2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想の修正は無し(会社予想通り)。アナリストコンセンサス情報は提供なし(–)。中間で関係会社株式売却益531百万円を計上し純利益が大幅上振れ。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+5.5%、営業利益+27.7%、親会社株主に帰属する中間純利益+154.6%)
  • 注目すべき変化:親会社株主に帰属する中間純利益が前年同期比で+805百万円(+154.6%)と大幅増。主因は第1四半期に計上したMyAnimeListの株式売却益(531百万円)と事業改善。
  • 今後の見通し:2026年2月期通期予想(売上106,000百万円、営業利益2,720百万円、当期純利益2,000百万円)に変更なし。中間進捗は売上・営業利益ともに概ね50%台、純利益は約66%と進捗良好で達成可能性は高い想定。
  • 投資家への示唆:電子書籍流通事業の安定成長が収益基盤。純利益拡大は一時項目を含むため、下期のコア利益(営業利益やセグメント利益)の動向を注視する必要あり。戦略投資事業は収益化・投資の適正化フェーズ。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社メディアドゥ(Media Do、証券コード 3678)
  • 主要事業分野:電子書籍流通事業(出版社⇔電子書店の取次/配信ソリューション)、戦略投資事業(国際事業、IP・ソリューション、SC事業等)
  • 代表者:代表取締役社長 CEO 藤田 恭嗣
  • 問合せ先:代表取締役副社長 CFO 苅田 明史、TEL 03-6212-5111
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年10月15日
  • 対象会計期間:2026年2月期 第2四半期(中間期、2025年3月1日〜2025年8月31日)
  • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、説明資料はTDnetで開示予定)
  • セグメント:
  • 電子書籍流通事業:国内最大級の電子書籍取次、配信・運用ソリューション提供(出版社2,200社超、電子書店150店超、コンテンツ260万点超)
  • 戦略投資事業:国際事業、IP・ソリューション事業、SC(Sustainability Creation)事業(中期計画で注力領域)
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):15,205,174株(2026年2月期中間期)
  • 期中平均株式数(中間期):15,159,241株
  • 時価総額:–(記載なし)
  • 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日:2025年10月15日
  • 株主総会、IRイベント等:通期決算発表や株主総会日は記載なし(決算説明会は実施済/予定)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
  • 売上高:中間実績 53,864百万円(前年同期比+5.5%)。通期予想106,000百万円に対する進捗率 50.8%(ほぼ計画通り)
  • 営業利益:中間実績 1,399百万円(前年同期比+27.7%)。通期予想2,720百万円に対する進捗率 51.4%
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:中間実績 1,326百万円(前年同期比+154.6%)。通期予想2,000百万円に対する進捗率 66.3%(一時益により高進捗)
  • サプライズの要因:
  • 主因:関係会社株式(MyAnimeList)売却益531百万円を計上(第1四半期)。これが中間純利益を大幅押し上げ。
  • 事業面では電子書籍流通事業の既存商流好調と新規商流(「めちゃコミック」取引開始)寄与。一方、戦略投資事業はエブリスタの連結除外で売上減だが日本文芸社等の損益改善で損失縮小。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想の修正を行っていない。中間は概ね計画通りの進捗だが、純利益は一時利益寄与が大きいため下期の通常利益動向で通期達成の確度が左右される。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
  • 売上高(中間):53,864(前年同期 51,057、増減 +2,807、+5.5%)
  • 営業利益:1,399(前年同期 1,096、+303、+27.7%)
  • 経常利益:1,439(前年同期 1,034、+405、+39.2%)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:1,326(前年同期 521、+805、+154.6%)
  • 1株当たり中間純利益(EPS):87.50円(前年同期 34.45円)
  • 総資産:55,666(前期末 53,160、+2,506)
  • 純資産:18,476(前期末 17,708、+768)
  • 自己資本比率:32.9%(前期末 33.1%)→ やや低め(目安40%)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 売上高進捗率:50.8%(計画ペース)
  • 営業利益進捗率:51.4%(計画ペース)
  • 純利益進捗率:66.3%(一時益で上振れ)
  • 過去同期間との比較:売上・営業利益は前年同期を上回る進捗。純利益は一時要因で大幅増。
  • キャッシュ・フロー(中間期末)
  • 営業CF:+1,731百万円(前年同期 2,498、△30.7%)
  • 投資CF:+383百万円(前年同期 △336)→ 関係会社株式売却収入679百万円が主因
  • 財務CF:△1,266百万円(前年同期 △995)→ 長期借入金返済859百万円、配当支払546百万円等
  • 現金及び現金同等物:14,405百万円(前期末 13,591、+813)
  • 財務安全性・効率性
  • 流動比率(流動資産42,982 / 流動負債34,736):約123.8%(健全、目安100%+)
  • 有利子負債合計:約3,006百万円(短期借入52、1年内返済予定長期借入1,365、長期借入1,589)→ 現金14,405に対して純現金ポジション(概算)あり(14,405−3,006=約11,399百万円)
  • 総資産回転率・売上高営業利益率:営業利益率(中間)=1,399 / 53,864 ≒ 2.6%(低中程度。セグメント構成に依存)
  • セグメント別(中間)
  • 電子書籍流通事業:売上50,246百万円(+6.6%)、セグメント利益2,514百万円(△0.1%)
  • 戦略投資事業:売上4,298百万円(△6.0%)、セグメント損失△246百万円(前年は△656、損失幅縮小)
  • 財務の解説:
  • 電子書籍事業が売上主力で安定成長。販促・販売インセンティブ増加などでセグメント利益は伸び悩み。
  • 戦略投資事業はエブリスタの連結除外で売上減だが、日本文芸社等の収益改善で損失縮小。投資回収・ポートフォリオ見直しが継続課題。

配当

  • 配当実績・予想:
  • 中間配当:0.00円(2026年2月期中間)
  • 期末配当(予想):40.00円(通期合計40.00円)
  • 直近の年間配当予想:40.00円(変更なし)
  • 配当利回り:–(株価情報がないため算出不可)
  • 配当性向(予想):年間配当40円 / 予想EPS132円 ≒ 30.3%(約30%:中程度の配当性向)
  • 特別配当:無
  • 株主還元方針:特定の自社株買い等の記載は無し(新株予約権発行あり)

セグメント別情報

  • 電子書籍流通事業
  • 売上:50,246百万円(前年同期比+6.6%)
  • セグメント利益:2,514百万円(前年同期比△0.1%)
  • 要因:既存商流の好調、新規商流(めちゃコミック)寄与。一方、第1Qの販売インセンティブ増加が利益抑制。
  • 見通し:基盤は強く、取次の重要性増。運用コスト増を如何に吸収するかが課題。
  • 戦略投資事業
  • 売上:4,298百万円(前年同期比△6.0%)
  • セグメント損失:△246百万円(前年同期△656、損失幅縮小)
  • 要因:エブリスタの連結除外で減収。日本文芸社の経営改善やオーディオブック等が損益改善に寄与。国際事業は増収だが体制強化で販管費増。
  • 見通し:中期計画では国際事業・IP等に注力。3年目以降ROICが8%未満の事業は見直し方針。

中長期計画との整合性

  • 新中期経営計画を策定(2026年2月期を初年度)。SC事業を「戦略投資事業」に取り込み。
  • KPI・目標:投資開始3年目以降でROIC≧8%を目安に評価。未達ならポートフォリオ見直し。
  • 進捗:電子書籍流通の拡大、戦略投資の損益改善が確認されており中期目標に向けた初動は整いつつあるが、国際展開や投資リターンの確保が鍵。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内電子書籍市場は拡大傾向。コンテンツ数増加に伴う流通・運用ニーズが増大し、取次の存在価値が高まる。
  • 競合優位性:取次としての規模(出版社・電子書店とのネットワーク、運用ノウハウ)が強み。海外展開では子会社やFirebrand等のネットワークを活用。
  • リスク要因:出版社・電子書店間の価格/配分交渉、運用コスト増、為替影響(国際事業)、翻訳・流通コスト、重要子会社の業績動向。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(修正無し):売上 106,000百万円(+4.0%)、営業利益 2,720百万円(+9.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,000百万円(+46.7%)、EPS 132.00円
  • 会社前提:詳細の前提(為替等)は添付資料参照(決算短信内に前提記載)。
  • 予想の信頼性:中間の進捗率は売上・営業利益ともに約50%で計画に整合。純利益は一時益の影響で進捗高め。会社は通期予想を維持しており、下期に一時的な逆風がない限り達成可能との見方。
  • 主なリスク要因:電子書籍市場の成長鈍化、主要取引先との関係変化、海外事業の投資回収遅延、コンテンツ制作費の上昇、法規制や会計基準変更、為替変動。

重要な注記

  • 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準を期首から適用(財務諸表への影響なし)。
  • 表示方法の変更:海外子会社の一部運用費用を従来SG&Aから売上原価へ振替(比較期間の組替あり。前中間期のSG&A455百万円を売上原価へ組替)。
  • 連結範囲の変更:MyAnimeListは当中間期に株式全部売却により持分法適用から除外。エブリスタは前期末に連結対象外。
  • 監査・レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
  • その他特記事項:決算説明資料有(機関投資家・アナリスト向け)、将来予想には不確実性がある旨の注意書き。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3678
企業名 メディアドゥ
URL https://www.mediado.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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