2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側は通期業績予想の開示を見合わせ(合理的算定困難のため)、会社予想との比較は不可。市場予想との比較資料は開示無しのため比較不能。
- 業績の方向性:減収だが損失幅は大幅縮小(減収・減損縮小)。売上高2,772,957千円(前年同期比△21.7%)、親会社株主に帰属する四半期純損失△159,772千円(前年同期比損失幅は約44.1%縮小)。
- 注目すべき変化:ITアウトソーシング事業が急成長(売上▲62.7%増)し、同事業の利益改善が全体の損失縮小に寄与。EC事業はSHOPLIST譲渡の影響で構成が変化し、売上は大幅減(前年同期比△47.9%)だが、Ada.事業単体は増収(Ada.のみでは前年同期比+71.6%)。
- 今後の見通し:会社は通期業績予想を開示しておらず、見通しの不透明感が大きい(開示再開は事業環境や進捗を踏まえ合理的算定可能と判断した時点)。
- 投資家への示唆(情報提供のみ):主要事実は「ITアウトソーシング事業へのリソース集中・成長」と「通期ガイダンス不提示による短期の不確実性」。業績改善は見られるが依然として四半期ベースで純損失が継続している点は留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:クルーズ株式会社(証券コード 2138)
- 主要事業分野:ITアウトソーシング(SES中心のシステムエンジニアリングサービス)、EC事業(Ada.事業)、その他(賃貸等含む)
- 代表者名:代表取締役社長 小渕 宏二
- CFO / 問合せ先:執行役員 最高財務責任者CFO 関本 清高/TEL 03-6387-3622
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結)
- 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:無し
- セグメント:
- ITアウトソーシング事業:SESを中心にIT人材の供給・アウトソーシング
- EC事業:Ada.(ZOZOTOWN内ファッションセレクトショップ等)— SHOPLISTは2025/2/28に譲渡済
- その他事業:賃貸収益等および「その他」に含まれる旧メディア等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株含む):12,957,600株(第1Q)
- 期末自己株式数:3,389,880株
- 期中平均株式数(四半期累計):9,567,720株(当第1Q)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 決算発表(当該資料が発表)
- IRイベント:決算説明会は無し(補足資料は作成)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想:通期業績予想は開示見合わせ(合理的算定困難のため)。したがって当四半期累計に対する会社予想達成率は算出不可(–)。
- 市場予想:該当情報の提示無し(–)。
- サプライズの要因:
- 主因はセグメント構成の変化(SHOPLIST譲渡)およびITアウトソーシング事業の拡大。ITアウトソーシングが売上拡大かつ利益改善し、その他(大幅損失だった事業)の損失幅も縮小したことにより全体の損失が大きく縮小した。
- 営業外では賃貸収益増(127,649千円)等が営業外収益に寄与する一方、支払利息や賃貸費用の計上増等で営業外費用も増加。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を提示しておらず、四半期実績のみでは通期達成可能性の判断は困難。現時点では「セグメント転換による中長期の成長期待」と「短期のガイダンス不在による不確実性」が共存。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 売上高:2,772,957千円(前年同期3,543,366千円)
- 営業損失:△90,607千円(前年同期△413,344千円)
- 経常損失:△189,907千円(前年同期△362,240千円)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△159,772千円(前年同期△285,640千円)
- 総資産:28,608,662千円(前期末29,530,166千円、△921,504千円)
- 純資産:9,168,786千円(前期末9,327,255千円、△158,469千円)
- 収益性(当第1Q vs 前年同Q)
- 売上高:2,772,957千円(前年同期比△21.7%、△770,409千円)
- 売上総利益:1,379,158千円(前年同期比+0.3%程度、ほぼ横ばい) → 売上総利益率 約49.8%(良好の目安)
- 営業利益(損失):△90,607千円(前年同期は△413,344千円、損失幅は約78.1%縮小)
- 経常利益(損失):△189,907千円(前年同期△362,240千円、損失幅は約47.6%縮小)
- 四半期純利益(損失):△159,772千円(前年同期△285,640千円、損失幅は約44.1%縮小)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△16.70円(前年同期△27.85円、損失縮小でEPS改善約40.0%)
- 進捗率分析(四半期決算)
- 通期予想開示無しのため、進捗率は算出不可(–)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:31.6%(前期31.1%)。目安40%以上で安定 → 31.6%(やや低め)
- 流動比率(流動資産/流動負債):11,900,405 / 4,432,594 = 約268.5%(良好)
- 負債比率(総負債 / 自己資本):19,439,876 / 9,168,786 = 約212%(高め)
- 効率性
- 総資産回転率(売上高/総資産):2,772,957 / 28,608,662 ≒ 0.097回(低め)
- 営業損益率(営業利益/売上高):△90,607 / 2,772,957 ≒ △3.3%(赤字)
- セグメント別(当第1Q:千円・前年同期比%)
- ITアウトソーシング事業:売上高 1,579,394千円(前年同期比+62.7%)、セグメント損失 △14,241千円(前年同期△47,533千円→損失幅縮小)
- 内訳(主要):SES 売上 936,321千円、セグメント利益 55,928千円/介護福祉人材サービス 売上 161,392千円、損失 37,121千円
- EC事業:売上高 947,365千円(前年同期比△47.9%、SHOPLIST譲渡の影響)、セグメント利益 29,633千円(前年同期比△9.9%)。Ada.事業のみでは前年同期比+71.6%(Ada.単体の成長)
- その他事業:売上高 246,197千円(前年同期比△67.3%)、セグメント損失 △105,999千円(前年同期△398,692千円→損失幅大幅縮小)
- 財務の解説(背景)
- 資産は現金・預金の減少(約1,175,596千円の減)等で総額減少。負債は社債・長期借入の償還等で減少(社債▲500,000千円、長期借入金▲133,593千円)。純資産は当期純損失計上で減少。
- 四半期ではキャッシュ・フロー計算書は作成されておらず、キャッシュ残高の動きは貸借対照表での変化から判断。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間 0.00円、期末 0.00円、年間 0.00円
- 2026年3月期(予想):中間 0.00円、期末 0.00円、年間 0.00円(会社は配当予想の修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報の開示なしのため算出不可)
- 配当性向:–(当期赤字のため計算対象外)
- 株主還元方針:特別配当・自社株買いの開示無し
セグメント別情報(要点)
- ITアウトソーシング事業:成長の主力。売上大幅増(+62.7%)でセグメント損失は縮小→SES中心で黒字性が見え始めている(SES売上936,321千円、セグメント利益55,928千円)。中長期では需要増が期待される(経済産業省のIT人材需給見通しを引用)。
- EC事業:SHOPLIST譲渡後はAda.に一本化。Ada.単体は増収基調だが、全体としては譲渡影響で売上減。収益性は維持されている。
- その他:以前大きかった損失が縮小。以降は賃貸収益などで営業外収益も計上。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:具体的数値目標の開示は本資料に記載無し(–)。ただし経営コメントでは「ITアウトソーシング事業に経営資源を集中」との方針。
- KPI達成状況:公開KPIの記載無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:経済産業省の「IT人材需給」報告を引用し、IT人材不足は中長期で拡大見込み(2030年に最大約79万人不足の試算)——この需給環境はITアウトソーシング事業には追い風。
- 競合比較:同業他社との定量比較データは本資料に無し(–)。ただしITアウトソーシング事業の高成長は同分野の追い風に合致。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:当期(2026年3月期)通期業績予想は「合理的に算定できない」として開示見合わせ(修正=開示無し)。
- 次期予想:–(開示無し)
- 前提条件:開示無し(為替・原材料等の前提は提示無し)
- 予想の信頼性:会社は合理的算定が可能になるまで開示を見合わせる方針。過去の予想達成傾向についてのコメントは本資料に無し(–)。
- リスク要因(開示ベースの主な項目):
- 通期ガイダンスを提示していない点による短期の不確実性
- IT人材市場の競争激化・人件費高騰
- 金利負担や賃貸関連費用の増加(四半期で支払利息・賃貸費用が増加)
- セグメント構成変更(譲渡・統廃合)に伴う収益構造変化
重要な注記
- 会計方針の変更:該当なし
- 四半期連結範囲の変更:有。除外1社(Studio Z株式会社)。(その他の変更点あり)
- 四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理:適用有(詳細は補足資料参照)
- 監査(レビュー):当該四半期連結財務諸表に対する監査法人によるレビューは無
- その他重要事項:SHOPLIST事業は2025/2/28に譲渡済(EC事業の構成変化)、会社は通期の業績予想を開示していない(合理的算定困難のため)
(注記)
- 不明な項目は“–”で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2138 |
| 企業名 | クルーズ |
| URL | http://crooz.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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