2026年2月期 第2四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: オンラインくじサービスと電子書籍の好調を受け、通期業績予想を上方修正。アニメ化等を含むIPのクロスメディア展開を加速する方針。
- 業績ハイライト: 2026年2月期 第2四半期累計は連結売上高2,317百万円(+37.1%)、営業利益298百万円(+129.5%)と増収増益。
- 戦略の方向性: IP(ゲーム・くじ・グッズ)と出版(電子書籍)の二軸で事業を深耕、アニメ事業への出資を通じたアニメ化推進、海外展開とグローバルライセンス強化。
- 注目材料: 通期業績予想を売上高4,500~4,700百万円、営業利益400~500百万円へ上方修正。下期に一時的な費用(シンジケートローン組成費、M&Aデューデリジェンス費用、大型イベント等)を見込むと明言。
- 一言評価: ヒットタイトルと電子書籍の成長で上期は好調、下期の一時費用を織り込んだ上方修正が材料。
基本情報
- 企業概要: 株式会社エディア(証券コード:3935)
主要事業分野: IP事業(ゲーム、オンラインくじ、グッズ、ライセンス、アニメ化推進等)、出版事業(ライトノベル・コミックの企画・出版、電子書籍販売) - 代表者名: 代表取締役社長 賀島 義成
- 説明者: 発表者情報の明示なし(–)
- セグメント:
- IP事業:ゲームサービス、オンラインくじ(くじコレ・まるくじ)、グッズ、IPライセンスアウト、アニメ化等
- 出版事業:ライトノベル・コミックの企画・編集・出版、電子書籍(電子コミック含む)販売
業績サマリー
- 主要指標(単位:百万円、前年同期比)
- 連結営業収益(売上高): 2,317 百万円(+37.1%)
- 営業利益: 298 百万円(+129.5%)、営業利益率 ≒ 12.9%(良い目安:2桁台は収益性が高い)
- 経常利益: 287 百万円(+137.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 253 百万円(+131.5%)、純利益率 ≒ 10.9%(良い目安:10%程度は高水準)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 41円89銭(前年同期比:–)
- 予想との比較
- 会社(修正後)通期予想に対する達成率(第2四半期実績ベース)
- 売上高進捗率: 49.3~51.4%(通期4,500~4,700百万円に対して)
- 営業利益進捗率: 59.6~74.5%(通期400~500百万円に対して)
- 親会社株主に帰属する当期純利益進捗率: 66.5~84.3%(通期300~380百万円に対して)
- サプライズの有無: 上方修正(前回予想を上回る見込み)を発表 → 上振れ(主因はオンラインくじ、電子書籍の好調)
- 進捗状況
- 通期目標に対する上記進捗率は概ね順調、特に利益の進捗が売上より高い(上期の収益性が高い)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:具体的数値は公開資料に明示なし(–)
- 過去同時期との進捗比較:前年同期比で増収・増益(売上+37.1%、営業利益+129.5%)
- セグメント別状況(構成比は第2四半期累計)
- 売上構成(第2四半期累計計 2,317百万円): IP事業 53%(≈1,228百万円、概算)、出版事業 47%(≈1,089百万円、概算)
- IP事業: オンラインくじが堅調に推移(YoYで増収、資料中でIP事業はYonY+17.6%の増収と記載)、QonQでは1Qの好調タイトル影響で減収(QonQ -31.4%との言及)
- 出版事業: 電子書籍が過去最高実績、作品数増加とマーケティング(電車内広告等)で売上好調、QonQで増収
業績の背景分析
- 業績概要: オンラインくじサービス(くじコレ・まるくじ)でのヒットタイトル増、電子書籍の取扱拡大が増収・増益を牽引。ゲーム(コンシューマ向けタイトル3本)やレトロゲーム復刻、ライセンスアウトも寄与。
- 増減要因:
- 増収の主要因: オンラインくじの好調タイトル増、電子書籍(作品数拡大・販促)による販売増、ゲームの新作/復刻の発売
- 増益の主要因: 売上增长に伴う利益改善。上期は特に収益率が高かったため通期進捗で利益が先行
- コスト面: 販管費は前年同期比+28.7%(1,132百万円)。下期はシンジケートローン組成費、M&Aデューデリジェンス費用、大型イベント費用等により一時的に収益率低下を想定(経営陣コメント)
- 競争環境: キャラクタービジネス・アニメ市場、電子書籍市場は成長トレンド。エディアは自社IP+多チャネル展開で差別化を図るが、ヒット依存の側面は残る。
- リスク要因: 中国子会社の業績不透明性(通期予想に反映せず)、下期の一時費用、ヒットタイトルの変動、為替・配信・許諾交渉等の外部要因、借入増(固定負債が増加)
戦略と施策
- 現在の戦略: 中期経営ビジョンは「総合エンターテインメント企業としての躍進」。IP(ゲーム/グッズ/くじ)と出版(電子書籍)を成長軸に、クロスメディア展開(アニメ化含む)、海外展開、選択と集中による経営資源配分。
- 進行中の施策:
- アニメ事業の開始(自社IPの製作委員会への出資でアニメ化を推進)
- オンラインくじの取扱IP数増・大型IPの獲得、グッズ販路の国内外拡大
- 出版では作品数拡大、新レーベル立ち上げ、電子書籍配信先拡大、広告施策実施
- セグメント別施策:
- IP事業: 新作およびレトロゲーム復刻(Switch/Steam向け)、くじ・グッズの投入強化、海外ライセンス
- 出版事業: ライトノベル・コミックの刊行数増(6~8月でライトノベル29作、コミック33作)、原作発掘コンテスト開催
- 新たな取り組み: アニメ化パイプラインの公開(自社IP_A/B/Cの製作委員会組成準備など)、海外版(繁体字等)展開の強化
将来予測と見通し
- 業績予想(修正後 通期 2026年2月期)
- 売上高: 4,500 ~ 4,700 百万円(期初 4,000 百万円 → 上方修正 +12.5~17.5%)
- 営業損益: 400 ~ 500 百万円(期初 350 百万円 → +14.2~42.8%)
- 経常損益: 350 ~ 450 百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 300 ~ 380 百万円(期初 250 百万円 → +20.0~52.0%)
- 1株当たり当期純利益(通期予想): 48円40銭 ~ 61円31銭
- 配当予想: 11円 ~ 13円(従来予想 10円 → 増配見込み)
- 予想の前提条件: 中国子会社の業績は不透明のため通期予想に反映せず(注記)。為替等の詳細前提は資料に明示なし(–)。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: オンラインくじ・電子書籍の上期実績を根拠に上方修正。下期は一時費用を見込むが中長期の成長投資と位置付けている。
- 予想修正: 通期予想の上方修正(前回比増額)。理由はオンラインくじ・電子書籍の好調。
- 中長期計画: 2030年に向けた成長イメージ(スライドでは「100億円規模へ」の成長目標を掲示)。アニメ化や海外展開でIP価値最大化を目指す。
- 予想の信頼性: 中国子会社未反映など注意点あり。過去の予想達成傾向に関する明確な記載は資料に無し(–)。
- マクロ経済の影響: アニメ・キャラクタービジネスおよび電子書籍市場の成長が追い風。為替や海外配信・許諾の動向、コンテンツ規制等が影響し得る。
配当と株主還元
- 配当方針: 継続的な株主還元を明示、業績好転に合わせ配当予想を上方修正。
- 配当実績・予想:
- 期初予想(通期): 10円 → 修正後: 11円~13円(増配見込み)
- 中間配当:資料に中間配当の確定値は明示なし(–)
- 配当性向: 通期予想の配当性向は資料明示なし(–)
- 特別配当: なし(資料に特別配当の記載なし)
- その他株主還元: 過去に自己株取得を実施している旨の記載あり(BS注記:自己株取得による純資産減少と記載)。今期の自社株買いの新規発表は資料に無し(–)。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- オンラインくじサービス「くじコレ」「まるくじ」:キャラクターグッズ特化の抽選くじサービス
- 出版:ライトノベル・コミックの紙・電子出版(電子書籍は過去最高実績)
- ゲーム:Nintendo Switch / Steam向けのコンシューマゲーム(例:超兄貴 爆烈乱闘篇、テレネットシューティング コレクション II 等)
- グッズ、ドラマCD、イベント等
- 販売状況: くじタイトル数は増加(第2四半期累計で73タイトル取扱等の記載)、電子書籍売上が過去最高。
- 協業・提携: アニメ制作委員会への出資、海外ライセンスアウト(繁体字など)、外部企業へのゲームライセンス提供等。
- 成長ドライバー: オンラインくじの大型IP獲得と継続投入、電子書籍作品数増加と販促強化、アニメ化によるクロスメディア効果、海外展開による収益多角化。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの詳細は資料に記載なし(–)
- 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点): 成長投資に前向き(アニメ化・海外展開・M&A等)、スピード感ある投資判断を強調
- 未回答事項: 中国子会社の取り扱い(通期に反映しない理由は示されているが、今後の取扱い・統合時期は不明)等
- ポジティブ要因:
- 第2Qで売上・利益ともに大幅増(YoYで売上+37.1%、営業利益+129.5%)
- オンラインくじと電子書籍の収益拡大が確認でき、通期上方修正
- 現預金は2,015百万円と潤沢(スライドのBS)、流動比率261%で短期支払能力高い
- クロスメディア(アニメ化)や海外ライセンスでのアップサイド
- ネガティブ要因:
- 下期にシンジケートローン組成費やM&A関連費用、大型イベント費用等の一時費用を見込む
- 中国子会社の業績不透明性(通期予想に反映せずリスク要因)
- 収益が個別ヒットタイトルに依存する面(タイトルヒットの変動リスク)
- 不確実性: アニメ化プロジェクトの完遂・収益化タイミングは数年スパン(資料で6年程度のスパンを想定)。海外展開・配信権利の実現性や許諾条件も不確実要素。
- 注目すべきカタリスト:
- 公表済みのアニメ化プロジェクトの放映・配信開始
- 3Q~4Q予定のゲーム/グッズ発売(多数タイトル投入)
- 電子書籍作品数の増加や新レーベル、海外版展開
- M&Aの成否・発表、ライセンスアウトの大型案件
重要な注記
- 会計方針: 決算資料内に特段の会計方針変更の記載なし(–)
- リスク要因(資料中の主なもの): 中国子会社の業績不透明性、下期の一時費用発生、将来的な市場変動や配信契約等による不確実性
- その他: 本資料は見通し情報を含み、実際の結果は変動し得る旨の注記あり。数字は百万円単位、概数表記は概算である点に留意。
(注)本整理は提示資料に基づく要約です。投資助言ではありません。不明な項目は“–”と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3935 |
| 企業名 | エディア |
| URL | http://www.edia.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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