2024年5月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正なし(未変更)だが、第2四半期累計は大幅な営業・最終赤字となり、通期進捗は遅延。市場予想は資料に記載なし(–)。総括として「会社予想は据え置き」だが「実績は下振れ(進捗遅延)」。
- 業績の方向性:減収減益(売上高:前年同期比▲4.2%、営業損失化)
- 注目すべき変化:前年同期は営業利益+52,431千円→当期は営業損失△109,173千円と大幅悪化(営業利益差約▲161.6百万円)。主因は受託開発売上の期ずれと新規事業・マーケティング投資による販管費増、ソフトウェア償却の増加。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上2,883百万円、営業利益69百万円、当期純利益45百万円)は修正なし。だが第2四半期時点の進捗は売上約42.1%(通常期中間進捗は概ね50%前後想定)で遅れ、達成可能性は下期の受注回復とコスト管理に依存。
- 投資家への示唆(助言ではなく示唆):新設した「ECビジネス成長支援」および「データ統合」事業への先行投資が利益を圧迫。短期的には収益回復のカギは受託開発の下期受注と既存顧客の流通拡大。財務面では短期借入金増(+100百万円)が流動性を補う一方、投資ペースと資本効率の見極めが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社インターファクトリー
- 主要事業分野:クラウドコマースプラットフォーム事業(「ebisumart」「ebisu commerce」等)、2024年5月期から「ECビジネス成長支援事業」「データの統合・活用事業」を新展開
- 代表者名:代表取締役社長兼CEO 蕪木 登
- 問合せ先責任者:取締役兼CFO 赤荻 隆(TEL 03-5211-0086)
- 報告概要:
- 提出日:2024年1月12日
- 対象会計期間:2024年5月期 第2四半期累計(2023年6月1日~2023年11月30日)/非連結
- 四半期決算補足説明資料:有、決算説明会:有
- セグメント:
- クラウドコマースプラットフォーム事業:既存のECプラットフォーム提供、運用保守、システム受託開発等
- ECビジネス成長支援事業:戦略立案から実務まで支援するサービス「ebisu growth」等(2024年5月期より本格開始)
- データの統合及び活用を目的とした事業:ECとリアルのデータ統合プラットフォーム開発(構築中)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:4,124,400株(自己株式なし)
- 期中平均株式数(四半期累計):4,124,400株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:2024年1月12日(実施済)
- IRイベント等:決算説明会あり(詳細はIR参照)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当第2四半期累計:単位は千円/通期予想は会社発表(百万円)を要約)
- 売上高:1,213,081千円(前年同期1,266,185千円、対前期▲4.2%)→通期予想2,883,000千円に対する進捗率 約42.1%
- 営業利益:△109,173千円(前年同期+52,431千円)→通期予想69,000千円に対する進捗は悪化(実績は赤字)
- 経常利益:△110,685千円(前年同期+51,618千円)
- 四半期純利益:△111,520千円(前年同期+34,897千円)→通期予想45,000千円に対する進捗は大幅マイナス
- サプライズの要因:
- 受託開発の売上が下半期寄与見込みで第2Qは当初計画を下回った
- 新規事業(EC成長支援・データ事業)での先行投資(マーケティング、広告、営業費)により販管費増加
- 無形固定資産(自社ソフト)償却の増加(減価償却/償却費の増加)により費用負担が拡大
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き(修正なし)。ただし第2Qの進捗は遅く、通期達成の可否は下期の受注回復・費用コントロールに依存。注視が必要。
財務指標
(注:金額は千円表記。提示の便宜上主要項目は百万円表記でも併記)
- 財務諸表要点(第2四半期末:2023/11/30)
- 総資産:1,678,328千円(前期末1,704,790千円、△26,462千円)
- 純資産:1,002,992千円(前期末1,118,806千円、△115,814千円)
- 自己資本比率:59.8%(前期末65.4%)(安定水準:40%以上 → 良好)
- 現金及び預金:264,550千円(前期末301,933千円、△37,382千円)
- 短期借入金:350,000千円(前期末250,000千円、+100,000千円)
- 収益性(第2四半期累計、前年同期比)
- 売上高:1,213,081千円(▲4.2%/前年1,266,185千円)
- 売上総利益:389,054千円(前年490,989千円、減少)
- 販管費:498,227千円(前年438,558千円、増加)
- 営業利益:△109,173千円(前年+52,431千円)
- 経常利益:△110,685千円(前年+51,618千円)
- 四半期純利益:△111,520千円(前年+34,897千円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△27.04円(前年8.71円)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:約42.1%(1,213,081 / 2,883,000)→ 中間で概ね50%を下回る(遅れ)
- 営業利益進捗率:計画比は大幅マイナス(赤字のため比率算出は参考外)
- 純利益進捗率:計画比大幅マイナス(赤字)
- 過去同期間(前年)の進捗と比較すると売上はやや減速、利益面は大幅悪化
- 財務安全性
- 自己資本比率:59.8%(安定水準、但し前期比低下)
- 負債合計:675,336千円(前期585,983千円、増加)→ 短期借入金増加が主因
- 流動比率:流動資産872,786千円 / 流動負債660,469千円 ≒ 132.2%(流動性は保たれている)
- 効率性
- 減価償却費/償却費の増加:当期減価償却等は89,821千円(前年39,036千円)で大幅増
- ソフトウエア資産の償却進行(無形資産合計が減少)
- セグメント別(第2四半期累計)
- クラウドコマースプラットフォーム事業:売上1,165,554千円(▲7.9%)、セグメント利益171,164千円(▲42.9%)
- ECビジネス成長支援事業:売上47,526千円、セグメント損失19,485千円(開始期の投資負担)
- データ統合・活用事業:売上0千円、セグメント損失13,848千円(構築中)
- 全社共通費(配分外一般管理費等):247,004千円
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年5月期:第2四半期末 中間配当 0.00円、期末 0.00円、年間合計 0.00円
- 2024年5月期(予想):中間 0.00円、期末 0.00円(年間0.00円)
- 直近の配当予想修正:無
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:通期予想の当期純利益基準で算出すると(期末予想ベース)年率:–(資料に現株価情報がないため詳細は算出不可)
- 特別配当/自社株買い:無/–(資料記載なし)
- 株主還元方針:現状は配当0円。収益改善後の還元は要注視。
セグメント別情報
- クラウドコマースプラットフォーム事業:
- 売上:1,165,554千円(前年同期比▲7.9%)、セグメント利益171,164千円(▲42.9%)
- コメント:運用保守は堅調だが受託開発の売上寄与が下期にずれ込んだ。大規模顧客向けの「ebisu commerce」開始でターゲット拡大中。
- ECビジネス成長支援事業:
- 売上:47,526千円、セグメント損失19,485千円
- コメント:リード獲得のためのマーケティング・営業投資が先行。収益化はこれから。
- データ統合・活用事業:
- 売上:0千円、セグメント損失13,848千円
- コメント:サービス構築段階で売上未発生。投資フェーズ。
- 戦略的観点:既存のプラットフォーム収益を基盤に、新事業で収益手段を多様化する一方、初期投資負担が短期利益を圧迫している。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2024年5月期より事業領域を拡大(EC成長支援/データ事業を新展開)し収益手段の多様化を図る方針。今回の投資・損失は計画に沿った先行投資と位置付けられている。
- 進捗状況:事業多角化のための投資は進んでいるが、短期的には中期目標に向けた収益化に時間を要する可能性あり。
- KPI達成状況:具体KPIの数値は資料に記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内EC市場は拡大傾向(経済産業省調査参照)。一方エンジニア不足やセキュリティ強化が業界課題。
- 競合比較:同業他社との相対的業績は資料に記載なし(–)。自社はプラットフォーム+新規サービスで差別化を図るが、競争は激しい。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2024年5月期会社予想、変更なし):売上2,883,000千円(+15.9%)、営業利益69,000千円(+30.1%)、経常利益66,000千円(+41.2%)、当期純利益45,000千円(+107.1%)、EPS 11.09円
- 次期予想:–(未記載)
- 会社予想の前提:特段の為替・原材料前提は記載なし(–)
- 予想の信頼性:直近中間の実績が赤字であるため、通期達成は下期の受注回復と新事業の収益化に依存。会社は保守的に据え置いている可能性あり。
- リスク要因:
- 受託開発受注の下期回復が見込めない場合の利益圧迫
- 新事業の収益化遅延(販管費負担継続)
- 為替変動や市場景気悪化による顧客投資抑制
- エンジニア不足による開発能力・納期リスク
重要な注記
- 会計方針変更:該当事項なし(会計基準改正等の影響なし)
- 四半期レビュー:四半期決算短信は公認会計士または監査法人の四半期レビューの対象外と明記
- その他:四半期内に特筆すべき継続企業の疑義なし。新規事業に係る投資・損失は継続中。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4057 |
| 企業名 | インターファクトリー |
| URL | https://www.interfactory.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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