2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社公表予想との修正は無し(予想通り)。市場予想との比較は開示資料に無し。第2四半期累計の実績は概ね順調に上振れしている(営業利益・経常利益が大幅増)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高7,131百万円、前年同期比+13.6%;営業利益1,047百万円、同+53.7%)。
- 注目すべき変化:親会社株主に帰属する中間純利益は971百万円(前年同期比△23.4%)と減少。これは前年同期に投資有価証券売却益869百万円の特別利益計上があったためで、営業ベースでは改善が確認される点が重要。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上高15,000百万円、営業利益1,950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円)に対する進捗は良好(売上高進捗約47.5%、営業利益進捗約53.7%)で、現時点で会社は予想修正なし。
- 投資家への示唆:不動産賃貸事業の入居率・賃料改善が営業利益拡大をけん引。特別損益の有無で純利益が大きく変動するため、「営業キャッシュ創出力+資産売却の非経常益の有無」を併せて確認することが重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社テーオーシー
- 主要事業分野:不動産賃貸(オフィス・商業ビル運営)、リネンサプライ及びランドリー、ビル管理関連サービス、製薬事業、スポーツクラブ、温浴施設等
- 代表者名:代表取締役社長 大谷 卓男
- 上場市場/コード:東証/8841
- URL:http://www.toc.co.jp/toc/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月11日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日)
- 決算補足資料/決算説明会:なし
- セグメント:
- 不動産事業:オフィス・商業ビル等の賃貸運営(主力)
- リネンサプライ及びランドリー事業:ホテル等向けリネン供給・ランドリー
- その他:ビル管理関連サービス、製薬事業、スポーツクラブ事業、温浴施設事業等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):93,849,352株
- 期末自己株式数:5,631,639株
- 中間期中の平均発行済株式数:88,207,067株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 中間報告書提出予定日:2025年11月13日
- 配当支払開始予定日:2025年12月5日
- その他IRイベント:決算説明会無し
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との修正は無し)
- 売上高:7,131百万円(前年同期比+13.6%) — 通期予想15,000百万円に対する進捗率 約47.5%(概ね想定内)
- 営業利益:1,047百万円(前年同期比+53.7%) — 通期予想1,950百万円に対する進捗率 約53.7%(想定よりやや良好)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:971百万円(前年同期比△23.4%) — 通期予想1,800百万円に対する進捗率 約53.9%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:不動産事業での入居率向上・賃料改善により売上・営業利益が増加。リネンサプライでも受注回復で増収。
- 下振れ要因(純利益):前年同期に投資有価証券売却益869百万円の特別利益があったため、前年との比較では中間純利益が低下。今回の期中は特別利益が小幅(40百万円)。
- 通期への影響:
- 会社は業績予想を据え置き。営業進捗は順調で、現状では通期予想達成の可能性は高いが、特別利益の有無や投資有価証券の処分等非経常要因により当期純利益は変動しやすい。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 資産合計:117,096百万円(前期末114,896百万円)→ +2,200百万円
- 負債合計:14,424百万円(前期末14,071百万円)→ +352百万円
- 純資産合計:102,672百万円(前期末100,824百万円)→ +1,848百万円
- 収益性(中間累計)
- 売上高:7,131百万円(前年同期6,275百万円、+13.6%)
- 営業利益:1,047百万円(前年同期681百万円、+53.7%)、営業利益率 14.7%(1,047/7,131)
- 経常利益:1,413百万円(前年同期983百万円、+43.8%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:971百万円(前年同期1,268百万円、△23.4%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):11.02円(前年同期13.57円、△)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:7,131 / 15,000 = 約47.5%(通期約50%の半期進捗としてほぼ通常ペース)
- 営業利益進捗率:1,047 / 1,950 = 約53.7%(やや順調)
- 純利益進捗率:971 / 1,800 = 約53.9%
- 過去同期間との比較:営業・経常ともに前年より改善(営業利益率上昇)
- 財務安全性
- 自己資本比率:87.2%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産29,807 / 流動負債3,343 ≒ 892%(非常に高い流動性)
- 負債比率(負債/純資産):14,424 / 102,672 ≒ 14.1%(低水準)
- 効率性
- 総資産回転率(中間):売上7,131 / 総資産117,096 ≒ 0.061回(年間換算で低め、資産集約型事業の特性)
- 売上高営業利益率の改善(前年中間より上昇)を確認
- セグメント別(中間)
- 不動産事業:売上5,299百万円(+17.9%)、セグメント営業利益1,039百万円(+48.1%)。入居率74.6%(前期末68.2%)、TOCビル入居率46.0%(臨時使用含む)
- リネンサプライ及びランドリー:売上914百万円(+6.8%)、営業利益35百万円(+410.5%)
- その他:売上917百万円(△0.9%)、営業損失30百万円(前中間期も損失30百万円)
- 財務の解説:
- 営業CFはプラス(+2,395百万円)に転換し、事業収益力が回復。
- 投資CFは△2,579百万円(有形固定資産取得1,656百万円、投資有価証券取得996百万円)で資金流出。結果、現金同等物は中間期末28,680百万円と減少。
- 財務CFは△564百万円(配当支払438百万円、借入金返済等)。
配当
- 実績と予想:
- 中間配当:5円(支払予定日2025/12/5)
- 期末配当(予想):5円
- 年間配当予想:10円(前回予想から変更なし)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向:通期予想ベースで計算すると(当期純利益1,800百万円、発行済平均数等考慮で)配当性向は低~中程度(具体値は株価・最終株式数基準で算出必要)
- 自社株買い:当中間期に新規の自社株取得は無し(前期と比較して自己株式の保有は若干減少)。
- 特別配当:無し
セグメント別情報
- 不動産事業:
- 売上5,299百万円(前年同期比+17.9%)、営業利益1,039百万円(+48.1%)
- 回復要因:TOCビル営業再開の効果、賃料水準・入居率改善。中間期末入居率74.6%(前期末68.2%)
- 見通し:都心オフィス回帰やインバウンド堅調が継続すれば、賃料・収益改善が続く可能性
- リネンサプライ/ランドリー:
- 売上914百万円(+6.8%)、営業利益35百万円(+410.5%) — ホテル需要回復が寄与
- その他:
- 売上917百万円(△0.9%)、営業損失30百万円(前中間期も同額) — スポーツクラブは会費増で増収、製薬・温浴等は減収
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期計画の数値目標の詳細は記載無し(–)
- KPI達成状況:入居率や賃料改善が主要KPIと想定され、入居率は改善傾向で進捗良好
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 東京都心部のオフィス回帰、商業施設のインバウンド回復が追い風
- 物価上昇継続だが需要回復により収益回復へ寄与
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に記載無し(–)
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上高15,000百万円(+14.1%)、営業利益1,950百万円(+37.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(+0.7%)
- 会社は5月13日発表の予想に変更なし
- 会社予想の前提:為替・原油等の具体前提は資料内要参照(添付資料参照指示あり)
- 予想の信頼性:
- 直近の業績進捗は良好で営業ベースの達成可能性は高い。ただし当期純利益は投資有価証券売却などの非経常要因で変動しやすい点に留意
- リスク要因:
- 不動産市況の悪化(空室率上昇、賃料下落)
- 金利上昇による資金コスト増
- 投資有価証券評価・売却のタイミングに伴う利益変動
- ホテル需要・インバウンド変動によるリネン事業影響
重要な注記
- 会計方針の変更や中間連結財務諸表特有の会計処理の適用は無し
- 連結範囲の変更無し
- 第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外
- 不明項目は「–」で表記
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8841 |
| 企業名 | テーオーシー |
| URL | http://www.toc.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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