2025年1月期 第1四半期決算短信日本基準
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は第1四半期決算において特段の追加修正を発表しておらず、業績は「会社が6月4日に発表した業績予想(修正済み)」の下での進捗を示す。四半期実績は概ね予想範囲内(上振れ/下振れの明確な会社予想差異は開示資料に明示なし)。
- 業績の方向性:売上高は増収(前年同期比 +2.1%)だが、営業利益・経常利益・四半期純利益は減益(営業利益 -4.1%、経常利益 -6.9%、四半期純利益 -51.4%)。
- 注目すべき変化:前年同期に投資有価証券売却益約102百万円が計上されていたため、当期の四半期純利益は大幅減(約半分)。また、仕入販売事業(スマートソリューション関連)の終息により当該売上が大幅減少(仕入販売 -52.3%)。
- 今後の見通し:通期予想は2024年6月4日に修正済み(通期:売上高3,785百万円、営業利益282百万円、当期純利益209百万円など)。第1四半期の進捗は売上で約25.9%、営業利益で約36.6%、当期純利益で約35.1%と、通期予想に対して概ね順調(直線比でやや進捗良好)。追加の予想修正は本短信時点で無し。
- 投資家への示唆:増収ながら営業利益が減少している点は販管費等の増加が主因。四半期純利益の大幅減は一時的な特別利益の不在が主要因であり、単純な収益力低下とは性格が異なる。自己資本比率は非常に高く(約92%)、財務安全性は高水準。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:不二電機工業株式会社(証券コード 6654)
- 主要事業分野:電気制御機器の製造加工及び販売(制御用開閉器、接続機器、表示灯・表示器、電子応用機器等)。製品分類で売上の90%超を占めるためセグメント開示は簡略化。
- 代表者名:代表取締役社長 八木 達史
- 本社URL: https://www.fujidk.co.jp/ (資料記載)
- 報告概要:
- 提出日:2024年6月4日(開示資料日付)
- 対象会計期間:2025年1月期 第1四半期累計(2024年2月1日〜2024年4月30日)、非連結
- セグメント:
- 記載省略(電気制御機器が売上の90%超のため)。製品分類別で報告(以下参照)。
- 発行済株式:
- 発行済株式数:–(開示資料に明記なし)
- 時価総額:–(開示資料に明記なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:当該四半期発表(2024/6/4)以外の次回予定は開示資料に記載なし
- IRイベント:会社は2024年6月4日に通期見通し修正を発表済(詳細は同発表参照)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の直近修正後通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高:979百万円/通期予想3,785百万円 → 達成率 約25.9%(通年に対し概ね四半期比の標準的進捗)
- 営業利益:103百万円/通期予想282百万円 → 達成率 約36.6%(通年比で進捗良好)
- 四半期純利益:73百万円/通期予想209百万円 → 達成率 約35.1%(通年比で進捗良好)
- サプライズの要因:
- 四半期純利益の大幅減(前年同期比 -51.4%)は前期に投資有価証券売却益約102百万円が計上されていた反動によるもので、単純比較での見かけ上の悪化。営業面では販売費及び一般管理費が増加し営業利益がやや圧迫された点が影響。
- 通期への影響:
- 会社は6月4日に業績予想を修正済(当該決算短信でも修正ありと記載)。第1四半期の進捗は営業利益・純利益ともに通期計画に対し良好な進捗であり、現時点で追加修正の必要性は明示されていない。
財務指標
(表示単位:百万円。前年同期比は会社資料の%表記に準拠)
- 財務諸表要点(当第1四半期末:2024年4月30日 非連結)
- 総資産:11,396百万円(前期末比 +117百万円、増加)
- 負債合計:884百万円(前期末比 +52百万円、増加)
- 純資産合計:10,512百万円(前期末比 +65百万円、増加)
- 収益性(第1四半期累計:2024/2/1–2024/4/30)
- 売上高:979百万円(前年同期比 +2.1%)
- 売上総利益:343百万円(前年同期比 -0.9%(金額差:346→343百万円))
- 営業利益:103百万円(前年同期比 -4.1%)→ 営業利益率 約10.5%(103/979、目安:10%超は良好)
- 経常利益:107百万円(前年同期比 -6.9%)
- 四半期純利益:73百万円(前年同期比 -51.4%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):13.23円(前年同期 27.23円、-51.4%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:約25.9%(979/3,785) — 第一四半期として標準的
- 営業利益進捗率:約36.6%(103/282) — 通年想定に対し進捗良好
- 純利益進捗率:約35.1%(73/209) — 通年想定に対し進捗良好
- 過去同期間との比較:売上は増収だが営業利益は小幅減。純利益は前期特殊収益の反動で大幅減。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:92.2%(安定水準、会社資料)→ 非常に高く財務は健全
- 流動比率:流動資産7,472百万円 / 流動負債675百万円 ≒ 約1,107%(極めて高い、短期支払余力は十分)
- 負債比率(負債/資産):約7.8%(低い、レバレッジが低い)
- 効率性
- 総資産回転率(単純):売上979 / 総資産11,397 ≒ 0.086 回/四半期(年換算で約0.34回)→ 低いが業種特性・資産構成影響あり
- 売上高営業利益率:約10.5%(前年同期は約11.2%)
- セグメント別(製品分類による売上高・前年同期比)
- 制御用開閉器:237百万円(+2.5%)
- 接続機器:407百万円(+4.2%)
- 表示灯・表示器:116百万円(+4.1%)
- 電子応用機器:210百万円(+5.5%)
- 仕入販売:10百万円(-52.3%、事業終息の影響)
- 財務解説:
- 資産増加の主因は投資有価証券の増加(844 → 981百万円、増加約136百万円)。現金はやや減少(4,635 → 4,566百万円、減少約69百万円)。負債は賞与引当金や退職給付引当金の増加で若干増加。
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年1月期(実績):年間35.00円(うち期末19円、創業70周年記念配当含む)
- 2025年1月期(予想):年間32.00円(中間配当:―、期末配当:16.00円(予想))
- 配当利回り:–(株価に依存するため資料に記載なし)
- 配当性向:–(通期予想の純利益ベースで算出可だが資料に明示なし)
- 特別配当の有無:2024年は記念配当3円を含む。2025年予想に特別配当の記載なし。
- 株主還元方針:自社株買いの記載なし(今回短信では特段の自社株買い発表なし)。
セグメント別情報
- セグメント別状況(当第1四半期累計 売上高:979百万円、前年同期比 +2.1%)
- 制御用開閉器:236,767千円(102.5%) — カムスイッチ減少だが補助スイッチ増加で増収
- 接続機器:406,772千円(104.2%) — 汎用端子台・コネクタ端子台増加で増収、大電流接触子や試験用端子は減少
- 表示灯・表示器:115,747千円(104.1%) — LED表示灯や鉄道用表示灯は減少も各種表示器で増加
- 電子応用機器:210,212千円(105.5%) — I/Oターミナル増加で増収
- 仕入販売:9,792千円(47.7%) — スマートソリューション事業終息により大幅減
- 受注・受注残(注目点)
- 受注高合計:846,650千円(前年同期比 93.0%) — 受注は前年同期比で減少
- 受注残高:1,388,472千円(前年同期比 95.7%)
- 製品別では制御用開閉器の受注残が増加(121%台)、表示灯・表示器の受注残は大幅増(約176%)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:–(今回資料に中期計画の進捗詳細は記載なし)
- KPI達成状況:–(明示KPIなし)
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:–(本短信は会社単体の開示で、同業他社比較データは含まれず)
- 市場動向:国内販売が主力(第1四半期の国内販売比率 約91.8%、海外8.2%、主要輸出先はアジアが約70.6%)。国内の重電・一般産業・電鉄・車両分野を重点に営業。
今後の見通し
- 業績予想:
- 会社は2024年6月4日に第2四半期累計および通期業績予想の修正を実施(通期:売上高 3,785百万円、営業利益 282百万円、経常利益 300百万円、当期純利益 209百万円(数値は短信の予想欄参照))。本短信提出時点で追加修正は無し。
- 会社予想の前提条件:資料中の詳細条件は別公告(6/4発表資料)参照の旨記載。
- 予想の信頼性:第1四半期の進捗は営業利益・純利益ともに通期予想に対して進捗良好で、予想達成可能性は高いと判断されるが、受注動向や販管費の増減、為替・資材価格等の外部要因に留意。
- リスク要因:
- 受注の先行き(第1四半期の受注高は前年同期比で低下)
- 海外依存度は低いが、特定地域(アジア)比率が高く地域リスク
- 原材料価格・為替変動、補助金・助成金の変動(助成金収入が前期比で減少)
重要な注記
- 会計方針:継続企業の前提に関する注記は該当無し。株主資本の著しい変動なし。セグメントは主要事業が90%以上のため省略。
- その他重要事項:第1四半期に関し特別な会計処理変更等の記載なし。
まとめ(投資家向けの要点整理:助言ではない)
- 売上は堅調に増加(+2.1%)し、主要製品群の多くで増収。ただし営業費用の増加で営業利益は微減。
- 四半期純利益の大幅減は前期の投資有価証券売却益の反動による一時的要因が主であり、事業の通常収益力(営業利益率 約10.5%)はおおむね維持されている。
- 財務は非常に堅固(自己資本比率約92%・流動比率極めて高い)で、短期的な支払余力や財務ショック耐性は高い。
- 受注動向は一部製品で弱含みのため、今後の受注回復状況と販管費動向が通期達成の鍵。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6654 |
| 企業名 | 不二電機工業 |
| URL | http://www.fujidk.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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