2026年度2月期 第2四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: Q2は販促の谷間と季節要因で売上が一時低調となったが、売上総利益率改善と機動的な固定費管理により計画通りQ2で黒字化を達成。下期は新商品投入と大型販促で巻き返し、通期目標達成を目指す。
  • 業績ハイライト: 売上高37.4億円(YoY ▲4.2%:悪い)、営業利益0.2億円(黒字転換、YoY +0.6億円:良い)、売上総利益率57.1%(YoY +2.9pt:良い)。
  • 戦略の方向性: 商品カテゴリ拡張(麺・スナック等)、自社ECのLTV向上、R&D強化(ディープテック・AI活用)、越境EC+現地パートナーでの海外展開。
  • 注目材料:
    • 新商品効果:BASE BREAD「さつまいも」(7/30発売)→発売後約1か月で50万袋突破、8月の解約率が4.1%まで改善。
    • BASE YAKISOBA/BASE RAMEN投入でカテゴリ拡大。
    • SBIR(農林水産省)採択:最大18.7億円の補助(研究開発支援)。補助金は実績報告後に入金・営業外収益計上の見込み。
    • 海外進出:香港セブン‑イレブン導入店舗数が500店に拡大。
  • 一言評価: 「成長の種は揃い、利益体質は改善。下期の販促と新商品で巻き返せるかが焦点。」

基本情報

  • 企業概要: 企業名:BASE FOOD(表示資料より)。主要事業分野:完全栄養(主食)食品の製造・販売(D2C自社EC、他社EC、卸、海外展開)。代表者名:–(資料未記載)
  • 説明者: 発表者(役職):–、発言概要:Q2実績と通期見通し、中長期成長戦略(R&D、商品カテゴリ拡張、海外戦略)を説明。
  • セグメント:
    • 完全栄養食事業(主要製品:BASE BREAD、BASE YAKISOBA、BASE RAMEN、他)— 自社EC中心+卸、他社EC、海外販売。
    • その他(半期報告書の「収益認識関係」に含まれない事業セグメント)— 詳細は資料にて区分。

業績サマリー

  • 主要指標(Q2:百万円表記は資料の億円表記を採用)
    • 売上高:37.4億円、前年同期比 ▲4.2%(減収 → 注意)
    • 売上総利益:21.4億円、前年同期比 +1.0%(良い)
    • 売上総利益率:57.1%、前年同期比 +2.9pt(良い)
    • 広告・宣伝費:9.0億円、前年同期比 +5.8%(投下を継続)
    • 販管費比率:24.2%、前年同期比 +2.3pt
    • 営業利益:0.2億円、前年同期比 +0.6億円(黒字転換:良い)
    • 営業利益率:0.7%、前年同期比 +1.7pt(改善だが水準は小さい)
    • 経常利益:–(資料非開示)
    • 純利益:–(資料非開示)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料非開示)
  • 予想との比較:
    • 会社予想(通期)は変更なし(売上高174.1億円、営業利益1.9億円)。
    • Q2単体で会社予想に対する達成率は明示なし。上期の進捗は売上進捗率44.2%、売上総利益進捗率43.8%(計画比やや遅れ)。
    • サプライズ:Q2で計画通り黒字化を達成した点はポジティブ。SBIR採択(18.7億円上限)は将来の営業外収益となる可能性だが入金時期は未確定(注目材料)。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗(上期累計):
    • 売上:進捗率 44.2%(計画に対しやや遅れ)
    • 売上総利益:進捗率 43.8%
    • 営業利益:進捗率は資料で非開示(通期目標に向け下期での改善計画)
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率:通期での+10〜30%成長率目標(FY26以降)に向けは、R&D・販促強化で達成を目指すフェーズ。
    • 過去同時期との進捗比較:上期累積損失は▲0.5億円と前年同期▲4.7億円から大幅改善(良い指標)。
  • セグメント別状況(Q2実績・前年同期比)
    • 自社EC:24.9億円、YoY +0.3%(横ばい → 機能チャネルの安定)
    • 卸:9.5億円、YoY ▲17.9%(減少:棚配置の変化・定番化フェーズの影響 → 要注視)
    • 他社EC:2.2億円、YoY ▲0.4%(横ばい)
    • 海外:0.6億円、YoY +52.9%(増加:香港等での導入拡大が寄与)

業績の背景分析

  • 業績概要/トピックス:
    • Q2は販促の谷間および猛暑・お盆等の季節要因で売上が一時低調。自社ECは定期購買者の一時的鈍化が見られるが新商品効果で改善兆候。
    • 売上総利益率は商品改良(BASE BREADリニューアル)による原価低減と利益率の高いチャネル比率増加で改善。
    • 営業利益は販管費の機動的管理で黒字化。
  • 増減要因:
    • 減収要因:卸チャネルの棚配置・什器変化による店頭視認性低下、販促の谷間、季節要因(猛暑・お盆)によるスキップ増。
    • 増益要因:原価削減施策(商品リニューアル)、チャネル構成改善、販管費(特に広告の投下最適化)による効率化。
    • 原材料高騰による一部商品の終売が売上やLTVに影響(短期的なマイナス)。
  • 競争環境:
    • 「健康×時短」領域での市場は大きく成長期待あり。BASE FOODは製品のおいしさ改善・完全栄養訴求で差別化を図るが、コンビニ・スナック・即席麺等既存カテゴリの競合は強い。
    • 海外では現地大手チャネル(例:香港セブン‑イレブン)導入により認知拡大を進めており、現地パートナー戦略で競争優位性を構築中。
  • リスク要因:
    • 季節要因や販促スケジュールに依存する売上変動、原材料価格の変動、卸の店頭配置による視認性低下、スケールに応じた物流・配送コスト増。
    • SBIR補助金の入金時期・金額は確定ではなく、入金は営業外収益扱いで計画に不確実性。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • 中期:FY26以降で+10〜30%の売上成長率を目標。R&Dノウハウ・人材・ブランド強化によりプロダクト品質向上と利益改善を両立。
    • 商品カテゴリ拡張(パン以外:麺・スナック等)、販路拡大(ドラッグ・スーパー・オフィス導入)、海外は越境EC+現地小売で展開。
  • 進行中の施策:
    • 新商品投入:BASE BREAD「さつまいも」、BASE YAKISOBA(トムヤムまぜそば)、BASE RAMEN(汁あり、鶏ガラ醤油/味噌)。
    • 店頭露出施策:人気キャラクター「すみっコぐらし」とのコラボ(2025/10/1〜2025/12/17)で秋棚の露出強化。
    • 法人向けサービス:「BASE FOOD for Office」提供開始(2025年9月末〜検証フェーズ)。
    • R&D強化:SBIR採択に基づく分子/微生物工学等の研究で風味・食感・製造効率改善。
  • セグメント別施策:
    • 自社EC:最低購入単位の引き下げ(BASE YAKISOBA:4個→2個)や新商品投下でLTV改善、顧客属性最適化(男性、子持ち世帯など高LTV層の比率向上)。
    • 卸(小売店):店頭露出強化(コラボ、什器)、店舗あたり売上回復施策。
    • 海外:香港・台湾・中国・韓国でUX改善や現地パートナー提携、現地小売導入で展開。
  • 新たな取り組み:
    • SBIRプロジェクトの本格稼働(2024/11〜2028/3、補助上限18.7億円)で技術基盤を強化。
    • ディープテック&デジタルの活用(AI・DX)で商品開発・品質保証・製造効率化を推進。

将来予測と見通し

  • 業績予想(2026/2期 通期:会社計画)
    • 売上高:174.1億円(前期比 +14.2%:増収見込み)
    • 売上総利益:99.7億円(前期比 +19.1%)
    • 売上総利益率目標:57.3%(前期比 +2.3pt)
    • 営業利益:1.9億円(前期比 +41.8%)
    • 予想の前提条件:下期に新商品投入・大型販促で売上回復と広告効率改善を見込む。SBIR補助金は営業外収益で入金タイミング未確定(通期予想は補助金不確定のため営業外額は非開示)。
    • 経営陣の自信度:資料上は「計画通り」「下期で巻き返す」方針を明示。達成は下期の販促効果と新商品寄与に依存。
  • 予想修正:
    • 通期予想に対する修正は無し(資料では期初計画から変更なし)。ただし上期の売上進捗はやや遅れているため下期巻き返しが重要。
  • 中長期計画:
    • FY26以降:+10〜30%成長率を目標。R&D投資、商品拡張、販路多様化で達成を図る計画。
    • SBIR等の研究投資により中長期の製品競争力向上を目指す。
  • 予想の信頼性:
    • 過去の四半期実績から、販促周期・季節要因で変動する傾向あり。経営側は下期で広告効率改善を見込むが、実行結果に依存するため慎重な見方が必要。
  • マクロ経済の影響:
    • 原材料価格の上昇が商品ラインやLTVに影響。為替等の影響は資料での明示なしだが、海外展開の拡大に伴い外部環境の変動リスクは増加。

配当と株主還元

  • 配当実績:
    • 中間配当:–、期末配当:–、年間配当:–(資料非開示)
  • 特別配当: なしの記載(–)

製品やサービス

  • 主要製品:
    • BASE BREAD(完全栄養パンシリーズ)— 主力。新製品「さつまいも」好調(発売後約1か月で50万袋)。
    • BASE YAKISOBA(即席麺タイプ)— 新味(トムヤムまぜそば)投入、ECでの構成比上昇。
    • BASE RAMEN(2025/10/22発売)— 汁ありタイプで即席麺市場へ参入。
    • その他:BASE Cookies、BASE FOOD Deli 等。
  • サービス:
    • 自社D2Cプラットフォームを軸に定期便等のサブスクリプション運用。
    • BASE FOOD for Office(法人向けサブスクリプション、2025年9月提供開始、事業検証フェーズ)。
  • 協業・提携:
    • 味の素との官能評価等(YAKISOBAの評価で言及)。
    • 現地大手食品企業と香港等でレベニューシェア方式の製造販売基本合意(中国向けなど)。
    • SBIR(農林水産省)による研究支援契約(補助採択)。
  • 成長ドライバー:
    • 新商品頻度の向上による定期購買の維持・LTV改善。
    • 小売店での露出拡大(コンビニ/ドラッグストア/スーパー)によるトライアル増加。
    • R&D(味・原価改善)とDXによる事業効率化。
    • 海外(東アジア)での現地チャネル導入。

Q&Aハイライト

  • 説明会資料にQ&Aセッションの詳細記載なし → 重要なやり取りは資料で非開示。Q&Aについては「–」。
  • 経営陣の姿勢(資料から読み取れる点):
    • 黒字化達成を強調しつつ、下期の投資(販促・新商品)で成長と利益率向上を両立する姿勢。
    • R&D投資(SBIR含む)や海外展開を中長期の成長エンジンと位置付ける。
  • 未回答事項: 純利益・EPS、配当方針、詳細な販管費内訳の今後見通し、SBIR補助金の期内計上予定額(具体額)等は明確でない。
  • ポジティブ要因:
    • Q2で営業黒字化(営業利益0.2億円)を達成。
    • 売上総利益率が57.1%へ改善(原価低減・チャネルミックス改善)。
    • 新商品(さつまいも、YAKISOBA、RAMEN)が好評価・初動良好でLTV改善に寄与。
    • 海外(香港のコンビニ導入拡大)や法人向けサービスで成長機会あり。
    • SBIR採択(最大18.7億円)がR&D加速の財源となる可能性。
  • ネガティブ要因:
    • Q2売上は前年同期比で減少(▲4.2%)、卸チャネルが顕著に低下(▲17.9%)。
    • LTV・定期購買者数は一時的鈍化(スキップ率上昇、解約率悪化)。
    • 利益水準は改善したが営業利益率は依然低水準(0.7%)。
    • 補助金の入金タイミング・計上は不確定であり、業績の変動要因となる。
  • 不確実性:
    • 下期の販促効果と新商品による巻き返しが計画通り機能するか。
    • 原材料価格・物流コストの変動、店頭での棚配置など外部要因による売上変動。
    • 海外展開のスケールと現地パートナーの成果。
  • 注目すべきカタリスト:
    • Q3以降の新商品発売効果(特にBASE RAMEN、YAKISOBA施策)。
    • 「すみっコぐらし」コラボ等の店頭露出施策開始と効果(Q3〜)。
    • SBIR補助金の請求・入金(営業外収益計上タイミング)。
    • 海外(香港等)での小売導入拡大の進捗(店舗数・売上寄与)。

重要な注記

  • 会計方針: SBIR補助金は事業年度終了後の実績報告・請求に基づく清算払い方式で入金。入金は営業外収益として計上される(初回入金は請求月の1〜2か月後を想定。資料は入金時期に不確定性あり)。
  • リスク要因(特記事項): 原材料高騰、季節要因、販促タイミング、海外ローカル規制・商慣習等。
  • その他: 純利益・EPS・配当など投資判断に重要な数値は資料で開示がないため、補完情報は今後の決算短信や説明会Q&Aで確認が必要。

(注)

  • 資料は「100万円以下切り捨て、比率は1円単位の実数値で計算し小数点第2位を四捨五入」との注記あり。
  • 不明な項目は「–」で表示。
  • 本まとめは提供資料に基づく整理であり、投資助言ではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2936
企業名 ベースフード
URL https://basefood.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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