2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 会社予想(通期)との乖離・修正は無し。第1四半期は通期予想に対する進捗は売上高で約18.6%と順調だが、営業利益・純利益は赤字(予想執行に影響は現時点で修正なし)。
- 業績の方向性: 増収減益(売上高は前年同期比増加、営業損失は縮小したが四半期純損失は拡大)
- 注目すべき変化: 売上高は892百万円(前年同期718百万円、+24.2%)と大幅増。一方で親会社株主に帰属する四半期純損失は△31,502千円(前年同期△28,590千円、損失幅は約10.2%増)となった点。
- 今後の見通し: 2026年3月期通期予想(売上高4,800百万円、営業利益285百万円、親会社株主に帰属する当期純利益226百万円)に変更なし。第1四半期の進捗は売上は順調だが利益面の回復が必須。
- 投資家への示唆: デジタルサイネージ事業の受注拡大で売上成長は確認されるが、販管費増加で利益化が遅れている。通期での利益回復シナリオは販管費のコントロールとサブスク収益の積み上げがカギ。
基本情報
- 企業名: アビックス株式会社
- 主要事業分野: デジタルサイネージ関連事業(機器リース、運営、情報機器の製造販売)及びValue creating事業(ハイパーローカルメディア「タウンビジョン」等の地域密着型プロモーション)
- 代表者名: 代表取締役社長 岩切 敏晃
- 問合せ先: 管理部長 松田 昂平(TEL 045-670-7720)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年8月14日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- デジタルサイネージ関連事業: 機器リース、運営(コンテンツ配信・保守等)、情報機器(製造販売)
- Value creating事業: 地域密着メディア運営、コンテンツ制作、サブスクリプション型サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数: 35,129,566株(自己株式なし)
- 時価総額: –(未記載)
- 今後の予定:
- 決算説明会: 無
- 株主総会/IRイベント: –(本資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ、四半期単独の会社予想提示なし)
- 売上高: 892百万円(前年同期718百万円、進捗率 = 通期4,800百万円に対して約18.6%)
- EBITDA: 37百万円(通期457百万円に対して進捗率 約8.1%)
- 営業利益: △6百万円(通期285百万円に対して進捗率は算定不能/赤字)
- 純利益(親会社株主に帰属): △31.5百万円(通期226百万円に対して赤字)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因: デジタルサイネージ関連およびDiSi cloud等サブスクリプションの契約増加により売上が大幅増。
- 下振れ要因: 販管費・一般管理費の増加により営業黒字化に至らず、四半期純損失は拡大(役員退職慰労金計上による税引前損失影響はあるがQ1の営業損失は前年より縮小)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていない。売上進捗は順調だが、利益面での回復(販管費抑制やサブスク収益の積み上げ)が見られない場合、期末見通し達成の難易度が上がる可能性がある。
財務指標(要点)
※単位は百万円(千円端数切捨て)
- 貸借対照表(主要項目)
- 総資産: 2,939(前期3,183、前期比 -244、-7.7%)
- 流動資産: 2,334(内:現金及び預金 1,294、売掛金 259、商品等 376)
- 固定資産: 605
- 負債合計: 1,232(前期1,446、-213、-14.8%)
- 純資産合計: 1,707(前期1,737、-31、-1.8%)
- 損益計算書(第1四半期累計)
- 売上高: 892(前年718、+24.2% / 増収は良い)
- 売上総利益: 259(前年214、+21.0%)
- 販売費及び一般管理費: 265(前年233、+13.6%)
- 営業利益: △6(前年△19、損失幅縮小 約67.8%=改善)
- 経常損失: △10(前年△24、改善)
- 親会社株主に帰属する四半期純損失: △31.5(前年△28.6、損失拡大 約10.2%=悪化)
- EBITDA: 37(前年20、+79.9%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS): △0.90円(前年 △0.81円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
- 売上高進捗率: 892 / 4,800 = 18.6%(通期に対し順調、四半期比では約4分の1弱)
- EBITDA進捗率: 37 / 457 = 8.1%(低め)
- 営業利益進捗率: 赤字のため参考外だが、通期285に対してマイナス
- 純利益進捗率: 赤字のため参考外
- 過去同期間との比較: 売上は増加・利益は改善基調だが純損失は拡大とやや矛盾する動き
- 財務安全性
- 自己資本比率: 57.9%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 負債比率(総負債/自己資本): 約72.2%(1,232 / 1,706、許容範囲)
- 流動比率(流動資産/流動負債): 約285%(2,333 / 819、良好)
- 現金及び預金: 1,294百万円(前期661、増加=良い)
- ネットキャッシュ概算: 現金1,294 – 有利子負債約334 = 約960百万円のネット現金(資本余裕あり)
- 効率性
- 売上高営業利益率(Q1): △0.7%(前年Q1 △2.7%、損失幅が縮小=改善)
- 総資産回転率(Q1売上/総資産): 0.30回(892/2,939)
- セグメント別(第1四半期)
- デジタルサイネージ関連事業: 売上 850(+24.7%)、セグメント損失 △8.1(前年△21.0、損失幅縮小)
- Value creating事業: 売上 42.9(+15.5%)、セグメント利益 1.9(+16.9%)
- 財務の解説:
- 売掛金の大幅減少(868→259)が資産減少と現金増加に寄与。買掛金の減少で負債も圧縮。現金ポジションは改善しており財務余力はある反面、販管費の増加が利益圧迫を招いている。
配当
- 配当実績・予想:
- 第1四半期末: 0.00円
- 中間(予想): 0.00円
- 期末(予想): 0.00円
- 年間配当予想: 0.00円(会社予想)
- 配当利回り: –(株価未提示のため算出不可)
- 配当性向: 0%(配当無し)
- 特別配当/自社株買い: 無し(記載なし)
- 株主還元方針: 特段の変更なし(資料内に自社株買い等の記載無し)
セグメント別情報
- デジタルサイネージ関連事業
- 売上高: 850,082千円(前年同期比 +24.7%)
- セグメント損失: △8,118千円(前年△20,974千円、損失幅大幅縮小)
- 戦略/状況: CMS「DiSi cloud」契約増加、AIサイネージ等プラットフォーム「MiRAi PORT」展開、機器リース・サブスクによる安定収益化を推進
- Value creating事業
- 売上高: 42,889千円(前年同期比 +15.5%)
- セグメント利益: 1,872千円(前年1,601千円、+16.9%)
- 戦略/状況: ハイパーローカルメディアおよびサブスクリプション型サービスで安定収益基盤を維持
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 添付資料に中期計画の詳細記載はないため進捗コメントは限定的
- KPI達成状況: サブスクリプション契約数(DiSi cloud等)の増加はプラットフォーム拡大のKPIに合致しているが、販管費比率低下による利益率改善が必要
競合状況や市場動向
- 競合比較: 同業他社(デジタルサイネージ領域)との詳細比較データは資料に記載無し(–)
- 市場動向: 訪日外客増加やデジタルマーケティング需要の回復により市場は緩やかに改善。地政学リスク等の外部不確実性は継続的リスク。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期): 売上高4,800百万円(+10.4%)、EBITDA457、営業利益285(+6.0%)、経常利益281(+14.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益226(+24.7%)、1株当たり当期純利益6.45円
- 第1四半期時点での予想修正: なし(2025年5月14日発表の予想を据え置き)
- 会社予想の前提: 添付資料P.3に記載(為替・原材料等の詳細は参照)
- 予想の信頼性: 第1四半期で売上は好調だが利益は赤字。通期での予想達成には販管費の抑制とサブスク収益の積み上げによる継続的な営業利益改善が必要。
- リスク要因:
- 需要変動(顧客投資動向)
- 販管費増加による利益圧迫
- マクロ不確実性(米国通商政策、中東の地政学リスク等)
- 競争激化による価格・契約条件の悪化
重要な注記
- 会計方針の変更: 無
- 連結範囲の変更: 無
- 第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)
- 監査/レビュー: 四半期連結財務諸表に対する期中レビューを受けており、監査法人の結論に重要な指摘は無し(限定付なし)
- その他: 第1四半期に役員退職慰労金10,000千円を計上(損益に影響)
注意事項
- 不明な項目は「–」で表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7836 |
| 企業名 | アビックス |
| URL | http://www.avix.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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