2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は本日(2025/10/9)に通期業績・配当予想を修正(有)。中間実績は売上高80,534百万円(前年同期比+39.0%)、営業利益6,895百万円(同+377.9%)と大幅上振れ。市場予想との比較は不明のため「会社予想比・市場予想比」は明記できず。
  • 業績の方向性:増収増益(増収・大幅増益)。売上・各利益とも前年同期比で大幅改善。
  • 注目すべき変化:博覧会・イベント市場の売上が前年同期比+229.7%(3,287→10,838百万円)など特定市場の寄与で売上が大幅増。営業利益率は約8.6%に改善(前年同期約2.5%)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上160,000百万円、営業利益12,000百万円)に対する中間進捗は売上50.3%、営業利益57.5%と概ね順調。通期予想は修正済みのため、達成可能性は高いが受注残が前期比で減少している点は留意。
  • 投資家への示唆:中間期での収益性改善が確認され、通期進捗も良好。ただし博覧会・イベント等プロジェクト性の高い市場依存や受注残減少が今後の業績波動要因となるため、受注動向と通期修正の詳細(別途公表資料)を確認することが重要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社乃村工藝社
    • 主要事業分野:ディスプレイ事業(商業施設・専門店・博覧会・イベント・余暇施設等の空間づくり、店舗・展示・プロモーション空間の企画・設計・施工等)
    • 代表者名:代表取締役 社長執行役員 奥本 清孝
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年10月9日
    • 対象会計期間:2026年2月期 第2四半期(中間期)連結(2025年3月1日〜2025年8月31日)
    • 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:開催有
  • セグメント:
    • 単一セグメント(ディスプレイ事業)。セグメント別開示は省略。
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):119,896,588株
    • 期末自己株式数:8,303,799株
    • 中間期中の平均株式数:111,565,506株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年10月15日
    • 通期決算発表/IR等:通期見通し修正の別途公表(2025/10/9「通期連結業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ」参照)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社が公表している通期予想に対する中間進捗)
    • 売上高:中間実績80,534百万円/通期予想160,000百万円 → 進捗率 50.3%(通常の目安:50%)→ 通期に対して概ね順調
    • 営業利益:中間実績6,895百万円/通期予想12,000百万円 → 進捗率 57.5%(進捗良好)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:中間実績4,442百万円/通期予想8,500百万円 → 進捗率 52.3%
  • サプライズの要因:
    • 市場別では博覧会・イベント市場、複合商業施設、市場「その他」等が大きく伸長し売上拡大。
    • 売上の増加に伴う利益率改善(固定費負担の希釈等)で営業利益が大幅改善。
    • 特別項目として投資有価証券売却益40百万円、減損損失183百万円計上等あり(減損は費用要因だが総利益改善が勝る)。
  • 通期への影響:
    • 中間進捗は良好で会社は通期見通しを修正済み(詳細は別資料)。ただし受注残が前期比で減少しており、下期の受注獲得状況次第で通期達成に影響する可能性あり。

財務指標

  • 財務諸表の要点(単位:百万円)
    • 売上高:80,534(前年同期57,945、増減 +22,589、+39.0%)
    • 売上総利益:16,353(前年同期9,732)
    • 販管費:9,457(前年同期8,289)
    • 営業利益:6,895(前年同期1,442、+377.9%)→ 営業利益率=6,895/80,534 ≒ 8.6%(改善)
    • 経常利益:7,027(前年同期1,527、+360.2%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:4,442(前年同期851、+421.5%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):39.82円(前年同期7.64円)
  • 貸借対照表要点(中間期末)
    • 総資産:89,378(前期末102,500、減少)
    • 純資産:55,323(前期末54,281、増加)
    • 自己資本比率:61.9%(前期末53.0%)→ 安定水準(良好)
    • 現金及び預金:23,724(現金同等物合計:30,723百万円)
    • 流動資産:75,725、流動負債:29,228 → 流動比率=75,725/29,228 ≒ 259%(流動性は非常に良好)
    • 負債合計:34,055 → 負債/純資産比およそ61.6%(負債水準は保守的)
  • キャッシュ・フロー(中間)
    • 営業CF:+3,450百万円(前年同期+4,547)→ 営業CFはプラスだが前年から減少
    • 投資CF:△389百万円(前年同期△268)
    • 財務CF:△3,600百万円(配当等の支払い;前年同期△3,042)
    • 現金及び現金同等物の増減:△598百万円(期末:30,723)
  • 進捗率分析(中間→通期予想)
    • 売上高進捗率:50.3%(ほぼ想定ペース)
    • 営業利益進捗率:57.5%(想定を上回る進捗)
    • 純利益進捗率:52.3%(順調)
    • 過去同期間との比較:前年同期は低水準のため進捗改善が顕著
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率は前年同期から大幅改善(前年中間期:約2.5%→当中間期:約8.6%)
    • 総資産回転率等の詳細は資料に明記なし(–)
  • セグメント別:
    • 単一セグメント(ディスプレイ事業)であり、主要市場別売上を開示(下記参照)
  • 財務の解説:
    • 受取手形・売掛金・契約資産の減少で流動資産減少。支払手形・買掛金の減少で流動負債も減少。利益剰余金増で純資産増加、自己資本比率改善。

配当

  • 中間配当:0.00円(支払無し)
  • 期末予想(2026年2月期、修正後):年度合計40.00円(期末40.00円想定)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向(会社予想ベース、通期):配当40円/予想EPS76.17円 ≒ 52.5%(指標:やや高めの配当性向)
  • 特別配当:無
  • 自社株買い等:公表なし(–)

セグメント別情報(市場分野別売上)

  • 市場別売上高(百万円、当中間/前中間、増減率)
    • 専門店市場:21,058(+32.0%)
    • 百貨店・量販店市場:1,818(△9.2%)
    • 複合商業施設市場:9,261(+58.3%)
    • 広報・販売促進市場:7,518(+27.4%)
    • 博物館・美術館市場:4,306(+6.9%)
    • 余暇施設市場:11,493(+0.8%)
    • 博覧会・イベント市場:10,838(+229.7%) — 特に大幅増
    • その他市場:14,240(+49.5%)
  • 前年同期比で特に博覧会・イベント、市場「その他」や複合商業施設が寄与。
  • 受注高・受注残:
    • 合計受注高:75,945(前中間76,791、ほぼ横ばい)
    • 受注残:64,220(前中間85,877 → 大幅減)→ 博覧会・イベント等大型案件の消化による受注残減少が顕著(次期以降の売上源泉確認が必要)

中長期計画との整合性

  • 中期経営方針は最終年度(2025年度)で、事業領域拡大・人財育成・業務推進の再考を重点施策に実行中との記載。中間実績は売上・利益面で改善しており、短期的なKPIは改善傾向。
  • KPI達成状況:明示的なKPI数値は資料に記載なし(–)。ただし利益率改善や自己資本比率改善は中期健全性の向上を示唆。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:インバウンド回復、都市再開発、ホテル改装ラッシュ、体験型消費の拡大等により市場は改善基調。資材費・労務費上昇が採算を圧迫するリスクあり。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載なし(–)。ただし、博覧会・イベントや大型商業案件の実績で短期的な優位性を示している可能性あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(修正後、会社公表):売上160,000百万円(+6.5%)、営業利益12,000百万円(+34.9%)、経常利益12,100百万円(+33.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益8,500百万円(+25.8%)、1株当たり当期純利益76.17円
    • 通期予想の修正有無:有(2025/10/9に修正を実施。詳細は別資料参照)
    • 会社予想の前提条件:別添の「連結業績予想などの将来予測情報」に記載(為替等の前提は資料参照)
  • 予想の信頼性:中間の進捗は概ね順調であるが、受注残の減少等により下期の受注獲得状況が重要。過去の予想達成傾向は資料に記載なし(–)。
  • リスク要因:
    • 資材価格・労務費の上昇
    • 受注残の減少(次期以降の売上波動)
    • 博覧会・イベントなどプロジェクト型事業の季節性・周期性
    • 為替や景気変動(海外ブランド店舗等の海外関連需要)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(注記P.10参照)
  • 第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外
  • その他:受注残・受注高の市場別詳細、業績見通しの前提、並びに通期修正の詳細は別途公表資料(同日発表)を参照のこと。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9716
企業名 乃村工藝社
URL https://www.nomurakougei.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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