2025年5月期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 主要ポイント(3-5点)
- 連結初年度(※)の業績:売上高23,768百万円、営業利益1,159百万円、経常利益1,450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,730百万円。注:2025年5月期から連結財務諸表を作成しているため、連結の前年同期比較は開示されていません(※ACE VALVE子会社化による連結開始)。
- 当期純利益は投資有価証券売却益968百万円を特別利益として計上しており、純利益は一時要因で押し上げられている点に注意。
- 財務の健全性:自己資本比率69.8%(安定水準)、現金等5,491百万円。短期借入金2,400百万円はあるが、金利負担は限定的。
- 配当:年間100円(中間50円/期末50円)に増額、配当性向(連結)20.4%。来期予想は年間110円(配当性向予想31.2%)。
- 今後の見通し:2026年5月期連結予想は売上27,000百万円(約+13.6% vs 2025実績)、営業利益1,100百万円(微減)、経常利益1,800百万円、当期純利益1,230百万円(特別利益が無いため純利益は減少見込み)。投資有価証券売却益などの一時要因非継続を織り込んだ想定。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社 中北製作所
- 主要事業分野:バルブおよび遠隔操作装置の製造・販売(舶用、プラント向け等)
- 代表者:代表取締役社長 宮田 彰久
- 連結子会社化:ACE VALVE CO., LTD. を2024年12月20日付で取得(連結開始)
- 報告概要
- 提出日:2025年7月8日
- 対象会計期間:2024年6月1日~2025年5月31日(連結)
- 決算補足説明資料作成:有無記載なし(–)
- 決算説明会:有無記載なし(アナリスト等向け/個人投資家向けともに–)
- セグメント
- 単一セグメント:バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業(開示は単一セグメントのため詳細は省略)
- 発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株含む):3,832,800株
- 期末自己株式数:341,882株
- 期中平均株式数:3,524,790株
- 時価総額:–(株価情報は未提示のため省略)
- 今後の予定
- 定時株主総会:2025年8月27日(開催予定)
- 配当支払開始日:2025年8月28日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年8月27日
- IRイベント:–(未記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績
- 会社予想(当期に対する中間/期末予想)は開示されていないため、会社公表の当期予想との比較は不可。市場予想との比較情報も未提示のため差異は特定できません(–)。
- サプライズの要因
- 当期純利益が大きく上振れしている主因は「投資有価証券売却益 968百万円」の特別利益計上。営業ベースの収益力(営業利益1,159百万円)とは性格が異なる。
- 通期への影響
- 来期予想(2026年5月期)は特別利益を織り込んでおらず、当期の高い純利益水準は継続しない見込み。翌期の純利益見通しは1,230百万円(当期比▲約28.9%)と減少見込み。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:36,452百万円
- 純資産:25,456百万円
- 負債合計:10,996百万円
- 現金及び現金同等物:5,491百万円
- 収益性(連結・当期)
- 売上高:23,768百万円(対前期連結数値は開示なし → 比較不可)
- 営業利益:1,159百万円(営業利益率 4.9%)
- 経常利益:1,450百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1,730百万円(※投資有価証券売却益含む)
- 1株当たり当期純利益(EPS):490.83円
- 自己資本当期純利益率(ROE):6.8%
- 総資産経常利益率(ROA):4.0%
- 進捗率分析(参考:2026年予想に対する直近実績)
- (参考比較)2026年予想に対する本期実績の割合
- 売上高進捗率:23,768 / 27,000 = 88.1%
- 営業利益進捗率:1,159 / 1,100 = 105.4%(営業利益は既に来期目標を上回る水準)
- 純利益進捗率:1,730 / 1,230 = 140.6%(ただし一時利益含むため注意)
- コメント:来期は売上増を見込むが、純利益は一時益不在で減少見込み。
- 財務安全性
- 自己資本比率:69.8%(安定水準)
- 流動資産:23,192百万円、流動負債:9,493百万円 → 流動比率 ≒ 244%(良好)
- 有利子負債(短期借入金 2,400、長期借入金 535.9)計 ≒ 2,936百万円。現金5,491百万円と比較するとネットキャッシュ約2,555百万円(強い流動性)。
- 負債比率(負債/純資産):10,996 / 25,456 ≒ 43.2%(低め・安定)
- 効率性
- 売上高営業利益率:4.9%(製造業としてはやや低〜中程度)
- 総資産回転率等の詳細は開示数値から算出可だが、現状は資産規模に比して利益率が限定的。
- セグメント別(単一セグメント内品目別)
- 売上構成(連結)
- 自動調節弁:8,648百万円(36.4%)
- バタフライ弁:9,855百万円(41.5%)
- 遠隔操作装置:5,265百万円(22.1%)
- 輸出高:3,661百万円(15.4%)
- 受注高:29,446百万円、受注残高:24,528百万円(下期以降の売上基盤あり)
- 財務の解説
- 営業活動によるキャッシュ・フローは△2,518百万円(主因は売上債権増加3,412百万円、棚卸資産増加973百万円による運転資本の悪化)。
- 投資活動は有価証券の償還・売却等で2,175百万円の収入、財務活動は借入による収入等で1,020百万円の収入。結果として現金は期末で5,491百万円(期首比+666百万円)に増加。
配当
- 実績・予想
- 2025年5月期:中間50円、期末50円、年間100円(配当金総額351百万円、連結配当性向20.4%、純資産配当率1.4%)
- 2026年5月期(予想):年間110円(中間55円/期末55円)、配当性向予想31.2%
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:増配および自己株式取得(当期自己株取得額119.6百万円)を実施。方針として株主還元を継続的に検討。
セグメント別情報
- セグメント状況(単一セグメント内)
- 売上高構成はバタフライ弁が最大、次いで自動調節弁、遠隔操作装置。
- 受注高29,446百万円、受注残24,528百万円により中長期の売上基盤は確保。
- 前年同期比較
- 連結ベースの前年比較は開示されていない(連結開始のため)。個別(単独)ベースでは売上・受注とも増加傾向(個別売上22,778百万円、対前期+22.4%)。
- セグメント戦略
- 舶用(次世代燃料船など)や発電プラント(データセンター等)の案件拡大に注力。提案型営業と修理・メンテナンスで需要取り込み。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料には「M&A・協業を含む積極的な投資促進と海外展開の強化」を掲げており、ACE VALVE買収は方針と整合。
- KPI達成状況:主要KPIの数値目標は本文に具体開示なし(–)。受注高・受注残は増加傾向で成長基盤を確保している。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との定量比較データは開示なし(–)。
- 市場動向:造船業で新造船需要(次世代燃料船等)が改善。発電プラントやデータセンター関連の電力需要も追い風。だが物価上昇や米国の通商政策など下押しリスクに言及。
今後の見通し
- 業績予想(連結:2026年5月期)
- 第2四半期累計:売上13,500百万円、営業利益530百万円、経常利益890百万円、当期純利益600百万円(EPS 171.87円)
- 通期:売上27,000百万円、営業利益1,100百万円、経常利益1,800百万円、当期純利益1,230百万円(EPS 352.34円)
- 予想の信頼性
- 当期は一時的な投資有価証券売却益が純利益を押し上げたため、来期予想は一時要因不在を織り込んだ保守的・現実的な見積りと考えられる。
- リスク要因
- 為替変動、主要顧客である造船業の受注環境変化、原材料・部品価格の変動、海外展開に伴う政治・規制リスク、M&Aでの統合リスクなど。
重要な注記
- 会計方針:2025年5月期より連結財務諸表を作成(連結開始)。のれん756,455千円を計上(12年均等償却、暫定配分)。
- 連結に関する重要事象:ACE VALVE CO., LTD.を完全子会社化(取得原価1,722,226千円、みなし取得日2024/12/31)。取得関連費用約40,593千円。
- 決算短信は監査対象外(公認会計士等の監査は未実施と明記)。
(注)
- 「連結」数値の前年同期比は資料で開示されていないため「–」とした項目があります。
- 市場(アナリスト)予想、株価ベースの指標(時価総額、配当利回り等)は資料に含まれていないため記載していません(–)。
- 本資料は提供情報に基づく整理・要約であり、投資助言を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6496 |
| 企業名 | 中北製作所 |
| URL | http://www.nakakita-s.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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