2025年9月期 決算説明資料(事業計画及び成長可能性に関する事項)
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 通期で過去最高売上を達成。収益性改善に向けて不採算店舗を整理し、IBJ等との送客連携・インバウンド強化で成長基盤を拡大し、28/9期(中期目標)に売上90億円、営業利益率10%を目指す。
- 業績ハイライト: 売上収益60.4億円(前期比+8.2%:良)、営業利益2.94億円(前期比+34.3%:良)、当期利益1.45億円(前期比+37.1%:良)。業績予想はいずれも達成(売上+0.9%、営業利益+5.5%、当期利益+22.3%)。
- 戦略の方向性: フォトウエディング中心の事業拡大(既存店強化+新店出店)、アニバーサリーフォトの収益性改善(不採算店整理)、IBJ等との送客提携によるチャネル拡大、インバウンド・新ブランド展開(HAPISTA/Ashery)。
- 注目材料: IBJとの資本業務提携による送客拡大の進捗(7月以降目標通り)、インバウンド撮影件数+62.1%(良)、不採算店舗の減損(第4四半期に1.4億円計上:注意)。
- 一言評価: 成長シナリオは明確で進捗もあるが、のれん比率が高く(資産に対し45.7%)、人件費・一時費用の増加や出店リスクは留意点。
基本情報
- 企業概要: 株式会社デコルテ・ホールディングス(Decollte Holdings Corporation)
主要事業分野: 撮影スタジオ事業(主にフォトウエディング、アニバーサリーフォト。衣装・スタジオ内製化、WEBマーケティングを強み)
代表者名: 新井 賢二(代表取締役社長) - 説明会情報: 開催日 2025年11月6日、説明資料(決算説明資料)形式(オンライン/オフラインの明記無し) 参加対象:投資家・アナリスト等(資料中の想定)
- 説明者: 発表主体は代表取締役社長 新井 賢二 と推定(資料の主旨説明・戦略説明を実施)/発言概要:業績達成・中期目標と施策(送客提携、ブランド展開、店別施策等)の説明
- セグメント:
- フォトウエディング: 主力事業(スタジオ撮影、ロケ撮影、衣装・メイク等)
- アニバーサリーフォト: 子ども写真等ライフイベント撮影(七五三等)
- その他: フィットネス等(比率小、芦屋店閉店に伴い減少)
業績サマリー
- 主要指標(IFRS、単位は百万円/括弧は億円表記)
- 売上収益: 6,046百万円(約60.4億円)、前年同期比+8.2%(良)
- 売上総利益: 2,077百万円、前年同期比+12.8%(良)/売上総利益率 34.4%(+1.4pt、良)
- 営業利益: 294百万円(約2.94億円)、前年同期比+34.3%(良)/営業利益率 4.9%(+0.9pt、良)
- 当期利益: 145百万円(約1.45億円)、前年同期比+37.1%(良)/当期利益率 2.4%(+0.5pt、良)
- 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率: 売上 +0.9%超過、営業利益 +5.5%超過、当期利益 +22.3%超過(いずれも会社見通しを上回りサプライズは無しが上振れ)
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率: 2025年通期は実績確定(達成)。中期(28/9期目標 売上90億、営業利益率10%)に対する到達度は売上 60.4/90 ≒ 67.1%(達成途上)、営業利益 2.94/9 ≒ 32.7%(改善途上、留意)。
- 過去同時期との推移: 四半期別では第4四半期も夏季の猛暑で件数は苦戦したが、通期で件数・単価とも前年上回る
- セグメント別状況:
- 売上構成比(25/9期): フォトウエディング 94.4%(主力:良)、アニバーサリーフォト 5.1%、その他 0.5%
- セグメント別変動(24→25/9期): フォトウエディング寄与+413百万円(主要増収要因)、アニバーサリーフォト+50百万円、その他▲6百万円(芦屋ジム閉店影響)
業績の背景分析
- 業績概要: フォトウエディングで撮影件数および撮影単価が通期で前年を上回り増収。アニバーサリーフォトも増収。ただしアニバーサリーフォトの不採算店舗を閉鎖し第4Qに減損1.4億円計上。人員増による人件費増加、一時的な資本政策関連費用も発生。
- 増減要因:
- 増収の主因: フォトウエディングの件数増・単価上昇、IBJ等からの送客拡大、インバウンド(+62.1%)の回復・拡大
- 増益の主因: 仕入コスト削減、減価償却費の減少、既存店での単価向上による粗利改善
- 減益の要因: 人件費増、広告宣伝費増、不採算店舗減損(1.4億円)等(減損は一時的:注意)
- 競争環境: 結婚関連市場では従来型挙式への関心低下、フォトウエディングなどの非従来型サービスに関心が高まる。デコルテは撮影件数シェア・内製化(衣装・スタジオ)・プロ人材で差別化。
- リスク要因: のれんが非流動資産で5,635百万円(総資産の45.7%)と高水準(注記では現状回収可能性は担保されているとするが潜在リスク)、人材確保・育成、出店失敗リスク、消費動向や景気変動による需要影響。
戦略と施策
- 現在の戦略: 中期経営計画(28/9期売上90億、営業利益率10%)に向け、フォトウエディングの拡大(既存店強化+新店出店)、アニバーサリーの収益性改善(不採算店整理)、ライフフォト(成人式・マタニティ・50代以上)などで顧客接点拡大、M&Aも視野。
- 進行中の施策:
- IBJとの資本業務提携による送客拡大(7月以降目標通り進捗)
- インバウンド強化(アイプリモ香港等との提携で香港・マカオ目標達成)
- アニバーサリーブランドで「HAPISTA」「Ashery」2ブランド展開(9月〜)
- 不採算店の整理(既に数店舗閉鎖・減損計上)
- セグメント別施策:
- フォトウエディング: 営業フロー刷新、接客体験強化、原価管理、スタジオ運用最適化、新規エリア出店(首都圏中心)
- アニバーサリー: 店舗構成の見直し、リピート獲得施策、地域密着プロモーション
- 新たな取り組み: 入籍フォトサービス「マリピク!」等の商品開発、IBJ経由での結婚検討層への早期アプローチ、海外(東南アジア)マーケティング強化
将来予測と見通し
- 次期(2026年9月期)業績予想(計画値、単位:百万円)
- 売上収益: 6,481百万円(約64.8億円)、前期比+7.2%(良)
- 売上総利益: 2,247百万円、前期比+8.2%(良)
- 営業利益: 453百万円、前期比+53.9%(良)/営業利益率 7.0%(+2.1pt、良)
- 当期利益: 239百万円、前期比+64.3%(良)
- 出店計画: フォトウエディング2店舗、アニバーサリー2店舗(計4店舗を予定)
- 予想の前提条件: 新店および既存店通年寄与、アニバーサリーの不採算店閉鎖による効率化、人員配置最適化による人件費率低下。為替・マクロ前提は明記無し(–)。
- 予想修正: 通期(25/9期)は実績で確定。26/9期は計画(修正無しの提示)。修正の有無・頻度については次回更新を参照。
- 中長期計画: 中期計画(28/9期)売上90億、営業利益率10%を目標。現状は売上面で到達度約67%、営業利益面は改善途上(約33%)。M&Aや新事業で補完予定。
- 予想の信頼性: 会社は達成に向け具体施策(送客提携、出店、店別最適化)を提示。過去の実績(通期で業績予想達成)を踏まえると一部信頼性はあるが、のれん・出店・人材等のリスクが残る。
- マクロ経済の影響: 結婚組数の長期減少傾向がある一方、別撮り・フォトウエディング需要は堅調。景気・消費動向が需要に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 資料中の詳細明記なし(–)。(配当に関する記載は見当たらず)
- 配当実績: 中間配当・期末配当・年間配当の記載なし(–)
- 特別配当: なし記載(–)
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)
製品やサービス
- 製品: 自社で内製する撮影用衣装、専用スタジオ(屋内庭園等)、各種撮影オプション(ロケ撮影、ドレス等)。衣装内製化によりコスト競争力・付加価値向上を図る。
- サービス: フォトウエディング(主力)、アニバーサリーフォト(子ども・成人式等)、入籍フォト等ライフステージ別サービス。提供エリアは国内中心、香港・マカオ等海外連携あり。
- 協業・提携: 株式会社IBJとの資本業務提携、アイプリモ香港との提携(インバウンド拡大)。
- 成長ドライバー: IBJ等からの送客拡大、インバウンド回復、新店出店、衣装内製化による付加価値・収益改善、ライフステージ領域拡大(成人式・シニア等)。
Q&Aハイライト
- 注目の質問と回答: Q&Aの逐条記載は資料に未掲載(–)。投資家質問想定としては「のれん・減損リスク」「出店計画の採算」「人材確保」「配当方針」などが焦点となる模様。
- 経営陣の姿勢: 中期目標達成に向け積極的施策(送客提携・新ブランド・出店)で攻める姿勢。一方で不採算店整理等による収益性改善も実行。
- 未回答事項: EPS・配当方針・詳細な為替・マクロ前提などの明示は無し(–)。
投資判断のポイント(情報整理)
- ポジティブ要因:
- 通期で過去最高売上(60.4億、前期比+8.2%:良)・増益(営業利益+34.3%:良)。
- IBJ等との提携で送客チャネル拡大。
- インバウンド回復(+62.1%)・受賞などブランド力向上。
- 衣装内製化・専用スタジオでコスト競争力と付加価値を確保。
- ネガティブ要因:
- 第4Qに計上したアニバーサリー不採算店舗の減損1.4億円(短期的な利益圧迫)。
- のれん5,635百万円(総資産比45.7%)と高水準(潜在的減損リスク)。
- 人件費増加・一時費用などでコスト上振れの可能性。
- 不確実性: 出店計画の採算性、人材確保、マクロ(消費)動向、送客提携の継続的効果。
- 注目すべきカタリスト:
- IBJ連携の送客数の継続・拡大動向(26/9期以降の業績反映)。
- 26/9期実績および28/9期中期目標に向けた四半期ごとの営業利益率改善。
- 新ブランド(Ashery等)や海外チャネルの進捗、M&Aの発表。
重要な注記
- 会計方針: IFRS適用(使用権資産・リース負債を計上、のれんは償却不要だが減損テストを実施)。
- リスク要因(資料明記): 人材確保・育成、出店に伴うリスク、既知/未知の外部リスク等(資料p41参照)。
- その他: 本資料中の将来見通しは前提に基づく予想であり保証なし。次回資料更新は2026年11月予定。IR問合せ先:ir@decollte.co.jp(資料記載)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7372 |
| 企業名 | デコルテ・ホールディングス |
| URL | https://www.decollte.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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