2025年9月期第3四半期決算説明の動画及び書き起こし公開のお知らせ
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: AO事業領域の拡張とFO/AOを繋ぐモビリティデータプラットフォーム拡張のため、①インターゾーン社の20%株式取得(持分法適用)、②アセットオーナー向け出資を行う中間持株会社「株式会社モビリティトランスフォーメーション」設立を発表。将来の完全子会社化を想定した連携強化を狙う。
- 業績ハイライト: 2025年9月期第3四半期(単四半期)売上高681百万円(前年同期比+30%)、リカーリング売上434百万円(+35%、比率64%)、営業利益103百万円(+64%、営業利益率15%超)。第3四半期累計売上は2,112百万円(累計+32%)、累計営業利益259百万円(累計ベースで約+93%)。
- 戦略の方向性: 既存FO事業の拡大(パートナー販売強化・地方開拓)と、AO事業のリカーリング化・新サービス(動産管理=SmartDrive Box等)創出、M&A(ソフト/データ解析系とアセットオーナー)を並行推進。成長目標は既存事業でCAGR +30〜40%、新規事業・M&Aで上積み。中期目標:2026年 売上50億/営業利益10億、2028年 売上100億/営業利益20億。
- 注目材料: インターゾーン取得(出資比率20.83%、取得総額255百万円、取得日2025/08/15)と中間持株会社設立(2025年9月予定)による事業シナジー、SmartDrive Boxベータ提供開始、株式分割(1→6、効力発生日2025/07/01)、自己株式取得(54,300株、取得価額約99.8百万円)実施。
- 一言評価: リカーリング比率と契約社数の堅調な伸びを背景に粗利率改善・利益上振れが確認でき、AO領域拡大のためのM&A・出資を実行している段階。
基本情報
- 企業概要: 会社名 株式会社スマートドライブ(証券コード:5137 東証グロース市場)、主要事業:モビリティデータプラットフォームおよび法人向け車両管理(FO事業)、自動車産業向けDX(AO事業)、海外モビリティDX。代表者:代表取締役社長 北川 烈。
- 説明会情報: 公開日 2025年8月13日(決算説明資料・動画公開の案内)。説明会形式:動画公開(URLあり)。参加対象:投資家・アナリスト等(資料はIR向け公表)。
- 説明者: 代表取締役社長 北川 烈(資料中での報告および説明)。IR問合せ:取締役 管理部門担当 高橋 幹太(TEL 03-6712-3975、IR問い合わせページ記載)。
- セグメント: 主な事業セグメント
- FO事業(車を使う会社のDX): 法人向けクラウド車両管理サービス等(SmartDrive Fleetなど)
- AO事業(自動車産業のDX): アセットオーナー向けOEM/SaaS、業務プロセスDX、保険・リース連携等
- 海外モビリティDX(ネクストコア): 東南アジア中心の展開
- その他: 新規事業(SmartDrive Box等)、M&A投資持株会社関連
業績サマリー
- 主要指標(第3四半期単四半期 / 第3四半期累計)
- 売上高(Q3): 681百万円(前年同期比 +30%)
- リカーリング売上(Q3): 434百万円(前年同期比 +35%)、リカーリング比率 64%(前年同期61%)
- 営業利益(Q3): 103百万円(前年同期比 +64%)、営業利益率 15%超
- 第3四半期累計 売上高: 2,112百万円(前年同期比 +32%)
- 第3四半期累計 営業利益: 259百万円(前年同期比 +93%程度)
- 経常利益(Q3): 97百万円(前年同期比 +51%)※資料より
- 当期純利益(Q3): 66百万円(前年同期比 +5%)※注:四半期ごとの税金費用の暫定計上により一時的に押されている点あり(第4四半期に取り崩し予定)
- 1株当たり利益(EPS): –(資料に非記載)
- 予想との比較
- 通期業績予想(修正後): 売上高 3,079百万円(前回から据え置き)、営業利益 367百万円(修正上方)、経常利益 346百万円(修正上方)、当期純利益 446百万円(修正上方)
- 会社予想に対する達成率(第3四半期累計→修正後予想比): 売上高 69%、営業利益 72%(資料記載)
- サプライズ: 粗利率上昇・採用効率化等により営業利益以下が当初予想を上回る進捗となり、営業利益等を上方修正(売上は第4四半期未確定のため据え置き)。
- 進捗状況
- 通期進捗(修正後): 売上進捗率 69%(前年同期の通期進捗73%と概ね同水準)、営業利益進捗 72%(前年同期77%)
- 中期経営計画・年度目標に対する達成度: 契約社数・MRR(リカーリング)が積み上がっており、中期目標(2025: 売上25億/営業2億等)へ向けた基盤整備期。達成可能性は施策進捗とM&Aの寄与に依存。
- 過去同時期との進捗比較: Q3累計で売上+32%、営業利益は二桁増で改善。
- セグメント別状況(第3四半期単四半期)
- FO事業(車を使う会社のDX)売上: 563百万円(前年同期比 +33%)→ Q3売上に占める比率 約82.7%(563/681)
- AO事業(自動車産業のDX)売上: 118百万円(前年同期比 +15%)→ Q3比率 約17.3%
- リカーリング売上構成: 434百万円、リカーリング比率 64%(前年同期61%)→ 高マージンのリカーリングが利益貢献
業績の背景分析
- 業績概要: 契約社数増加(2,070社超、前年同期比 +25%)によるリカーリング売上の積み上がりと、FOのイニシャル売上増(契約社数増、代理店経由の大型案件等)が売上増を牽引。粗利率改善により販管費増(採用等)を吸収し営業利益が大幅改善。
- 増減要因:
- 増収の主要因: 契約社数増加、新規顧客獲得、リカーリング売上の伸長、FOの大型案件受注(季節性・Q4に偏る傾向あり)。
- 増益の主要因: リカーリング比率上昇による粗利率改善、採用効率化・外注費圧縮、ソフトウェア償却費の計上区分変更(販管費→売上原価)による販管費抑制効果。
- 一時的要因: 四半期ごとの税金費用の暫定計上により四半期純利益が一時的に圧迫(第4四半期に取り崩し予定)。
- 競争環境: 車両管理SaaS分野では独立系の強み(マルチデバイス対応、機能改善のスピード、顧客事例蓄積)を主張。AO領域は参入障壁が高いが、既存のデータ蓄積とOEM提供による差別化を図る。
- リスク要因: Q4の売上見通し未確定(季節性あり)、AO事業はパートナー依存度が高く受注時期・規模変動、M&Aの統合作業・追加取得リスク、為替・マクロ(東南アジア展開に関するリスク)、四半期税務処理による純利益の変動。
戦略と施策
- 現在の戦略: FOの顧客基盤拡大(直販+代理店)、AOのリカーリング化とOEM提供、M&Aによるサービス拡充とアセットオーナーのグルーピング(モビリティトランスフォーメーションを通じた出資)。長期は東南アジアでのデータハブ化と移動関連サービス展開。
- 進行中の施策:
- インターゾーン株式取得(20.83%)でBPaaS/BPO/SaaSの補完を図る(取得総額255百万円、追加取得→完全子会社化を見越した契約)。
- 中間持株会社「株式会社モビリティトランスフォーメーション」設立(2025年9月予定)でレンタカー/ディーラー等への出資と連携。
- SmartDrive Box(動産管理)のベータ提供開始→第3Qでトライアル→第3Q以降ベータ提供、本格販売へ。
- 物流向け(デジタコ連携等)、JAFメディアワークス協業による教育サービスクロスセル等。
- セグメント別施策:
- FO事業: パートナー販売拡大、地域(関西含む)営業体制強化、OEM(SUZUKI等)拡大、動産管理等のクロスセル強化。
- AO事業: 距離ベースメンテナンス、新リース・レンタカー関連の裏側運用、保険連携(PoC進行)、OEM提供とMRR化。
- 新たな取り組み: インターゾーンとの事業連携により、整備工場やディーラー向けBPaaS提供、アセットオーナー群への出資と連携による現場課題の一体解決。
将来予測と見通し
- 業績予想(次期/通期)
- 2025年9月期(修正後): 売上高 3,079百万円(前回据え置き)、営業利益 367百万円(修正 +22%)、経常利益 346百万円(修正 +20%)、当期純利益 446百万円(修正 +15%)。
- 予想の前提条件: 第4四半期の受注・大型案件見通しが不確定であるため売上は据え置き。粗利率上振れ、採用進捗の効率化を前提に利益予想を上方修正。
- 経営陣の自信度: 営業利益は修正後予想に対して進捗70〜72%と高水準で、現時点で一過性の大幅費用は想定していないため達成見込みと説明。
- 予想修正: 営業利益以下を上方修正(粗利率上昇、採用・外注費圧縮)。売上高は第4四半期見通し未確定で据え置き。
- 中長期計画: 既存事業で売上CAGR +30〜40%継続を目指し、新規事業・M&Aで上積み。目標:2025年 売上25億/営業2億、2026年 売上50億/営業10億、2028年 売上100億/営業20億。
- 予想の信頼性: 第3四半期までの進捗は良好で利益面は上振れ。過去の実績では第2Q/4Qに大型案件の季節性があり、売上のタイミングにブレが出やすい点は留意。
- マクロ経済の影響: 東南アジア展開での現地事情、為替や景況感、サプライチェーンや顧客の設備投資動向が影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 成長投資(新規事業・M&A)を優先。取締役株式報酬の業績条件(2028年 売上100億・営業利益20億)達成までは成長投資優先で継続配当は未実施。達成後に継続配当を検討・実施予定。
- 特別配当: なし(資料に記載なし)
- その他株主還元: 自己株式取得(取得株数 54,300株、取得価額 99,848,200円、取得期間 2025/02/14~2025/03/19、発行済株式総数の0.86%)。株式分割 1株→6株(効力発生日 2025/07/01)を実施し流動性改善を図る。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- SmartDrive Fleet(クラウド車両管理サービス/FO事業)
- AO向けOEM/SaaSソリューション(自動車メーカー・リース・保険向け)
- SmartDrive Box(動産管理サービス、ベータ提供開始)
- データ分析・リスクAI等の付加価値サービス
- 販売状況: FO事業で2,000社超の導入実績(契約社数2,070超)。SmartDrive Boxは第3Qでトライアル→ベータ提供開始→本格販売へ。
- 協業・提携: SUZUKI(OEM)、JAFメディアワークス(交通安全教育協業)、あいおい損保等とPoC、中間持株会社を介したアセットオーナー出資等。
- 成長ドライバー: リカーリング売上の拡大、FO→AOのクロスセル、SmartDrive Boxなどの新商材、インターゾーン等M&Aでの機能補完。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答:
- 売上高の通期計画修正有無: 売上高通期は据え置き(第4四半期見通し未確定のため)。
- 売上の時期ずれ発生: 納期徹底や契約条件の見直し等で時期ずれは回避する見通し。
- AO事業の構成比低下: AOはパートナー依存のため保守的に前年水準を想定し、通期計画に対する進捗は計画通り。
- インターゾーンM&Aの業績寄与: 短期的には限定的、来期以降にシナジー効果で寄与。追加株式取得と完全子会社化を視野に入れており、全面連結は将来。
- 経営陣の姿勢: 成長投資(M&A・新規事業)と株主還元の両立を強調。AO領域への早期具体化と現場課題解決を重視する姿勢。
- 未回答事項: 四半期別のEPSや具体的なQ4の受注見込み詳細は開示されておらず不確定。
- ポジティブ要因:
- 契約社数の増加(2,070社超、+25%)とリカーリング比率の上昇(64%、+3ppt)により収益の安定性が向上。
- 粗利率上昇と採用効率化で営業利益が大幅改善(累計ベースで約+93%)。
- インターゾーン取得・中間持株会社設立などでAO領域の機能補完とアセットオーナー向けの価値提供体制を構築。
- SmartDrive Boxなどの新サービスがクロスセルで収益拡大に寄与する可能性。
- ネガティブ要因:
- 第4四半期の売上見通しが未確定で、季節性による受注タイミングのブレがある点。
- AO事業はパートナー依存で受注時期・規模が変動しやすい。
- M&Aや出資の統合リスク(追加取得の資金負担やPMIの成果不確実性)。
- 四半期税務処理の影響により純利益の一時変動あり。
- 不確実性:
- インターゾーンの追加取得(完全子会社化)や中間持株会社の出資先の選定・実行タイミング。
- SmartDrive Box・新サービスの商用化の成果(顧客獲得・単価・収益性)。
- 東南アジア展開の進捗と現地市場の反応。
- 注目すべきカタリスト(株価に影響しうるイベント):
- インターゾーンの追加株取得/完全子会社化の進捗
- SmartDrive Box の本格販売開始と初期商談の公表
- 第4四半期(通期)の最終業績発表および通期達成見通し
- 追加M&A/中間持株会社による出資案件の公表
- 2028年の業績条件に向けた大型契約・OEM拡大の公表
重要な注記
- 会計方針: 2024年9月期第4四半期以降、ソフトウェア償却費の計上区分を販管費から売上原価へ変更(資料記載)。四半期毎に税金費用を暫定計上する会計処理を行っており第4四半期に取り崩し予定。
- その他: 株式分割(1→6、2025/07/01)と自己株取得(2025/02–03実施、54,300株)が実行済み。配当は中期目標達成まで優先度を下げる方針。
(注)本まとめは提供資料に基づく事実整理であり、投資助言・推奨を行うものではありません。情報に不明点がある項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5137 |
| 企業名 | スマートドライブ |
| URL | https://smartdrive.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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