決算短信：ベイシス（4068）

2026年６月期第１四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社の通期・第2四半期予想の修正はなし。第1四半期実績は会社予想からの明確な乖離報告なし → 全体として「ほぼ予想どおり／想定内」。
• 業績の方向性：増収減益（売上高1,919百万円で前年同期比+1.2％、営業利益5百万円で同▲63.2％）。
• 注目すべき変化：サービス別ではモバイルエンジニアリングの売上が762百万円（前年同期比▲10.4％）と減少。一方、IoTエンジニアリングが798百万円（同+8.7％）と堅調。SaaS「BLAS」は導入企業増で販促強化中。
• 今後の見通し：通期予想（売上8,684百万円、営業利益234百万円）に対して第1四半期進捗は売上22.1％、営業利益は約2.4％（5/234）と低位。会社は通期予想を据え置き。現状では通期達成は「可能性あるが営業利益の進捗は遅い」と読み取れる。
• 投資家への示唆：売上は横ばい〜小幅増だが、営業利益率が低下している点（販管費増加など）が注目点。IoTおよびSaaSの伸長はポジティブだが、モバイル分野の弱さと短期借入金の増加（流動負債の増加）を注視。

基本情報

• 企業概要:
• 企業名：ベイシス株式会社
• 主要事業分野：インフラテック事業（モバイルエンジニアリング、IoTエンジニアリング、その他；SaaS「BLAS」等の提供）
• 代表者名：代表取締役社長 吉村 公孝
• 問合せ先：取締役CFO 今井 未来也 TEL 03(6435)9907
• 上場市場・コード：東（東証） 4068
• URL：https://www.basis-corp.jp/
• 報告概要:
• 提出日：2025年11月11日
• 対象会計期間：2026年6月期 第1四半期（2025年7月1日～2025年9月30日）
• 決算説明資料：作成あり、決算説明会：なし
• セグメント:
• 単一セグメント「インフラテック事業」（サービス別にモバイル／IoT／その他で開示）
• 発行済株式:
• 期末発行済株式数（自己株式含む）：1,887,819株（2026年6月期1Q）
• 期中平均株式数（四半期累計）：1,863,178株（2026年6月期1Q）
• 自己株式数：24,282株
• 時価総額：–（記載なし）
• 今後の予定:

決算サプライズ分析

• 予想vs実績（会社予想との比較は会社がQ1個別予想を開示していないため、通期・第2Q累計予想に対する進捗で評価）
• 売上高：1,919百万円（前年同期比+1.2％）→ 通期予想8,684百万円に対する進捗率22.1％、第2四半期累計（上期）目標4,166百万円に対する進捗46.0％
• 営業利益：5百万円（前年同期比▲63.2％）→ 通期予想234百万円に対する進捗率約2.1％、第2Q累計目標32百万円に対する進捗約17.8％
• 親会社株主に帰属する四半期純利益：1百万円（前年同期比▲61.9％）→ 通期予想128百万円に対する進捗率約1.3％
• サプライズの要因：
• 売上はほぼ横ばいながら、販管費増（販売費及び一般管理費436.6百万円、前年同期比で約+25.9百万円）などにより営業利益が大きく減少。
• 個別要因：モバイル分野での受注抑制（キャリアの設備投資抑制）が続く一方、IoTとITインフラ、SaaSが寄与。短期借入金の増加（+200百万円）が負債増の主因。
• 通期への影響：
• 会社は業績予想を据え置き。第1四半期は利益進捗が低いが、上期・下期の季節性や案件の回復により通期達成を見込む前提。現状では「達成可能性ありだが利益改善が鍵」。

財務指標

• 財務諸表（要点）
• 資産合計：3,795百万円（前期末3,717百万円、+78百万円）
• 流動資産：3,099百万円（同+85百万円）
• 固定資産：696百万円（同▲7百万円）
• 負債合計：1,743百万円（同+72百万円）
• 流動負債：1,499百万円（同+84百万円）※短期借入金が300→500百万円に増加
• 純資産：2,052百万円（同+5百万円）
• 自己資本比率：54.0％（安定水準）
• 収益性（第1四半期／金額は百万円）
• 売上高：1,919百万円（前年同期比 +1.2％、+22百万円）
• 売上総利益：442百万円（前年同期426百万円）
• 販売費及び一般管理費：436.6百万円（前年同期410.7百万円）
• 営業利益：5百万円（前年同期15百万円、▲63.2％）→ 営業利益率約0.3％（低水準）
• 経常利益：5百万円（前年同期9百万円、▲45.3％）
• 親会社株主に帰属する四半期純利益：1百万円（前年同期4百万円、▲61.9％）
• 1株当たり四半期純利益（EPS）：0.89円（前年同期2.35円、▲62％）
• 進捗率分析（通期予想に対する第1四半期進捗）
• 売上高進捗率：22.1％（1,919 / 8,684）→ 通常ペースかやや上回る（通期均等配分では25％が目安だが、同社は上期に集約される想定のため第1Q単独では低め）
• 営業利益進捗率：約2.1％（5 / 234）→ 低い（利益面で遅れ）
• 純利益進捗率：約1.3％（1 / 128）→ 低い
• 過去同期間との比較：前年同期は営業利益15百万円で進捗が相対的に良かったが、今回は販管費増加等で利益が悪化
• 財務の安全性
• 自己資本比率：54.0％（安定水準）
• 流動比率（概算）：流動資産3,099 / 流動負債1,499 = 約207％（良好）
• 負債構成：短期借入金増加（300→500百万円）により流動負債が増加。長期借入金は187.5百万円（前期198.75百万円に減少）。
• 効率性
• 売上総利益は増加しているが販管費の伸びで営業利益率は低下。総資産回転率など詳細KPIは開示なし。
• セグメント別（サービス別）収益
• モバイルエンジニアリング：762百万円（前年同期比▲10.4％）
• IoTエンジニアリング：798百万円（前年同期比+8.7％）
• その他：358百万円（前年同期比+15.0％）
• コメント：IoT・その他（SaaS含む）が成長、モバイルが収益抑制

配当

• 配当実績・予想：
• 中間配当：0.00円（予想・実績とも）
• 期末配当（予想）：0.00円
• 年間配当予想：0.00円（修正なし）
• 配当利回り：–（株価情報の記載なし）
• 配当性向：–（配当ゼロのため実効的に0％だが、会社方針は開示資料参照）
• 特別配当：なし
• 株主還元方針：当面配当は無配（0.00円）、一部ストック・オプション発行等の記載あり

セグメント別情報

• セグメント別状況：単一セグメント（インフラテック事業）。サービス別内訳は上記（モバイル/IoT/その他）。
• 前年同期比較：
• モバイル：▲10.4％（弱含み）
• IoT：+8.7％（堅調）
• その他：+15.0％（成長）
• セグメント戦略：SaaS「BLAS」の導入企業数増加で拡販体制を強化中。IoT案件（スマートメーター等）が継続して堅調。

中長期計画との整合性

• KPI達成状況：開示なし／サービス別売上構成の変化（IoT・SaaS成長）が中長期の成長ドライバーであるとの示唆あり

競合状況や市場動向

• 市場動向：通信キャリアの設備投資抑制が継続する一方、IoT関連やITインフラ需要は堅調。SaaS展開が収益の安定化に寄与する可能性。

今後の見通し

• 業績予想：
• 通期予想の修正：なし（2025年8月13日発表予想から変更なし）
• 会社の通期前提・注記：業績予想の前提条件は添付資料参照（為替や原材料の特記は無記載）
• 予想の信頼性：過去の予想修正履歴の詳細は開示なし。第1Qの利益進捗が遅れているため、利益面の達成には案件回復や販管費コントロールが必要。
• リスク要因：キャリア等の設備投資低迷、物価上昇による個人消費の停滞、受注の季節変動、短期借入金増による資金調達コストや流動性リスク（現時点では流動比率良好）。

重要な注記

• 会計方針の変更：なし
• 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用：あり（税効果等の見積り適用等。詳細は添付資料P.6参照）
• 監査（レビュー）：第1四半期財務諸表は監査法人によるレビュー無しと記載
• その他：2025年6月期第2四半期に企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前期比較数値にはその影響を反映済み

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。