2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の直近(2025/5/8公表)通期予想を2025/11/6に上方修正(売上高+500億円、営業利益+200億円、親会社株主に帰属する当期純利益+200億円)。市場予想との差異は–(不明)。
  • 業績の方向性:増収減益(中間累計:売上高643,816百万円、前年同期比+5.3%;営業利益105,481百万円、前年同期比△7.2%)。
  • 注目すべき変化:売上は増加した一方、販管費等の増加や事業構成の違いで営業利益率が低下(営業利益率:16.4%→前年同中間期18.6%)。トイホビー事業が好調(売上・利益とも増加)、映像音楽やデジタルの利益は作品構成等で減益。
  • 今後の見通し:通期予想は11/6に修正済(売上1,250,000百万円、営業利益165,000百万円、親会社利益120,000百万円)。中間進捗は売上約51.5%、営業利益約63.9%、親会社純利益約65.8%で、営業・純利益は通期達成に向けて順調な進捗。
  • 投資家への示唆:IP軸戦略(ガンダム等)と中期計画に沿った積極投資(中期で6,000億円想定)を継続。売上は堅調だが利益率は作品構成や販管費で変動するため、通期での利益確保は第3四半期以降のタイトル展開・費用管理次第。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社バンダイナムコホールディングス
  • 主要事業分野:トイホビー、デジタル(ゲーム等)、映像音楽(旧IPプロデュース)、アミューズメント、その他(物流等)
  • 代表者名:代表取締役社長 浅古 有寿
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年11月6日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結、2025年4月1日~2025年9月30日
  • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)、決算補足資料作成あり
  • セグメント(報告セグメント):
  • トイホビー事業:玩具・ホビー製品(ガンプラ、フィギュア、一番くじ、ガシャポン等)
  • デジタル事業:ネットワークコンテンツ(モバイル/PC)、家庭用ゲーム
  • 映像音楽事業:映画・映像・音楽の企画・配給・ライセンス等
  • アミューズメント事業:施設運営、業務用ゲーム等
  • その他事業:物流・管理等のグループサポート
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数:650,000,000株(2026年3月期中間期末)
  • 期中平均株式数(中間期):647,282,288株
  • 備考:2025/4/30に自己株式10,000,000株を消却(資本剰余金・自己株式はそれぞれ35,083百万円の減少)
  • 今後の予定:
  • 半期報告書提出予定日:2025年11月10日
  • 配当支払開始予定日:2025年12月9日
  • その他IRイベント等:決算説明資料は2025/11/6に同社ウェブ掲載

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(中間累計)
  • 売上高:実績643,816百万円(前年同期比+5.3%)。通期修正後予想(1,250,000百万円)に対する進捗率:643,816 / 1,250,000 = 51.5%(中間で50%前後が目安のため「通常~やや進捗良好」)。
  • 営業利益:実績105,481百万円(前年同期比△7.2%)。通期修正後予想165,000に対する進捗率:105,481 / 165,000 = 63.9%(利益は前倒し寄与)。
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:78,909百万円(前年同期比△2.3%)。通期予想120,000に対する進捗率:78,909 / 120,000 = 65.8%。
  • サプライズの要因:
  • 上振れ要因(通期修正の背景):通期見通しを上方修正(+500億円売上/営業利益+200億円)しており、これは中間の堅調な売上と第3四半期以降の市場状況・商品計画踏まえた判断。
  • 中間での営業減益要因:販管費の増加(販売費及び一般管理費:141,249→156,798百万円、+11.0%相当)や事業別のタイトル・作品構成の違い(映像音楽・デジタルの一部で収益性低下)。
  • 通期への影響:
  • 11/6に通期予想を上方修正しており、現時点で通期達成に向けた前提はポジティブ。ただし第3四半期以降の作品ヒット状況やコスト制御、世界情勢(為替・物流・原材料)に左右される。

財務指標

  • 主要財務(中間期末:2025/9/30、単位:百万円)
  • 総資産:1,160,358(前期末1,102,636、+57,721)
  • 純資産:841,629(前期末793,216、+48,413)
  • 自己資本比率:72.5%(前期末71.9% → 非常に高い / 安定水準)
  • 損益(中間累計:2025/4/1–9/30、単位:百万円)
  • 売上高:643,816(前年同期611,391、+32,425、+5.3%)
  • 売上総利益:262,279(前年254,920、+7,359)
  • 販売費及び一般管理費:156,798(前年141,249、+15,549、+11.0%)
  • 営業利益:105,481(前年113,670、△8,189、△7.2%)→ 営業利益率 16.4%(前年中間18.6%)
  • 経常利益:110,196(前年115,553、△4.6%)
  • 親会社株主に帰属する中間純利益:78,909(前年80,727、△2.3%)
  • 1株当たり中間純利益(EPS):121.91円(前年123.39円、△1.2%)
  • バランスシートの要点
  • 現金及び預金:372,487(前期末388,460、△15,973減少。運転資金や投資の影響)
  • 受取手形・売掛金・契約資産:159,102(前期末123,998、+35,104)
  • 商品及び製品:57,540(前期末43,375、+14,165)
  • 投資有価証券:183,145(前期末173,350、+9,795)
  • 支払手形・買掛金:121,819(前期末98,068、+23,750)
  • 流動性・安全性
  • 自己資本比率72.5%(安定水準)
  • 負債合計:318,728(前期309,420、やや増加)
  • 流動比率等の詳細は資料に記載(流動資産合計742,935、流動負債合計286,240 → 流動比率 約259%)
  • 効率性
  • 売上高営業利益率の低下(18.6%→16.4%)は販管費増や収益構成の影響
  • セグメント別(中間累計・対前年)
  • トイホビー:売上317,830百円(+9.0%)、セグメント利益65,035百円(+8.9%) — 好調(ガンプラ、大人向け商品等)
  • デジタル:売上231,504百円(+1.3%)、セグメント利益37,386百円(△16.4%) — 新作の寄与はあるがタイトル構成で減益
  • 映像音楽:売上41,078百円(△0.5%)、セグメント利益5,359百円(△20.2%) — 複数ヒットの前年に届かず
  • アミューズメント:売上75,380百円(+5.2%)、セグメント利益7,046百円(△3.4%) — 既存店回復等で売上増
  • 財務の解説:売上は拡大しているが販管費増・事業構成差で利益減。資産面では運転資金(売掛金・在庫)増加と投資有価証券増が見られる。自己資本比率は高水準で財務余裕は大きい。

配当

  • 中間配当:23.00円(2026年3月期中間期、前年は11.00円)※配当支払開始予定日:2025/12/9
  • 期末配当:未定(期末配当は「別途検討」)/年間配当予想:-(直近公表予想から変更無し)
  • 配当性向:通期想定の修正後予想(親会社帰属当期純利益120,000百万円、1株当たり当期純利益185.38円)に基づく最終配当は未提示のため–。中間のみでの単純換算は不可。
  • 株主還元方針:中期計画では成長投資と株主還元の両立を掲げる。自己株式の消却(10,000,000株)実施済。

セグメント別情報(要点)

  • トイホビー:最も寄与(売上317,830百円、セグメント利益65,035百円)。国内外でカテゴリ拡大、ガンプラや大人向け商品が好調。
  • デジタル:売上は微増だが利益減。新作アプリやELDEN RING NIGHTREIGN等の貢献はあるが、家庭用ゲームのタイトル構成差で累計利益は落ちる。今後はタイトルポートフォリオ最適化を推進。
  • 映像音楽:新作ガンダムが好調だが、前年の複数ヒット期と比較で劇場等の寄与が減少。ガンダムIP拡大(実写映画共同投資など)で中長期の価値最大化を目指す。
  • アミューズメント:既存店売上回復(既存店106.0%)やグループ連携施設が好調。ファン接点強化が役割。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:2025年4月開始の3カ年計画(Purpose: "Fun for All into the Future" / Vision: Connect with Fans)。主テーマは「事業規模拡大」「新たな事業の柱獲得」「長期利益体制構築」。
  • KPI・数値目標(2025/2公表):
  • 2028年3月期目標:連結売上高14,500億円、連結営業利益2,000億円、海外売上比率50%以上
  • 維持目標:営業利益率継続12%以上、エクイティスプレッド継続5%以上
  • 進捗:中間期の売上・利益進捗は概ね中期計画の方向性に整合。6,000億円(中期期間)の成長投資計画を掲げ、制作投資や“360”投資を重視。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:映像配信の普及で日本IPのグローバル人気拡大、ただし世界の政情不安や通商政策など不確実性は継続。消費や原材料価格の上昇がマイナス要因。

今後の見通し

  • 業績予想:2026年3月期通期(修正後)— 売上1,250,000百万円(前回1,200,000)、営業利益165,000百万円(前回145,000)、経常利益172,000百万円(前回149,000)、親会社帰属当期純利益120,000百万円(前回100,000)。修正理由は中間実績と第3四半期以降の商品・サービス計画を踏まえた判断。
  • 予想の信頼性:通期修正を行っており中間進捗は利益面で順調だが、作品ヒットや外部環境(為替、原材料、政治リスク)が影響するため注意が必要。
  • リスク要因:為替変動、原材料・燃料・物流コスト上昇、作品・タイトルのヒット不確実性、世界情勢の不透明性等。

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更なし。中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用あり(注記参照)。
  • レビュー:第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
  • 発行済株式:期末発行済株式数は650,000,000株。期中平均株式数は647,282,288株(EPS算出の基礎)。
  • その他:自己株式消却(10,000,000株、2025/4/30実施)により資本剰余金と自己株式がそれぞれ35,083百万円減少。

(注)資料記載以外の市場コンセンサスや株価ベースの指標(配当利回りなど)は提示資料に含まれていないため“–”で省略しています。投資判断に関する助言は行いません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7832
企業名 バンダイナムコホールディングス
URL http://www.bandainamco.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – その他製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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