2024年7月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:市場公表予想との比較資料は開示されていないが、会社の通期予想(売上高3,400百万円、営業利益50百万円)に対する第2四半期累計の進捗は売上高で約48%と順調。営業利益・当期利益は累積で赤字(営業損失41百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失35百万円)で、通期黒字予想とは乖離(上振れ/下振れの判定は通期予想との「進捗差異」で下振れ)。
- 業績の方向性:増収(売上高1,635百万円、前年同期比+8.8%)だが黒字化未達(増収減益の形で営業損失は縮小したが依然マイナス)。
- 注目すべき変化:海外(主にタイ、インド)でDancing Stone用パーツやテニスチェーンが好調で海外売上比率が上昇、売上総利益率が前年同期比で4.2ポイント改善し33.6%。一方国内販売(通販チャネル・大手小売での販売)が不振。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上3,400百万円、営業利益50百万円、当期純利益30百万円)に対し、売上の進捗は良好だが現時点で累積損失を計上しているため営業利益・純利益の達成は追加の改善が必要。会社は業績予想の修正は行っていない。
- 投資家への示唆:海外販売の拡大と粗利率向上が進んでいる点はポジティブ。ただし国内チャネルの復調と販管費コントロールが通期黒字化の鍵。自己資本比率は34.1%とやや低めの水準であり、借入金比率や利息負担状況にも注意が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社クロスフォー
- 主要事業分野:ジュエリー事業(自社特許の「Dancing Stone」技術を用いたジュエリー等の企画・製造・販売)
- 代表者名:代表取締役社長 土橋 秀位
- 上場取引所:東証
- コード:7810
- URL:https://crossfor.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2024年3月15日
- 対象会計期間:2024年7月期 第2四半期連結累計(2023年8月1日~2024年1月31日)
- 四半期決算説明会:あり(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- 単一セグメント「ジュエリー事業」(セグメント別開示は省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):17,745,000株
- 期中平均株式数(四半期累計):16,946,919株
- 自己株式数:798,081株
- 時価総額:–(本資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:2024年3月15日
- 決算説明会開催:開催予定(資料は後日ホームページ掲載予定)
- 株主総会・IRイベント:–(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想との比較/達成率)
- 売上高:実績1,635百万円、通期予想3,400百万円に対する進捗率 48.1%(良好ペース)
- 営業利益:実績△41百万円、通期予想50百万円に対する進捗率(符号を考慮すると達成遠い。単純比率は -82.8%)→ 第2四半期累計は赤字で通期黒字想定と乖離
- 純利益:実績△35百万円、通期予想30百万円に対する進捗率(単純比率 -116.8%)→ 累積で損失
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:海外(タイ・インド中心)の販売好調により売上拡大、売上総利益率改善(海外売上の比率上昇で粗利率向上)。
- 下振れ要因:国内の主要販路(通販チャネル、大手小売店)でDancing Stone等の販売が伸び悩み、結果的に営業利益はまだ黒字化に至らず。販管費では新基幹システムの減価償却開始および海外展示会出展増加で費用増。
- 通期への影響:
- 売上は通期目標に対しておおむね順調だが、営業・当期利益は第2四半期累計で赤字のため、後半で利益回復が必要。会社は通期予想の修正を行っていないが、国内チャネルの回復や販管費の効率化が不可欠。
財務指標
- 財務諸表の要点(千円を百万円表記に換算して表示)
- 売上高(第2四半期累計):1,635百万円(前年同期1,503百万円、前年同期比+8.8%)
- 売上総利益:549百万円(売上総利益率33.6%、前年同期比で4.2pp改善)
- 販管費:590百万円(販管費比率36.1%、前年同期比0.5pp改善)
- 営業損失:△41百万円(前年△108百万円、損失幅縮小)
- 経常損失:△36.6百万円(前年△111.7百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失:△35.5百万円(前年△119.6百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△2.10円(前年△7.07円)
- 総資産:5,059百万円(前期末5,260百万円から減少)
- 純資産:1,760百万円(前期末1,808百万円から減少)
- 自己資本比率:34.1%(前期末33.7%)→ 34.1%(やや低め、目安40%未満)
- 現金及び現金同等物:601百万円(6.01億円、前期末474.8百万円から増加)
- 進捗率分析(通期予想に対する第2四半期累計の進捗)
- 売上高進捗率:48.1%(通期3,400百万円に対して)→ 通常の半期進捗(50%)に近く良好
- 営業利益進捗率:実績は営業損失のため達成不能(通期50百万円に対し累計△41百万円)
- 純利益進捗率:同様に累積損失で達成未達
- 過去同期間との比較:前年同期は損失幅が大きく改善傾向
- 財務安全性
- 自己資本比率:34.1%(安定水準の目安40%には届かないが前期比は改善)
- 負債合計:3,299百万円(前期3,452百万円から減少)
- 負債比率(負債合計/純資産):約187.4%(やや高め)
- 流動比率(流動資産/流動負債):約251.6%(3,385/1,345)(良好)
- 効率性
- 総資産回転率(第2四半期累計売上/総資産):約0.323回(売上1,635百万円/総資産5,060百万円)
- 売上高営業利益率:約△2.5%(営業損失ベース)
- セグメント別:単一セグメントのためセグメント別詳細は省略
- 財務の解説:
- 在庫(商品及び製品)が前年末より1,922百万円減少し、棚卸資産の削減が営業CF改善に貢献(営業CFは+227百万円)。
- 長期借入金(1年内含む)が減少し、全体として負債は減る一方で利息費用は前年並み(営業外費用 支払利息13.3百万円)。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2024年7月期)
- 期末配当(予想):0.35円
- 年間配当予想:0.35円(前期実績0.75円→減配)
- 配当利回り:–(株価情報の記載なしのため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当0.35円 / 通期EPS予想1.77円 → 約19.8%(おおむね20%)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:直近の修正無し。自社株買い等の開示無し。
セグメント別情報
- セグメント別状況:単一セグメント「ジュエリー事業」1本
- 海外(タイ・インド中心)のDancing Stoneパーツ・テニスチェーン販売が好調で増収に寄与
- 国内は主要チャネルで販売が伸び悩み
- 前年同期比較:売上高+8.8%、売上総利益率+4.2pp、営業損失縮小(△108百万円→△41百万円)
- セグメント戦略(会社記載の施策)
- オリジナル製品・セラミックアートシリーズの開発
- グローバル拡販の加速(北米深耕)
- DX推進(デジタルトランスフォーメーション)
- 事業拡大とサステナビリティ取り組み
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:明示的な数値目標は本資料に記載なしが、上記4施策により「グローバルで唯一無二のブランド化」と成長を目指す方針
- KPI達成状況:売上成長(海外)や粗利率改善はプラス。通期黒字化の達成は今後の販路回復とコスト管理に依存。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:本資料に同業他社比較の開示無し(→ –)
- 市場動向:
- グローバル販売が伸びており、海外チャネルの拡大が収益改善に寄与
- 国内の通販チャネル・小売りの低迷が短期的な逆風
- 競争優位性は特許技術「Dancing Stone」にあり、これが差別化要因
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正なし):売上高3,400百万円(+13.1%)、営業利益50百万円、経常利益34百万円、当期純利益30百万円、EPS 1.77円
- 次期予想:–(未記載)
- 会社予想の前提:為替・原材料等の前提は資料に詳細記載なし(→ –)
- 予想の信頼性:第2四半期時点で売上の進捗は良好だが累積で利益はマイナス。過去累計の予想達成傾向は本資料に詳細なし(→注意)。
- リスク要因:
- 国内主要販売チャネルの回復遅れ
- 為替変動(営業外収益に為替差益が影響)
- 原材料価格・調達リスク
- 金利負担(長短借入・社債の償還等)
- 消費者需要の変動(景気やトレンド)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外
- その他:当第2四半期連結累計期間における重要な子会社の異動等:無し
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7810 |
| 企業名 | クロスフォー |
| URL | http://www.crossfor.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。