2024年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正なし(発表時点)。市場予想との比較は資料に記載なしのため不明(–)。ただし第3四半期累計で営業損失が通期予想の損失幅を既に上回っており、通期達成に注意が必要。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高:前年同期比△13.1%/営業→黒字→損失へ転換)。
  • 注目すべき変化:売上高25,518百万円(前年同期29,356百万円、△13.1%)、営業損失942百万円(前年同期は営業利益1,078百万円)に転落。集積回路(携帯端末向け)と機能部品(サーマルプリントヘッド等)が大幅減。
  • 今後の見通し:通期予想は変更なし(通期:売上35,300百万円、営業損失△900百万円、当期純損失△930百万円)。第3四半期累計で売上進捗は約72.3%と高いが営業損失は既に通期見通しを上回っており(第3Q累計△942百万円 vs 通期△900百万円)、第4四半期での改善が前提。会社は修正を行っていない。
  • 投資家への示唆:需要回復の遅れ(携帯端末・民生向け)と原材料高の影響で収益性が大きく悪化。自己資本比率等の財務安全性は高いが、業績回復の見通し(特に営業改善)が確認できるかが注目点。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:アオイ電子株式会社(証券コード 6832)
  • 主要事業分野:電気・電子部品の製造販売(集積回路、機能部品等) 単一セグメントで事業展開
  • 代表者:取締役社長 木下 和洋
  • URL:https://www.aoi-electronics.co.jp/
  • 報告概要:
  • 提出日:2024年2月2日(四半期決算短信) 四半期報告書提出予定日:2024年2月14日
  • 対象会計期間:2024年3月期 第3四半期累計(2023年4月1日~2023年12月31日)
  • 四半期決算補足資料:作成有、説明会:無
  • セグメント:単一セグメント(電気・電子部品の製造販売)※セグメント注記省略
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数:12,000,000株(自己株式含む)
  • 期末自己株式数:975株
  • 期中平均株式数(累計):11,999,025株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
  • 決算発表:今回(第3四半期)公表済み
  • IRイベント:四半期決算説明会は開催無し(補足資料はWEB掲載予定)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ提示):
  • 売上高:第3四半期累計 25,518百万円。通期予想35,300百万円に対する進捗率 72.3%(通年ベースでは比較的高い進捗)。
  • 営業利益:第3四半期累計は 営業損失 △942百万円。通期予想は 営業損失 △900百万円 → 第3Q累計で通期予想の損失額を既に上回っている(=通期当初見通しから悪化のリスク)。
  • 純利益:第3四半期累計 親会社株主に帰属する四半期純損失 △821百万円。通期予想 当期純損失 △930百万円に対する累計到達率は約88.3%(残り第4Qで約△109百万円の損失見込みで通期達成)。
  • サプライズの要因:主に需要減(携帯情報端末向け部品の需要低迷、海外向けサーマルプリントヘッド受注の大幅低迷)、および原材料価格高騰で売上原価が増加し粗利率低下。為替差益はあるが営業悪化を埋めきれず。
  • 通期への影響:会社は通期見通しの修正を行っていないが、第3Q累計の営業損失が通期見通しを上回る状況は、残り第4Qで収益改善(増収またはコスト削減)が必要。達成可能性は不確実で注意が必要。

財務指標

  • 財務諸表(要点):
  • 総資産:56,451百万円(前連結年度末57,369百万円 → △917百万円)
  • 負債合計:7,354百万円(前期6,831百万円 → +523百万円)
  • 純資産:49,097百万円(前期50,538百万円 → △1,440百万円)
  • 自己資本比率:87.0%(前期88.1% → 高水準/安定)
  • 現金及び預金:22,341百万円(前期22,562百万円 → △220百万円)
  • 収益性(第3四半期累計:2023/4-2023/12、単位:百万円、前年同期比%記載):
  • 売上高:25,518百万円(△13.1%、前年29,356百万円)
  • 売上総利益:2,218百万円(前年4,371百万円、粗利率 8.69% → 前年14.89%、粗利率低下)
  • 販管費:3,160百万円(ほぼ横ばい)
  • 営業利益:△942百万円(前年+1,079百万円)→ 営業利益率 約△3.69%(悪化)
  • 経常利益:△797百万円(前年+1,289百万円)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△822百万円(前年+882百万円)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):△68.50円(前年73.47円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗):
  • 売上高進捗率:72.3%(通常ペースといえるが製品構成や年後半偏重の可能性あり)
  • 営業利益進捗率:累計で通期見込の損失幅を超過(第3Q累計△942百万円 vs 通期△900百万円)→ 通期予想達成には第4Qでの改善が必要
  • 純利益進捗率:累計は通期見通しの約88%相当(残り第4Qで小幅の追加損失を見込むことで通期見通し整合可能)
  • 過去同期間との比較:前年は増益であったが今期は大幅な収益悪化(需給環境の変化が主因)
  • 財務の安全性:
  • 自己資本比率 87.0%(安定水準、高い)
  • 負債比率(負債合計7,354/純資産49,097)≈15.0%(低い)
  • 流動比率(流動資産37,576 / 流動負債6,538)≈575%(非常に高く流動性良好)
  • 効率性:
  • 総資産回転率(売上高/総資産)=25,518 / 56,451 ≈ 0.45回/年(前年29,356/57,369≈0.51回、低下)
  • 売上高営業利益率の推移:前年は約3.68%→今回△3.69%(大幅な悪化)
  • セグメント別(注:単一セグメントだが製品別記載あり):
  • 集積回路:22,561百万円(前年比△10.8%)=売上の約88.4%
  • 機能部品:2,951百万円(前年比△26.6%)=売上の約11.6%
  • 機能部品側の減少率が大きく利益悪化に寄与

配当

  • 配当実績と予想(円/株):
  • 第2四半期(中間):25.00円(前期27.00円 → 減配)
  • 期末(予想):29.00円(前期29.00円)
  • 年間予想:54.00円(前期56.00円 → 減配)
  • 配当性向:通期予想に対する配当性向は資料に直接記載なし(推定不可)
  • 特別配当:無(直近公表の配当予想からの修正なし)
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし

セグメント別情報

  • セグメント別状況(製品別注記):
  • 集積回路(主力):売上22,561百万円(前年比△10.8%)—携帯情報端末向け減少が主因
  • 機能部品:売上2,951百万円(前年比△26.6%)—生産終結品と海外向けサーマルプリントヘッドの受注低迷
  • 前年同期比較:両セグメントで売上減、特に機能部品の落込みが大きい
  • セグメント戦略:決算短信では単一セグメントでの包括的戦略言及のみ。製品別での需要回復・受注回復が鍵。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本資料にて改めての中期計画の進捗は記載なし(–)
  • KPI達成状況:特定KPIの記載なし(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料には同業他社比較なし(–)
  • 市場動向:携帯端末・民生機器向けの回復ペースが想定より鈍く、在庫調整の長期化や世界経済の不確実性が継続。これが需要低迷の主因。

今後の見通し

  • 業績予想:通期見通し(2024年3月期通期)は以下の通り(修正なし)
  • 売上高:35,300百万円(前期比△5.2%)
  • 営業利益:△900百万円(営業損失)
  • 経常利益:△900百万円(経常損失)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:△930百万円(当期純損失)
  • 1株当たり当期純利益:△77.51円
  • 予想の信頼性:会社は通期修正なし。過去の予想達成傾向は四半期レビュー外のため詳細不明(–)。第3Q累計の営業悪化を踏まえると第4Qに改善材料が必要。
  • リスク要因:世界景気の不透明感、携帯端末市場の弱さ、原材料価格高止まり、為替変動、特定製品(サーマルプリントヘッド等)の需要急減

重要な注記

  • 会計方針等の変更:無し
  • 四半期レビュー:本短信は公認会計士/監査法人の四半期レビュー対象外(注記あり)
  • 連結子会社の異動:無し

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6832
企業名 アオイ電子
URL http://www.aoi-electronics.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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