2024年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(第2四半期累計・通期)に対して修正なし。Q1実績は概ね会社予想の範囲内(特段の上振れ・下振れ報告なし)。
  • 業績の方向性:減収減益(第1四半期売上高427百万円、前年同期比△15.1%;営業利益70百万円、前年同期比△21.5%)。
  • 注目すべき変化:海外(特に韓国、タイ)が大幅な落ち込み。韓国は営業利益が前年の黒字から営業損失へ転落。日本事業は売上減も営業利益ほぼ維持。
  • 今後の見通し:会社は通期見通し(売上1,814百万円、営業利益277百万円)を据え置き。Q1の通期進捗は売上23.6%と若干リニアを下回るが、営業利益は25.3%とやや上振れ気味で、現時点で予想達成可能性に大きな修正は示されていない。
  • 投資家への示唆:財務は強固(自己資本比率93.7%、現金保有高が厚い)で下振れ耐性は高い一方、半導体関連を中心とした外部環境依存が高く、海外市況(特に韓国)回復が業績回復の鍵となる。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:コンバム株式会社
    • 主要事業分野:真空機器、吸着パッド、ロボットハンド関連などの製造・販売(半導体製造装置向け部品、食品機械、自動車関連、自動化設備等)
    • 代表者名:代表取締役社長 佐藤 穣
    • 問合せ先:専務取締役 國松 孝行(TEL 03-3759-1491)
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月15日
    • 対象会計期間:2024年1月1日~2024年3月31日(2024年12月期 第1四半期連結)
  • セグメント:
    • 日本:主力事業。半導体装置向け真空機器・吸着パッド、ロボットハンド等
    • 韓国:現地生産によるセカンドブランド等(カメラレンズ・二次電池関連への展開)
    • その他:主にタイ(自動車・食品関連向け)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):1,657,000株
    • 期末自己株式数:100,448株
    • 期中平均株式数(Q1累計):1,556,552株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:本資料(第1四半期)提出済(5/15)
    • 株主総会/IRイベント:–(本資料記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想・第2四半期累計予想との比較)
    • 売上高:Q1実績427百万円。通期予想1,814百万円に対する進捗率23.6%(第2四半期累計870百万円に対する進捗率49.1%)。会社予想との齟齬は特になし。
    • 営業利益:Q1実績70百万円。通期予想277百万円に対する進捗率25.3%(第2四半期累計121百万円に対する進捗率57.9%)。利益面は上期に比重が高い構図。
    • 親会社株主に帰属する純利益:Q1実績48百万円。通期予想220百万円に対する進捗率21.9%(第2四半期累計91百万円に対する進捗率52.9%)。
  • サプライズの要因:
    • 主因は需要低迷(特に半導体関連の国内・アジア需要の低調)および原材料・エネルギー・物流コストの高止まり。
    • 一方、為替差益(Q1で約8.75百万円計上)が営業外収益を押し上げている点はプラス材料。
    • セグメント面では韓国・タイで受注減・採算悪化が顕著。
  • 通期への影響:
    • 現時点で会社が業績予想を据え置いているため、通期達成見込みは引き続き会社想定に依存。Q1の進捗は売上でやや弱く利益でやや強いが、海外需要の回復が遅れる場合はリスク。

財務指標

  • 財務諸表の要点(単位:百万円、四捨五入差あり)
    • 売上高(Q1):427(前年同期503、△15.1%)
    • 営業利益(Q1):70(前年同期89、△21.5%) 営業利益率:70/427 = 16.4%(前年 89/503 = 17.7%)
    • 経常利益(Q1):74(前年同期89、△17.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益(Q1):48(前年同期59、△18.7%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):30.95円(前年同期38.06円)
    • 総資産:6,149(前期末6,100)
    • 純資産:5,803(前期末5,787)
    • 自己資本比率:93.7%(安定水準)
    • 現金及び預金:2,683(前期末2,566、増加)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
    • 売上高進捗率:23.6%(Q1/通期) — リニアで25%をやや下回る
    • 営業利益進捗率:25.3%(Q1/通期) — リニア相当かやや上回る
    • 純利益進捗率:21.9%(Q1/通期) — リニアを下回る
    • 第2四半期累計目標(H1)との比較:売上49.1%、営業利益57.9%、純利益52.9%(H1目標に対しては利益面で上振れ比率が高い)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:93.7%(安定水準)
    • 負債合計:346百万円、負債/純資産(負債比率):約6.0%(低水準)
    • 流動比率(概算):流動資産3,536 / 流動負債193 ≒ 18.3(約1830%) → 非常に高く流動性は余裕あり
  • 効率性・その他
    • 売上高営業利益率の低下(17.7%→16.4%)は為替等を除いて若干の採算悪化を示唆
    • セグメント別で日本事業の採算は維持、海外(韓国・タイ)は採算悪化で全体を押し下げ

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年12月期(予想):中間配当25円、期末配当25円、年間合計50円(前回予想から修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(予想):通期EPS予想141.41円に対して年間配当50円 → 配当性向 約35.4%(中程度)
  • 特別配当・自社株買い:特別配当・自社株買いの公表はなし

セグメント別情報

  • セグメント別売上・利益(Q1、単位:百万円、前年同期比)
    • 日本:売上362(91.6%)△8.4%/セグメント営業利益74.7(97.9%)△2.1% — 国内は売上減だが採算維持
    • 韓国:売上83.0(81.8%)△18.2%/営業損失1.486(前年は営業利益10.389) — 受注減・価格競争影響で採算悪化
    • その他(主にタイ):売上8.7(43.9%)△56.1%/営業損失3.218(前年は営業利益3.872) — 影響大
  • 前年同期比較の要点:海外での売上・利益悪化が全体の減収減益の主因
  • セグメント戦略(開示内容より)
    • 日本:ロボットハンド新製品投入、新規顧客獲得を推進(省人化・自動化向け)
    • 韓国:現地生産によるセカンドブランドで価格競争に対応(ただし採算圧迫)
    • その他:タイ中心に自動車・食品関連向けに投入を継続

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:–(本資料に具体的な中期計画の数値は記載なし)
  • KPI達成状況:開発面で協働ロボット向け電動化や新素材吸着パッドの開発を継続しており、中長期の事業転換(自動化・ロボット分野シフト)に向けた取り組みは継続中。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:–(同業他社との具体比較データは資料に記載なし)
  • 市場動向:
    • 半導体関連の需要低下が継続し、電子部品・半導体製造装置向け需要が低調
    • 自動車・食品分野では潜在需要ありも、原材料・エネルギー費高騰と価格競争が回復を抑制
    • 為替変動が業績に影響(Q1で為替差益計上)

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 会社は第2四半期累計・通期の業績予想を変更せず(第2四半期累計:売上870百万円、営業利益121百万円/通期:売上1,814百万円、営業利益277百万円)
    • 会社予想の前提条件詳細は添付資料(連結業績予想の前提)参照。ただし本短信では主要前提は簡潔に記載。
  • 予想の信頼性:Q1進捗は売上でやや弱含み、利益は比較的良好。過去の達成傾向についての明記なし。今後の海外需要回復が重要。
  • リスク要因:
    • 半導体・電子部品需要の回復遅延
    • 原材料・エネルギー・物流コストの高騰
    • 為替変動、地政学リスク(例:中国経済停滞等)
    • 韓国・タイでの採算悪化継続

重要な注記

  • 会計方針:変更なし
  • 連結範囲の変更:令和5年12月21日付で「妙徳空覇睦機械設備(上海)有限公司」の株式を譲渡し、当第1四半期から報告セグメントに「中国」を含めない構成に変更
  • 四半期レビュー:本四半期決算短信は監査法人の四半期レビューの対象外

(注記)

  • 資料上不明な項目は「–」で表示しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6265
企業名 コンバム
URL https://convum.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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