2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性: 増収増益(通期実績:売上高4,495,008千円、営業利益701,655千円、親会社株主に帰属する当期純利益491,324千円)。
- 注目すべき変化: 当期より連結決算へ移行(2024年11月8日に株式会社イデイを子会社化し、同社損益を2024/12/21–2025/10/31で取り込み)。これにより規模拡大とセグメント再編(セールスプロモーション単一セグメント化)を実施。
- 今後の見通し: 2026年10月期予想は売上5,000,000千円(+11.2%)、営業利益750,000千円(+6.9%)。ただし首都圏拠点統合に伴う移転・設備入替費用等で約60百万円の費用を見込むため増収に比して利益増率は小幅。
- 投資家への示唆: 連結化・M&Aによる規模拡大が寄与し、キャッシュ高・自己資本率が非常に良好(余力あり)。ただし今後はグループ融合コストや拠点統合費用、買収効果の実需反映が注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社ビーアンドピー(B&P、証券コード 7804)
- 主要事業分野: セールスプロモーション(印刷・オーダーグッズ制作・デジタルサイネージ等の販促ソリューション)。2025年度よりウェブ系を含め再編し、セールスプロモーション単一セグメントへ。
- 代表者名: 代表取締役社長執行役員 和田山 朋弥
- 報告概要:
- 提出日: 2025年12月9日
- 対象会計期間: 2025年10月期(連結、2024年11月1日~2025年10月31日)
- 決算説明資料: 作成・説明会あり(2025/12/10開催予定)。
- セグメント:
- セールスプロモーション事業(単一セグメントに変更。印刷・販促物、オーダーグッズ、デジタルサイネージ、マーケティング等を包含)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む): 2,326,800株
- 期末自己株式数: 7,309株
- 期中平均株式数: 2,300,912株
- 今後の予定:
- 定時株主総会: 2026年1月27日予定
- 配当支払開始予定日: 2026年1月28日
- 有価証券報告書提出予定日: 2026年1月28日
- 決算説明会: 2025年12月10日(機関投資家・アナリスト・個人投資家向け)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は2024年12月9日公表の数値に対する達成率)
- 売上高: 実績4,495,008千円、会社予想比104.5%(上振れ)
- 営業利益: 実績701,655千円、会社予想比111.1%(上振れ)
- 純利益: 実績491,324千円、会社予想比–(会社開示の達成率は明示なし)
- サプライズの要因:
- イデイ社のグループ化による規模拡大(連結取り込み)、および既存事業での営業強化(販売管理システム入替、営業支援ツール導入、EC/マーケ機能の再編)が収益を押し上げた。
- 一方、会計上の見積り変更により当期利益が11,229千円減少している点は留意。
- 通期への影響:
- 通期(2026年10月期)予想は増収増益見込みだが、拠点統合費用約60百万円を織り込んでおり利益改善は抑制される見込み。予想修正はなし(開示時点)。
財務指標(要点)
- 主要数値(連結・千円):
- 売上高: 4,495,008 千円
- 売上総利益: 1,918,264 千円
- 営業利益: 701,655 千円(営業利益率 15.6%)
- 経常利益: 709,773 千円
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 491,324 千円
- 1株当たり当期純利益(EPS): 213.53 円(希薄化後 211.76 円)
- 財政状態:
- 総資産: 4,695,650 千円
- 純資産: 3,810,285 千円
- 自己資本比率: 81.1%(安定水準)
- 1株当たり純資産(BPS): 1,642.72 円
- キャッシュ・フロー(千円):
- 営業CF: +743,009 千円(良好)
- 投資CF: △265,822 千円(主に貸付・固定資産取得・子会社株式取得)
- 財務CF: △114,572 千円(配当支払が主因)
- 現金・現金同等物期末残高: 3,345,647 千円(流動性は高い)
- 収益性指標(開示値):
- 売上高営業利益率: 15.6%(良好)
- 自己資本当期純利益率(ROE): 12.9%(まずまず)
- 総資産経常利益率: 15.1%
- 進捗率分析: 当期は通期(連結)決算のため四半期進捗率は該当せず(N/A)。
- 財務安全性:
- 自己資本比率81.1%(安定水準)
- 総負債合計885,365千円に対し純資産3,810,285千円、負債比率は低位(財務リスクは小さい)
- 流動比率: 流動資産4,235,261千円 / 流動負債680,264千円 ≒ 623%(非常に高い流動性)
- 効率性:
- セグメント別: セールスプロモーション単一セグメントのためセグメント別内訳は省略(開示どおり)。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年10月期(実績): 中間 0円、期末 80円、年間合計 80円(配当金総額185百万円と開示)
- 配当性向(連結): 37.5%(開示)
- 純資産配当率(DOE): 4.9%
- 2026年10月期(予想): 期末87.00円、年間合計87.00円、想定配当性向 40.0%
- 特別配当の有無: 無
- 株主還元方針: 基本は期末配当年1回。自己株式取得等は今期は一部処分(自己株式処分で収入あり)があるが、大規模な自社株買いは特記事項なし。
セグメント別情報
- セグメント別状況: セールスプロモーション単一セグメントに統合。従来のウェブプロモーションをネット販売部門・マーケティング部門に再編し、イデイ社のグループ化で販路・企画力を取り込む構成。
- 前年同期比較: 連結前年度の比較は不可(連結初年度のため対前期数値なし)。個別(単体)では増収増益(売上3,933,000千円、営業利益705,000千円など)が示されている。
- セグメント戦略: デジタルサイネージ(ZKDigimaxとの提携)、AR機能強化、印刷系(オンデマンド、オフセット、シルク等)の生産体制強化、IP関連のオーダーグッズ内製化、パッケージ事業(2026年注力予定)等で機能・領域拡大を志向。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 2023年12月策定の3か年計画(初年度2024年10月期)。2026年10月期目標は売上50億円、営業利益7.5億円。今回の2026予想(売上50億円、営業利益7.5億円)は中期計画の最終年度目標に一致。
- KPI達成状況: 現時点で連結化・買収により事業規模の拡大が進んでおり、2026目標数値に向けた進捗は表面的には順調。ただし拠点統合コスト等短期的コストがあり、利益率改善の確度は実行内容次第。
競合状況や市場動向
- 市場動向: 国内の消費回復やインバウンドの回復を背景に販促需要は堅調。デジタルサイネージ・スマートリテール、EC増加に伴うパッケージ需要が成長分野。
- 競合との位置付け: デジタル×印刷×マーケティングを組み合わせる総合販促支援として差別化を図る戦略。ZKDigimaxとの提携、イデイ社の販路・企画力を取り込める点が競争優位性となり得る。
今後の見通し
- 業績予想:
- 2026年10月期(連結予想): 売上高5,000,000千円、営業利益750,000千円、経常利益750,021千円、親会社株主に帰属する当期純利益504,755千円、EPS 217.61円。
- 前提条件: 国内消費の拡大傾向を前提。首都圏拠点統合費用約60百万円を費用計上見込み。
- 予想の信頼性: 連結範囲変更(イデイ社連結)および会計上の見積り変更があり、過去の連結実績がない点で予想は達成リスクの評価が必要(保守的/中立/楽観的の判定は資料内記載なし)。
- リスク要因:
- マクロ要因(消費動向、国際情勢)や原材料・物流費の変動、買収統合の実行リスク、拠点統合費用の発生、会計見積り変更による業績変動など。
重要な注記
- 会計方針: 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」を期首から適用(影響はないと開示)。
- 会計上の見積りの変更: 賃貸借に伴う原状回復義務・敷金回収見積りの変更により当期利益を11,229千円減少させている。
- 連結範囲の変更: 株式会社イデイを連結(取得日をみなし取得日2024/12/20、損益は2024/12/21~2025/10/31で連結)。
- 監査: 決算短信は公認会計士または監査法人の監査の対象外と明記。
- その他: セグメントは単一(セールスプロモーション)に変更。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7804 |
| 企業名 | ビーアンドピー |
| URL | https://www.bandp.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。