2024年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想の修正はなし(会社予想と齟齬なし)。第3四半期累計の実績は会社予想と基本的に整合。
  • 業績の方向性:増収(売上高+35.7%)で営業黒字化(営業損失→営業利益)したが、四半期純損失は依然として発生(親会社株主帰属△10.8百万円)。要約すると「増収・赤字縮小(営業黒字化)」。
  • 注目すべき変化:前年同期は大幅な営業・経常・当期の赤字であったが、デジタルサイネージ関連の受注増等により営業損益が大きく改善(セグメントでマイナス→プラスに転換)。
  • 今後の見通し:通期業績予想は変更なし(売上3,500百万円、営業利益40百万円、当期純利益10百万円)。第3四半期累計の売上進捗は72%と順調だが、営業利益の進捗は約30%にとどまり、通期営業利益達成には下期の利益回収が必要。
  • 投資家への示唆:デジタルサイネージ事業(特にサブスク系サービス「DiSi cloud」「AIサイネージ」)が回復の主因。通期予想は維持されているが、利益面は下期の契約採算やコスト推移に依存する点に注意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:アビックス株式会社
  • 主要事業分野:デジタルサイネージ関連事業(機器リース、運営(コンテンツ配信等)、情報機器の製造販売)およびValue creating事業(ハイパーローカルメディア「タウンビジョン」等の地域密着型プロモーション)
  • 代表者名:代表取締役社長 廣田 武仁
  • 問合せ先:取締役副社長 桐原 威憲(TEL 045-670-7720)
  • 報告概要:
  • 提出日:2024年2月14日
  • 対象会計期間:2024年3月期 第3四半期累計(2023年4月1日~2023年12月31日)
  • 四半期決算説明資料の有無:無、決算説明会の有無:無
  • セグメント:
  • デジタルサイネージ関連事業:機器リース、運営(サブスクリプション中心)、情報機器の製造販売。DiSi cloudやAIサイネージ等を展開。
  • Value creating事業:ハイパーローカルメディア運営やコンテンツ制作、地域マーケティング支援。
  • 発行済株式:
  • 発行済株式数(期末):35,129,566株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
  • 決算発表:第3四半期決算短信提出日 2024年2月14日(既実施)
  • IRイベント:四半期決算説明会は開催なし(直近のIR予定は資料参照)
  • その他:通期予想の修正はなし(2023年5月12日発表の予想を維持)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は通期予想との進捗として評価)
  • 売上高:第3四半期累計 2,534百万円。通期予想3,500百万円に対する進捗率 72.4%(順調。四半期ベースではやや上振れ傾向)。
  • 営業利益:第3四半期累計 12百万円(11,854千円)。通期予想40百万円に対する進捗率 約29.6%(未達成ペース。下期での利益確保が不可欠)。
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 △10.8百万円。通期予想10百万円に対する進捗はマイナス(現状では通期予想達成に向け下期黒字が必要)。
  • サプライズの要因:
  • 売上の上振れ要因:デジタルサイネージ関連の受注増(Web集客強化、スポーツ関連受注増等)、サブスクリプションサービス(DiSi cloud)やAIサイネージの契約数増加。
  • 利益が限定的な要因:売上原価・販管費の増加や下期回収・採算のタイミング、為替や仕入価格の影響(情報機器部門での仕入高騰)。
  • 通期への影響:現時点で通期予想は据え置き。売上は通期達成の可能性高め(72%進捗)だが、営業利益・当期利益は下期採算改善が必須で、リスク要因(為替・原価上昇、需要動向)に注意。

財務指標

  • 財務諸表(主要数値:第3四半期累計/単位:百万円)
  • 売上高:2,534(前年同期1,868、+35.7%)
  • 売上総利益:728(前年577)
  • 販売費及び一般管理費:716(前年705)
  • 営業利益:12(前年△128)
  • 経常利益:9(前年△131)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:△11(前年△147)
  • 総資産:2,599(前期末3,057、前期末比△457)
  • 純資産:1,465(前期末1,465、ほぼ横ばい)
  • 自己資本比率:56.2%(安定水準)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):△0.31円(前年△4.19円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計の進捗)
  • 売上高進捗率:72.4%(通常ペース:第3四半期累計で約75%前後が目安のため、概ね順調)
  • 営業利益進捗率:約29.6%(やや遅れ。下期での利益貢献が必要)
  • 純利益進捗率:マイナス(現状では予想達成のために下期黒字転換が必要)
  • 財務の安全性
  • 自己資本比率:56.2%(安定水準)
  • 流動比率(概算):流動資産1,813 / 流動負債537 = 約337%(高水準、短期支払い余力あり)
  • 有利子負債(概算):短期借入0 + 1年内返済予定の長期借入220 + 長期借入417 = 約638百万円、手元現金668百万円のためネットでは概ねプラスの資金余剰(約30百万円のネットキャッシュ)と推定
  • 効率性
  • 総資産回転率(売上/総資産):2,534 / 2,599 ≒ 0.97回(前年に比べ改善傾向)
  • 営業利益率:11,854 / 2,534,653 ≒ 0.47%(非常に低い。改善余地あり)
  • セグメント別(第3四半期累計)
  • デジタルサイネージ関連事業:売上 2,451百万円(+36.0%)、セグメント利益 15,099千円(前年はセグメント損失123,708千円)→ 大幅改善
  • Value creating事業:売上 84百万円(+27.0%)、セグメント損失 3,245千円(前年損失4,177千円)→ 損失幅縮小

配当

  • 配当実績・予想:
  • 中間配当:0.00円(2024年3月期も0.00)
  • 期末配当(予想):0.00円
  • 年間配当予想:0.00円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向:0%(配当0のため)
  • 特別配当・自社株買い:なし

セグメント別情報

  • デジタルサイネージ関連事業:
  • 売上・利益ともに前年から大幅増加・黒字転換。サブスクリプション(リース・運営)収入の増加が安定収益につながる。DiSi cloud契約数の増加、AIサイネージの拡大が牽引。
  • Value creating事業:
  • 売上は増加も引き続き赤字。ただし損失は縮小。サブスクリプション中心で安定収益基盤化の段階。コンサル等新サービス開始で成長余地。
  • 戦略:DiSi cloudを軸にデジタルプラットフォーム「MiRAi PORT」等の拡大を進め、サブスク・プラットフォームでの拡大が中核施策。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料中は「デジタルサイネージ業界No.1を目指す」と明記。今回の業績改善はその方向性に整合。
  • KPI達成状況:DiSi cloud・AIサイネージの契約数増加は肯定的だが、収益性(営業利益率)の改善を継続的に確認する必要あり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内景気は内需中心に緩やか回復。ただし金利・為替・原油高等の外部リスクで不透明感あり。デジタルマーケティング需要の回復・拡大が追い風。
  • 競合比較:同業他社との定量比較データは資料に記載なし(競合優位性は製品・サービス(DiSi cloud等)の契約増が示唆)。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(変更なし):売上 3,500百万円(+5.3%)、EBITDA 196百万円(+13.9%)、営業利益 40百万円(+157.1%)、経常利益 35百万円(+223.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益 10百万円。
  • 会社予想の前提:添付資料P.2の前提条件参照(為替・市場想定等)。(資料内詳細参照)
  • 予想の信頼性:第3四半期累計の売上は通期達成ペースにあるが、営業利益の進捗は遅い。過去期の大幅赤字からの回復期であるため下期の採算回復に依存。
  • リスク要因:
  • 為替変動や仕入価格上昇(情報機器部門で影響)、
  • 下期受注の採算性(契約構成が売上増に結びつくか)、
  • マクロ経済(消費動向)や顧客投資の変動。

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし
  • 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビュー対象外
  • 継続企業の前提に関する注記:該当なし
  • その他:重要な子会社の異動等はなし

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7836
企業名 アビックス
URL http://www.avix.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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