2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の第1四半期単独の予想は開示なしのため直接比較は不可。ただし第2四半期(累計)・通期予想との進捗で見ると、営業利益・当期純利益は想定を上回る進捗(第2四半期累計に対する営業利益達成率約92%、当期純利益達成率約89%)で概ね上振れ。
- 業績の方向性:増収増益(売上高5,535百万円、前年同期比+7.5%;営業利益369百万円、前年同期比+147.3%)。
- 注目すべき変化:営業利益率が大幅改善(前年同期約2.9% → 今回約6.7%)し、合成樹脂加工品事業の収益性改善(セグメント利益301百万円、前年同期比+243.3%)が主因。
- 今後の見通し:会社は第2四半期(累計)・通期予想を公表・修正済(詳細は別資料)。Q1の進捗から見ると上半期の利益目標達成は現実的だが、通期売上はほぼ横ばい予想(通期予想売上21,400百万円、前期比△0.2%)のため下期の需要動向が重要。
- 投資家への示唆:出荷数量増と販売価格改定が利益改善に直結しているため、価格改定の定着度と下期の需要動向(建材需要、輸出など)、および為替・原材料動向を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名 ロンシール工業株式会社
- 主要事業分野 合成樹脂加工品事業(床材、防水材、住宅資材、壁装材、輸出用床材、産業資材等)および不動産賃貸事業
- 代表者名 代表取締役社長 西岡 秀明
- URL https://www.lonseal.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日 2025年8月7日
- 対象会計期間 2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 合成樹脂加工品事業:主力事業。国内床材、防水材、住宅資材、輸出用床材、産業資材(フィルム基材、車両用床材等)。
- 不動産賃貸事業:賃貸料収入。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む)4,625,309株
- 期末自己株式数 17,010株
- 期中平均株式数(四半期累計)4,608,313株
- 今後の予定:
- 決算説明会:無し
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 通期・第2四半期累計予想に対する進捗(下記「進捗率分析」参照)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:出荷数量の増加、販売価格の改定効果が利益に寄与。合成樹脂加工品事業の粗利改善が大きい。
- 下振れ要因:為替差損(当期営業外費用に計上)などのマイナス要素あり。
- 通期への影響:
- 第1四半期の利益進捗は良好で、上半期(第2四半期累計)の利益目標は達成可能性が高い。ただし通期売上はほぼ横ばい予想のため、下期の需要・価格・為替次第で業績変動の可能性あり。
- 直近に業績予想の修正あり(第2四半期累計の修正を実施)。
財務指標
- 損益(第1四半期累計、百万円)
- 売上高 5,535(前年同期比 +7.5%、増加額 +385)
- 売上原価 3,425
- 売上総利益 2,110
- 販管費 1,740
- 営業利益 369(前年同期比 +147.3%)
- 経常利益 378(前年同期比 +76.4%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益 266(前年同期比 +71.3%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS) 57.78円(前年同期 33.73円)
- 収益性指標
- 営業利益率 6.67%(369/5,535)(前年同期 2.89% → 大幅改善:改善は良い兆候)
- 経常利益率 6.83%
- 財政状態(期末、百万円)
- 総資産 26,104(前期末 25,903、+201)
- 純資産 18,887(前期末 19,015、△128)
- 自己資本比率 72.4%(安定水準。前期 73.4%)
- 流動性・負債
- 流動資産 18,162、流動負債 5,607 → 流動比率 ≒ 324%(高水準、流動性良好)
- 負債合計 7,216、純資産 18,887 → 負債/純資産比 ≒ 38%(過度な借入なし)
- 短期借入金 170(前期同額)、その他有利子負債ほぼ限定的
- キャッシュフロー
- 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- 効率性
- 総資産回転率(簡易)= 売上高/総資産 = 5,535/26,104 ≒ 0.212(四半期ベースの参考値)
- セグメント別(第1四半期累計、百万円)
- 合成樹脂加工品事業:売上高 5,445(前年同期比 +7.6%)、セグメント営業利益 301(前年同期比 +243.3%)
- 不動産賃貸事業:売上高 90(前年同期と同額)、営業利益 68(前年同期比 +10.5%)
- 財務の解説
- 売上増に加え販売価格改定が粗利率改善に寄与。為替差損は発生しているが総じて高い自己資本比率と豊富な現預金により財務は良好。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期実績:期末配当 70.00円、年間70円
- 2026年3月期予想:中間 -、期末 70.00円、年間70.00円(修正無し)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向(概算)= 年間配当70円 / 予想EPS173.59円 ≒ 40.3%(目安。やや高めの還元)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載なし
セグメント別情報
- 合成樹脂加工品事業:売上増(5,445百万円、+7.6%)かつ利益大幅改善(301百万円、+243.3%)。主力の国内床材、防水材、住宅資材、輸出用床材が増収。産業資材ではフィルム基材増、車両用床材減。
- 不動産賃貸事業:売上高90百万円で横ばい、営業利益68百万円(+10.5%)。
- 戦略・見通し:価格改定の効果が表面化しているが、車両用床材の減少など製品別の差があるため需要動向に応じた生産配分・販売戦略が重要。
中長期計画との整合性
- 評価:短期的には価格転嫁と出荷増で利益改善が進んでおり、中期目標の収益性改善策に合致している可能性があるが、詳細は中期計画の開示内容次第。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内は雇用・所得改善で緩やか回復。ただし物価高止まりや米国の通商政策など不透明要因あり(会社コメント)。
- 競争優位性:製品ポートフォリオ(住宅向け、産業用、輸出)で分散があり、価格転嫁力が示された点は強み。
今後の見通し
- 業績予想:
- 第2四半期(累計)予想(修正後) 売上高 10,600百万円(+2.3%)、営業利益 400百万円(+22.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益 300百万円(+18.6%)。
- 通期予想 売上高 21,400百万円(△0.2%)、営業利益 1,150百万円(+32.2%)、当期純利益 800百万円(—)。
- 予想修正:第2四半期累計の予想修正を公表済(2025年8月7日付のお知らせ参照)。
- 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗は良好である一方、通期売上が横ばい見込みのため下期の需要・価格・為替が実績に強く影響する可能性あり。
- リスク要因:
- 為替変動(既に一部で為替差損計上)
- 原材料価格の上昇
- 国内建設需要や輸出市場の減速
- 車両用床材など特定製品の需要低迷
重要な注記
- 会計方針:当四半期における会計方針の変更なし。
- 連結範囲の変更:無し。
- 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無し。
- レビュー:四半期レビュー(公認会計士等によるレビュー)は実施されていない。
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
- その他:第2四半期累計の業績予想修正あり(詳細は別リリース参照)。
(注)本資料は開示された決算短信の記載内容に基づいて整理したものであり、投資助言を行うものではありません。数値は百万円未満切捨て。情報に不足・不明な項目は“–”で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4224 |
| 企業名 | ロンシール工業 |
| URL | http://www.lonseal.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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