2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較データは本短信に記載なしのため比較不可(―)。
  • 業績の方向性:売上高は減収(282億11百万円、前年同期比△4.2%)、利益は黒字転換(営業利益1億44百万円、前年は営業損失216百万円)で「減収増益(損失→黒字化)」。
  • 注目すべき変化:前年の親会社株主に帰属する当期純損失191百万円から当期純利益123.8百万円へ大幅改善(黒字転換)。営業損益も△216.9百万円→+144.4百万円と収益構造改善。
  • 今後の見通し:2025年3月期は売上高2,900億円(+2.8%)、営業利益190百万円(+31.9%)、当期純利益170百万円(+38.2%)を予想。通期予想は現時点で修正なしだが、世界情勢・原材料等の変動により修正の可能性あり。
  • 投資家への示唆:価格改定やコスト削減で採算改善が確認されたが、販売数量の回復と原材料・物流費の動向が業績持続の鍵。自己資本比率は29.5%と改善したが依然40%未満で財務余裕は限定的。訴訟関連損失44百万円の計上など一時要因も存在。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:滝沢ハム株式会社
    • 主要事業分野:食肉加工品・惣菜等の製造販売、食肉の加工販売(ハム・ソーセージ、ローストポーク、生ハム、惣菜、輸入・国産食肉等)
    • 代表者名:代表取締役社長 瀧澤 太郎
    • URL:https://www.takizawaham.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月14日(決算短信)
    • 対象会計期間:連結 2023年4月1日~2024年3月31日(2024年3月期)
    • 決算説明資料作成の有無:無
    • 決算説明会の有無:無
  • セグメント:
    • 事業は「食肉及び食肉加工品の製造・販売」を単一セグメントで集約(従来の食肉加工品・惣菜・食肉等を統合しているためセグメント別開示は省略)。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末):2,102,000株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:48,469株
    • 期中平均株式数:2,053,546株
    • 時価総額:―(本資料に株価情報なしのため省略)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日:2024年6月25日
    • 配当支払開始予定日:2024年6月26日
    • 有価証券報告書提出予定日:2024年6月25日
    • 決算説明会・IRイベント:該当資料では開催予定なし

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想との比較(達成率):2024年3月期の当初会社予想の提示なし(達成率:―)。
    • 売上高:実績 28,211百万円(前年同期比△4.2%)、会社予想との比較:―
    • 営業利益:実績 144百万円(前年は△216百万円)、会社予想との比較:―
    • 純利益:実績 123百万円(前年は△191百万円)、会社予想との比較:―
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:価格改定の実施、コスト削減(原価低減、生産性向上)により採算改善。営業外・特別損益を除いても営業利益が黒字化。
    • 下振れ要因:販売数量の減少(個人消費の弱さ)、原材料や物流コスト高による売上減(販売数量の減少が売上減の主因)。
    • 特記事項:訴訟判決に基づく支払い(合計37百万円+遅延損害金)を含め訴訟関連損失44百万円を特別損失計上。
  • 通期への影響:
    • 会社は2025年3月期予想を提示(売上29,000百万円、営業利益190百万円、当期純利益170百万円)。今期の黒字化は前向き材料だが、原材料・物流費の動向や消費動向次第で予想の達成可能性は変動し得る(会社も修正の可能性を明示)。

財務指標(要点)

  • 損益(連結・2024年3月期、百万円)
    • 売上高:28,211(△4.2%/前期29,458、減収=注意)
    • 売上総利益:4,321(+8.6%)
    • 販管費:4,176
    • 営業利益:144(前期△216の営業損失から黒字転換)
    • 経常利益:174(前期△167の経常損失から黒字転換)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:124(前期△191の当期純損失から黒字転換)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):60.29円(前期△93.03円)
  • 財政状態(連結)
    • 総資産:13,600百万円(前期12,775百万円、+6.5%)
    • 純資産:4,011百万円(前期3,657百万円、+9.7%)
    • 自己資本比率:29.5%(前期28.6%)→ やや低め(目安40%以上で安定)だが改善
    • 自己資本(期末):4,011百万円
  • キャッシュ・フロー(連結)
    • 営業CF:+796百万円(前年281百万円、増加:良好)
    • 投資CF:△254百万円(前年+12百万円)
    • 財務CF:△477百万円(前年△729百万円)
    • 現金・現金同等物:1,765百万円(前年1,701百万円、+63百万円)
  • 収益性指標(要旨)
    • 売上高営業利益率:約0.5%(144 / 28,211、低いが黒字化は評価)
    • 売上総利益率:約15.3%(4,321 / 28,211)
    • 当期純利益率:約0.44%(124 / 28,211)
    • ROE(概算):約3.1%(124 / 4,011、低め)
  • 進捗率分析(四半期決算向け項目のため今回該当なし):―
  • 財務安全性
    • 自己資本比率29.5%(やや低め、目安40%)
    • 負債合計:9,589.7百万円、負債/純資産比(負債比率)約239%(9,589.7 / 4,011 → 高め)→ 有利子負債依存度あり
    • 流動負債:7,280.9百万円、流動資産:7,060.4百万円 → 流動比率は概ね97%前後(1を下回る可能性;短期流動性はややタイト)
    • インタレスト・カバレッジ・レシオ:18.5倍(改善、利払い余裕あり)
  • 効率性
    • 総資産回転率:売上28,211 / 総資産13,601 ≒ 2.07回(年)→ 業種比は要確認
  • セグメント別(売上高:百万円・前年同期比)
    • 食肉加工品:11,323百万円(△5.1%)
    • 惣菜その他加工品:5,287百万円(+2.1%)
    • 食肉:11,461百万円(△6.2%)
    • その他:139百万円(+6.1%)
    • セグメントは単一セグメントとして取り扱い(セグメント別利益は非開示)
  • 財務の解説
    • 売上減は主に個人消費の減退による販売数量減。利益改善は価格改定と原価低減、生産性向上によるもの。特別損失として訴訟関連損失44百万円を計上。固定資産・無形資産の投資(ソフトウェア等)で投資CFがマイナス化。

配当

  • 2024年3月期:期末配当 20.00円、年間配当 20.00円(中間配当0、期末20)
    • 配当金総額:41百万円(連結)
    • 配当性向(連結):33.2%(利益に対する比率。目安は企業方針次第)
    • 純資産配当率:1.0%
  • 2025年3月期(予想):年間20.00円(期末20.00円、予想配当利回りは株価によるため―)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:特記なし(自社株買い等の記載なし)

セグメント別情報

  • セグメント構成:食肉及び食肉加工品の製造・販売を単一セグメントとしているため、売上構成は上記の通り(食肉加工品、惣菜、食肉、その他)。
  • セグメント別状況(ポイント)
    • 食肉加工品:ローストポーク・生ハムは増、ハム・ソーセージは減 → 総額は減少(11,323百万円、△5.1%)。
    • 惣菜その他:ハンバーグ類が増加で同部門は増収(5,287百万円、+2.1%)。
    • 食肉:輸入豚や国産牛の販売減で大きく減少(11,461百万円、△6.2%)。
  • セグメント戦略:新商品開発・販路拡大、単品量販の強化、業務提携・協業、集約生産や商品の絞り込み等で販売量回復とコスト削減を図る方針。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本短信に中期計画の詳細記載なし(―)。
  • KPI達成状況:特定KPIの開示なし(―)。ただし黒字転換は短期的な収益改善の進捗として評価可能。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:消費者の節約志向(物価高・円安の影響)、原材料・エネルギー・物流コストの高止まり、人手不足による人件費上昇が継続的リスク。
  • 競合比較:同業他社との直接比較データは本資料にないため記載なし(―)。ただし業界共通のコスト高・消費低迷は競合も同様に直面。

今後の見通し

  • 会社の業績予想(2025年3月期・連結)
    • 第2四半期累計(上期)予想:売上14,200百万円(+2.3%)、営業利益45百万円(+15.4%)、当期純利益50百万円(+16.3%)、EPS 24.35円
    • 通期予想:売上29,000百万円(+2.8%)、営業利益190百万円(+31.9%)、経常利益225百万円(+30.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(+38.2%)、EPS 82.78円
  • 予想の信頼性:会社は価格改定やコスト削減を背景に楽観的な利益改善を見込むが、原材料価格・国際情勢等の外部要因により予想は変動する可能性があると明記。
  • リスク要因:為替(円安等)、原材料価格、エネルギー価格、物流費、人件費、人手不足、地政学リスク(ウクライナ・中東等)、消費低迷、訴訟リスク等。

重要な注記

  • 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更なし。会計上の見積り変更・修正再表示なし。
  • 連結範囲の変更:期中に重要な子会社の異動なし。
  • 訴訟:シンコウフーズらとの特許訴訟で知的財産高等裁判所の判決により当社に対して差止めと合計37百万円および遅延損害金の支払いが命じられ、訴訟関連損失44百万円を特別損失に計上。なお、当社は対象製品の製法を変更済で、現在の製品は特許に抵触しないと説明。
  • 重要な後発事象:該当事項なし。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2293
企業名 滝沢ハム
URL http://www.takizawaham.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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