2026年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し(サプライズ無し)。第1四半期実績は会社公表予想との比較は記載無しのため、通期継続前提で「予想通り(修正無)」と判断。
  • 業績の方向性:売上高・利益ともに前年同期比で減少(減収減益)。売上高2,944百万円(△25.6%)、営業利益175百万円(△36.2%)、親会社株主帰属四半期純利益124百万円(△34.9%)。
  • 注目すべき変化:事業区分別で「事業ソリューション業務」の売上が前年同期から大幅減(前期1,387百万円→当期215百万円)となり、売上減の主因。売上総利益率は26.9%→32.9%に改善。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上17,000百円、営業利益2,000百円等)に修正は無し。第1四半期の進捗は売上で通期の約17.3%、営業利益で約8.8%にとどまり、上期に偏る可能性やプロジェクト認識のタイミング次第で達成は影響を受ける点に注意。
  • 投資家への示唆:短期では「事業ソリューション」の売上波動とプロジェクト認識タイミングが業績変動を大きくする。財務は自己資本比率69.0%と高水準で安定性は良好だが、短期借入金が発生(1,700百万円)している点は留意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社オオバ(コード 9765)
  • 主要事業分野:地理空間情報業務、環境業務、まちづくり業務、設計業務、事業ソリューション業務を含む建設コンサルティング等
  • 代表者名:代表取締役社長執行役員 辻本 茂
  • 上場取引所:東(東京)
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年10月9日
  • 対象会計期間:2026年5月期 第1四半期連結累計(2025年6月1日~2025年8月31日)
  • 決算説明資料・説明会:作成無し/開催無し
  • セグメント:
  • 会社は単一事業(建設コンサル等の企業集団)として扱っており、注記上はセグメント別集計を省略。ただし業務区分別(建設コンサルタント業務、地理空間情報、環境、まちづくり、設計、事業ソリューション)は開示あり。
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数:16,750,000株
  • 期末自己株式数:839,512株
  • 期中平均株式数(四半期累計):15,921,020株
  • 時価総額:–(開示無し)
  • 今後の予定:
  • 決算発表(当四半期分は2025/10/9提出)
  • IRイベント:決算説明会なし(当四半期)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が開示した通期予想との進捗比較)
  • 売上高:実績2,944百万円。通期予想17,000百円に対する進捗率 17.3%(通常ペースかは季節要因に依存だが、下期に収益が偏る型なら許容範囲とも言える)
  • 営業利益:実績175百万円。通期予想2,000百円に対する進捗率 8.8%(低い。営業利益は通期想定に対して進捗遅れ)
  • 純利益:実績124百万円。通期予想1,400百円に対する進捗率 8.9%(同上)
  • サプライズの要因:
  • 主因は事業ソリューション業務の売上縮小(前期1,387百万円→当期215百万円)による売上減。受注高自体は6,364百円で前年同期98.7%とほぼ横ばいのため、認識タイミングや案件進捗の差異が主な要因と推定される。
  • 販管費はほぼ横ばい(789.6→792.6百万円)で、売上減により営業レバレッジが効かず営業利益が減少。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期は進捗が遅めだが、手持受注高は前年同期比100.9%(12,878,945千円)とほぼ同水準であり、後工程で挽回可能との見方。達成可能性は案件消化ペース次第。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
  • 資産合計:18,264百万円(前期末17,901百万円、+363百万円)
  • 負債合計:5,242百万円(前期末4,733百万円、+508百万円)
  • 純資産合計:13,022百万円(前期末13,168百万円、△145百万円)
  • 収益性(当第1四半期: 2025/6-8)
  • 売上高:2,944百万円(前年同期3,959百万円、△25.6%、減少額 約1,015百万円)
  • 売上総利益:967.8百万円(売上総利益率32.9%、前年1,064百万円/26.9% → 原価削減または高利益案件の比率増で改善)
  • 営業利益:175百万円(前年274百万円、△36.2%、減少額 約99百万円)
  • 経常利益:184百万円(前年276百万円、△33.4%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:124百万円(前年190百万円、△34.9%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):7.81円(前年11.95円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 売上高進捗率:17.3%(2,944/17,000)
  • 営業利益進捗率:8.8%(175/2,000)
  • 純利益進捗率:8.9%(124/1,400)
  • コメント:売上進捗は約1/6。利益進捗はさらに低く、上期に利益配分が偏る場合や下期で回復できるかが鍵。
  • 財務安全性
  • 自己資本比率:69.0%(高水準、目安40%以上で安定)
  • 流動資産合計:9,575百万円、流動負債合計:3,677百万円、流動比率:約260%(流動性良好)
  • 負債に占める比率:短期借入金が新たに1,700百万円計上(前期は0)。負債増加は主に流動負債の増加。
  • 効率性
  • 売上高営業利益率(当Q):175/2,944 = 約5.9%(前年は274/3,959 = 約6.9%)。営業効率は低下。
  • セグメント別(注:単一事業扱いだが業務区分別開示あり)
  • 建設コンサルタント業務(当期売上2,728百万円、売上総利益915百万円、売上総利益率33.6%)
  • 事業ソリューション業務(当期売上215百万円、売上総利益52百万円、売上総利益率24.2%)
  • 前年は事業ソリューション売上が大きく、当期は同部門の売上が大幅に落ち込み、全体売上減の主因。
  • 財務の解説:
  • 総資産は固定資産の増加(投資有価証券の増加等)で増加。負債は短期借入金の計上や流動負債増で増加。純資産は配当支払(期首配当)や四半期利益の計上で若干減少。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年5月期:中間20円、期末22円、合計42円
  • 2026年5月期(予想):中間21円、期末21円、合計42円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報非開示のため計算不可)
  • 配当性向:通期予想ベースの配当性向は会社開示無し(単純計算だと配当(42円)÷EPS(通期88.15円)=約47.6%(参考))
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • 売上・利益構成(第1四半期)
  • 建設コンサルタント業務:売上2,728百万円、売上総利益915百万円(33.6%)
  • 事業ソリューション業務:売上215百万円、売上総利益52百万円(24.2%)
  • 合計:売上2,944百万円、売上総利益968百万円(32.9%)
  • 前年同期比較(注目点)
  • 事業ソリューション業務の売上が大幅減(前年1,387→当期215百万円)。一方で建設コンサル部門は増(2,571→2,728百万円)。
  • セグメント戦略:資料上は単一事業扱いで詳細戦略は記載無し。事業ソリューションの受注・認識タイミングが業績変動に影響するため、その回復・安定化が課題。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:受注高は前年同期98.7%(ほぼ横ばい)。手持受注高は前年同期比100.9%で保有案件は概ね維持。市場需給は部門・案件によるばらつきが想定される。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想の修正有無:無(2025年7月10日公表の予想を変更せず)
  • 通期予想(会社公表):
  • 売上高:17,000百万円(△6.1%)
  • 営業利益:2,000百万円(+3.3%)
  • 経常利益:2,050百万円(+2.6%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,400百万円(+4.9%)
  • 1株当たり当期純利益:88.15円
  • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料P.2参照(為替等特記事項は記載無し)
  • 予想の信頼性:第1四半期の進捗は利益面で低め。手持受注高は維持されているため期中の案件進捗で回復可能だが、認識タイミングやマクロ要因により変動しうる。
  • リスク要因:
  • 受注案件の進捗・完成時期のずれ(収益認識タイミング)
  • 事業ソリューション等特定分野の受注低迷
  • 金利上昇や資金調達コスト(短期借入の計上)
  • 政府予算や公共工事動向(建設コンサル市場の需給)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 四半期特有の会計処理の適用:有(税金費用は見積実効税率を適用して計算する等の注記あり)
  • 監査・レビュー:四半期連結財務諸表に対してPwC Japanによる期中レビュー実施(異常無しの結論)
  • その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)

(注)

  • 未開示項目や資料に記載のない事項は「–」としました。
  • 数値は決算短信の金額(百万円未満切捨て)に基づく。財務指標については「良い/悪いの目安」を併記しています(例:自己資本比率69.0%(安定水準))。
  • 本資料は提供情報に基づく要約であり、投資助言や売買の推奨を目的とするものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9765
企業名 オオバ
URL http://www.k-ohba.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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