2024年5月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 第3四半期累計(2023/6–2024/2)は会社の通期予想に対して概ね上振れの進捗(売上進捗率約74.7%、営業利益進捗率約80.3%)。市場予想は不明のため記載なし(–)。
- 業績の方向性: 増収増益(売上高+14.5%、営業利益+112.6%、経常利益+73.7%、四半期純利益+71.0%:前年同期比)。
- 注目すべき変化: 受注高が15,908百万円(前年同期比+20.8%)と大幅増、受注残高も期首比で2,461百万円増の14,567百万円。バタフライ弁の受注・販売が大きく伸長。
- 今後の見通し: 会社は通期業績予想(売上18,000百万円、営業利益1,320百万円、当期純利益1,110百万円)を据え置き。第3四半期累計の進捗は通期達成に向けて良好と判断できるが、下期の受注・納期実行が前提。
- 投資家への示唆: 受注・販売ともに回復基調で利益率も改善している。主要ポイントは受注残の推移と下期の製品別需給(納期・コスト)の確認。自己資本比率が高く財務余力は十分。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社 中北製作所
- 主要事業分野: バルブ及び遠隔操作装置の製造・販売(自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置等)
- 代表者名: 代表取締役社長 宮田 彰久
- URL: https://www.nakakita-s.co.jp
- 報告概要:
- 提出日: 2024年4月9日(四半期報告書提出予定日 2024年4月11日)
- 対象会計期間: 2024年5月期 第3四半期累計(2023年6月1日~2024年2月29日)/非連結
- セグメント:
- 単一セグメント(バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業)— セグメント別情報の記載は省略
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 3,832,800株
- 期中平均株式数(四半期累計): 3,539,027株
- 期末自己株式数: 301,827株(前年同期 261,687株)
- 今後の予定:
- 決算発表: 当資料(第3四半期)発表日 2024/4/9、四半期報告書提出予定日 2024/4/11
- IRイベント: 四半期決算補足説明資料作成の有無/決算説明会の有無: 記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社通期予想と第3四半期累計実績の進捗)
- 売上高: 第3四半期累計 13,446百万円。通期予想 18,000百万円に対する進捗率 74.7%(前年同期同進捗 74.4%)。(進捗良好)
- 営業利益: 第3四半期累計 1,059.6百万円。通期予想 1,320百万円に対する進捗率 80.3%。(進捗良好)
- 純利益: 第3四半期累計 881.1百万円。通期予想 1,110百万円に対する進捗率 79.4%。(進捗良好)
- サプライズの要因:
- 受注増(受注高15,908百万円、前年同期比+20.8%)に伴う売上拡大。
- バタフライ弁・自動調節弁・遠隔操作装置の販売拡大と、輸出増(輸出高1,986百万円、前年同期比+406百万円)。
- 営業費用は横ばいで販管費抑制により営業利益率が改善。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正なし。第3四半期までの進捗は通期目標達成の可能性が高いが、下期の受注遂行、原材料費・為替等の外部要因を注視する必要あり。
財務指標
- 財務諸表要点(百万円、千円表記を整理)
- 資産合計: 31,497百万円(前期末 29,040百万円、増加 2,457百万円)
- 負債合計: 6,863百万円(前期末 5,744百万円、増加 1,118百万円)
- 純資産合計: 24,634百万円(前期末 23,296百万円、増加 1,338百万円)
- 現金及び預金: 5,478百万円(前期末 5,628百万円、減少 150百万円)
- 投資有価証券: 6,029百万円(前期末 4,141百万円、増加 1,888百万円)
- 棚卸資産: 1,124.7百万円(前期末 789.0百万円、増加 335.7百万円)
- 収益性(第3四半期累計、対前年同期)
- 売上高: 13,446百万円(+14.5%、増加額 1,704百万円)
- 営業利益: 1,059.6百万円(+112.6%)
- 営業利益率: 1,059.6 / 13,446 = 約7.88%(前年同期は 498.4 / 11,742 = 約4.24%、改善)
- 経常利益: 1,276.0百万円(+73.7%)
- 四半期純利益: 881.1百万円(+71.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): 248.97円(前年同期 144.30円、+72.6%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗、第3Q累計ベース)
- 売上高進捗率: 74.7%(通常ペース、前年同時期 74.4% とほぼ同等)
- 営業利益進捗率: 80.3%(前年同時期より高く、利益面で好調)
- 純利益進捗率: 79.4%
- 財務安全性
- 自己資本比率: 78.2%(安定水準。目安40%以上を大きく上回る)
- 流動比率: 流動資産17,962百万円 / 流動負債5,174百万円 = 約347%(良好)
- 負債/純資産比(負債合計/純資産合計): 6,863 / 24,634 = 約27.9%(低水準、良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は前年同期から改善(約4.2% → 約7.9%)。
- 総資産回転率(簡易): 売上高13,447 / 総資産31,498 ≒ 0.43回(前年同等水準)
- セグメント別
- 単一セグメントのためセグメント別詳細は単一事業での売上・受注の内訳(自動調節弁・バタフライ弁・遠隔操作装置)を参照
- 財務の解説:
- 投資有価証券の増加(評価益含む)によりその他有価証券評価差額金が増加(1,788.9百万円、前期 966.6百万円)。
- 棚卸資産増加は受注・生産増に伴うもの。現金はやや減少しているが流動性は高い。
配当
- 配当実績と予想:
- 2023年5月期: 中間 35円、期末 35円、年間 70円
- 2024年5月期(予想): 中間 40円(支払済)、期末 40円(予想)、年間 80円(前期比+10円)
- 配当利回り: 株価情報がないため算出不可(–)
- 配当性向: 会社の通期予想に基づく目安 80円 / EPS(通期予想313.81円)=約25.5%(目安・適度)
- 特別配当の有無: なし
- 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし(ただし自己株式の取得実績あり:第3四半期に自己株式取得98百万円)
セグメント別情報
- セグメント別状況(製品別 売上・受注:第3四半期累計)
- 自動調節弁: 売上 5,721百万円(構成比 42.5%)
- バタフライ弁: 売上 4,191百万円(構成比 31.2%) — 受注・販売で増加が顕著
- 遠隔操作装置: 売上 3,535百万円(構成比 26.3%)
- 輸出高: 1,986百万円(構成比 14.8%)
- 前年同期比較:
- すべての品目で増収。特にバタフライ弁の受注・売上の増加が顕著(受注+2,272百万円、売上+428百万円)。
- セグメント戦略:
- 造船業界回復に合わせて舶用向けと発電プラント向けの積極営業、修理・メンテ用部品の獲得に注力(会社コメント)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 公表済みの中期計画の明示は本資料に記載なし(–)
- KPI達成状況: 受注高・受注残の増加は需要回復の兆しであり、中長期目標達成に向けた前向きな進捗と評価できる(ただし中期目標数値が不明のため詳細は–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較: 同業他社の業績情報は本資料に含まれておらず記載不可(–)
- 市場動向: 造船業の新造船市況回復、発電プラント関連の採用活動が追い風。海外景気や為替、原材料価格の変動はリスク要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き): 売上 18,000百万円(+14.1%)、営業利益 1,320百万円(+61.6%)、経常利益 1,600百万円(+44.2%)、当期純利益 1,110百万円(+37.6%)、1株当たり当期純利益 313.81円
- 次期予想: –(未公表)
- 会社予想の前提条件: 詳細は別添資料参照(為替等の前提は明記なし)
- 予想の信頼性: 第3四半期までの進捗は高く、保守的ではないが合理的な範囲に見える。下期の受注履行と原価管理が重要。
- リスク要因: 為替変動、原材料価格上昇、海外需要の下振れ、下期の納期遅延または受注キャンセル等。
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細は添付資料)。四半期財務諸表作成に特有の会計処理あり(税金費用の見積り等)。
- 見積り変更: 第2四半期に従業員立体駐車場用土地の事業用定期借地権に伴う資産除去債務の見積り変更を実施(増加額 80,173千円)。営業利益等への影響は軽微と記載。
- その他: 四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6496 |
| 企業名 | 中北製作所 |
| URL | http://www.nakakita-s.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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