日比谷総合設備(1982)の企業分析レポートを以下にまとめます。

1. 企業情報

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    日比谷総合設備は、空調設備工事を主力とする総合設備工事業者です。電気設備工事や衛生設備工事も手掛けており、建物に必要な様々な設備を設計、施工、保守しています。特に、NTTグループを主要顧客としており、情報通信向けの床下空調システムなどに強みを持っています。
  • 主力製品・サービスの特徴
    主力は「設備工事」で、売上構成の約89%を占めます。空調、電気、通信、給排水衛生設備などの設計・施工・保守が中心です。情報通信分野、特にデータセンター向けの設備工事や、省エネ・リニューアル事業(ZEBなど)に注力しており、床下空調システムなどの特定技術に強みがあります。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    空調工事大手としての地位を確立しており、NTTグループを最大顧客とすることで安定した事業基盤を持っています。情報通信向け床下空調システムといった特定の技術力と実績は競争優位性と言えます。一方で、建設業界全体が直面している資材価格の高騰や労務費の上昇は同社の課題であり、受注採算の維持・改善が重要です。
  • 市場動向と企業の対応状況
    建設業界は、政府・民間の建設投資が堅調に推移している部分もありますが、資材・労務費の上昇は継続的なリスクです。同社は、市場の需要が高いデータセンターや、脱炭素社会に向けたリニューアルZEB・省エネ事業に注力することで、市場の変化に対応し、成長機会を捉えようとしています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    第8次中期経営計画を推進しており、データセンター営業の強化、カーボンニュートラル事業の推進、BIM等の施工効率化、DX・生成AIの活用、人的資本への投資を重点分野としています。これらを通じて、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    データセンター向け設備工事の受注拡大、ZEB化・省エネ改修などのリニューアル事業の推進、BIM(Building Information Modeling)を活用した設計・施工プロセスの効率化、デジタル技術導入による業務改革、そして社員のスキルアップや働きがい向上への投資などが具体的な施策として挙げられています。
  • 新製品・新サービスの展開状況
    決算短信には具体的な新製品・新サービスの名称の記載はありませんが、BIM導入やDX・生成AI活用による「施工効率化」も間接的なサービス向上と捉えられます。

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    設備工事、設備機器販売、設備機器製造の3セグメントで構成されていますが、設備工事が売上の大半を占めるため、大型工事の受注状況が業績を大きく左右します。データセンターや省エネといった成長分野への注力は、デジタル化や環境意識の高まりという市場ニーズの変化に適応しようとする姿勢を示しており、事業モデルの持続可能性を高める可能性があります。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    建設業の特性上、工事契約と完成・引き渡し時期によって売上が計上されるため、四半期ごとの売上や利益に偏りが出ることがあります。決算短信では受注高の大幅増が確認されており、これが将来の収益を支える要因となりえますが、工事進捗の遅延や採算悪化はリスクとなり得ます。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    情報通信向けの「床下空調システム」に強みを持つほか、BIM(Building Information Modeling)による設計・施工の効率化、DXや生成AIの活用を推進しており、技術を活用した生産性向上と差別化を図っています。
  • 収益を牽引している製品やサービス
    連結事業の約89%を占める「設備工事」が最重要です。特に、NTTグループ向けの工事や、データセンター、リニューアルZEB、省エネ関連の大型工事が収益を牽引していると考えられます。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
  • 現在の株価: 4,775.0円
  • 会社予想EPS: 275.56円
  • 会社予想PER: 4,775.0円 ÷ 275.56円 = 17.33倍
  • 実績BPS: 3,350.88円
  • 実績PBR: 4,775.0円 ÷ 3,350.88円 = 1.42倍
  • 業界平均PER/PBRとの比較
  • 業界平均PER: 14.0倍
  • 業界平均PBR: 1.1倍
    比較すると、同社のPER(17.33倍)およびPBR(1.42倍)はそれぞれ業界平均を上回っており、現在の株価は業界平均と比較してやや割高な水準にあると評価できます。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    現在の株価4,775円は、直近10日間の高値4,860円に近く、年初来高値4,860円(2025-12-26)の96.1%の水準にあります。このことから、現在の株価は高値圏にあると判断できます。
  • 年初来高値・安値との位置関係
    年初来高値4,860円に対してほぼ同水準、年初来安値2,686円からは大きく上昇した位置にあります。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    出来高28,700株、売買代金137,270千円は、時価総額1,134億円の企業としては標準的な水準であり、特に非常に高い、または低いというほどの市場関心度を示すものではありません。
  • 長期トレンド分析
  • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価
  • 1ヶ月リターン: +3.69%
  • 3ヶ月リターン: +4.14%
  • 6ヶ月リターン: +32.45%
  • 1年リターン: +26.83%
    短期的には堅調、6ヶ月、1年では非常に高いリターンを示しており、強い上昇トレンドが継続していることがわかります。
  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る)
  • 日経平均比: 1ヶ月で+1.59%ポイント上回る、3ヶ月で-7.61%ポイント下回る、6ヶ月で+5.29%ポイント上回る、1年で-1.05%ポイント下回る。
  • TOPIX比: 1ヶ月で+1.57%ポイント上回る。
    短期的には市場平均を上回るパフォーマンスですが、中期的には日経平均を下回る場面も見られます。長期ではほぼ同等のパフォーマンスです。
  • 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)
  • 現在株価4,775円は、5日移動平均線(4,758.00円)、25日移動平均線(4,617.40円)、75日移動平均線(4,493.27円)、200日移動平均線(3,993.97円)の全てを上回っています。これは、短期、中期、長期の全てにおいて上昇トレンドが継続している非常に強いシグナルと解釈できます。
  • サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置
  • 1ヶ月レンジ高値が4,860.00円、3ヶ月レンジ高値が4,860.00円であり、現在の株価はこの高値水準に近づいており、直近のレジスタンスラインが4,860円付近にあると考えられます。
  • ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認
    全ての移動平均線を株価が上回っていることから、過去にはゴールデンクロスが複数回発生し、強い上昇トレンドを形成している可能性が高いですが、提供データに具体的なシグナル情報は記載されていません。

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
  • 売上高: 2022年3月期から2025年3月期にかけて継続的な増加トレンドにあり、直近12ヶ月でも92,668百万円と成長を続けています。
  • 営業利益: 2022年3月期以降、増益傾向にあり、2025年3月期は7,456百万円と改善しています。直近12ヶ月では7,838百万円。
  • ROE(実績): 8.48% (過去12ヶ月では8.68%)、ROA(過去12ヶ月): 5.38%
  • 過去数年分の傾向を比較
    売上高は安定的に成長しており、営業利益も回復基調にあることから、全体として業績は順調に推移していると言えます。ROE、ROAもベンチマークに近い水準を維持しています。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    2026年3月期第2四半期(中間期)決算では、売上高405.42億円(通期予想935.00億円に対し進捗率43.4%)、営業利益36.15億円(通期予想78.00億円に対し進捗率46.4%)、親会社株主に帰属する中間純利益28.33億円(通期予想60.00億円に対し進捗率47.2%)でした。各指標とも通期予想に対して概ね順調な進捗であり、会社予想の達成は現時点では可能と判断されます。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
  • 自己資本比率(中間期実績):77.2%
  • 流動比率(直近四半期):383%
  • 負債比率(中間期実績):約27.4%(負債20,248百万円 / 純資産73,796百万円)
    これらの指標はすべて極めて良好な水準であり、非常に高い財務健全性を示しています。自己資本比率は安定水準とされる40%を大きく上回り、流動比率も383%と短期的な支払い能力に全く問題ありません。負債も少なく、財務面での安定性は特筆すべき水準です。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
    高い自己資本比率と流動比率から、財務安全性は非常に高く、安定した資金繰りが維持されていると考えられます。総現金は27.85Bと潤沢です。
  • 借入金の動向と金利負担
    提供データに借入金の内訳や動向に関する詳細な記載はありませんが、負債比率が低いことから、借入金は少ないと推測されます。Piotroski F-Scoreの Interest Expense も非常に低いことから、金利負担も軽微であると考えられます。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
  • ROE(過去12か月):8.68%
  • ROA(過去12か月):5.38%
  • 営業利益率(過去12か月):9.29%
  • 売上総利益率(過去12か月):19.5%(Gross Profit 18,093M / Total Revenue 92,668M)
    ROEは一般的なベンチマークである10%にわずかに届かないものの、ROAは5%を超えており、総資産を効率的に活用できていると言えます。営業利益率も9%台と堅調です。
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROAはベンチマークを上回り良好ですが、ROEはベンチマークにわずかに届きません。これは自己資本比率の高さ(負債が少ないこと)が影響している可能性があり、レバレッジを積極的に使っていない経営方針とも言えます。
  • 収益性の推移と改善余地
    過去数年間の売上高、営業利益の増加傾向や、中間決算における営業利益率の改善(8.60%から8.92%)は、収益性向上の努力が実を結んでいることを示唆しています。データセンターや省エネ事業といった高採算分野への注力は、今後の収益性改善に寄与する可能性があります。
  • 利益の質分析
  • 営業キャッシュフロー(過去12ヶ月):-1.66B
  • 純利益(過去12ヶ月):6.17B
  • 営業CF/純利益比率:-0.27
    営業キャッシュフローがマイナスであり、純利益を大幅に下回っている点は、利益の質に懸念があることを示しています。これは、売掛金の滞留や棚卸資産の増加など、会計上の利益と実際の現金の動きに乖離があることを示唆しているため、詳細なキャッシュフロー計算書を確認する必要があります。Piotroski F-Scoreも収益性スコアが0/3、利益の質評価がD(要注意)となっており、要警戒点です。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    ベータ値(5Y Monthly):0.19
    ベータ値が非常に低く、市場全体の変動に対する株価の感応度が低いことを示しています。これは、市場全体が大きく変動しても株価があまり変動しない傾向があることを意味し、比較的ディフェンシブな特性を持つ銘柄と言えます。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
    52週高値:4,860.00円、52週安値:2,686.00円。現在の株価はレンジの96.1%に位置しており、52週高値に近い水準で推移しています。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
    決算短信では、以下のリスク要因が挙げられています。
  • 資材価格・労務費の上昇
  • 工事進捗の遅延や採算悪化
  • マクロ経済の下振れ(対外環境、米国の通商政策等)
  • 受注の偏りや特定大型案件の採算リスク
    為替や地政学リスクについては直接的な記載はありませんでしたが、マクロ経済の下振れ影響として含意される可能性があります。

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
  • PER(会社予想): 17.33倍 vs 業界平均14.0倍
  • PBR(実績): 1.42倍 vs 業界平均1.1倍
    PER、PBRともに業界平均を上回っており、現在の株価は業界水準と比較して割高と判断されます。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
  • 目標株価(業種平均PER基準): 3,911円 (EPS 275.56円 × 業界平均PER 14.0倍)
  • 目標株価(業種平均PBR基準): 3,694円 (BPS 3,350.88円 × 業界平均PBR 1.1倍)
    これらの目標株価レンジは現在の株価4,775円を下回っています。
  • 割安・割高の総合判断
    提供されたバリュエーション分析のデータに基づくと、現在の株価は業界平均と比較して割高であると判断されます。ただし、同社独自の強みや成長性が市場に評価されている側面も考慮が必要です。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
  • 信用買残: 24,600株
  • 信用売残: 21,500株
  • 信用倍率: 1.14倍
    信用買残と信用売残は比較的拮抗しており、信用倍率も1.14倍と1倍台前半で需給バランスは中立的と言えます。大きな売り圧力や買い圧力は現時点では確認されません。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
  • 自社(自己株口)が8.51%、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が8.37%、自社取引先持株会が5.8%を保有しています。上位株主にはNTT都市開発や住友不動産といった事業法人も含まれており、安定株主が一定数存在します。
  • % Held by Insiders:35.71%(経営陣・内部関係者による保有比率)。これは経営陣が会社の業績にコミットしていることを示唆する高い比率です。
  • % Held by Institutions:10.31%。機関投資家による保有も一定数見られます。
  • 大株主の動向
    光通信KK投資事業有限責任組合が5.46%を保有しており、アクティビストとしての動向が注視される場合がありますが、提供データからは具体的な最近の動きは不明です。

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
  • 配当利回り(会社予想):2.09%
  • 1株配当(会社予想):100.00円
  • 配当性向(Yahoo Japan):35.5% (提供データでは「2025年3月期:35.5%」と記載されているため、2026年3月期予想も同水準か)
    2026年3月期の年間配当は100円(中間50円、期末50円予想)と増配方針であり、持続的な株主還元姿勢がうかがえます。配当性向も約35%程度であり、業績の成長を考慮すると妥当な水準と考えられます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
    決算短信では、期中に自己株式が増加(2,089,785株 vs 前期1,738,774株)した旨の記載があり、自社株買いによる株主還元も実施していることが示唆されます。特別な自社株買い枠の記載は資料にありませんでした。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    提供データには、株式報酬型ストックオプションの具体的な記載はありません。

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    2026年3月期第2四半期決算短信によると、受注高が463.10億円(前年同期比+51.5%)と大幅に増加したことが最大のトピックスです。また、受注採算・完工採算の改善により利益率が向上している点も特筆されます。
  • これらが業績に与える影響の評価
    受注高の大幅増加は、将来の売上と利益の基盤を強化するものであり、今後の業績にプラスに寄与すると考えられます。利益率の改善も収益力の向上を示唆しており、通期予想の達成に大きく貢献するでしょう。データセンターやリニューアルZEB・省エネ事業への注力は、市場の成長分野を取り込む戦略が順調に進展していることを示唆しています。

16. 総評

日比谷総合設備は、空調工事を主力とする設備工事会社であり、NTTグループを主要顧客とする安定した事業基盤を持っています。データセンターや省エネ事業といった成長分野への戦略的注力と、BIM・DX活用による施工効率化で、市場の変化に対応する姿勢が見られます。
財務面では、自己資本比率77.2%、流動比率383%と極めて健全な財務基盤を確立しており、非常に高い安全性を誇ります。業績も売上高・利益ともに堅調な成長を示しており、特に直近の中間期では受注高が大幅に増加し、利益率も改善しています。
一方で、利益の質については、過去12ヶ月の営業キャッシュフローがマイナスである点が懸念材料として挙げられ、会計上の利益と実際のキャッシュ創出能力に乖離がある可能性があります。また、現在の株価はPER、PBRともに業界平均を上回っており、バリュエーション面では割高感があります。
テクニカル面では、株価は短期・中期・長期の全ての移動平均線を上回り、強い上昇トレンドにありますが、年初来高値圏で推移しているため、短期的な調整リスクも考慮する必要があります。

  • 投資判断の参考となるポイントの整理
  • ポジティブ要因: 極めて高い財務健全性、安定した事業基盤と主要顧客、成長分野(データセンター、省エネ)への戦略的注力、受注高の大幅増加と利益率改善、積極的な株主還元策(増配、自社株買い)。
  • ネガティブ要因: 営業キャッシュフローのマイナスによる利益の質の懸念、業界平均と比較した株価の割高感、建設業界特有の資材高騰・労務費上昇リスク。
  • 中立要因: 信用取引の需給バランスは中立、ベータ値が低いディフェンシブ特性。
  • 強み・弱み・機会・脅威の整理
  • 強み: 高い技術力(床下空調システム等)、安定したNTTグループからの受注、極めて健全な財務基盤、堅実な経営体制。
  • 弱み: 営業キャッシュフローがマイナスである点(利益の質)、設備工事に偏った売上構成(景気変動を受けやすい)。
  • 機会: データセンター需要の拡大、カーボンニュートラル・省エネ化の推進、DX・BIM導入による生産性向上。
  • 脅威: 資材価格・労務費の高騰、工事進捗の遅延や採算悪化、マクロ経済の不確実性。

17. 企業スコア

  • 成長性: A
    売上高は安定的に増加しており、直近の中間期決算では受注高が前年同期比+51.5%と大きく伸長しています。データセンターや環境関連事業への注力も成長に寄与すると見込まれます。
  • 収益性: B
    ROEは8.68%(ベンチマーク10%未満)ですが、ROAは5.38%(ベンチマーク5%超)と良好です。営業利益率も9.29%と堅調に推移し改善傾向にあります。ただし、営業キャッシュフローがマイナスのため、利益の質には懸念があり、総合的に「B」と評価します。
  • 財務健全性: S
    自己資本比率が77.2%と非常に高く、流動比率も383%と極めて優良です。負債比率も低く、財務安全性は非常に高い水準にあります。
  • 株価バリュエーション: C
    PER(17.33倍)およびPBR(1.42倍)は、それぞれ業界平均(PER14.0倍、PBR1.1倍)を上回っており、現在の株価は業界平均と比較して割高と判断されます。

企業情報

銘柄コード 1982
企業名 日比谷総合設備
URL http://www.hibiya-eng.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 建設・資材 – 建設業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 4,775円
EPS(1株利益) 275.56円
年間配当 2.09円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 9.9% 19.4倍 8,551円 12.4%
標準 7.6% 16.8倍 6,694円 7.0%
悲観 4.6% 14.3倍 4,929円 0.7%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 4,775円

目標年率 理論株価 判定
15% 3,335円 △ 43%割高
10% 4,165円 △ 15%割高
5% 5,255円 ○ 9%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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企業スコアは、AIによる財務・業績データの分析をもとに試験的に算出した指標です。評価方法は現在も検討・改善を重ねており、確立した標準的な指標ではありません。投資判断の唯一の基準ではなく、あくまで参考情報としてご利用ください。

By ジニー

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。