2025年12月期 第3四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 第3四半期(Q3)より黒字化を達成し、カスタマーサクセス領域の成長と固定費合理化により財務健全性を回復。転換社債型新株予約権付社債の転換/新株予約権行使で自己資本比率が大幅改善(25.8%→41.0%)。(良い)
- 業績ハイライト: Q3単独で売上高940百万円(前年同期比+4.7%)、営業利益7百万円(黒字化、営業利益率約0.7%)を達成。累計(第3四半期累計)売上高は2,724百万円(前年同期比+1.51%)。(売上:良い、利益:改善)
- 戦略の方向性: カスタマーサクセスを主軸にBPaaS(BPO+SaaS)推進、AI型カスタマーサポートの提供開始、TikTok Shop支援などで顧客層拡大とストック収益強化を図る。独自育成プログラム(CSPL)で人材を確保・標準化。 (中長期は成長志向)
- 注目材料:
- 第3四半期単独の黒字化(経常利益5百万円)発表(短期的ポジティブ材料)。
- 転換社債等の株式化により純資産が増加、自己資本比率が41.0%に改善(財務面の強化)。(良い)
- KPI:ストック収益26億円、ストック収益比率95.3%、月次解約率1.4%、ARPA 5.4百万円/年(安定したストック基盤を示唆)。(良い)
- 一言評価: カスタマーサクセス領域の実需立ち上がりによる黒字化・財務改善が確認できた説明会。中長期のBPaaS/AI投資で拡大余地あり。
基本情報
- 企業概要: アディッシュ株式会社(証券コード 7093)。主要事業はカスタマーリレーション事業(カスタマーサクセス/カスタマーサポート、SNS炎上・誹謗中傷対策/モニタリング、ネットいじめ対策等)。代表者:江戸 浩樹(代表取締役)。
- 説明者: 資料上の発表者名・役職の明記なし(経営メッセージは資料中の役員・代表コメントに依る)。 → 発表者詳細は –。発言概要:Q3黒字化、財務健全性向上、カスタマーサクセス重視の成長戦略。
- セグメント: 表示は事業単位での提供サービスによる(区分は明確な財務セグメント表記なし)。主な事業領域/サービス:
- カスタマーサクセス/カスタマーサポート(CS STUDIO、CS BOOT CAMP 等)
- SNS炎上・誹謗中傷対策/モニタリング(MONI、Pazu 等)
- ネットいじめ対策・教育向けサービス(School Guardian 等)
- BPaaS(BPO+SaaS)支援/プロフェッショナルサービス
- モビリティ・ライドシェア(notteco)関連サービス
業績サマリー
- 主要指標(第3四半期 単独/金額は百万円)
- 営業収益(売上高): 940 百万円、前年同期比 +4.7%(+42 百万円) → 良い(増収)
- 営業利益: 7 百万円、前年同期比 -%(前年は営業損失△37 百万円;負→正のため割合は非適用)、営業利益率 約0.7% → 良い(黒字化だが率は低い)
- 経常利益: 5 百万円、前年同期比 -%(前年 △37 百万円→5 百万円、改善) → 良い
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 3 百万円、前年同期比 -%(前年 △37 百万円→3 百万円) → 良い
- 1株当たり利益(EPS): –(資料に記載なし)
- 予想との比較:
- 会社の通期予想(2025年12月期)に対する達成率(第3四半期累計ベース): 売上 2,724 / 3,700 = 73.6%(累計→通期予想に対する進捗;良い)
- 営業利益: 累計営業損失 △21 百万円に対して通期予想 営業利益 50 百万円 → 進捗率 -42.0%(累計で不足、通期黒字化に向け第4四半期の挽回必要) → 悪い/要注視
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 累計 △24 百万円に対して通期予想 50 百万円 → 進捗率 -48.0% → 悪い/要注視
- 会社予想に対するQ3単独の「サプライズ」:第3四半期単独で黒字化(経常利益5百万円)はポジティブなサプライズ。
- 進捗状況(比較):
- 通期予想に対する売上進捗:73.6%(良い進捗、ただし利益は未達)
- 中期経営計画/年度目標に対する達成率:中期(2030年売上70億・営業利益5億)に向けた進捗は初期段階。現状は2025年予想売上3.7億・営業利益0.5億で、目標との差大。
- 過去同時期との進捗比較:第3四半期単独売上は過去最高(資料)。累計売上は前年同期比+1.51%(良いが緩やか)。
- セグメント別状況: 財務数値のセグメント別明細は資料に未掲載 → 売上高や貢献度は –。資料上の説明では「カスタマーサクセス領域が売上増を牽引」「子会社業績改善」「不採算領域の粗利率改善(約11ポイント)」等を示唆。
業績の背景分析
- 業績概要/トピックス:
- 第3四半期単独で黒字化(経常利益5百万円)。主因はカスタマーサクセス領域の案件増加、子会社改善、費用削減(人件費・採用費・業務委託費の減少)および稼働率改善。販管費率は前年同四半期比で30.7%→26.5%へ改善(▲4.2ポイント)。(良い)
- 増減要因:
- 増収要因: カスタマーサクセス案件の引合い増(スタートアップだけでなくエンタープライズからの需要も増)。
- 増益要因: 組織体制見直しによる費用削減、子会社黒字化、不採算領域の改善。
- 原価上昇要因: カスタマーサクセスの人員投入と教育による売上原価の増加(COGS上昇)。
- 競争環境:
- リスク要因:
- 外部リスクとしてマクロ変動(景気、金利、為替)、規制変更、競争激化、人材需給(カスタマーサクセス人材の需給)等。資料の「将来の見通しに関する注意事項」も参照。特記事項:主要依存分野(SaaS等)での需要変動が業績に影響し得る。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- カスタマーサクセス特化での市場確立(BPaaSの推進、SaaSパートナーとの連携)、AIを活用したサービス提供、教育機関や自治体など社会課題対策事業参画で事業領域を多元化。2030年目標:連結売上高70億円、営業利益5億円。
- 進行中の施策:
- BPaaS化支援(SaaS企業と提携しBPO+SaaSの提供)。
- AI型カスタマーサポートの提供開始(プラットフォーム初期設定代行+AIエージェント設計支援)。
- VOICHATとの連携で一次対応BPO提供(見込み顧客の商談化支援)。
- TikTok Shop総合支援パッケージ(模倣品パトロール、景品表示法違反モニタリング、24/365サポート)。
- 国の委託事業(文部科学省委託「ネットモラルキャラバン隊」等)や地域実証(notteco)。
- セグメント別施策:
- カスタマーサクセス:CSPLによる人材育成、メソッド化、常駐・派遣・運用代行。
- SNS/モニタリング:MONI/Pazuを活用した監視・炎上対策。
- 教育/自治体向け:スクールサイン等によるネットいじめ対策、リテラシー教育。
- 新たな取り組み:
- 2025年にAI型サポート開始、SignalHive(ソーシャルリスニングAIツール)提供開始(2025年11月)等の新プロダクト投入。
将来予測と見通し
- 業績予想(通期:2025年12月期 会社予想、百万円)
- 売上高: 3,700(前年比 +3.0% / +107 百万円) → 過去最高を見込む(良い)
- 営業利益: 50(前期実績 △132 → 増加、増減率表示は資料で「-%」) → 黒字化見込み(良い)
- 経常利益: 60(前期 △117)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 50(前期 △115)
- 予想の根拠と経営陣の自信度: Q3単独黒字化と財務改善を踏まえ通期黒字化を目指すと表明。第4四半期での売上/利益伸長が前提となるため、経営陣の自信はやや高めの表明だが第4四半期の実績に依存。
- 予想修正: 通期予想(3,700百万円/営業利益50百万円)は開示されているが説明会時点での修正発表はなし。
- 中長期計画:
- 2030年目標:連結売上高70億円・営業利益5億円(2025比約10倍)。進捗は初期段階で今後のスケールアップが鍵。
- 予想の信頼性: 過去の業績変動(ゲームCSの落ち込み等)を踏まえると、トップラインは回復基調だが、利益確保はここ数年で変動しているため第4四半期の実行力が重要。
- マクロ経済の影響: SaaS市場拡大が追い風だが、景気後退や企業投資の減速は需要に影響するリスクあり。
製品やサービス
- 製品: SignalHive(ソーシャルリスニングAIツール、2025年11月提供開始)、Pazu(炎上対策SaaS)等。AI型サポート構築支援、VOICHAT向けBPaaS支援パッケージ等の新商品/新サービスを展開。
- サービス: カスタマーサクセス設計・運用、常駐・派遣・BPO、投稿監視、ネットいじめ対策、ネットリテラシー講座、TikTok Shop支援、nottecoによる相乗りマッチング等。提供先はスタートアップから大企業、教育委員会・学校・自治体まで多岐。
- 協業・提携: VOICHAT、studio15、クラウドサーカス、ユニリタ、PartnerProp 等のSaaSパートナーと連携。クラウドワークスとの業務提携も記載。
- 成長ドライバー: ストック収益(26億円、比率95.3%)の拡大、ARPA向上(5.4百万円/年)、BPaaS化支援・AI導入パッケージ・大企業向け需要獲得。
Q&Aハイライト
- ポジティブ要因:
- 第3四半期単独で黒字化(営業利益7百万円、経常利益5百万円)。
- 自己資本比率の大幅改善(25.8%→41.0%)により財務余力が向上。
- ストック型収益の比率が高く(95.3%)、解約率が低い(月次解約率1.4%)点は収益の安定性に寄与。
- BPaaS/AIサービスなどの新商材とSaaSパートナーとの連携で成長余地あり。
- ネガティブ要因:
- 累計では第3四半期まで営業損失(累計△21百万円)、通期目標に対し第4四半期での大幅改善が必要。
- 収益性はまだ低め(営業利益率 ~0.7%:Q3単独)。中長期での採算改善の継続が課題。
- カスタマーサクセス市場の競争激化や人材確保の難易度(需要増に対する供給不足)がリスク。
- 不確実性:
- 第4四半期の稼働/商談転換、SaaS市場の需要動向、AI投資のROI、重要顧客の継続性などが業績に左右する。
- 注目すべきカタリスト:
- 第4四半期実績(通期黒字達成の可否)。
- SignalHiveやAI型サポート、BPaaS案件の受注増減/収益化。
- 主な大型顧客(スタートアップ/メガベンチャー)の契約状況や追加受注。
- 追加の資本施策や資本政策の変更。
重要な注記
- 資本政策/財務特記事項: 転換社債型新株予約権付社債の転換及び新株予約権行使により純資産増加と自己資本比率の改善が生じた点は重要。
- その他: セグメント別の定量情報やEPS・配当に関する明確な記載は資料上なし → これらは今後の開示を確認する必要あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7093 |
| 企業名 | アディッシュ |
| URL | https://www.adish.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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