2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 当初予想(当社公表の期初想定)および市場予想に対して上振れ(経常収益・経常利益・中間純利益ともに上振れ)。通期予想についても5月に上方修正済み。
  • 業績の方向性: 増収増益(連結:経常収益 446億円 +14.8%/経常利益 66.4億円 +24.2%/親会社株主に帰属する中間純利益 44.31億円 +19.3%)。
  • 注目すべき変化: 有価証券利息配当金や貸出金利息の増加により資金運用収益が大幅増。その他有価証券の評価益改善で包括利益が大幅改善(△25.71億円 → 186.41億円)。貸出金残高の増加(通期末比 +876億円)も確認。
  • 今後の見通し: 2026年3月期通期連結業績予想を上方修正(経常収益 872億円→達成率:中間期進捗約51%/経常利益 137億円→進捗約48%/当期純利益 92億円→進捗約48%)。現状の進捗は概ね期初想定どおりで達成可能性は高いと見られる(ただし為替・株価等市場変動リスクあり)。
  • 投資家への示唆: 利益成長は主に利息収入の拡大(貸出・有価証券)によるもので、金利環境に敏感。与信費用は増加しているものの想定内(通期前提:連結18億円)。配当は増額(中間85円、通期予想170円)へ修正され、株主還元は積極化。

基本情報

  • 企業名: 株式会社大分銀行(コード 8392)
  • 主要事業分野: 地域銀行業(預金・貸出・有価証券運用・各種手数料収益等)、グループでの資本運用・関連事業(当期に子会社2社を新設)
  • 代表者名: 取締役頭取 高橋 靖英
  • 問合せ先: 総合企画部長 河野 雅之(TEL: 097-534-1111)
  • URL: https://www.oitabank.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年11月10日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期)/2025年4月1日~2025年9月30日(連結)
    • 半期報告書提出予定日: 2025年11月25日
    • 配当支払開始予定日: 2025年12月10日
    • 決算補足説明資料: 有(決算説明会は開催無し)
  • セグメント:
    • 主セグメントは銀行本体の金融業務(預金・貸出・有価証券・手数料等)。当中間期に連結範囲変更あり(新規連結子会社2社:大分キャピタルパートナーズ株式会社、おおいたプラット株式会社)。(細分セグメント情報は開示資料参照)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む) 15,693,634株(2026年3月期中間期)
    • 期末自己株式数 606,902株(2026年3月期中間期)
    • 期中平均株式数(中間期) 15,222,330株
    • 時価総額: –(資料に株価記載無しのため省略)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出: 2025年11月25日
    • 配当支払開始: 2025年12月10日
    • 決算説明会: 今回は開催無し(補足資料は作成済)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の当期予想に対する達成率/中間期実績→通期予想)
    • 売上(経常収益・連結): 44,601 百万円(通期予想 87,200 百万円に対する進捗率 51.1%)
    • 営業/経常利益(経常利益・連結): 6,640 百万円(通期予想 13,700 百万円に対する進捗率 48.5%)
    • 純利益(親会社株主に帰属する当期純利益・連結): 4,431 百万円(通期予想 9,200 百万円に対する進捗率 48.1%)
  • サプライズの要因:
    • 主因は貸出金利息の増加(貸出金利息:単体で前年同期比増、連結でも増)、有価証券利息配当金の増加および売却益等(単体で有価証券関連売却益・評価益の改善)。これらにより経常収益が増加。預金利息など資金調達費用も増加したが、資金運用収益の伸びが上回った。
    • 包括利益が大幅改善(その他有価証券評価差額金の増加が大きく寄与)。
  • 通期への影響:
    • 既に通期予想は上方修正済み(5月発表→今回修正)。中間期進捗は概ね50%前後で、通期予想の達成可能性は高いと考えられるが、業績は金利・株式相場等の外部変動に依存する点に留意。

財務指標

  • 主要財務諸表の要点(連結・単位:百万円)
    • 経常収益(中間): 44,601(前年同期 38,850、+14.8%=+5,751)
    • 経常利益(中間): 6,640(前年同期 5,345、+24.2%=+1,295)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益: 4,431(前年同期 3,713、+19.3%=+718)
    • 総資産: 4,481,088(百万円)
    • 純資産: 225,484(百万円)
    • 自己資本比率(当該貸借対照表計算による注記値): 5.0%(注:自己資本比率告示の定義とは異なる)
    • 連結自己資本比率(国内基準、補足資料): 9.94%(目安:40%ではなく銀行固有の規定。参考として9–10%は比較的良好水準)
  • 収益性(連結・中間/前年同期比)
    • 売上高(経常収益): 44,601 百万円(+14.8%/+5,751)
    • 営業利益(経常利益): 6,640 百万円(+24.2%/+1,295)
    • 純利益(親会社株主): 4,431 百万円(+19.3%/+718)
    • 1株当たり中間純利益(EPS): 291.11円(前年同期 236.97円、+54.14円)
  • 進捗率分析(中間→通期予想に対する進捗)
    • 通期経常収益進捗率: 44,601 / 87,200 = 約51.1%(やや上振れ寄りの進捗)
    • 通期経常利益進捗率: 6,640 / 13,700 = 約48.5%
    • 通期親会社株主純利益進捗率: 4,431 / 9,200 = 約48.1%
    • 過去同期間との比較: 中間での進捗は通常ペース(半年で概ね50%)であり、特段の偏りはない。
  • 財務安全性(連結・注記)
    • 自己資本(連結): 225,087 百万円(安定水準)
    • 連結自己資本比率(国内基準): 9.94%(目安:10%前後が良好 → 現状は概ね良好)
    • 負債比率/流動比率: 貸借対照表上、預金等が主たる負債(預金 3,431,981 百万円、譲渡性預金 121,283 百万円)であり安定的な資金基盤を維持。詳細比率は注記参照。
  • 効率性・ROE(単体)
    • 単体 ROE(中間純利益ベース): 4.16%(前年同期 0.92%)
    • コア業務純益等の改善によりROEも上昇。
  • 貸倒引当金・不良債権(連結)
    • 貸倒引当金(連結): 24,333 百万円(前期末比 +861)
    • 金融再生法開示債権(連結合計): 41,740 百万円、不良債権比率(連結)1.72%(前期比 -0.02%)
    • 保全率(担保+引当含む): 93.2%(連結、目安:高いほど安全 → 93.2%は高水準)
  • セグメント別:
    • 開示上は主に銀行本体(預金・貸出・有価証券・手数料収益等)。当中間期に新規連結子会社を2社追加。細部のセグメント別売上高/利益貢献度は補足資料参照。

配当

  • 中間配当: 85.00円(2025年3月期は中間50円 → 増額)
  • 期末(予想): 85.00円(予想)
  • 年間配当予想: 170.00円(通期)
  • 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向(連結・予想): 約28.1%(目安:配当性向30%前後は一般的に許容範囲、同社は現状で安定的)
  • 特別配当の有無: 無(特別配当は含まれていない)
  • 株主還元方針: 配当増額(今回中間で増配)及び自己株式の取得実績あり(期中の自己株式取得あり)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況: 開示は銀行事業が中心(貸出・預金・有価証券・手数料収益等)。当中間期に大分キャピタルパートナーズ及びおおいたプラットを新設・連結。
  • 前年同期比較: 銀行本体の資金運用収益・貸出金利息・有価証券利息配当の増加が主因で売上・利益増。
  • セグメント戦略: 地域金融仲介機能の発揮(大分県内貸出比率は引き続き高いが、東京・大阪でのリスクアセットとリターンを意識した貸出増強も実施)。今後は資産の質向上や有価証券運用の最適化を継続との記載。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 開示資料上の中期計画の詳細は今回資料に限定的。だが貸出増・コア業務純益拡大・自己資本維持を通じた収益基盤強化という方向性は整合。
  • KPI達成状況: コア業務純益や自己資本比率(国内基準)などは改善傾向。具体KPIの達成率は開示資料の目標値と照合が必要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較: 同業の地域銀行と同様に、金利上昇局面で貸出・有価証券利回りの改善を取り込む局面。地域銀行としては不良債権比率が比較的低く(連結1.72%)、自己資本比率(国内基準)も約9.94%と安定的。
  • 市場動向: 国内金利上昇が資金運用利回り向上に寄与。一方で預金利息の増加が資金調達コストを押し上げるため、利ザヤ管理が課題。株式相場の上昇は有価証券評価益に寄与している。

今後の見通し

  • 業績予想(修正有無):
    • 連結(2026年3月期予想・修正後): 経常収益 87,200 百万円(前回80,300)/経常利益 13,700 百万円(前回13,200)/親会社株主に帰属する当期純利益 9,200 百万円(前回9,000)。修正の主因は有価証券利息配当・株式売却益・貸出金利息の上振れ。
    • 単体(修正後): 経常収益 74,900 百万円(前回68,200)/経常利益 12,400 百万円(前回12,000)/当期純利益 8,400 百万円(前回8,200)。
    • 予想前提: 日経平均 43,000~51,000円、与信費用(連結)18億円、単体15億円 等。
  • 予想の信頼性: 上方修正済で中間進捗はほぼ50%程度。過去の実績や現状の金利・株式環境次第で変動する点に留意(開示注記あり)。
  • リスク要因: 為替・株式相場の急変、地域景気の悪化(大分県経済動向)、与信費用の急増(貸倒れ)、政策金利の急変等。

重要な注記

  • 連結範囲の重要な変更: 当中間期に新規連結子会社 2 社(大分キャピタルパートナーズ株式会社、おおいたプラット株式会社)を設立・連結。
  • 会計方針の変更等: 無(特段の会計方針変更・見積り変更・修正再表示は無し)。
  • 監査: 第2四半期決算短信は中間監査の対象外(公認会計士/監査法人の中間監査の対象外)。
  • その他: 本資料に含まれる将来予想は、当行が入手している情報に基づく合理的な前提に依存し、実際の業績は様々な要因で変動する可能性がある旨の注記あり。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8392
企業名 大分銀行
URL http://www.oitabank.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 銀行 – 銀行業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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