2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想・市場予想との比較は資料内に過去の通期予想記載がなく不明(会社公表の予想値との比較不可)。内容としては大幅な赤字転落(親会社株主に帰属する当期純損失△5,260百万円)が最大のインパクト。
- 業績の方向性: 減収減益(売上高33,941百万円:前年同期比△8.8%、営業損失△1,548百万円→前年は営業利益158百万円)。
- 注目すべき変化: 減損損失3,060百万円の計上および繰延税金資産の取り崩しで当期純損失が拡大。EPSは△439.81円(前年1.25円)へ大幅悪化。
- 今後の見通し: 2025年3月期は売上36,500百万円(+7.5%)、経常利益1,050百万円、当期純利益720百万円の見込み(会社予想)。ただし中国景気や原材料高等の外部リスクは依然高いと会社が明示。
- 投資家への示唆: 事業キャッシュは堅調(営業CFはプラス)だが、減損・税金影響で純利益が大幅悪化。収益回復のカギは集積回路・携帯向け需要の回復とコスト改善、減損要因の解消にある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: アオイ電子株式会社
- 主要事業分野: 電気・電子部品の製造販売(集積回路、機能部品等)
- 代表者名: 取締役社長 木下 和洋
- 報告概要:
- 提出日: 2024年5月10日
- 対象会計期間: 2024年3月期(連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
- 決算補足説明資料: 作成有(ウェブ掲載)、決算説明会は無
- セグメント:
- 単一セグメント(電気・電子部品の製造販売)。セグメント開示は省略。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 12,000,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数: 800,975株
- 期中平均株式数: 11,961,867株
- 時価総額: –(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2024年6月25日
- 配当支払開始予定日: 2024年6月26日
- 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月26日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較(達成率): –(本資料に当期の会社予想の前提/数値の記載なし)
- 市場予想との比較: –(資料外)
- サプライズの要因:
- 主因は特別損失の大幅計上(減損損失3,060百万円)と繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額の増加(結果として法人税等合計908,440千円)。
- 原材料価格高騰や携帯情報端末/民生機器向け需要の弱含みで売上・粗利が減少。
- 通期への影響:
- 会社は次期(2025年3月期)にて経常黒字/当期純利益回復を見込む(経常1,050百万円、当期720百万円)が、外部環境リスクと市場需要の不透明さから達成には不確実性あり。予想修正は今回の決算発表時点では無し。
財務指標
- 損益の要点(百万円)
- 売上高: 33,941(△8.8%:前期37,231)
- 売上総利益: 2,759(前期4,509)
- 営業利益: △1,549(前年 158)
- 経常利益: △1,287(前年 501)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: △5,261(前年 15)
- EPS: △439.81円(前年 1.25円)
- 財政状態(百万円)
- 総資産: 50,134(前期57,369、△7,234)
- 純資産: 43,161(前期50,538、△7,376)
- 自己資本比率: 86.1%(前期88.1%)※86.1%(安定水準)
- 総負債: 6,973(負債/純資産比=約16.2%:低水準で良好)
- キャッシュ・フロー(百万円)
- 営業CF: +2,705(前期+3,588)
- 投資CF: △2,964(主に有形固定資産取得2,943)
- 財務CF: △2,266(長短借入+1,770、借入返済・自己株取得等で支出)
- 現金期末残高: 23,056(前期25,562)
- フリーキャッシュフロー(概算): 2,705 – 2,964 = △259百万円(小幅マイナス)
- 収益性指標
- 営業利益率: △4.6%(悪化。参考:前年+0.4%)
- 経常利益率: △3.8%(約、営業外影響含む)
- 純利益率: △15.5%(約)
- 進捗率分析(四半期決算ではないため該当情報は限定的)
- 通期予想に対する進捗率(当期は通期決算のため該当無し)
- 効率性・安全性
- 流動比率: 流動資産34,948 / 流動負債6,084 ≒ 574%(非常に良好)
- 負債比率(負債/純資産): 6,973 / 43,161 ≒ 16.2%(低く安全)
- 総資産回転率等の詳細は資料上明示なし
- セグメント別(製品別):
- 集積回路: 売上 30,011百万円(前年比△7.4%)=売上全体の約88.5%
- 機能部品: 売上 3,923百万円(前年比△17.9%)=売上全体の約11.6%
- 単一事業セグメントのため内部での比率把握が重要(集積回路が主力)
配当
- 配当実績(1株当たり)
- 2024年3月期(実績): 中間25円、期末29円、年間54円(配当性向:連結では算出不可/当期は赤字のため割当の参考値)
- 2025年3月期(予想): 中間25円、期末29円、年間54円(会社予想)
- 配当性向: 2025予想で84.0%(会社記載、高水準。利益が回復した場合の方針を示す)
- 特別配当: 無
- 自社株買い等: 当期に自己株式取得支出1,959百万円(財務CFに計上)
セグメント別情報
- セグメント構成: 単一セグメント(電気・電子部品の製造販売)
- セグメント別売上:
- 集積回路 30,011百万円(△7.4%)
- 機能部品 3,923百万円(△17.9%)
- セグメント戦略: 書面では「高成長が見込まれる市場へ経営資源を投下」「生産性向上・徹底したコストダウン」を掲示。具体策・効果は継続観察が必要。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 本資料での詳細開示は無し。次期に向けて成長分野への投資とコスト改善を重点化。
- KPI達成状況: 明示的KPIの記載なし。業績回復(黒字化)が短期KPIと推定される。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 携帯情報端末・民生機器向け部品の需要回復が鈍く、中国経済の停滞による在庫調整長期化が主因。生成AI等の進展で需要拡大期待もあるが不確実性高。
- 競合比較: 同業他社との比較データは資料に無し(–)。
今後の見通し
- 業績予想(会社公表・2025年3月期)
- 売上高: 36,500百万円(+7.5%)
- 営業利益: 1,050百万円
- 経常利益: 1,050百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 720百万円
- 1株当たり当期純利益(EPS): 64.29円
- 会社が示す前提: 為替等具体数値の開示はなし。外部リスク(中国景気、原材料高等)を注記。
- 予想の信頼性: 当社は次期回復を見込むが、過去期の減損発生など特有リスクがあり、外部環境依存度が高い点で達成可能性は不確実。
- リスク要因:
- 中国市場や携帯機器の需給動向悪化
- 原材料(貴金属等)価格の高騰
- 追加の減損や税務処理の影響
- 為替・地政学リスク
重要な注記
- 会計方針の変更: 無
- 連結範囲の変更: 無(期中における重要な子会社の異動 無)
- 注記すべき事象:
- 当期に減損損失3,060,024千円を計上(特別損失)
- 繰延税金資産の額が大幅に減少(前期937,957千円 → 当期47,428千円)
- 自己株式の取得(1,959,200千円の支出)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6832 |
| 企業名 | アオイ電子 |
| URL | http://www.aoi-electronics.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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