2025年12月期第2四半期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 2Q累計で増収増益を達成し、通期予想に対して売上は想定通り、営業利益は上振れの見込み。結婚相談所事業(加盟店・直営店)とK Villageの成長、全社的なマーケティング最適化が要因。
- 業績ハイライト: 売上高9,734百万円(YoY+13.6%)、営業利益1,793百万円(YoY+41.2%)。(売上:良い/営業利益:良い)
- 戦略の方向性: 結婚相談所事業の会員基盤拡大と高付加価値化(法人向け新プロダクト導入)、ミドル層向けオンライン結婚相談所の立上げ、人的資源の採用・育成強化、ライフデザイン領域のM&A推進。
- 注目材料: タメニー社との資本業務提携、IBJ課金会員数やお見合い件数の大幅増(課金会員+26.3%)、K Villageの急成長(生徒数・FC校舎数ともに大幅増)。
- 一言評価: 中核事業の拡大と周辺事業のM&Aが奏功し、上半期で既に通期計画の進捗が良好(要注視:新規開業件数の減少と短期負債増加)。
基本情報
- 企業概要: 会社名 株式会社IBJ(東証プライム 6071)。主要事業分野:結婚相談所事業(直営店+加盟店による婚活プラットフォーム)、マッチング事業(婚活パーティー・アプリ)、ライフデザイン事業(ウエディング、保険、住まい、フォト等)、K Village事業(語学・音楽コミュニティ)。代表者 代表取締役社長 石坂 茂。
- 説明会情報: 開催日時 2025年12月期 第2四半期(資料は2025年6月末時点)。(説明会形式・参加対象:明記なし → –)
- 説明者: 発表者(役職) 明記なし(代表取締役社長 石坂 茂 等の役員名は資料に記載)→ 発言概要:業績、KPI進捗、中期経営計画や成長戦略の説明。
- セグメント:
- 加盟店事業(開業支援含む): 加盟店へのシステム提供・加盟金収入・月会費の収受等
- 直営店事業: 直営結婚相談所(IBJメンバーズ、ZWEI、サンマリエ等)
- マッチング事業: 婚活パーティー・マッチングアプリ(IBJ Matching、Bridal Net等)
- ライフデザイン事業: ウエディング送客、保険、住まい、写真撮影等
- K Village事業: 韓国語教室・音楽スクール等のコミュニティ事業
業績サマリー
- 主要指標(2025年2Q累計)
- 売上高: 9,734百万円(YoY+13.6%)→ 良(増収)
- 営業利益: 1,793百万円(YoY+41.2%)、営業利益率 ≒18.4%(1,793/9,734)→ 良(増益率高い)
- 経常利益: 1,780百万円(YoY+40.4%)→ 良
- 親会社株主に帰属する純利益: 1,096百万円(YoY+26.6%)→ 良
- 予想との比較
- 上半期予想比(会社公表の上半期予想に対する達成率)
- 売上高: 対上半期予想9,468百万円に対し実績9,734百万円 達成率102.8%(上振れ)
- 営業利益: 対上半期予想1,366百万円に対し実績1,793百万円 達成率131.3%(大幅上振れ)
- サプライズ: 営業利益が上半期見込みを大きく上回った点(サプライズの要素あり:コスト最適化および高採算事業の寄与)
- 進捗状況(通期連結業績予想に対する進捗)
- 通期売上高予想 19,405百万円に対し進捗率 50.2%(良:通期予想の中間点ほぼ達成)
- 通期営業利益予想 3,124百万円に対し進捗率 57.4%(良:営業利益は通期計画に対して上振れ傾向)
- 中期経営計画(2027年目標 売上高240億円、営業利益40億円)に対する進捗(2024実績比)
- 売上高進捗 73.9%(=177億/240億、ただし「見直し後」前提)
- 営業利益進捗 64.5%(=25億/40億)
- セグメント別状況(2025年2Q累計、百万円、YoY)
- 加盟店事業: 売上高 1,777(+9.8%)、事業利益 1,178(+7.2%)→ 安定増収
- 直営店事業: 売上高 4,631(+5.5%)、事業利益 1,110(+13.8%)→ 成婚数増加が寄与
- マッチング事業: 売上高 744(△8.6%)、事業利益 174(+53.3%)→ 売上は減少だが利益改善(サービス終了の影響と最適化)
- ライフデザイン事業: 売上高 908(+93.8%)、事業利益 322(+129.5%)→ M&A/連携で急拡大(良)
- K Village事業: 売上高 1,672(+31.1%)、事業利益 247(+57.4%)→ 急成長(良)
業績の背景分析
- 業績概要: 加盟店・直営店を中心とした結婚相談所事業の伸び、K Village等のグループ事業拡大、全社のマーケティング費用最適化により増収増益を実現。
- 増減要因:
- 増収の主因: 新規入会者数の増加(2Q期間で19,310名、YoY+18.6%)、IBJ課金会員数の拡大(77,900名、YoY+26.3%)、K Villageの生徒数・FC拡大、ライフデザインの新規連結(売上貢献)。
- 増益の主因: マーケティングの適正化、収益性の高い事業比率上昇、および各セグメントでの利益率改善。
- 減少要因: マッチング事業の一部サービス終了による売上減(ただし利益性は改善)。
- 競争環境: 国内最大級の加盟店網(4,541店、YoY+5.2%)を強みとするが、加盟金値上げによる新規開業件数減(177件、YoY△24.7%)は注意点。マッチングアプリ競合他社との顧客層分断に対応するため、オンライン結婚相談所でミドル層開拓を目指す。
- リスク要因:
- 外部リスク:景況感悪化による婚活需要変動、地方市場の顧客獲得難度上昇
- 内部リスク:加盟金引上げが新規開業に与える影響(実際に開業件数減少)、人的資源確保の遅れ、短期借入金等により流動負債が増加(流動負債+40.1%)。
- その他:M&Aや新規事業の統合リスク、サービス移行による一時的なKPI変動
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期経営計画(〜2027年)で売上240億円・営業利益40億円を目標
- コアの結婚相談所事業拡大(加盟店+直営)と、ライフデザイン領域の積極的M&Aで収益柱を多様化
- ミドル層向けの新サービス(オンライン結婚相談所)で市場創造
- 法人向け高付加価値プロダクト(法人加盟金400万+採用・育成・集客支援+追加課金予定)による加盟単価と課金会員の拡大
- 進行中の施策:
- タメニー株式会社との資本業務提携によるプラットフォーム共有・共同マーケティング
- K VillageのFC展開加速、プライシング見直し、会員基盤拡大
- マーケティングの最適化による顧客獲得単価改善
- 採用強化(新卒・中途)で従業員の年間純増+50名を目標(2025新卒22名→2027年40名計画)
- セグメント別施策:
- 加盟店事業: 加盟モデルの高付加価値化(法人向けプロダクト)、マーケティング見直しで課金会員数拡大
- 直営店事業: パーティー連携で入会者獲得、スタッフ育成で獲得数向上
- マッチング事業: 「お誘い機能」等のアプリ改善、オンライン結婚相談所のリリースで再成長目指す
- ライフデザイン: 直営店との連携強化で送客拡大、M&Aによるサービス拡充
- 新たな取り組み: 法人向け新プロダクト、IBJ online(仮)の開発、タメニーとの協業強化
将来予測と見通し
- 業績予想(会社提出の通期予想ベース)
- 通期売上高予想: 19,405百万円(2025年通期)→ 2Q時点進捗50.2%
- 通期営業利益予想: 3,124百万円 → 2Q時点進捗57.4%(上振れ見込み)
- 予想の前提条件: 為替等の明示はなし(前提詳細:–)
- 経営陣の自信度: 2Q実績が上半期計画を上回った点を示し通期については比較的自信を示唆(ただし詳細表現は資料内で限定的)
- 予想修正:
- 2Q時点での通期予想修正の明示はなし(通期予想に対する進捗率は開示)→ 修正有無:なし(資料上)
- 中長期計画:
- 2027年目標 売上高240億円、営業利益40億円。現状の進捗は売上73.9%、営業利益64.5%(※2024実績ベース比較)。課題はIBJ課金会員の倍増(目標14万人、進捗50.5%)。
- マクロ経済の影響: 景気、雇用、消費環境や人口動態(少子化・地方人口減など)が婚活需要に影響。短期金利や借入状況は流動負債増加の観点で注意。
配当と株主還元
- 配当方針: 業績推移に応じた積極的な株主還元を目指し、配当金の見直しを前向きに検討。
- 配当実績:
- 近年の配当推移(資料):2022年 6.0円、2023年 6.0円、2024年 8.0円、2025年 8.0円(資料表示)。(増配:2023→2024で+2円)
- 配当性向(連結): 資料上の代表値 19.9%(直近)等
- 特別配当: 明記なし → なし(資料上)
- その他株主還元: 自社株買いの公表はなし。株主還元姿勢は「積極的に検討」との記載。
製品やサービス
- 製品(主要): 直営結婚相談所サービス(IBJメンバーズ、ZWEI、サンマリエ)、加盟店向けプラットフォーム、マッチングアプリ(Bridal Net 等)、婚活パーティー(IBJ Matching)、K Village(韓国語・音楽スクール)、セルフィット(写真撮影)等。
- サービス提供エリア・顧客層: 全国の加盟店網(4,541店)による地域カバー。顧客層は真剣層(結婚相談所)からライト層(マッチングアプリ、パーティー)まで幅広く、ミドル層の顕在化を狙う施策を展開。
- 協業・提携: タメニー株式会社との資本業務提携、過去にオーネット等との提携やK Village等のM&Aで事業拡大。
- 成長ドライバー: 課金会員数増加、法人向け高付加価値プロダクト、オンライン結婚相談所の立上げ、K VillageのFC拡大、ライフデザイン事業のM&Aによるサービス拡充。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: 資料にQ&Aの詳細は記載なし。IR専用LINEでのQ&A対応を案内。
- 経営陣の姿勢: 成長投資(人材採用・M&A)と株主還元の両立を意識した説明。業績管理とマーケティング最適化を重視する姿勢が示される。
- 未回答事項: EPSや決算短信提出日、配当の期別内訳、詳細な資金繰り計画等は資料内に明確記載なし → 未回答(–)。
- ポジティブ要因:
- 2Qでの増収増益(売上+13.6%、営業利益+41.2%)
- 課金会員数・お見合い件数・登録会員数の増加によりストック収入基盤拡大
- K Villageやライフデザイン領域の拡大で事業多角化
- 通期営業利益進捗が高く、下期の上振れ期待
- ネガティブ要因:
- 新規開業件数の減少(加盟金値上げ等の影響、開業177件、YoY△24.7%)
- 流動負債の増加(短期借入金等で流動負債+40.1%)、固定資産増加に伴う投資負担
- マッチング事業の一部サービス終了によるKPI減少(アプリのマッチング人数等)
- 不確実性:
- 法人向け新プロダクトの市場受容性
- 人材採用・育成計画が計画通り進むかどうか(人的リソースは中核成功要因)
- マクロ景気や地方需要の影響
- 注目すべきカタリスト:
- オンライン結婚相談所(IBJ online)リリースの進捗と顧客獲得状況
- タメニー社との提携成果(会員流入や収益性改善)
- 下期の通期業績見通し(上振れの有無)、およびM&Aの追加発表
- 四半期毎の課金会員増加トレンドおよび成婚数の推移(成婚組数20,000組目標に対する進捗)
重要な注記
- 会計方針: 特段の会計方針変更の記載なし(資料上)。
- リスク要因: 短期借入金の増加、加盟金改定に伴う開業件数減少、新規プロダクトの投入リスク、M&A統合リスク等が挙げられている。
- その他: IR専用LINEでのQ&A配信を実施。決算資料は2025年6月末時点の前提に基づく旨の注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6071 |
| 企業名 | IBJ |
| URL | http://www.ibjapan.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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