2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期予想に対する修正は無し。中間実績の進捗は売上高進捗率約51.5%、営業利益進捗率約52.0%、親会社帰属当期利益進捗率約55.7%で、会社予想に対して「ほぼ予想通り」。市場コンセンサスとの比較は記載無し(–)。
  • 業績の方向性:増収ではなく減収減益。売上収益は前年同期比△10.2%、営業利益は△32.2%、親会社帰属中間利益は△32.5%。
  • 注目すべき変化:法人ソリューション事業のセグメント利益が前年同期比大幅減(前年に含まれていた株式会社ジャパンTSS支配喪失による利得の反動が主因)。ネットワークインフラ事業も小売電力の販売単価下落等で減益。
  • 今後の見通し:通期予想に修正はなし。中間時点の進捗は概ね通期達成可能な水準だが、電力価格や販売単価の動向等の外部要因に左右される点は留意。
  • 投資家への示唆:ストック型サービス(光回線ブランド「ひかり速トク」や節水装置「JET」、法人向け「FT光」等)が安定収益を支えている一方、電力販売など市場価格連動の事業で利益変動が大きい。通期予想は維持されているが、短期的には電力市況と一時要因の有無に注目。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社エフティグループ
  • 主要事業分野:中小企業・個人事業主向けの情報通信機器販売、ネットワーク/セキュリティ商品、光回線・小売電力等のネットワークインフラ、環境・省エネサービスおよび法人向けソリューション(販売・施工・保守・ストックサービス)
  • 代表者名:代表取締役社長 小林 亮二
  • URL:http://www.ftgroup.co.jp/
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年11月10日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)(2025年4月1日〜2025年9月30日)
  • 決算補足説明資料:有、決算説明会:無
  • セグメント:
  • ネットワークインフラ事業:光回線自社ブランド「ひかり速トク」、節水装置「JET」、小売電力等の企画・販売・運営(ストック型サービスが主力)
  • 法人ソリューション事業:UTM、ファイルサーバー、環境関連商品、情報通信機器等の販売・施工・保守、法人向け光回線「FT光」、会員制サポート等
  • その他事業:上記以外の事業を集約(売上規模は極小)
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):30,342,268株(2026年3月期中間期)
  • 期中平均株式数(中間期):29,729,237株
  • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日:2025年11月10日
  • 配当支払開始予定日(中間配当):2025年12月5日
  • その他IRイベント:特記事項無し(決算説明会は開催無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社通期予想との比較、達成率は中間累計ベース)
  • 売上収益:実績15,915百万円/通期予想30,900百万円 → 進捗率 51.5%
  • 営業利益:実績3,799百万円/通期予想7,300百万円 → 進捗率 52.0%
  • 親会社帰属当期利益:実績2,674百万円/通期予想4,800百万円 → 進捗率 55.7%
  • サプライズの要因:
  • 主に下振れ要因:小売電力の販売単価下落(ネットワークインフラ事業)、前年同期に含まれていた株式会社ジャパンTSSの支配喪失による一時利得の反動(法人ソリューション事業)により営業利益が減少。その他、売上総利益は減少しているが固定費は概ねコントロールされている様子。
  • 金融収益が増加(5→136百万円)し、その他の包括利益(公正価値評価の金融資産)も増加している点はポジティブな要素。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を修正しておらず、中間時点の進捗は概ね均等配分(約50%)を上回っているため、現時点では通期予想達成の可能性は維持されると判断。ただし電力市況や販売価格の動向、一時要因の有無が通期業績に影響するリスクあり。

財務指標

  • 要旨(百万円、対前年同期比は%で表記)
  • 売上収益:15,915(前年同期17,724 → △10.2%/△1,808百万円)
  • 売上原価:9,119(前年同期10,494)
  • 売上総利益:6,796(前年同期7,229)
  • 営業利益:3,799(前年同期5,605 → △32.2%/△1,805百万円)
  • 税引前利益:3,914(前年同期5,596 → △30.1%)
  • 親会社の所有者に帰属する中間利益:2,674(前年同期3,962 → △32.5%/△1,287百万円)
  • 基本的1株当たり中間利益(EPS):89.97円(前年同期131.43円 → △31.6%)
  • 財政状態(2025年9月30日)
  • 資産合計:41,293(前期末40,592、+701)
  • 流動資産合計:25,052(前期27,587、小計で減少、現金及び現金同等物は19,817→17,893へ△1,923)
  • 非流動資産合計:16,240(前期13,004、その他の金融資産が増加)
  • 負債合計:9,175(前期10,749、△1,574)
  • 有利子負債合計:2,563(短期906 + 長期1,657、前期合計3,643→△1,080)
  • 資本合計:32,118(前期29,842、+2,275)
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):77.8%(安定水準。前期73.5%)
  • 流動比率(流動資産/流動負債):25,052 / 5,439 = 約461%(非常に高水準、流動性は良好)
  • ネットキャッシュ:現金等17,893 − 有利子負債2,563 = 約15,330百万円(純有利子負債はマイナスで余裕あり)
  • 収益性指標
  • 売上総利益率(粗利率):6,796 / 15,915 = 約42.7%
  • 営業利益率:3,799 / 15,915 = 約23.9%(前年同期は約31.6%、低下)
  • キャッシュフロー:詳細なCF項目は要約資料に記載のため要参照(要約注記では現金及び現金同等物は△1,923百万円)
  • セグメント別(中間累計)
  • ネットワークインフラ事業:売上収益 8,280(前年9,844 → △15.9%/△1,564)、セグメント利益(営業利益)2,309(前年2,437 → △5.3%/△128)
  • 法人ソリューション事業:売上収益 7,886(前年8,147 → △3.2%/△261)、セグメント利益1,547(前年3,180 → △51.3%/△1,632、前年はジャパンTSS関連の利得を含む)
  • その他事業:売上収益 0(前年1 → 減少)、セグメント利益 0(同)
  • 財務の解説:
  • 財務基盤は強く、自己資本比率77.8%(安定水準)かつ純現金ポジションで安全性高い。営業面ではストック収益が底支えしているが、電力販売価格の下落等により収益インパクトが出ている。前年の一時利益の反動が法人ソリューションの利益を押し下げている。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:中間配当20.00円、期末配当35.00円、年間合計55.00円
  • 2026年3月期:中間配当(実績)20.00円、期末および年間予想は未定(―)
  • 直近の公表配当予想からの修正:無
  • 配当利回り:–(株価情報の開示なし)
  • 配当性向:通期予想(未確定)のため通期配当性向は算出不可。中間時点の配当性向(中間配当を中間利益で単純換算)は算出可能だが、会社は通期で判断するため割愛(詳細は「–」)。
  • 株主還元方針:特別配当や自社株買いの開示は無し(自己株式保有はあり、ただし当中間期の自己株式取得はほぼ無)。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(中間累計)
  • ネットワークインフラ事業:売上減(△15.9%)だが依然としてセグメント最大。光回線や節水装置などストックサービスが安定的収益源。ただし小売電力の販売単価下落が収益を圧迫。
  • 法人ソリューション事業:売上は小幅減(△3.2%)だが、前年の一時利得不在によりセグメント利益は大幅減(△51.3%)。「FT光」「Fプレミアム」等のストックサービス拡充に注力中。
  • その他事業:事業規模はほぼ無視できる水準。
  • セグメント戦略:ストックサービスの維持・拡大、法人向けDX支援や会員制サービス拡充にフォーカス(文面の方針)。電力事業の収益性管理が短期課題。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料上の中期計画詳細の記載は今回の開示では限定的。通期予想は前回公表から変更無しで整合性は維持。
  • KPI達成状況:主要KPI(売上・営業利益)については中間進捗はおおむね50%台で計画線上。ただし法人セグメントの一時利得を除くベースでの改善が重要。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との相対評価・数値比較は開示無し(–)。
  • 市場動向:国内は雇用・所得改善で緩やかな回復だが、米国通商政策リスクや継続する物価上昇など先行き不透明。電力市場や通信サービス競争の影響を受けやすい。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期(2026年3月期予想):売上収益30,900百万円(前期比△10.8%)、営業利益7,300百万円(△21.4%)、親会社帰属当期利益4,800百万円(△27.4%)、1株当たり当期利益161.46円
  • 予想修正:無し(2025年5月12日公表の予想から変更なし)
  • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替・原油等の明示的前提は本資料では省略)
  • 予想の信頼性:通期予想は維持されているが、過去の一時要因(支配喪失利得など)が業績に影響するため、一時要因の有無や電力価格の動向など外部要因で変動しうる点に注意。
  • リスク要因:電力価格・販売単価の下落、顧客獲得競争、景気悪化、為替や原材料価格(該当する場合)、一時的会計事象の反動。

重要な注記

  • 連結範囲の変更:当中間期に重要な変更あり(新規 -社、除外 1社:株式会社エフティオペレーションS&Sが除外)。影響の詳細は注記参照。
  • 会計方針の変更:無
  • 監査・レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
  • その他:当中間期の開示では、その他の金融資産の増加や金融収益の増加等、その他の包括利益が増加している点が特記されている。

(不明な項目は — と表記しました。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2763
企業名 エフティグループ
URL http://www.ftgroup.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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