 2025年5月12日公表の数値から変更なし(会社公表)。
    • 次期予想: –(資料上の記載は限定的)
    • 会社予想の前提条件: 明示の為替・商品価格前提等はなし(銀行業ゆえ主に金利動向・与信動向が前提)。
  • 予想の信頼性: 第1四半期は増収だが与信費用の増加が見られるため、与信合理化・回復の見通しに依存している。過去の予想達成傾向についての記述は資料内に限定的(–)。
  • リスク要因: 与信費用のさらなる増加、地域経済の悪化、金利急変、資本比率の低下等。

重要な注記

  • 会計方針: 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理適用あり(税金費用の取り扱い等注記あり)。会計方針の変更、修正等の特段の表示なし。
  • その他: 連結範囲の重要な変更あり(新規子会社2社の連結範囲入りを注記:大分キャピタルパートナーズ(株)、おおいたプラット(株)等)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8392
企業名 大分銀行
URL http://www.oitabank.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 銀行 – 銀行業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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