2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側が第2四半期の実績を反映して通期予想を修正している(業績予想の修正:有)。第2四半期の実績自体は会社予想と概ね整合しており、大きなサプライズはない(ほぼ予想通り)。
- 業績の方向性:増収増益。売上収益91,985百万円(前年同期比+6.9%)、営業利益14,949百万円(同+7.4%)。
- 注目すべき変化:キャッシュ(現金及び現金同等物)が9,103百万円増加し60,257百万円、資産合計は271,735百万円(前期末比+11,820百万円)。長期借入金が増加した一方で現金超過(ネット現金)を確保。
- 今後の見通し:会社は第2四半期実績を反映して通期業績予想(2026年3月期)を修正済み。中間実績の進捗は売上・利益ともに通期予想に対して約49〜50%で、季節性(第2・第4四半期重い)を考慮すると通期達成に向けて概ね順調。
- 投資家への示唆:国内・米国ともに既存施策(景品拡充、コラボ、ミニクレーン増台等)で来客・売上が回復基調。負債(借入)を活用した出店投資が継続しており、キャッシュは潤沢。短期的な成長投資と財務安定性のバランスがポイント。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ラウンドワン
- 主要事業分野:屋内型複合レジャー施設の運営(ボウリング、アミューズメント(クレーンゲーム等)、カラオケ、スポッチャ等)、国内外展開
- 代表者名:代表取締役社長 杉野 公彦
- URL:https://www.round1-group.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期間:2025年4月1日〜2025年9月30日)(IFRS、連結)
- 決算説明資料作成:有(機関投資家向け説明会あり)
- セグメント:
- 日本:国内の屋内型複合レジャー施設運営(ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ等)
- 米国:米国での屋内型複合レジャー施設運営(ミニクレーン増台、ジャパニーズフードホール併設検討等)
- その他:上記2地域以外の海外現地法人等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):288,789,042株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:26,289,095株
- 中間期中間平均株式数:262,303,908株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 中間報告書提出予定日:2025年11月10日
- 配当支払開始予定日:2025年12月2日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:91,985百万円。会社が中間実績を踏まえ通期予想を修正しているため「会社予想との整合」が図られている。通期予想に対する進捗率:91,985 / 188,780 = 約48.7%(進捗率:約48.7%)
- 営業利益:14,949百万円。通期予想に対する進捗率:14,949 / 30,136 = 約49.6%(進捗率:約49.6%)
- 親会社帰属中間利益(純利益相当):8,852百万円。通期予想に対する進捗率:8,852 / 17,833 = 約49.6%(進捗率:約49.6%)
- サプライズの要因:
- 増収の主因は国内の景品充実やコラボ施策、米国でのミニクレーン増台・新機器導入等による客数・売上向上。営業費用等は概ね計画内で推移。EBITDA・調整後EBITDAも前年を上回る(EBITDA 35,844百万円、調整後EBITDA 36,345百万円)。
- 通期への影響:
- 第2四半期実績を反映して通期予想を修正済み(2025年5月9日に公表した予想を修正)。中間時点の進捗はほぼ50%で季節性も考慮すると通期予想達成可能性は高いと会社は判断している(ただし不確実性は残る旨表明)。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 損益:売上収益91,985百万円、営業利益14,949百万円、税引前中間利益13,347百万円、親会社所有者帰属中間利益8,852百万円。
- 貸借対照表:資産合計271,735百万円、負債合計197,958百万円、資本合計73,777百万円。
- キャッシュフロー:営業CF 26,754百万円、投資CF △11,174百万円、財務CF △6,363百万円、現金増加額 +9,103百万円(期末現金60,257百万円)。
- 収益性
- 売上高:91,985百万円(前年同期86,031百万円、前年同期比+6.9%、増加額+5,954百万円)
- 営業利益:14,949百万円(前年同期13,918百万円、前年同期比+7.4%、増加額+1,031百万円)
- 営業利益率:14,949 / 91,985 = 約16.3%(前年同期約16.2% → 横ばいでやや改善)
- 税引前利益:13,347百万円(前年同期12,279百万円、前年同期比+8.7%)
- 親会社帰属中間利益:8,852百万円(前年同期8,694百万円、前年同期比+1.8%)
- EPS(基本):33.75円(前年同期32.21円、前年同期比+4.8%)
- 進捗率分析(中間期→通期予想)
- 売上高進捗率:約48.7%(通常の半期進捗としてはほぼ50%で妥当。第2・第4四半期に偏る傾向あり)
- 営業利益進捗率:約49.6%
- 純利益進捗率:約49.6%
- 過去同期間との比較:前年中間期に対する増収増益であり、進捗は通常ペース(季節性考慮の上で標準的)。
- 財務安全性
- 自己資本比率:親会社所有者帰属持分比率27.2%(前期末25.7%)。目安:40%以上が安定とされる中で27.2%はやや低め(自己資本比率は上昇傾向)。
- 有利子負債(社債及び借入金):合計51,319百万円(流動14,421+非流動36,898)。現金及び現金同等物60,257百万円のため、単純計算のネット有利子負債は△8,938百万円(ネット現金)。
- 流動比率:流動資産72,694 / 流動負債64,311 = 約113%(流動比率 >100%で短期流動性は確保)
- 効率性
- 総資産回転率や細かな推移は資料に限られるが、売上増に対して資産は増加(投資・出店準備等)している。営業利益率は約16%台で高水準を維持。
- セグメント別(中間期)
- 売上収益:日本 53,682百万円、米国 37,564百万円、その他 738百万円 → 合計 91,985百万円
- セグメント利益(営業利益ベース):日本 10,803百万円、米国 5,128百万円、その他 △990百万円 → 合計(連結)約14,949百万円
- セグメント動向(前年同期比抜粋)
- 日本:ボウリング収入+3.2%、アミューズメント+8.1%、カラオケ+5.5%、スポッチャ+3.5%
- 米国:ボウリング+6.3%、アミューズメント+10.0%、飲食その他+8.7%、スポッチャ△6.8%
- 財務の解説:営業CFは堅調(26,754百万円)、投資CFは新規出店等で約11,174百万円の支出、財務CFは借入増(長期借入15,000百円等)とリース負債の返済等で△6,363百万円。結果として現金は増加し、ネットの資金余裕は確保されている。
配当
- 中間配当:4.50円(支払開始予定日:2025年12月2日)
- 期末配当(予想):4.50円(会社予想・修正なし)
- 年間配当予想:18.00円(期初予想から修正なし)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当18.00円/1株当たり当期利益67.99円 = 約26.5%(目安:中程度の還元水準)
- 配当利回り:–(株価記載なしのため算出不可)
- 特別配当の有無:無
- 株主還元方針:自己株取得は直近ではほとんど実施していない(自己株式残高は約26.29百万株)。その他の株主還元方針は資料中に詳細記載なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況(中間期)
- 日本:売上53,682百万円(前年同期比+5.9%)、セグメント利益10,803百万円。施策:景品拡充、コラボ、無料キッズエリア導入、新規出店準備等により集客増。
- 米国:売上37,564百万円(前年同期比+9.0%)、セグメント利益5,128百万円。施策:ミニクレーン増台、リデンプションゲーム導入、料金見直し、ジャパニーズフードホール併設店舗検討等。
- その他:売上738百万円、セグメント損失△990百万円(その他費用等を含む)。
- 前年同期比較:両地域で増収。米国のアミューズメントが二桁成長と目立つ一方、米国スポッチャは減少。
- セグメント戦略:国内は既存施設の魅力度向上と出店、米国はミニクレーン等で稼働効率向上と日本コンテンツ導入の拡大。ラウンドワンデリシャスプロジェクトなど飲食展開の準備も実施中。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に明確な数値目標は今回の短信に記載なし。出店投資や米国展開、フード事業の準備等は中期成長戦略に沿った取り組みと記載。
- KPI達成状況:具体的KPIの記載なし(–)。
競合状況や市場動向
- 同業比較:本資料に同業他社との直接比較はなし。業界では消費回復やレジャー需要の回復が見られ、ラウンドワンはクレーンゲーム需要の高さやコラボ施策で対応。
- 市場動向:国内はクレーンゲーム需要が高い傾向、海外(特に米国)では日本型コンテンツ導入やミニクレーンでの売上拡大が確認される。競争優位性はブランドと店舗網、運営ノウハウに依存。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正済):売上収益188,780百万円、営業利益30,136百万円、税引前利益26,592百万円、当期利益(親会社帰属)17,833百万円、基本EPS 67.99円。
- 予想修正の有無:有(第2四半期累計を実績数値とし、Q3/Q4の売上・費用を修正)
- 会社予想の前提条件:資料中に明確な為替・原油等の数値前提は記載なし(–)。
- 予想の信頼性:第2四半期の進捗は通期予想の約49〜50%であり、季節性を踏まえれば妥当。過去の予想達成傾向についての詳細記載なし。
- リスク要因:
- 為替変動(米国事業比率が高まるためUSD影響)
- 消費動向の変化(レジャー需要)
- 金利上昇や借入コスト(長期借入金の増加)
- 競合の出店や価格競争、景品仕入れコスト
- 出店計画遅延や設備投資の採算性
重要な注記
- 会計方針:IFRSによる会計方針の変更は無し。会計上の見積り変更も無し。
- 連結範囲の変更:当中間期における重要な連結範囲の変更は無し。
- 監査・レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビューの対象外。
- その他:通期予想は第2四半期実績を受けて修正済み。将来見通しについては不確実性がある旨の注記あり。
(注)本まとめは提示資料に基づく情報整理であり、投資助言を行うものではありません。不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4680 |
| 企業名 | ラウンドワン |
| URL | http://www.round1.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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