2024年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社の通期予想に修正はなく「予想通りの公表(修正なし)」。ただし第3四半期累計では前年から営業黒字→営業損失へ大幅に悪化しており、前年実績との比較ではサプライズ(上振れ/下振れではなく業績の大幅悪化)。
  • 業績の方向性: 増収減益(売上高は前年同期比+2.4%だが、営業損益は47百万円の黒字→▲73百万円の赤字に転落)。
  • 注目すべき変化: 営業利益・経常利益・四半期純利益が前年同期の黒字からそれぞれ赤字に転じた点(営業利益は▲73百万円、経常損失▲60百万円、四半期純損失▲64百万円)。
  • 今後の見通し: 通期予想(売上高3,556百万円、営業利益133百万円、当期純利益101百万円)に変更はなし。ただし第4四半期で営業利益を約206百万円確保する必要があり、達成には後半の回復が必要。
  • 投資家への示唆: 売上は堅調だが収益性(特に粗利率・販管費)が悪化し、短期的には収益回復のための施策・入塾数の回復状況を注視すべき。財務的には自己資本比率は高水準だが流動比率が低く、短期流動性にも注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社 昴(証券コード 9778)
    • 主要事業分野: 学習塾事業(幼児・小学生〜高校生向けの集団・個別指導、模試・合宿等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 西村 秋
    • 上場取引所: –(資料に明記なし)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年1月12日
    • 対象会計期間: 2024年2月期 第3四半期累計(2023年3月1日~2023年11月30日、非連結)
    • 四半期報告書提出予定日: 2024年1月12日
  • セグメント:
    • 単一セグメント:学習塾事業(部門別売上高は開示)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 693,576株
    • 期末自己株式数: 102,858株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 590,738株
    • 時価総額: –(資料に株価情報なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表(当四半期短信提出日): 2024年1月12日
    • IRイベント: 四半期決算説明会:開催の有無記載なし(なしの可能性)
    • その他: 四半期決算は公認会計士・監査法人のレビュー対象外

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が公表した通期予想との比較)
    • 売上高: 第3四半期累計 2,450百万円。通期予想3,556百万円に対する進捗率 68.9%(良好な進捗)
    • 営業利益: 第3四半期累計は営業損失▲73百万円。通期予想営業利益133百万円に対する進捗は未達(現時点で累計は赤字。通期達成には第4四半期で約206百万円の営業利益改善が必要)
    • 純利益: 第3四半期累計は四半期純損失▲64.974百万円。通期予想当期純利益101百万円に対する進捗は未達(同様に第4四半期で約166.97百万円の黒字化が必要)
  • サプライズの要因:
    • 売上は増加したものの、売上原価と販売費・一般管理費の増加により売上総利益が減少(前年同期の売上総利益440,626千円→339,102千円に減少)、結果として営業赤字。
    • 人件費等の販管費や減価償却・資産除却、減損等の特別損失(当期は減損5,233千円等)も負担。
    • 入塾者数の期初からの落ち込み(物価高を背景とした入塾先送り)により期初からの生徒数が見込みを下回ったことが影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。達成可能性は第4四半期の回復次第であり、現状では相応の上振れ要因(高等部の伸長等)と下振れリスク(入塾動向、コスト)双方が存在。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計: 6,664,268千円(前事業年度末 6,710,767千円、△46,499千円)
    • 負債合計: 3,162,755千円(前事業年度末 3,107,074千円、+55,681千円)
    • 純資産合計: 3,501,512千円(前事業年度末 3,603,693千円、△102,181千円)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高: 2,450,026千円(前年同四半期比 +2.4% / +58,151千円)
    • 売上総利益: 339,102千円(前年同四半期比 △23.0% / △101,524千円)←粗利率低下(良くない)
    • 営業利益: △73,050千円(前年同四半期 47,717千円、実額差 約△120,767千円)
    • 営業利益率: △2.98%(前年同期間 1.99%)
    • 経常利益: △60,138千円(前年同四半期 64,623千円)
    • 四半期純利益: △64,974千円(前年同四半期 65,003千円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): △109.99円(前年同四半期 +110.02円)※マイナスは損失反映
  • 進捗率分析(通期想定に対する進捗)
    • 売上高進捗率: 68.9%(通常は3Qで約75%前後が目安の業種もあるが、2Q配分により差異あり。今回としては概ね良好)
    • 営業利益進捗率: 達成不能(累計▲73百万円に対し通期133百万円のため、残りで+206百万円が必要)
    • 純利益進捗率: 同様に残りで約+166.97百万円が必要
    • 過去同期間との比較: 前年は黒字で推移しており、今年は大幅な悪化
  • 財務安全性
    • 自己資本比率: 52.5%(安定水準)
    • 負債比率(負債/純資産): 90.3%(計算上の目安)/負債の増加傾向あり
    • 流動比率: 流動資産568,866千円 ÷ 流動負債1,152,774千円 = 約49.4%(低水準。短期流動性に注意)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易): 売上高2,450,026千円 ÷ 総資産6,664,268千円 = 0.37回
    • 売上高営業利益率の悪化(前年+1.99% → 当期△2.98%)
  • セグメント別(学習塾単一セグメントだが部門別売上)
    • 幼児・小学部: 663百万円(前年同四半期比 △1.3%)
    • 中学部: 1,211百万円(前年同四半期比 △5.6%)
    • 個別指導: 144百万円(前年同四半期比 +7.0%)
    • 高等部: 345百万円(前年同四半期比 +62.7%)— 高等部が大幅成長で貢献
    • その他(合宿等): 84百万円(前年同四半期比 △4.5%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2024年2月期(会社予想)年間配当: 120.00円(期末のみの見込み、通期合計120円)
    • 中間配当: 0.00円(当期)
    • 期末配当(予想): 120.00円
  • 配当性向(通期予想ベース):
    • 会社予想EPS(通期)171.07円に対する配当120円 → 配当性向約70.2%(高水準)
  • 特別配当の有無: なし(記載なし)
  • 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • 単一セグメント(学習塾事業)。上記の部門別売上を見ると、高等部が大幅増、個別指導は増加、幼小・中学部は減少。
  • 前年同期比較:
    • 中学部と幼小が減少している一方で高等部が大幅増(+62.7%)、個別指導も堅調(+7.0%)。
  • セグメント戦略:
    • AIを活用した自立学習支援システム(昴LMS)や模試連携、ライブ授業配信の一部地域導入、新校開校・統廃合による効率化等を進めている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料上の中期計画に関する詳細は記載なし(–)。
  • KPI達成状況: 明確なKPI記載なし。入塾者数・収益性改善が短期の重要指標と想定される。

競合状況や市場動向

  • 市場動向(会社コメントより):
    • 物価高の影響で入塾時期の先送りや消費低迷が見られ、入学者数が期初から目標を下回った。
    • 行動規制緩和で学校行事・部活動は活発化したが、それが学習動員に直結していない。
  • 競合他社との比較: 同業他社比較データは資料に無し(–)。ただし高等部・個別指導の伸長は市場内での差別化要因となり得る。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(据置): 売上高 3,556百万円(+1.3%)、営業利益 133百万円(+52.6%)、当期純利益 101百万円(+53.6%)、1株当たり当期純利益 171.07円
    • 会社は2023年10月13日の修正で通期見通しを据え置いており、今回も修正なし。
    • 会社予想の前提条件: 詳細は添付資料(該当ページ参照)に記載あり(為替・原料等の前提は明示的に本短信には記載なし)。
  • 予想の信頼性: 第3四半期の赤字転落を受けて通期達成には第4四半期の大幅回復が必要。過去の予想達成傾向についての記載はなし(–)。
  • リスク要因:
    • 入塾者数の回復遅延(消費環境による先送り)
    • 人件費・賃料など固定費負担と減価償却、減損リスク
    • 短期流動性(流動比率低下)および借入金の増加

重要な注記

  • 会計方針: 「時価の算定に関する会計基準の適用指針」を第1四半期会計期間の期首から適用(経過処理により四半期財務諸表への影響はなし)。
  • 四半期決算の監査: 本四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。
  • その他: 連結子会社の吸収合併(2022年9月1日付)により当社は非連結決算会社となっているため、前第3四半期には合併前の子会社業績の影響があることに留意。

(注記)

  • 不明項目は「–」で記載しています。
  • 数値は資料の記載(千円・百万円単位)および計算に基づく概算です。表示の%は前年同期比を示します。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9778
企業名
URL http://www.subaru-net.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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