2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に修正はなく、開示数値は概ね予想(予想据え置き)。四半期単体では売上・営業利益は上振れと見る余地(前年同期比で増加)だが、当期純利益は前年比で減少(上振れ/下振れの総括は「ほぼ想定内だが特殊損益で純利益は圧迫」)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+4.5%、営業利益+22.8%、経常利益+19.0%)。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は△11.0%(特別損失や税負担増が影響)。
- 注目すべき変化:報告セグメントを「コンサルティング事業」の単一セグメントへ変更(投資事業は停止・吸収合併)。投資有価証券の扱いが流動→固定へ移行し、投資関連損益の計上区分も変更。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上30,000百万円、営業利益6,950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,900百万円)は変更なし。第1四半期の進捗は売上20.8%、営業利益23.3%、純利益22.8%で、季節性を考慮すると概ね予定どおり(やや売上進捗は下回るが営業利益は順調)。
- 投資家への示唆:コンサル主体への経営資源集中により収益構造は高収益・高粗利化が確認される一方、投資事業停止に伴う再編影響(評価損等)や税負担増が当期純利益を圧迫。注目点はコンサルタント稼働率の維持・新卒の本格稼働と、投資有価証券の保有状況・今後の処分方針。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社シグマクシス・ホールディングス
- 主要事業分野:コンサルティング事業(戦略策定~実行、DX/事業共創支援)。従来は投資事業も有したが、投資事業は停止・吸収合併済。
- 代表者名:代表取締役社長 太田 寛
- URL:https://www.sigmaxyz.com/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明会:無(補足資料は作成有)
- セグメント:
- コンサルティング事業(単一セグメントに変更。戦略→実行→成果支援、SaaS化支援、DX推進、新規サービス立上げ、規制対応等)
- (注)従来の「投資事業」は2025年5月停止、2025年7月に吸収合併のため報告セグメントから除外
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):89,000,000株(2026年3月期1Q)
- 期末自己株式数:4,851,247株(2026年3月期1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):83,981,793株(2026年3月期1Q)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 次回決算発表(通期見通しは既公表で修正なし):–(具体日付は資料に記載なし)
- IRイベント:決算説明会は今回無し(補足資料あり)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想=通期予想との比較では「修正なし」)
- 売上高:第1四半期 6,242百万円(前年同期比+4.5%)。通期見通し30,000百万円に対する進捗率 20.8%(達成率評価:第1四半期としては順調だが単純季節配分の25%よりやや低め)。
- 営業利益:第1四半期 1,618百万円(前年同期比+22.8%)。通期見通し6,950百万円に対する進捗率 23.3%(良好、利益率改善が寄与)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:第1四半期 1,116百万円(前年同期比△11.0%)。通期見通し4,900百万円に対する進捗率 22.8%(やや低め)。
- サプライズの要因:
- 営業面は単価上昇、コンサルタント増員による稼働率適正化、外注費減少(内製化)で売上総利益および営業利益が拡大。
- 純利益が前年割れになった主因は、投資有価証券の評価損(108,812千円)など特別損失計上と、税金等の増加(法人税等合計545,936千円、前年142,641千円)。一方でSXF売却益40,541千円の特別利益計上もあり相殺的。
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。第1四半期ベースでは営業面の進捗は良好だが、投資関連の評価損等は一過性要因の可能性があり、通期達成可能性は「現時点では変更なし」とされる(ただし投資有価証券の評価動向や税負担に注意)。
財務指標
- 要点(千円)
- 売上高:6,242,780(第1四半期)/前年同期 5,974,176(+4.5%)
- 売上原価:3,293,910(△0.4%)
- 売上総利益:2,948,870(+10.6%)
- 販管費:1,330,608(△1.3%)
- 営業利益:1,618,262(+22.8%)
- 経常利益:1,727,974(+19.0%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,116,005(△11.0%)
- 1株当たり四半期純利益(調整後):13.29円(前期14.80円)
- 収益性指標(第1四半期)
- 営業利益率:約25.9%(1,618,262 / 6,242,780)(高水準)
- 経常利益率:27.7%(資料記載、前年同期比 +3.4ポイント)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:20.8%(通期30,000百万円に対し6,242.78百万円)
- 営業利益進捗率:23.3%(通期6,950百万円に対し1,618.26百万円)
- 純利益進捗率:22.8%(通期4,900百万円に対し1,116.01百万円)
- 備考:四半期としての典型的な均等配分は25%のため、売上はやや遅れ気味、営業利益は概ね順調。
- 財政状態(第1四半期末、単位:千円)
- 総資産:17,507,506
- 純資産:13,834,555
- 自己資本比率:79.0%(安定水準;目安40%以上で安定)
- 負債合計:3,672,951
- 流動資産:8,212,073/流動負債:3,176,241 → 流動比率 約258%(流動性は良好)
- 負債比率(負債/純資産):約26.5%(低め・健全)
- 効率性:
- 減価償却費(第1四半期累計):59,990千円(前年51,537千円)
- 総資産回転率(簡易)=売上高 / 総資産(四半期ベース換算は限定的)→ 6,242,780 / 17,507,506 ≒ 0.357(年換算時の単純比較には注意)
- セグメント別:当第1四半期より単一セグメント(コンサルティング)に変更のため、セグメント別詳細は非表示。投資関連は会計上は投資有価証券として固定資産計上。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):年間21円(期末21円)
- 2026年3月期(予想):年間26円(第2四半期末0円、期末26円)
- 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
- 配当性向(予想):26円 / 1株当たり当期純利益(通期EPS 58.26円)=約44.6%(やや高めの還元性向)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自社株買い等の開示は今回なし(自己株式数は保有中)
セグメント別情報
- 当期は「コンサルティング事業」単一セグメントに変更。
- セグメント状況:
- 売上・利益は主に運輸、金融、情報通信、小売、商社、製造業向けのプロジェクト(SaaS化支援、DX、規制対応、新規サービス立上げ等)が牽引。
- セグメント別の金額内訳は非開示(単一セグメント化により省略)。
- 前年同期比較:コンサル事業は増収増益(売上+4.5%、営業利益+22.8%)。
- セグメント戦略:デジタル経済下の「戦略実現のシェルパ」として顧客伴走型での価値創出。投資事業停止により経営資源をコンサルへ集中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に中期計画の詳細記載は無し → 進捗状況は明示されていない(表記:–)
- KPI達成状況:
- コンサルタント数:692名(2025年6月末)
- 新卒採用:新卒81名、経験者10名が入社(研修進行中で順次稼働予定)
- プロジェクト満足度:97ポイント(高水準)
- 備考:人材増強により中期の収益基盤強化が期待されるが、詳細KPIは開示不足。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は緩やかに回復基調だが、米国の通商政策や物価上昇が下振れリスク。DXやSaaS化需要は継続的に存在。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示なし(–)。ただし営業利益率が高く収益性は良好な水準。
- 競争優位性:顧客伴走型のサービス提供と内製化進展による高粗利化が競争力を高めている可能性。
今後の見通し
- 通期予想の修正有無:無(2025年5月8日公表の予想から変更なし)
- 次期予想:未開示(–)
- 会社予想の前提条件:添付資料に記載の前提参照(為替等の具体数値は本文に明示なし)→詳細は添付資料参照。
- 予想の信頼性:第1四半期は営業面の進捗良好だが、投資関連の評価損等の一過性要因が純利益に影響。過去の予想達成傾向の記載は無し(–)。
- リスク要因:
- 外部:米国通商政策、物価動向、金融市場変動
- 内部:投資有価証券の評価変動、採用した人材の稼働化遅延、主要顧客プロジェクトの進捗遅延
- 会計・税務:投資売却益/評価損や税負担の増減が純利益を変動させる
重要な注記
- 会計方針の変更:なし(開示)
- 追加注記:
- 2024年12月1日付で普通株式1→2株の株式分割を実施済(1株当たり指標は分割後に換算して表示)
- 投資事業停止に伴い、営業投資有価証券を固定資産(投資有価証券)に振替
- 四半期連結財務諸表は任意の期中レビューを受けており、監査法人(有限責任監査法人トーマツ)による期中レビューで重要な点は認められなかった旨の報告あり
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6088 |
| 企業名 | シグマクシス・ホールディングス |
| URL | https://www.sigmaxyz.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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