2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表の通期予想からの修正が「有」(本資料と同日公表の「業績予想の修正に関するお知らせ」参照)。第1四半期の実績は会社予想に対して営業利益・純利益で進捗が非常に良く、通期ベースでは上振れの余地が示唆される(進捗率:営業利益約93.6%、当期純利益約93.9%)。市場予想との比較は本資料に記載なし。
- 業績の方向性:増収増益(前年同期比:営業収入+28.4%、営業利益+303.9%、親会社株主帰属四半期純利益は大幅増)。
- 注目すべき変化:大型コンサートツアー(サザンオールスターズ、星野源等)やミュージカル等のイベント関連事業が牽引し、イベント関連の売上が前年同期比+53.3%(164.62億円)・セグメント利益+589.2%(25.65億円)と急拡大。加えて前年に連結子会社であった㈱A-Sketchの連結除外が費用側を圧縮し利益率改善に寄与。
- 今後の見通し:通期業績予想(営業収入650億円、営業利益38億円、親会社株主に帰属する当期純利益25億円)に対し、Q1の進捗は売上で約34.9%、営業利益・純利益で約93〜94%と偏りがある(利益は早期に計上)。会社は本日業績予想を修正しているため、最新の修正内容を確認する必要あり。
- 投資家への示唆:イベントスケジュール(大型ツアーの有無・時期)で業績が大きく変動するため、四半期ごとの偏りが大きい点に留意。Q1での高い利益進捗は好材料だが、通期の見通し修正内容と今後のイベント予定(下半期のイベント稼働状況)を確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アミューズ
- 主要事業分野:芸能マネジメント、コンサート等のイベント企画・制作・運営、音楽・映像制作・販売、出演・CM関連事業
- 代表者名:代表取締役会長 兼 社長 大里 洋吉
- URL:https://www.amuse.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、四半期累計、連結)
- 決算補足説明資料:作成有(決算説明会は無)
- セグメント:
- イベント関連事業:コンサート・舞台等のイベント収入、ファンクラブ・グッズ販売など
- 音楽・映像事業:音楽収入、映像収入、その他音楽・映像関連
- 出演・CM事業:俳優・タレントの出演・CM関連収入
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:18,623,520株(期中平均株式数:16,322,137株(第1Q))
- 自己株式数:期末 2,445,215株(含む信託保有株)
- 今後の予定:
- 決算発表:本第1四半期(既発表)
- 業績予想の修正:本日(2025/8/14)別途「業績予想の修正に関するお知らせ」公表(詳細参照)
- 株主総会/IRイベント:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社公表の通期予想に対する進捗)
- 売上高:実績22,657百万円/通期予想65,000百万円 → 達成率 約34.9%
- 営業利益:実績3,554百万円/通期予想3,800百万円 → 達成率 約93.6%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績2,347百万円/通期予想2,500百万円 → 達成率 約93.9%
- サプライズの要因:
- ポジティブ要因:サザンオールスターズLIVE TOUR 2025、星野源ツアー、ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」等の大型イベントが集中しイベント収入とグッズ収入が大幅増。
- 構造要因:㈱A-Sketchの連結除外により収入は減少する一方で費用削減効果が発生し利益率向上。
- その他:投資有価証券売却益計上(76百万円)や前年同期の特別損失(関係会社株式評価損、事業構造改革費用)の反動も純利益押上げに寄与。
- 通期への影響:
- Q1の高い利益進捗は通期予想の達成可能性を高めるが、会社は本日業績予想の修正を行っているため、修正内容を確認のこと。イベント中心の収益性はスケジュール依存で変動が大きい点に注意。
財務指標
- 貸借対照表要点(百万円)
- 総資産:62,515(前期末60,841、増加1,674)
- 純資産:38,944(前期末37,120、増加1,823)
- 自己資本比率:57.9%(前期末56.6%)→ 安定水準
- 損益計算書要点(第1四半期累計、百万円)
- 売上高(営業収入):22,657(前年同期17,646、+5,010、+28.4%)
- 営業利益:3,554(前年同期879、+2,674、+303.9%)
- 経常利益:3,540(前年同期964、+2,576、+267.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:2,347(前年同期135、大幅増)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):143.85円(前年同期8.17円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:約34.9%(商・イベント業は上半期偏重の可能性あり)
- 営業利益進捗率:約93.6%(高進捗)
- 純利益進捗率:約93.9%(高進捗)
- 過去同期間との比較:前年同期比は大幅増収増益(上記参照)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:57.9%(安定水準。目安40%以上は良好)
- 負債合計:23,570百万円
- 負債/総資産:約37.7%(23,570/62,515)→ 低め
- 負債/自己資本(負債比率):約60.5%(23,570/38,944)→ 適正〜低中程度
- 流動資産:48,813、流動負債:21,943 → 流動比率:約222.6%(良好)
- 効率性
- 総資産利益率(ROA, 単純計算):親会社純利益2,347 / 総資産62,515 ≒ 3.8%
- 自己資本利益率(ROE, 単純計算):2,347 / 純資産38,944 ≒ 6.0%
- セグメント別(当第1Q:金額は百万円、前年同期比%)
- イベント関連事業:営業収入 16,462(+53.3%)、セグメント利益 2,565(+589.2%)
- 音楽・映像事業:営業収入 4,198(△16.6%)、セグメント利益 563(+100.2%)
- 出演・CM事業:営業収入 1,996(+6.4%)、セグメント利益 425(+88.0%)
- 財務の解説:イベント関連が売上・利益を大きく押し上げた。A-Sketchの連結除外で音楽・映像収入は減少したが、費用削減や印税・番組制作収入の増加でセグメント利益は増加。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:中間20円、期末20円、年間40円
- 2026年3月期(予想):中間20円、期末20円、年間40円(修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得実績あり(2025年5月に432,000株取得、自己株式残高増加)。
セグメント別情報
- イベント関連事業(主力)
- 売上:16,462百万円(+53.3%)
- 利益:2,565百万円(+589.2%)
- 牽引要因:大型コンサートツアー(サザンオールスターズ、星野源)、ミュージカル、グッズ販売増
- 見通し:イベントスケジュール次第で上下動が大きい
- 音楽・映像事業
- 売上:4,198百万円(△16.6%)※A-Sketch連結除外等の影響
- 利益:563百万円(+100.2%)→ 費用削減と印税・番組制作収入増が寄与
- 出演・CM事業
- 売上:1,996百万円(+6.4%)
- 利益:425百万円(+88.0%)→ CM収入の増加(例:福山雅治、吉高由里子等)
競合状況や市場動向
- 業界動向:ライブ・イベント需要の回復基調が続いており、大型ツアーや舞台の復調が業績に直結している。
- 競合比較:同業他社との比較データは本資料に無し → 相対的な位置付けは資料上は判断不可。一般論として、タレント・アーティストのラインナップとイベント企画力が競争優位性の要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(公表値):営業収入65,000百万円(△4.7%)、営業利益3,800百万円(+35.8%)、経常利益3,800百万円(+28.2%)、親会社株主帰属当期純利益2,500百万円(+51.7%)、1株当たり当期純利益154.19円
- 直近の予想修正:本日公表の修正有(詳細は別公表資料参照)
- 予想の信頼性:第1Qでの利益進捗が高い一方、イベント中心のビジネスで四半期偏りが大きいため、下半期のイベント予定・天候・消費環境により変動の可能性あり。
- リスク要因:消費者マインド悪化、感染症再燃、天候や自然災害による公演中止・延期、出演者スケジュール変動、為替・資材価格変動(グッズ製造コスト)、規制環境の変化等。
重要な注記
- 会計方針の変更:税金費用の計算方法を変更(グループ通算制度適用に伴う、四半期課税費用を見積実効税率で算定)。影響は軽微のため遡及適用無し。
- その他重要事項:当期に自己株式取得432,000株を実施(自己株式が699百万円増加)。四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(当第1Q)。
注意事項:本まとめは提出された決算短信に基づく情報整理です。投資助言は行っておりません。不明箇所は「–」と記載しています。業績予想の修正詳細や市場予想との比較を行う場合は、別途公表資料(業績予想の修正資料、最新の市場コンセンサス)をご参照ください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4301 |
| 企業名 | アミューズ |
| URL | http://www.amuse.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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