2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し(発表時点での市場予想は–)。四半期実績に大きなサプライズ修正はなし。ただし営業損失の大幅改善が確認される。
  • 業績の方向性:売上は増収(+1.5%)だが第三四半期累計では引き続き四半期純損失を計上(増収だが損失縮小)。分類:増収(損失縮小)
  • 注目すべき変化:営業損失・四半期純損失が前年同期比で大幅に改善(営業損失:▲98.4M → ▲21.6M、四半期純損失:▲100.3M → ▲24.7M)。自己資本比率が25.8%→41.0%へ改善。
  • 今後の見通し:通期予想(売上3,700M、営業利益50M、当期利益50M)は変更無。第4四半期で黒字化・利益回復が必要で、達成可能性は第4四半期の業績次第。
  • 投資家への示唆(助言ではない):収益性は改善トレンドだが通期予想達成の可否は第4四半期の黒字化に依存。資本政策(転換社債・新株予約権の行使等)により株式数や自己資本構成が変動している点に留意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:アディッシュ株式会社
    • 主要事業分野:カスタマーリレーション事業(カスタマーサクセス支援、ソーシャルアプリサポート、インターネットモニタリング、スクールガーディアン等)— デジタルエコノミー向けのBPO/ソリューション提供
    • 代表者名:代表取締役 江戸 浩樹
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
    • 決算補足資料:作成有、決算説明会:有(動画配信予定)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:カスタマーリレーション事業(グロース支援サービス、アダプション支援サービス等)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株含む):2,142,470株(2025年12月期3Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):1,883,107株(2025年12月期3Q)
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 通期決算発表等:通期見通しは既発表のまま(修正無し)
    • 株主総会・IRイベント:特記事項無し(決算説明会は実施予定)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期、四半期単独目標は開示無し)
    • 売上高:累計 2,724,168千円。通期予想3,700,000千円に対する進捗率 73.6%(2,724 / 3,700)(通期の約3/4)。達成感:現時点で概ね順調(ただし第4四半期の比重次第)。
    • 営業利益:累計は営業損失 △21,649千円。通期予想は営業利益50,000千円のため進捗率は未達(事実上マイナス進捗)。
    • 純利益:累計は親会社株主に帰属する四半期純損失 △24,742千円。通期予想は当期純利益50,000千円。進捗は未達(第4四半期で黒字化が必須)。
  • サプライズの要因:
    • 営業損失の縮小は売上微増に加え、販売費及び一般管理費の削減等により実現。助成金収入の増加(16,101千円)も営業外収益に寄与。
    • 資本政策(転換社債の転換、新株予約権の行使)により自己資本が増加し、一部長期負債が減少した点も財務改善に寄与。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。達成可能性は第4四半期の収益転換(営業利益・当期利益の黒字化)に依存。

財務指標

  • 財務諸表の要点(千円、端数切捨て)
    • 売上高(第3四半期累計):2,724,168 千円(前年同期比 +1.5% / +40,644 千円)
    • 売上原価:1,999,023 千円(前年同期比 +48,959 千円)
    • 売上総利益:725,145 千円(前年同期比 −8,314 千円)
    • 販管費:746,795 千円(前年同期比 −85,087 千円)
    • 営業損失:△21,649 千円(前年同期は△98,423 千円 → 損失が約76,774 千円改善、改善率 約78.0%)(損失改善は良い傾向)
    • 経常損失:△11,024 千円(前年同期△83,378 千円)
    • 親会社株主に帰属する四半期純損失:△24,742 千円(前年同期△100,314 千円、改善額75,572千円、改善率 約75.3%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):△13.14 円(前年同期 △58.10 円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
    • 売上高進捗率:73.6%(通常は9か月で75%程度が簡易目安のためやや標準的)
    • 営業利益進捗率:マイナス(通期見込みの50Mに対し累計は△21.6M → 第4四半期で約71.6Mの営業利益が必要)
    • 純利益進捗率:マイナス(通期見込み50Mに対し累計は△24.7M → 第4四半期で約74.7Mの当期純利益が必要)
    • 過去同期間との比較:売上は微増、損失幅は大きく改善しており回復トレンド
  • 財政状態(貸借対照表要点)
    • 総資産:1,254,560 千円(前期末1,340,372 千円 → △85,812 千円、−6.4%)(資産減少)
    • 流動資産:1,071,419 千円(現金及び預金529,903千円、売掛金等474,342千円)
    • 負債合計:734,386 千円(前期末988,313千円 → △253,927千円、−25.7%)
    • 純資産合計:520,173 千円(前期末352,058千円 → +168,114千円、+47.8%)
    • 自己資本比率:41.0%(前期末25.8%)(41.0%:安定水準)
  • 流動比率・負債比率等(概算)
    • 流動比率 = 流動資産 / 流動負債 = 1,071,419 / 641,303 = 約167%(良好:100%以上が目安)
    • 負債比率(負債 / 純資産)= 734,386 / 520,173 = 約141.2%(やや高め)
  • キャッシュフロー
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記)。現金及び預金は前期末579,323千円→529,903千円に減少(△49,420千円)。
  • セグメント別
    • 単一セグメント(カスタマーリレーション事業)のためセグメント別内訳は省略

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00 円(2025年12月期:0.00、修正無し)
    • 期末配当(予想):0.00 円
    • 年間配当(予想):0.00 円
    • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
    • 配当性向:–(当期予想が黒字50Mだが配当は0の方針)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(ただし自己株式の処分による株式報酬の実行あり)

セグメント別情報

  • セグメント:単一(カスタマーリレーション事業)
    • 売上・利益構成:詳細は単一セグメントで集約(売上高2,724,168千円、営業損失△21,649千円)
    • 前年同期比較:売上 +1.5%、営業損失は大幅改善
    • 戦略・動向:BPaaS化支援サービスの拡大、2025年8月より「AI型カスタマーサポート」提供開始(対応業務80%以上の自動化目標)により生産性向上・コスト削減を図る

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料上の明示的な中期数値目標は省略(進捗は「先行投資の回収、不採算事業の整理、成長分野への集中」を通じた回復を目指すと明記)
  • KPI達成状況:具体的KPIの数値は開示無し。営業損失の縮小・自己資本比率改善はポジティブな進捗指標と解釈可能

競合状況や市場動向

  • 市場動向:DX推進、SaaS/AI活用の追い風がある一方、原材料・エネルギー高騰や為替変動で先行きは不透明との認識
  • 競合比較:同業他社との相対評価データは資料に記載無し(–)。ただしBPaaSやAIカスタマーサポート等の差別化施策を強化中

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上 3,700,000千円(+3.0%)、営業利益 50,000千円、経常利益 60,000千円、親会社株主に帰属する当期純利益 50,000千円(1株当たり当期純利益 35.67円)
    • 次期予想:未記載(–)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料P.3参照(為替等の前提は資料内に明記)
  • 予想の信頼性:第3四半期までで損失は縮小しているものの、第4四半期で黒字転換できるかが通期達成の鍵。過去2期連続営業損失の履歴がある点は留意事項。
  • リスク要因:
    • マクロ要因(個人消費、為替、エネルギー・原材料価格)
    • 大口案件の解約やサービス開始遅延
    • 人材採用コストや不採算事業の残存影響
    • 資本政策による希薄化リスク(転換社債・新株予約権の行使等)

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積りの変更:無し
  • 継続企業の前提に関する言及:過去2期連続の営業損失および営業キャッシュ・フローのマイナスを踏まえ「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象」は認識しているが、改善策を講じた結果、重要な不確実性は認められないと判断している。
  • 資本動向:転換社債型新株予約権付社債の転換および新株予約権の行使により資本金・資本剰余金が増加。2025年5月に減資と欠損填補を実施。自己株式の処分(株式報酬)実行。

(注記)

  • 表示のない項目は「–」としています。
  • 数値は会社発表(決算短信、千円単位)に基づく。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7093
企業名 アディッシュ
URL https://www.adish.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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