2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正は無し。第1四半期実績は当社想定どおりに進捗(上振れ/下振れを示す市場予想は未提示のため–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高 +39.7%、営業利益 +17.4%、四半期純利益 +4.7%)。
  • 注目すべき変化:組織・人材開発事業は堅調(第1Q売上1,653百万円、前年同期比 +1.8%)。ステークホルダーリレーション事業(KYTグループ化による新規事業)の寄与で売上全体が拡大(当四半期売上計2,269百万円)。のれん償却額が増加(94,948千円)している点も留意。
  • 今後の見通し:通期業績予想の修正は無し。通期進捗は売上21.8%、営業利益24.0%、純利益20.9%で、概ね想定の範囲(第一四半期は季節性のある事業環境のため通期進捗の偏りあり)。
  • 投資家への示唆:第1Qは主要事業の季節要因(ファーストキャリア領域等)とKYTのグループ化効果で増収を確保。短期では借入増加と利息負担増(支払利息13,003千円)に注意。配当予想は据え置き(年間15円)。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社セルム
  • 主要事業分野:組織・人材開発事業(経営戦略に根差した組織づくり・人材育成の伴走支援)、ステークホルダーリレーション事業(通訳・翻訳等を軸に国際会議/イベント支援、2024年12月に株式会社KYTをグループ化)
  • 代表者名:代表取締役社長 加島 禎二
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月13日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結、2025年4月1日~2025年6月30日)
  • 決算補足説明資料:有、決算説明会:有
  • セグメント:
  • 組織・人材開発事業:従来の主力事業(ファーストキャリア領域等)
  • ステークホルダーリレーション事業:KYTグループ化により追加(国際会議・展示会・通訳翻訳等)
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式):22,990,000株(2026年3月期1Q)
  • 期中平均株式数(四半期累計):21,453,985株(2026年3月期1Q)
  • 備考:2025年5月30日に自己株式2,900,000株を消却。2024年10月に株式分割(1株→2株)実施。
  • 今後の予定:
  • 決算説明会:開催(詳細日程は資料参照)
  • 株主総会/IRイベント:–(今回短信に具体日程の記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(当四半期実績 / 通期会社予想の比較、単位:百万円)
  • 売上高:2,269 / 通期10,416 → 進捗率 21.8%(通期予想に対する進捗。第1Qとしてはやや低めだが季節性を考慮)
  • EBITDA:380 / 通期1,556 → 進捗率 24.4%
  • 営業利益:259 / 通期1,080 → 進捗率 24.0%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:132 / 通期632 → 進捗率 20.9%
  • サプライズの要因:
  • プラス要因:ファーストキャリア領域で大企業顧客の需要が堅調、KYTグループ化によるステークホルダーリレーション事業の寄与(新規事業のため前年比較データ無し)。
  • マイナス要因:短期借入金の増加による支払利息の増加(支払利息13,003千円)およびのれん償却の増加(94,948千円)が費用面で重荷。
  • 通期への影響:現時点で通期予想修正は無し。第1Qの進捗は概ね想定内(営業利益はほぼ想定どおりの進捗)。ただし借入・利息負担の動向やKYT統合効果の継続によりリスク要因あり。

財務指標

  • 財務諸表の要点(第1四半期末、単位:百万円/千円表記の原資料あり)
  • 売上高:2,269百万円(前年同期比 +39.7% / +645百万円)
  • EBITDA:380百万円(前年同期比 +29.5%)
  • 営業利益:258.97百万円(前年同期比 +17.4%)
  • 経常利益:248.69百万円(前年同期比 +16.7%)
  • 四半期純利益(親会社株主):132.46百万円(前年同期比 +4.7%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):6.17円(前年同期 5.50円)
  • 総資産:7,048百万円(前期末 7,283百万円、△234.8百万円)
  • 純資産:2,755.95百万円(前期末 2,806.74百万円、△50.8百万円)
  • 自己資本比率:37.3%(前期末 36.9%) → 目安:40%以上が安定、37.3%はやや低めだが改善傾向
  • 収益性指標
  • 営業利益率:258.97 / 2,269 = 約11.4%(良好な水準)
  • EBITDAマージン:380.26 / 2,269 = 約16.8%
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
  • 売上高進捗率:21.8%(四半期の通例25%よりやや低め→季節性の影響)
  • 営業利益進捗率:24.0%(ほぼ想定どおり)
  • 純利益進捗率:20.9%(やや低め)
  • 過去同期間との比較:前年同期比では増収増益で好調
  • 財務安全性
  • 自己資本比率:37.3%(やや低め、40%超で安定と一般評価)
  • 流動資産:2,730百万円、流動負債:1,820百万円 → 流動比率 ≒ 150%(概算、短期的支払余裕あり)
  • 負債の状況:短期借入金の計上(290百万円)が発生。長期借入金は2,375百万円。
  • 効率性
  • 総資産回転率(年換算ベースの詳細は四半期のみで計算困難)→ 概括的に売上増で改善傾向。
  • セグメント別(第1Q実績)
  • 組織・人材開発事業:売上 1,653.9百万円(前年同期比 +1.8%)、セグメント利益 312.9百万円
  • ステークホルダーリレーション事業:売上 615.8百万円(新規セグメントのため前年比較なし)、セグメント利益 55.2百万円
  • 調整額(本社管理費等):△106.3百万円
  • 財務の解説:
  • 売上増は既存の組織・人材開発の季節性(Q1は繁忙期)と、KYTを取り込んだ新事業の寄与。のれん償却が増加しているが、EBITDAは増加しており営業ベースの採算は確保されている。現金預金は前期末比で減少(△174.8百万円)、一方で短期借入金を計上(290百万円)しており、資金調達の動向は注視が必要。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:中間 -、期末 9円(注:株式分割前の表記あり、分割考慮しない場合期末18円/年間28円)
  • 2026年3月期(予想):中間 7円、期末 8円、年間合計 15円(直近予想から変更無し)
  • 配当利回り:–(株価情報未提示のため算出不可)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の新規発表なし(直近は自己株式消却を実施)

セグメント別情報

  • 組織・人材開発事業:
  • 売上高:1,653,877千円(前年同期比 +1.8%)
  • セグメント利益:312,886千円
  • 主因:ファーストキャリア領域で大企業需要が堅調
  • 見通し:引き続き安定した需要が見込まれるが、季節性に依存
  • ステークホルダーリレーション事業:
  • 売上高:615,834千円(2024年12月のKYT連結化に伴う新規セグメント、前年比較なし)
  • セグメント利益:55,154千円
  • 主因:国際会議・展示会の需要回復、外資系顧客の会議需要取り込み
  • 見通し:イベント等の外部需要に依存するため景況感影響あり。統合効果の継続が鍵
  • その他(投資事業等):小規模

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:現短信にて明示的な中期数値目標の記載無し → 進捗状況はセグメント拡充(KYT組み入れ)で事業ポートフォリオの拡大を推進中
  • KPI達成状況:公開KPIがないため記載無し(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との具体比較データは記載無し(–)。ただし人的資本経営への関心上昇は同業にも追い風となる市場環境。
  • 市場動向:国内企業の人的資本経営への関心増加、国際会議・イベントの回復によりステークホルダーリレーション事業の需要が拡大。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(2026年3月期)業績予想は修正無し:売上10,416百万円(+27.3%)、EBITDA1,556百万円(+9.0%)、営業利益1,080百万円(+0.5%)、親会社株主帰属当期純利益632百万円(+14.4%)、1株当たり当期純利益29.40円
  • 会社想定の前提:特記事項として為替等の前提は明示無し(–)
  • 予想の信頼性:第1Qは全体的に想定どおりの進捗。過去の予想達成傾向については明記無し(–)。
  • リスク要因:
  • 借入増加とそれに伴う利息負担の拡大
  • M&A(KYT)統合の進捗とのれん償却負担
  • イベント需要や顧客企業の採用・育成投資の景気変動による影響
  • 会計上の修正再表示あり(過去の企業結合処理の確定反映)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無
  • 修正再表示:有(前連結会計年度に係る企業結合の暫定処理の確定による修正を反映)
  • 四半期連結キャッシュフロー計算書:作成していない(第1Qは未作成)
  • その他重要事項:
  • 2025年5月30日に自己株式2,900,000株を消却。自己株式消却により資本剰余金の一部が調整されている。
  • 減価償却費(のれん含まず)14,836千円、のれん償却額94,948千円(第1Q累計)。

(注)本まとめは提供された決算短信に基づく情報整理です。投資助言を目的とするものではありません。不明な項目は「–」と記載しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7367
企業名 セルム
URL https://www.celm.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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