2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想の四半期別目標は開示されておらず、通期予想の修正も無し。通期予想に対する第1四半期の進捗は良好(売上進捗率約21%、営業利益進捗率約39%)。市場予想との比較は不明。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高5,437百万円、前年同期比+8.9%、営業利益1,475百万円、前年同期比+25.0%)。
  • 注目すべき変化:メモリー向けプローブカードの拡販・増産により、売上・利益ともに前年同期を上回る。非メモリー(自動車・産業機器向け)は依然として弱含み。包括利益は為替影響で減少(△351百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上25,500百万円、営業利益3,750百万円)に変更なし。第1四半期の進捗は営業利益・純利益が通期に対して比較的順調だが、世界経済・為替等の不確実性は依然存在。
  • 投資家への示唆:高付加価値(メモリー/先端半導体)製品比率が増え、短期的には収益性改善が確認できる。一方で配当は前期70円→今期予想50円に下方、投資による設備投資拡大も示唆されており、成長投資と株主還元のバランスに注意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:日本電子材料株式会社
  • 主要事業分野:半導体検査用部品(プローブカード等)、電子管部品
  • 代表者名:代表取締役社長 坂田 輝久
  • URL:https://www.jem-net.co.jp/
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月7日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • セグメント:
  • 半導体検査用部品関連事業:プローブカード等(主力)
  • 電子管部品関連事業:電子管向け部品(小規模)
  • 発行済株式:
  • 発行済株式数(期末、普通株式、自己株含む):12,647,416株
  • 期中平均株式数(四半期累計):12,631,504株
  • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
  • 決算説明会:無し(補足資料作成無し)
  • 株主総会/IRイベント等:–(決算短信に記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社の通期予想との比較および達成率)
  • 売上高:第1四半期 5,437百万円。通期予想25,500百万円に対する進捗率 21.3%(通期に対して順調な立ち上がり目安は四半期均等なら25%→やや下回る)。
  • 営業利益:第1四半期 1,475百万円。通期予想3,750百万円に対する進捗率 39.3%(通期に対して良好)。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:988百万円。通期予想2,500百万円に対する進捗率 39.5%(良好)。
  • サプライズの要因:
  • 上振れ要因:メモリー向けプローブカードの販売拡大と増産、国内工場の稼働率・生産効率向上により売上・利益が改善。高付加価値製品比率の上昇で粗利率改善。
  • マイナス要因:為替損(営業外費用で75百万円計上)、包括利益では為替換算差額が△351百万円と影響。
  • 通期への影響:現時点で業績予想の修正は無し。第1四半期の利益進捗は良好で、メモリー向け需要が維持されれば通期達成可能性は高いが、非メモリー市場の回復遅延や為替変動が下振れリスク。

財務指標

  • 財務諸表の要点(主要数値:単位=百万円)
  • 売上高(第1Q):5,437(前年同期4,992、+8.9%)
  • 売上原価:2,639(前年2,714、─2.8%)
  • 売上総利益:2,797(前年2,277、+22.8%)
  • 販管費:1,322(前年1,096、+20.6%)
  • 営業利益:1,475(前年1,180、+25.0%) 営業利益率:約27.1%(改善;前年約23.6%)
  • 経常利益:1,408(前年1,264、+11.4%)
  • 四半期純利益(親会社帰属):988(前年868、+13.8%)
  • EPS(四半期):78.26円(前年68.76円、+13.8%)
  • 貸借対照表要点(当第1Q末:2025年6月30日)
  • 総資産:37,797百万円(前期末39,859、△2,062)
  • 純資産:28,046百万円(前期末27,914、+132)
  • 自己資本比率:74.2%(前期70.0%)→ 安定水準(高い)。
  • 流動資産:26,612、流動負債:4,881 → 流動比率 ≒ 545%(非常に高い:流動性良好)
  • 負債合計:9,750百万円、負債/純資産比 ≒ 34.8%(低いレバレッジ)
  • キャッシュ・フロー:四半期CFは作成せず。現金及び預金は13,676百万円に増加(前期12,148)。
  • 効率性:
  • 総資産回転率(四半期ベース、年率換算は省略):–(簡易指標は売上/総資産 = 5,437/37,797 ≒ 0.144)
  • 売上高営業利益率:27.1%(改善、良好)
  • セグメント別(第1Q)
  • 半導体検査用部品関連:売上 5,381百万円(前年比+9.0%)、セグメント利益 1,918百万円(前年比+29.9%) → 売上構成比 ≒ 99% / セグメント利益率 ≒ 35.6%(高い収益貢献)
  • 電子管部品関連:売上 55百万円(前年比+3.2%)、セグメント利益 2百万円(前年比△15.4%) → 事業規模は小さい
  • 財務の解説:
  • メモリー向け製品拡販で高マージンの売上が増加。販管費・研究開発費は増加しているが売上拡大で吸収。為替影響が包括利益を押し下げている点に注意。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:期末40円(年間合計70円/中間30円)
  • 2026年3月期(予想):中間25円、期末25円、年間合計50円(直近公表予想からの修正無し)
  • 予想配当利回り:–(株価情報無し)
  • 予想配当性向:通期予想EPS 197.92円に対して配当50円 → 配当性向 ≒ 25.3%(中立的)。
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し

セグメント別情報

  • 半導体検査用部品関連事業:
  • 売上 5,381百万円(前年同期比+9.0%)、セグメント利益 1,918百万円(同+29.9%)。メモリー向けプローブカードが主導、国内外の先端半導体向け拡販で増産。
  • 戦略:高付加価値品比率向上、設備投資による生産キャパシティ強化(今期は先行投資を積極化)。
  • 電子管部品関連事業:
  • 売上 55百万円(ほぼ微増)、利益マージン低下。事業規模は限定的で業績影響は小さい。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料上の具体的な数値目標の記載なし。今期は「半導体市場の中長期成長に備え積極的な先行投資」で生産力・製品力を強化する方針。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
  • 生成AI向け先端半導体(画像処理系・HBM等)が需要を牽引、メモリー向けに追い風。自動車・産業機器向け等の非メモリー市場の回復は遅い。
  • 競合他社との比較:同業他社との相対評価は資料に記載無し(→ –)。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(未修正):売上25,500百万円(前期比+7.0%)、営業利益3,750百万円(同△18.2%)、当期純利益2,500百万円(同△27.6%)。第2四半期累計(上期)売上12,200百万円、営業利益1,650百万円。
  • 会社の前提:メモリー向け需要は成長基調、非メモリーの回復は遅い。為替や世界経済の下振れリスクを留意。
  • 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗は良好だが、通期では上期偏重や下期の需要変動等に注意。会社は保守的な開示姿勢であり、必要時は修正を速やかに公表すると明記。
  • リスク要因:世界経済の下振れ、米国通商政策等の外部ショック、為替変動(既に為替差損計上)、非メモリー市場の回復遅延、投資回収のタイミング。

重要な注記

  • 会計方針の変更や連結範囲の変更:無し
  • 四半期キャッシュフロー計算書:作成していない(但し減価償却費は第1Qで347百万円、前年277百万円に増加)
  • 監査レビュー:四半期財務諸表に対する監査法人のレビューは無し

(注記)

  • 不明な項目は「–」と表記しています。
  • 本資料は決算短信の要約であり、投資助言を行うものではありません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6855
企業名 日本電子材料
URL http://www.jem-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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