2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:市場予想は不明だが、会社は本日(2025/8/1)通期業績予想を上方修正(売上高+48,000百万円、営業利益+3,900百万円、当期利益+3,700百万円)。中間実績自体は会社公表値と整合(直接の会社中間予想との比較は記載なし)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高695,132百万円、前年同期比+22.0%、営業利益49,173百万円、同+26.6%)。中間として3年連続で過去最高。
- 注目すべき変化:システムインテグレーション事業の伸長(売上490,101百万円、前年同期比+27.8%)が全体を牽引。ストック寄与の強いサービス&サポートも増収(205,030百万円、同+10.1%)。
- 今後の見通し:通期業績予想を上方修正(通期売上1,261,000百万円、前回比+4.0%)。中間進捗は売上55.1%、営業利益57.0%、当期純利益58.1%で、通期達成は現時点で概ね可能と判断できる水準。
- 投資家への示唆:IT投資(PC更新、DX/AI導入)需要を背景に利益率と進捗が良好。上方修正は需要堅調さの裏返しで、短期的には業績モメンタムが継続していることを示す。ただし世界経済や為替等の下振れリスクに留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社大塚商会
- 主要事業分野:システムインテグレーション(SI)事業およびサービス&サポート事業(オフィスサプライ「たのめーる」、サポート「たよれーる」等を含むIT導入・保守・アウトソーシング)
- 代表者名:代表取締役社長 大塚 裕司
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月1日(決算短信)
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期・中間期、連結・日本基準)
- 決算説明資料:作成・説明会(アナリスト向け)あり
- セグメント:
- システムインテグレーション事業:ソリューション設計・開発、ハード・ソフト販売、ネットワーク等(中堅・中小企業向けPC更新需要等で伸長)
- サービス&サポート事業:サプライ供給、保守、テレフォンサポート、アウトソーシング、通販「たのめーる」等(ストック収益重視)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:380,004,240株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):379,201,199株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年8月8日
- 中間配当支払開始予定日:2025年9月3日
- IRイベント:決算説明会(アナリスト向け)実施済み/資料あり
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表値と比較、百万円/%)
- 売上高:695,132(中間実績)/通期修正後1,261,000 → 中間進捗率 55.1%(中間としてやや上ぶれ/順調)
- 営業利益:49,173(中間実績)/通期修正後86,200 → 進捗率 57.0%
- 親会社株主に帰属する中間純利益:34,127(中間実績)/通期修正後58,700 → 進捗率 58.1%
- サプライズの要因:
- 国内IT投資の堅調さ(PC更新需要、DX/AI導入)により、特にSI事業の売上が想定以上に伸長。販売費及び一般管理費増はあるが売上総利益の増加が上回る。
- 通期への影響:
- 本日通期予想を上方修正(売上+48,000百万円、営業利益+3,900百万円、当期利益+3,700百万円)。中間進捗と修正を踏まえ通期予想達成可能性は高いと判断できるが、米国通商政策や物価動向等の外部リスクは留意。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円)
- 総資産:729,857(+55,954 vs 前期末)
- 純資産:381,680(+6,433)
- 自己資本(参考):377,104
- 収益性(中間期:2025/1-6)
- 売上高:695,132百万円(前年同期569,722百万円、+22.0%=+125,410百万円)
- 売上総利益:128,768百万円(前年113,327百万円、+13.6%)
- 販売費及び一般管理費:79,594百万円(前年74,484百万円、+6.9%)
- 営業利益:49,173百万円(前年38,843百万円、+26.6%)→ 営業利益率 7.07%(49,173/695,132)
- 経常利益:50,099百万円(前年39,852百万円、+25.7%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:34,127百万円(前年26,930百万円、+26.7%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):90.00円(前年71.02円、株式分割換算後)
- 進捗率分析(通期修正後に対する中間進捗)
- 売上高進捗率:55.1%(695,132/1,261,000)→ 通常の半期比(50%)よりやや上回る(良好)
- 営業利益進捗率:57.0%(49,173/86,200)→ 良好
- 純利益進捗率:58.1%(34,127/58,700)→ 良好
- 前期(2024通期実績)比の中間進捗:前年中間/前年通期 = 569,722/1,107,668=51.4% → 今回は改善
- 財務安全性
- 自己資本比率:51.7%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動資産合計:618,400百万円、流動負債合計:339,790百万円 → 流動比率(=流動資産/流動負債)=約182%(流動性良好)
- 有利子負債:短期借入金4,300/長期借入金1,700(合計6,000百万円:低水準)
- キャッシュフロー(中間期、百万円)
- 営業CF:45,190(前年52,468、減少)→ 売上債権増加(受取手形・売掛金の増)が主因
- 投資CF:△9,126(前年△4,422)→ ソフトウエア取得支出増(先行投資)
- 財務CF:△30,546(前年△25,879)→ 配当支払増が主因
- 現金及び現金同等物期末残高:235,003百万円(前期末229,488百万円)
- セグメント別(中間期)
- システムインテグレーション事業:売上490,101百万円(前年比+27.8%)、セグメント利益39,667百万円
- サービス&サポート事業:売上205,030百万円(前年比+10.1%)、セグメント利益16,129百万円
配当
- 中間配当:45.00円(2025年中間決議。前年中間は0.00円)
- 期末配当(予想):40.00円
- 年間配当予想:85.00円(前年比:2024年は年間80.00円;2024年期末には売上高1兆円記念配当5円を含む)
- 配当性向:–(会社の通期予想に基づく配当性向は明示なし)
- 株主還元方針:安定的配当を基本。自社株買いの記載:–(今回の短信に記載なし)
- 特別配当:直近は無し(2024期末の記念配当を除く)
セグメント別情報(要点)
- システムインテグレーション事業
- 売上:490,101百万円(+27.8%)/セグメント利益39,667百万円
- 背景:PC更新需要、パッケージソフト採用増などが寄与。付加価値の高いソリューション提案で伸長。
- サービス&サポート事業
- 売上:205,030百万円(+10.1%)/セグメント利益16,129百万円
- 背景:通販「たのめーる」やサポート「たよれーる」等ストック収益の拡大に注力。利便性向上・新サービスで成長継続。
- 事業区分変更:期初より連結子会社の業績管理区分を一部見直し、セグメント区分を変更(遡及表示済、影響は軽微)
中長期計画との整合性
- 中期経営方針:スローガンは「お客様に寄り添い、DXとAIでお客様と共に成長する」。AI活用による営業生産性向上、オフィスまるごと提案等を推進。
- KPI進捗:売上・利益の伸長、ストック比率向上(たのめーる等)が目標に整合。具体KPI数値は短信に限定情報のみ。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内ではPC更新(Windows 10サポート終了)やDX/AI導入でIT投資需要は底堅いと会社見通し。中堅・中小企業の導入拡大が追い風。
- 競合比較:同業他社との詳細比較は本資料に記載なし。だが自己資本比率・営業CF・ストック売上の存在から財務・収益基盤は堅牢と判断可能。
今後の見通し
- 通期予想の修正:有(2025/8/1公表)
- 前回:売上1,213,000/営業利益82,300/当期利益55,000(百万円)
- 今回:売上1,261,000(+48,000)/営業利益86,200(+3,900)/当期利益58,700(+3,700)
- 会社予想の前提:国内IT投資の底堅さ、PC更新需要、AI導入拡大を前提。リスクとして米国通商政策、物価動向、金融市場変動、自動車産業の生産拠点再編等を挙げる。
- 予想の信頼性:中間実績と進捗率から現状では達成可能性は高いと見られるが、外部環境の変動には注意。
重要な注記
- 会計方針:2022年改正会計基準(法人税等に関する会計基準)を期首より適用(表示整理の変更)。当該変更による中間連結財務諸表への影響は無し。
- 株式分割:2024年4月1日に普通株式1→2株の株式分割を実施。1株当たり指標は分割後換算で表示。
- その他:中間連結財務諸表は監査人のレビュー対象外。投資判断に直結する情報は将来の不確実性あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4768 |
| 企業名 | 大塚商会 |
| URL | http://www.otsuka-shokai.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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