2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無いが、Q3累計の業績は通期予想に対して売上・営業利益・純利益ともに順調で、親会社株主に帰属する累計純利益947百万円は既に通期予想780百万円を上回っている(上振れの余地あり)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+28.3%、営業利益+125.7%、親会社株主に帰属する四半期純利益+54.2%)。
- 注目すべき変化:大型中央省庁案件の受注・売上計上により受注高が前年同期比+84.1%、受注残高が同+110.3%と急伸。セグメントではソリューションプロダクト事業が41.9%増と牽引。
- 今後の見通し:会社は通期予想の修正を行っていないが、Q3時点の進捗・受注残高などを踏まえると上振れ余地が高い。一方、流動負債増加や自己資本比率低下(18.4%)は留意点。
- 投資家への示唆:大型案件の獲得による収益性改善と受注残の厚みがポジティブ材料。一方で自己資本比率の低さ、流動負債の増加、在庫の大幅増(工事進捗等の反映)には注意が必要。会社は現時点で業績予想を据え置いているため、上方修正の有無を今後のIRで確認する必要がある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:セグエグループ株式会社
- 主要事業分野:ITソリューション事業(ソリューションプロダクト/ソリューションサービス。DXインフラ、サイバーセキュリティ、MSS等)
- 代表者名:代表取締役社長 愛須 康之
- 上場取引所:東証
- コード:3968
- URL:https://segue-g.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月13日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
- 決算補足資料:作成あり
- 決算説明会:開催なし(補足資料は有)
- セグメント:
- 単一セグメント:ITソリューション事業(注:事業内で「ソリューションプロダクト事業」「ソリューションサービス事業」の報告あり)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):32,564,077株(2025年9月30日)
- 期中平均株式数(四半期累計):31,684,224株
- 自己株式数:819,200株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- IRイベント:決算説明会は今回無し。必要に応じて個別IRで対応との記載。
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(累計:百万円)
- 売上高:実績17,859 通期会社予想24,800に対する進捗率72.0%(達成率高め、通期予想に対して上振れ余地)
- 営業利益:実績1,435 通期会社予想1,512に対する進捗率94.9%(ほぼ会社予想どおり〜上振れ可能性)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:実績947 通期会社予想780に対する進捗率121.5%(既に通期予想を超過)
- サプライズの要因:
- 中央省庁向けの超大型案件(GSS)の受注・売上計上が業績を大幅押し上げ。
- VADビジネス、大手企業・官公庁案件の堅調推移。
- 連結子会社のグループ入り(First One Systems)による事業規模拡大(海外案件の拡大見込み)。
- 通期への影響:
- 会社は現時点で通期予想の修正を行っていないが、Q3累計で純利益が既に通期予想を上回っているため、通期業績は上振れする可能性が高い。なお会社は修正が必要と判断した場合は速やかに公表すると明記。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円)
- 売上高(累計):17,859(前年同期13,917、+28.3%)
- 売上総利益:4,248(前年同期3,388、+25.4%)
- 営業利益:1,435(前年同期636、+125.7%) 営業利益率 8.0%(良好)
- 経常利益:1,527(前年同期1,030、+48.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:948(前年同期615、+54.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):29.92円(前年同期18.97円)
- 進捗率分析(通期見通しに対するQ3累計進捗)
- 売上高進捗率:72.0%(通常より早い進捗=上振れの余地)
- 営業利益進捗率:94.9%(通期目標に対してほぼ到達)
- 純利益進捗率:121.5%(通期目標を既に超過)
- 過去同期間との比較:通期予想の開示前提が不明のため厳密比較は–。ただし前年同期比は大幅増。
- 財政状態(百万円)
- 総資産:21,105(前期末13,633、+7,472)
- 負債合計:16,963(前期末10,440、+6,523)
- 純資産:4,142(前期末3,193、+949)
- 自己資本比率:18.4%(目安:40%以上が安定。18.4%は低め=注意点)
- 流動資産:17,874/流動負債:15,254 → 流動比率 ≒117%(流動性は確保されているが余裕は大きくない)
- 有利子負債(概算):短期借入金1,417 + 1年内返済予定の長期借入金742 + 長期借入金1,101 ≒ 3,260百万円
- 負債比率(負債/資産):約80.4%(高め)
- キャッシュ・フロー:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。
- その他注目点:
- 棚卸資産が大幅増(4,810百万円、前期末1,688)—WIPや納品前商材の増加を示唆(注意)。
- 受取手形・売掛金も増加(5,449百万円、前期末2,830)=売上拡大に伴う運転資金増。
- 投資有価証券の増加(680百万円、前期235)により固定資産が増加。
配当
- 配当実績と予想(1株あたり)
- 中間配当:6.00円(2025年12月期)
- 期末(予想):7.00円
- 年間配当予想:13.00円(前年11.00円)
- 配当性向:通期会社予想の1株当たり当期純利益24.58円に対して配当13.00円 ⇒ 配当性向約52.9%(やや高めの還元)
- 特別配当:無し
- 自社株買い:記載なし(–)
セグメント別情報
- セグメントは単一(ITソリューション事業)だが、収益は以下の通り(第3四半期累計、百万円)
- ソリューションプロダクト事業:11,550(前年同期比+41.9%) — 中央省庁向け大型案件や製品販売が寄与
- ソリューションサービス事業:6,309(前年同期比+9.2%) — SIサービス、MSS等が堅調
- 各セグメントともに増収。プロダクト寄与がより大きく、同事業が業績牽引。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:記載なし(–)
競合状況や市場動向
- 市場動向:DX投資、セキュリティ投資拡大、デジタルガバメント推進により官公庁向け案件が増加している点が追い風。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(2025年1月1日~12月31日):売上24,800(+32.5%)、営業利益1,512(+109.9%)、経常利益1,480(+39.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益780(+53.6%)、1株当たり当期純利益24.58円
- 直近公表の業績予想から修正は無し(会社コメント)
- 予想の信頼性:
- リスク要因:
- 大型案件に依存した売上の「タイミングリスク」(案件の遅延や認識タイミングで業績変動が大きくなる)
- 自己資本比率が低く負債比率が高い点(財務安全性の観点で留意)
- 為替・国内外の景気動向、政府のIT投資動向(政策依存リスク)
- 在庫・売掛金増加に伴う運転資金圧迫リスク
重要な注記
- 会計方針:2025年第1四半期より「法人税等に関する会計基準」等を適用(四半期連結財務諸表への影響は無し)。
- 連結範囲の変更:ジェイズ・ソリューション(連結子会社)が吸収合併により第3四半期より連結範囲から除外。
- 監査:独立監査人による期中レビュー報告書あり(重要な点での不適正は認められず)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3968 |
| 企業名 | セグエグループ |
| URL | http://segue-g.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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