2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較情報は開示資料に記載なしのため差異は–。ただし業績は概ね想定内の改善要因(販売価格改定・電力・ガス抑制の効果)で説明されている。
- 業績の方向性:増収増益(売上高21,021百万円、前期比+7.5%;営業利益1,071百万円、前期比+88.6%)。
- 注目すべき変化:営業利益率が2.9%→5.1%へ改善(販価改定とエネルギーコスト抑制が主因)。親会社帰属当期純利益は835百万円(前期比+86.4%)と大幅増加。
- 今後の見通し:2025年3月期予想は売上215億円(+2.3%)だが営業利益は600百万円(△44.0%)と大幅減益予想。原材料高・人件費・設備投資等のコスト増を織り込んだ保守的な見通し。通期達成可能性については、コスト動向次第で変動するため「不確実性あり」。
- 投資家への示唆:直近期は価格改定とエネルギー費抑制で収益が回復したが、翌期見通しで大幅減益を見込んでおり、原料・人件費・設備投資の動向が業績の鍵となる。配当は増配(期末70円)で維持方針。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ロンシール工業株式会社
- 主要事業分野:合成樹脂加工品(建材用床材、防水資材、住宅資材、壁装材、車両用床材、フィルム基材等)および不動産賃貸(ショッピングセンター等)
- 代表者名:代表取締役社長 西岡 秀明
- URL:https://www.lonseal.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月14日
- 対象会計期間:2024年3月期(連結:2023年4月1日〜2024年3月31日)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- セグメント:
- 合成樹脂加工品事業:主力。建材・住宅向け・産業資材(車両用床材等)、輸出を含む。
- 不動産賃貸事業:ショッピングセンター等の賃貸収入。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:4,625,309株(自己株式含む)
- 期中平均株式数:4,608,783株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2024年6月27日
- 配当支払開始予定日:2024年6月10日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
- 決算説明会:無
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 実績(2024年3月期)
- 売上高:21,021百万円(前期比+7.5%)
- 営業利益:1,071百万円(前期比+88.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:835百万円(前期比+86.4%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:販売価格改定の効果、住宅向け販売回復、政府の激変緩和措置による電気・ガス価格抑制。
- その他:販管費は増加したが売上増とコスト抑制が寄与して営業改善。
- 通期への影響:
- 2025年3月期は営業利益を大幅減(600百万円、△44.0%)で見込み。今期の改善は一時的なコスト抑制や価格改定効果が大きく、原材料高や人件費等の上振れリスクを考慮し慎重に見積もっている。必要に応じて業績予想を修正する旨を掲示。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:26,426百万円(前期25,343百万円、+1,083百万円)
- 純資産:19,147百万円(前期18,252百万円、+895百万円)
- 現金及び現金同等物:7,180百万円(前期6,437百万円、+742百万円)
- 収益性(連結、2024年3月期)
- 売上高:21,021百万円(前期19,560百万円、+1,461百万円、+7.5%)
- 営業利益:1,071百万円(前期568百万円、+503百万円、+88.6%)/営業利益率 5.1%(前期2.9%) → 改善(良い目安)
- 経常利益:1,186百万円(前期668百万円、+77.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:835百万円(前期448百万円、+86.4%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):181.27円(前期97.25円、+86.4%)
- 進捗率分析(四半期決算該当せず):–(通年決算のため通期進捗率分析は該当外)
- 財務安全性
- 自己資本比率:72.5%(前期72.0%) — 安定水準(良い)
- 有利子負債(参考、貸借対照表より):短期借入金170百万円、リース債務合計約391百万円 → 有利子負債合計おおむね561百万円(算出値、参考)
- ネットキャッシュ概算:現金7,180 – 有利子負債約561 = 約6,619百万円(概算、良い)
- 流動負債:5,592百万円、流動資産:17,864百万円 → 流動比率(流動資産/流動負債)約319%(良い)
- 効率性
- 総資産回転率や詳細の過去推移は明記なし、営業利益率は大幅改善(2.9%→5.1%)。
- セグメント別(主要)
- 合成樹脂加工品事業:売上20,661百万円(前期19,200→+7.6%)、セグメント営業利益806百万円(前期306百万円→+約163%) — 主力で利益改善を牽引。
- 不動産賃貸事業:売上360百万円(同額)、営業利益265百万円(前期比+1.3%) — 安定収益源。
- 財務の解説:売上回復と販売価格改定、電力・ガス価格抑制で粗利改善。営業CFは大幅増(1,487百万円、前期341百万円)で投資・配当を支えるキャッシュ創出力向上。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年3月期(実績):期末60.00円、年間60.00円
- 2024年3月期(実績):期末70.00円、年間70.00円(増配)
- 2025年3月期(予想):期末70.00円、年間70.00円(据え置き・予想)
- 配当金総額(連結):2024年3月期 322百万円
- 配当性向(連結):38.6%(2024年3月期)← 前期61.7%から低下(増益により負担率が軽くなった)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当方針・株主還元:現状配当は維持・増配傾向。自社株買いの記載なし。特別配当はなし。
セグメント別情報
- 合成樹脂加工品事業
- 売上:20,661百万円(前期比+7.6%)
- 営業利益:806百万円(前期306百万円→+163.1%) — 建材(床材、防水、住宅資材)と車両用床材が拡大。フィルム基材は減少。
- 今後:住宅市場回復の継続と価格改定の定着が重要。原材料高がリスク。
- 不動産賃貸事業
- 売上:360百万円(前期同額)
- 営業利益:265百万円(前期比+1.3%) — 安定した賃貸収入が収益に寄与。
- セグメント戦略:資料では具体的な中長期戦略の詳細は限定的。合成樹脂加工品での販売強化と価格維持が鍵。
競合状況や市場動向
- 市場動向:住宅用途向け需要回復、輸出(北米等)も増加。だが原材料・エネルギー高、物流費・人件費上昇がリスク要因として強調されている。
- 競合との比較:同業他社との定量比較は資料に記載なしのため–。相対的には自己資本比率が高く財務基盤は堅牢。
今後の見通し
- 2025年3月期(会社予想)
- 売上高:21,500百万円(前期比+2.3%)
- 営業利益:600百万円(前期比△44.0%)
- 経常利益:700百万円(前期比△41.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:450百万円(前期比△46.1%)
- EPS予想:97.64円
- 予想の前提条件:原材料価格、人件費、設備投資の増加を織り込んだ想定(為替等の具体前提は資料参照箇所に記載)。
- 予想の信頼性:直近の業績改善が価格改定と一時的なエネルギー抑制の影響を受けているため、業績予想はコスト動向に敏感であり「不確実性あり」。
- リスク要因:原材料・エネルギー価格上昇、物流費、人件費上昇、設備投資負担、国際情勢の影響、為替変動(海外売上比率あり)。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外と明記
- 役員異動:執行役員の新任候補が記載(就任日2024年6月27日予定)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4224 |
| 企業名 | ロンシール工業 |
| URL | http://www.lonseal.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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