2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の上方修正(2025年8月12日)をさらに上回る進捗を示し、2025年11月12日に再度業績予想・配当予想を上方修正(決算短信に記載)。会社予想に対して上振れの進捗。市場予想は提示なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+18.6%、営業利益+58.4%、純利益+61.7% vs 前年同期)。
- 注目すべき変化:リカーリング中心の両事業(ペイメント/フィナンシャルクラウド)で契約件数・取扱高が積み上がり、収益性が大幅改善。営業利益率の改善度合いが特に顕著。
- 今後の見通し:第3四半期累計で通期予想に対する進捗率が高く(売上高74.1%、営業利益86.1%、当期純利益89.3%)、通期予想達成見通しは高いと会社は判断し上方修正を実施。通期予想自体は再修正済み。
- 投資家への示唆:収益はサブスク型リカーリング収入の積上が主因で安定性が向上。ただし自己資本比率は低水準(15.0%)で流動性指標にも注意点あり。業績の進捗と配当上方修正はポジティブ材料だが、バランスシート構成も併せて確認が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ROBOT PAYMENT
- 主要事業分野:ペイメント事業(サブスクペイ、1click後払い 等)及びフィナンシャルクラウド事業(請求管理ロボ、請求まるなげロボ 等)のクラウド型決済・請求管理サービス提供
- 代表者名:代表取締役 清久 健也
- 上場取引所:東(コード 4374)
- URL:https://www.robotpayment.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月12日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、非連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:開催あり
- セグメント:
- ペイメント:サブスク向け決済等、サブスクペイ、1click後払い 等
- フィナンシャルクラウド:請求・回収管理クラウド(請求管理ロボなど)
- その他:顧客のDX支援等(細分化された技術支援等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):3,815,994株(2025年12月期3Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):3,695,750株(2025年12月期3Q)
- 期末自己株式数:122,012株(2025年12月期3Q)
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本決算(通期)発表日:2025年12月期 決算関連スケジュールは別途(詳細は会社開示)
- IRイベント:決算説明会(既に開催予定・補足資料あり)
- その他:2025年11月12日「業績予想及び配当予想の上方修正に関するお知らせ」を開示
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期予想に対する進捗率」ベースで評価)
- 売上高:第3四半期累計 2,395.8 百万円/通期予想 3,235 百万円 → 達成率 74.1%(高進捗、会社は通期予想を上方修正済み)
- 営業利益:602.6 百万円/通期予想 700 百万円 → 達成率 86.1%(非常に高い進捗)
- 純利益:426.1 百万円/通期予想 477 百万円 → 達成率 89.3%(非常に高い進捗)
- サプライズの要因:
- リカーリング収益の積上(既存顧客の取扱高増、契約件数増)
- 新サービス(1click後払い)や7月からの価格改定の寄与
- 費用管理により広告・人件費増を売上増が上回ったこと
- 通期への影響:
- 第3四半期時点の進捗・事業トレンドを受けて通期業績予想を上方修正(2025年11月12日発表)。現時点では通期予想達成可能性は高いと判断されるが、残り期間の新規獲得・解約動向や入金サイクルの変化等リスク要因あり。
財務指標
- 財務諸表(主な数値は千円表記/四捨五入表記はしていません)
- 売上高(第3四半期累計):2,395,759千円(前年同期 2,019,550千円、増減率 +18.6%、増加額 +376,209千円)
- 営業利益:602,601千円(前年同期 380,506千円、増減率 +58.4%、増加額 +222,095千円)
- 経常利益:613,815千円(前年同期 380,881千円、増減率 +61.2%、増加額 +232,934千円)
- 四半期純利益:426,114千円(前年同期 263,593千円、増減率 +61.7%、増加額 +162,521千円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):115.30円(前年同期 70.08円、+64.6%)
- 損益率
- 売上総利益:2,184,669千円(売上高比 ≒91.2%)
- 販管費:1,582,067千円
- 営業利益率:602,601 / 2,395,759 ≒ 25.2%(前年同期は 380,506 / 2,019,550 ≒ 18.8% → 利益率改善)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:74.1%(第3Q時点、通常ペースより高め)
- 営業利益進捗率:86.1%(高進捗)
- 純利益進捗率:89.3%(高進捗)
- 過去同期間との比較:前年同期より売上・利益ともに高い伸び(増収増益のトレンド継続)
- 財政安全性(第3Q末)
- 総資産:7,868,368千円(前期末 6,607,364千円)
- 負債合計:6,674,662千円(前期末 5,461,248千円)
- 純資産合計:1,193,706千円(前期末 1,146,115千円)
- 自己資本比率:15.0%(前期末 17.2%)→ 低い(目安 40%以上で安定、現在は低め:注意)
- 流動資産 6,489,528千円 / 流動負債 6,674,428千円 → 流動比率 ≒ 97.3%(100%未満:流動性に注意)
- 負債/純資産比(負債多め):負債合計6,674,662千円 ÷ 純資産1,193,706千円 ≒ 5.59倍(負債比率高め)
- キャッシュ・資産構成のポイント
- 現金及び預金が増加(3,883,828→4,877,840千円)、有価証券(運用余剰)699,729千円計上、投資有価証券が大幅増(188,480→1,024,830千円)
- 預り金が大幅増(4,835,903→6,003,857千円)により流動負債が増加。これはカード会社からの入金サイクルの早期化等が影響。
- 効率性
- 売上高営業利益率の改善(約25.2%、前年同期約18.8%)で収益性向上
- 総資産回転率等の詳細数値は開示なし(総資産増加に伴う回転率の一時的低下の可能性あり)
- セグメント別(第3四半期累計)
- ペイメント:売上 1,464,287千円(+18.1%)、セグメント利益 716,251千円(+47.6%)→ 利益貢献が大きい(セグメント利益合計に占める割合約77.7%)
- フィナンシャルクラウド:売上 931,472千円(+20.0%)、セグメント利益 205,780千円(+18.1%)→ 成長継続
- 全社費用(調整額):△319,430千円(セグメント利益合計から営業利益を調整)
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年:年間合計 15.00円(期末 15.00円)
- 2025年:中間(第2四半期末)0.00円、通期予想(修正後) 年間 24.00円(期末見込み含む)→ 直近公表配当予想から修正あり
- 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースでの明示はなし(配当性向は明示無し → 計算不可)
- 特別配当の有無:なし(記載なし)
- 自社株買い等:2025年2月13日に自己株式121,800株を取得(結果、自己株式計122,012株、自己株式額は320,305千円に増加)
セグメント別情報
- ペイメント:
- 売上高:1,464,287千円(前年同期比 +18.1%)
- セグメント利益:716,251千円(前年同期比 +47.6%)
- 成長要因:既存顧客の取扱高増、サブスクペイの新規獲得、1click後払いの寄与、7月からの価格改定、マーケティング強化
- 見通し:リカーリング収益基盤の拡大が継続想定
- フィナンシャルクラウド:
- 売上高:931,472千円(前年同期比 +20.0%)
- セグメント利益:205,780千円(前年同期比 +18.1%)
- 成長要因:請求書電子化/バックオフィスDX需要の高まり、請求管理ロボの新規獲得、価格改定の寄与
- 見通し:企業のDX化ニーズを背景に中長期的なリカーリング収入が期待
- 収益構成:リカーリング売上が主(第3Q累計でリカーリング売上 2,350,036千円、ショット売上 45,723千円)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:詳細数値の開示は今回の資料内に明記なし(進捗評価はセグメントのリカーリング収益積上を基にポジティブと表現)
- KPI達成状況:契約件数や取扱高の増加が示されているが、定量的KPIは資料に記載なし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- インボイス制度やバックオフィスDXの追い風、EC化の進展が需要を後押し
- サブスク・リカーリング決済や請求管理クラウドの市場拡大トレンドに合致
- 競合状況:同業他社との直接比較データは開示なし(–)。ただし、リカーリング比率の高さと価格改定のタイミングで競争優位性を維持している様子。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2025年1月1日~12月31日)予想(修正後):売上 3,235 百万円(+17.1%)、営業利益 700 百万円(+45.9%)、経常利益 712 百万円(+48.3%)、当期純利益 477 百万円(+48.7%)、EPS 129.09円
- 直近の動き:2025年8月に上方修正→さらに11月12日に追加上方修正(詳細は該当リリース参照)
- 会社予想の前提条件:為替等の具体前提は別添資料P3に記載(詳細は補足資料参照)
- 予想の信頼性:第3Qの高い進捗率と事業トレンドから会社は達成可能と判断しているが、入金サイクルや預り金の動き、マクロ消費動向など外部要因の影響は残存
- リスク要因:
- 決済事業特有の資金回転(預り金増加等)およびキャッシュフロー管理
- 価格改定による解約リスクや競合の価格競争
- 法制度・規制変化(決済関連規制、税制)、外部環境(物価・為替)の影響
重要な注記
- 会計方針等の変更:なし(会計基準改正・会計方針変更・見積り変更・修正再表示 いずれも無)
- 四半期財務諸表作成に特有の会計処理の適用:有(税金費用の計算で見積実効税率適用等の注記あり)
- 自己株式取得:2025年2月13日に自己株式121,800株を取得(ToSTNeT-3)
- 独立監査人のレビュー:東陽監査法人による期中レビュー実施、重要な点での不適正は確認されず
- その他:業績予想の前提・注意事項は添付資料参照(決算補足説明資料P3等)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4374 |
| 企業名 | ROBOT PAYMENT |
| URL | https://www.robotpayment.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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