2026年3月期 第1四半期決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ:
- 既存のゲーム業界向け派遣等で前年同期を下回る一方、新領域(フリーランスマッチング、Web・映像・メディア領域)への展開やM&A(BRAISEグループ、レッツアイ等)により通期業績予想を上方修正。のれん償却等の会計処理は第2四半期に最終決定予定。
- 業績ハイライト:
- 売上高:2,143 百万円(前年同期比:▲1.2%)/売上総利益:1,058 百万円(▲2.6%)/営業利益:314 百万円(▲10.1%)。(売上・利益は減収減益、良くない目安)
- 通期(修正)予想:売上高 10,300 百万円(103 億円、期初予想比 +8.4%)、営業利益 1,500 百万円(期初予想比 +4.9%)。(上方修正はポジティブ材料)
- 戦略の方向性:
- ゲーム業界に次ぐ収益柱としてWeb・クリエイティブ/映像・メディア領域へ前倒しで拡大。M&Aで領域拡充・クロスセルを推進し、LTV向上や地方拠点展開を図る。
- 注目材料:
- 2025年7月のBRAISEグループ(映像制作)連結子会社化によるシナジー(クロスセル・採用ブランディング等)。
- 譲渡制限付株式(RS)・業績連動型株式報酬(PSU)導入:2030年3月期の営業利益目標(20/25/30億円)で付与割合が変動。
- のれん算定/償却費は第2四半期に会計監査人と最終協議(会計影響確認が重要)。
- 一言評価:
- 新領域とM&Aで成長ポテンシャルは拡大する一方、ゲーム市場の短期的な弱さとのれん・統合作業の影響により四半期は減収減益。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社コンフィデンス・インターワークス(証券コード:7374)
- 主要事業分野:HRソリューション(人材派遣・受託・人材紹介・フリーランスマッチング)、メディア&ソリューション(求人メディア「工場ワークス」等)
- 代表者名:代表取締役社長 澤岻 宣之
- 説明会情報:
- 開催日時:–(資料内に記載なし)
- 説明会形式:–(資料内に記載なし)
- 参加対象:–(資料内に記載なし)
- 説明者:
- 発表者:–(資料に発表者の明記なし)
- 参考:代表取締役社長 澤岻 宣之(資料作成者として会社代表者は記載)
- 報告期間:
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月~6月)
- セグメント:
- セグメント① HRソリューション(派遣・受託):ゲーム・エンタメを中心に派遣・受託、フリーランスマッチング含む
- セグメント② HRソリューション(人材紹介):ミドル〜ハイクラス向け転職支援
- セグメント③ メディア&ソリューション事業:転職求人メディア(工場ワークス)・広告販売・採用アウトソーシング
業績サマリー
- 主要指標(第1四半期:単位は百万円、前年同期比%は資料通り)
- 営業収益(売上高):2,143 百万円(前年同期比:▲1.2%)【(悪い目安)減収】
- 売上総利益:1,058 百万円(前年同期比:▲2.6%)/売上総利益率:49.4%(前年同期比:▲0.7pt)
- 営業利益:314 百万円(前年同期比:▲10.1%)/営業利益率:14.7%(前年同期比:▲1.4pt)【(悪い目安)減益・利益率低下】
- 経常利益:294 百万円(前年同期比:▲15.9%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益(純利益):181 百万円(前年同期比:▲18.8%)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
- EBITDA(参考):374 百万円(前年同期比:▲9.2%)/EBITDAマージン:17.5%(▲1.5pt)
- 予想との比較:
- 会社予想(修正後、2025/8/8公表)に対する達成率:
- 対修正予想(10,300 百万円):実績比 20.8%(2,143 / 10,300)※資料は「期初予想対比」で進捗率を表示しており、期初(9,500)比だと22.6%と記載
- 営業利益:314 / 1,500 = 20.9%(期初計画比は資料で22.0%)
- サプライズの有無:期中の業績予想は既に8月に上方修正済み(子会社連結化による増収見込み)。第1四半期は前年同期比で減収減益、特段の市場予想を大幅に上振れたという記載はなし。
- 進捗状況:
- 通期(修正)に対する進捗率(資料注記):
- 当Q実績は「期初予想対比」で売上 22.6%、営業利益 22.0%として提示(注:資料は期初予想比を基準に進捗率を表記)
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率:通期修正後の達成率は上記。中期(営業利益30億円等)に対する進捗は初期段階。
- 過去同時期との進捗比較:前年同期比では売上▲1.2%、営業利益▲10.1%で劣後。
- セグメント別状況(第1四半期)
- HRソリューション(派遣・受託)
- 売上高:1,389 百万円(前年同期比:▲1.2%)
- セグメント利益:294 百万円(前年同期比:▲17.1%)
- 売上総利益率:32.3%(▲2.3pt)
- 売上構成比:約64.7%(全社を牽引、だがゲーム業況悪化で稼働数伸び悩み)
- HRソリューション(人材紹介)
- 売上高:361 百万円(前年同期比:▲5.8%)
- セグメント利益:116 百万円(▲13.3%)
- 売上総利益率:約79.9%(ほぼ維持)
- 生産性:コンサルタント1人当たり成約額は前年同期比 +12.1%(改善)
- メディア&ソリューション
- 売上高:394 百万円(前年同期比:+4.0%)
- セグメント利益:144 百万円(+15.9%)
- 求人広告が好調、固定費削減・変動費化で利益率改善(セグメント利益率 36.7%、+3.8pt)
業績の背景分析
- 業績概要・トピックス:
- 第1四半期は主にゲーム業界向け派遣が軟調で前年割れ。ただし新領域(フリーランス、Web、映像・メディア)での伸長やM&Aにより通期見通しを上方修正。
- メディア事業は求人広告好調で増益。
- 増減要因:
- 減収の主因:ゲーム業界の採用意欲減退に伴う派遣稼働数低下(中堅企業中心で稼働伸び悩み)。また前期4Qでの成約件数積上げ未達が紹介事業に影響。
- 増益/減益の主因:のれん償却・子会社化に伴う費用増はあるが、固定費削減やバックオフィス最適化により増分を吸収、メディアは固定費削減効果で利幅拡大。
- 競争環境:
- ゲーム業界に高いプレゼンスを持つが、同領域の需給変化に弱い。Web・映像領域は競合多数だがM&Aにより強み(地域・顧客網・映像技術)を補強。
- リスク要因:
- ゲーム市場の景気敏感性・採用動向。
- M&A後の統合リスク、のれん償却費の影響(今期の会計処理は第2Q確定予定)。
- メディア集客の外部プラットフォーム分散による流入低下リスク。
- マクロ(景気、需要、為替等)は資料での前提明示なし。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 「業界特化型バーティカル人材サービス」を掲げ、ゲームをコアにWeb・クリエイティブ、映像・メディア等へ領域拡大。
- M&Aで領域拡充(Protagonist、Letsi、BRAISE、G's等)し、カテゴリーNo.1の集合体を形成。
- プライム移行(売上200億円/営業利益30億円)を目標。
- 進行中の施策:
- BRAISEグループ(映像制作)の子会社化:クロスセル、地方拠点展開、映像×人材による採用ブランディング等の検討。
- レッツアイ子会社化(関西でのクリエイター基盤活用)によるWeb領域拡大。
- フリーランスマッチングサービス「ConPro FREELANCE」をWeb/IT領域で拡大。
- IR強化(個人投資家向け活動、note・X活用)。
- セグメント別施策:
- 派遣・受託:周辺領域(Web/映像)で稼働人員拡大、稼働率維持。
- 人材紹介:生産性重視でコンサルタント1人当たり成約額向上、採用強化で計画達成を目指す。
- メディア:独自コンテンツとUI改善で集客力向上、広告収入拡大。
- 新たな取り組み:
- RS/PSU導入による経営と株主価値の連動(2030年目標達成でPSU付与割合増)。
- のれんの会計処理・償却見積りを業績予想に織り込む予定(第2Q最終決定)。
将来予測と見通し
- 業績予想(修正後、2026年3月期)
- 売上高:10,300 百万円(103 億円、期初予想 95 億円 → 修正 103 億円、前期比 +22.7%)
- 営業利益:1,500 百万円(期初 1,430 → 修正 1,500、前期比 +15.1%)
- 純利益:945 百万円(親会社株主帰属、修正値)
- 予想の前提条件:BRAISE、ジーズ等の連結子会社化による業績取り込み(BRAISEは9か月分を取込)、のれん償却費は一定前提で織り込む。為替等の具体前提は資料に明記なし(–)。
- 経営陣の自信度:M&Aを織り込んだ修正を行っており、中長期では領域拡大に自信を示す。ただし短期は業界需要に左右される旨を示唆。
- 予想修正:
- 通期予想の修正有無:あり(2025年8月8日公表、売上95億→103億、営業利益14.3億→15億)
- 修正理由:BRAISE及びジーズ・コーポレーションの連結子会社化による寄与見込み
- 中長期計画:
- プライム移行目標:売上高200億円、営業利益30億円、ガバナンス・流動性指標の早期達成を目指す。
- PSU等を用いた経営インセンティブで中期目標達成を図る。
- 予想の信頼性:
- M&Aの寄与を織り込む比重が高いため、のれん算定・統合進捗が達成に影響。過去は積極的M&Aで成長しており、業績予想はM&A前提で修正されやすい(やや変動的)。
- マクロ経済の影響:
- 国内の制作・IT投資の動向、ゲーム業界の採用意欲、映像コンテンツ市場成長等が需要に影響。資料では為替・金利の前提は示されていない。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 将来の事業拡大と財務体質強化のため必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を基本方針とする。ROE・配当性向・DOEを指標化(将来目標:配当性向30%以上、DOE10%以上等)。
- 配当実績(/予想):
- 2026年3月期(予想):年間配当 75 円/株(中間 35 円、期末 40 円)※資料の「配当単価(予想)」
- 配当性向:49.7%(対前期 +11.0pt、資料)
- DOE:8.1%(資料)
- 配当利回り(参考):4.7%(算定株価 1,612円を基準、資料注)
- 備考:配当は増配継続の方針(上場以降連続増配)
- 特別配当:なし(資料に記載なし)
- その他の株主還元:自己株買い等の記載なし(資料に記載なし)
製品やサービス
- 製品(主要サービス):
- 人材派遣・受託:ゲーム・エンタメ向けを中心とした派遣・受託サービス、フリーランスマッチング(ConPro FREELANCE)
- 人材紹介:ミドル~ハイクラス中心の転職支援
- メディア:転職求人メディア「工場ワークス」等
- 映像制作(BRAISEグループ):テレビ番組企画・制作、編集・MA、撮影機材レンタル等
- サービス提供エリア・顧客:
- 首都圏中心だが、レッツアイ等で関西拠点や他地域展開を開始。顧客はゲーム会社、Web/広告企業、製造業(工場ワークス)等。
- 協業・提携:
- ツイング(新卒採用支援)、アカリク(理系・博士領域)、CORE(女性向けコミュニティ)、WAVEE(Web3/AI領域)等との提携多数。複数のM&Aにより子会社化(プロタゴニスト、レッツアイ、BRAISE、ジーズ等)。
- 成長ドライバー:
- Web・クリエイティブ領域の拡大、映像・メディア事業との連携によるクロスセル、フリーランスマッチングの拡大、地方拠点展開。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッション:資料にQ&Aの詳細は記載なし(–)
- 経営陣の姿勢:M&Aを積極化し新領域を先行展開する方針(資料から読み取り)
- 未回答事項:のれんの最終会計処理(第2Qで最終決定)、発表者個別の質疑応答は資料に未記載
投資判断のポイント(助言ではなく材料整理)
- ポジティブ要因:
- 強固なバランスシート:現預金 4,074 百万円(第1Q末)、ネットキャッシュ 40.5 億円、自己資本比率 83.5%(高い安全性)
- M&Aによる事業領域拡大(Web、映像・メディア)とクロスセルの期待
- メディア事業の利益率改善(求人広告好調でセグメント利益率上昇)
- フリーランスやWeb領域へのシフトで収益源多様化
- ネガティブ要因:
- 短期的なゲーム業界の需要低迷による派遣稼働減(既に第1Qに影響)
- のれん償却・統合コストの負担(会計処理確定まで不確実性あり)
- M&Aの統合リスクと期待が剥落した場合の業績影響
- 不確実性:
- のれん算定の最終結果、BRAISE等の統合効果の実現度、ゲーム業界の景況変化
- 注目すべきカタリスト:
- 2026年3月期 第2四半期:のれんの会計処理最終決定(影響金額注目)
- BRAISE / レッツアイ等子会社の業績取り込み動向(四半期の寄与状況)
- メディア(工場ワークス)の顧客・掲載数・顧客単価の推移
- PSUの業績達成度(2030年目標に向けた中間動向)
重要な注記
- 会計方針:
- のれんの算定・無形資産の識別については第2四半期に会計監査人と協議し最終決定予定。BRAISE取得にかかるのれん償却費は一定前提で業績予想に織り込んでいるが最終金額は未確定。
- RS/PSUの会計処理は監査法人と協議中。費用は付与時株価×付与数で算定し、期間按分計上予定。
- リスク要因(特記事項):
- M&Aに伴う取得価格・のれん・シナジーの実現度、ゲーム業界の景気変動、メディア集客力の外部環境変化などが業績に影響。
- その他:
- 決算資料内の金額は連結・百万円単位で表示。進捗率の表示は「期初予想対比」で記載している点に留意。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7374 |
| 企業名 | コンフィデンス・インターワークス |
| URL | https://ciw.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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