2026年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:四半期決算は会社側の通期見通しに変更なし。四半期単独で予想修正はなく「ほぼ予想通り」と判断できる(市場予想との比較データは開示無し)。
  • 業績の方向性:増収ではなく減収減益(売上収益-8.7%、営業利益-7.4%、親会社帰属四半期利益-4.2%)。
  • 注目すべき変化:売上減少の主因はネットワークインフラ事業(特に小売電力サービスの減少)および「その他の源泉」収益(政府補助金等)の縮小。セグメントではネットワーク収益が前年同期比で約▲13.7%と大きく落ち込む一方、営業利益率は大幅悪化していない点が特徴。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上30,900百万円、営業利益7,300百万円、親会社帰属当期利益4,800百万円)は据え置き。Q1の進捗は売上24.8%、営業利益25.4%、純利益27.4%で、通期達成可能性に対する大きな懸念は示されていない。
  • 投資家への示唆:前年同期比での売上減は一部補助金減少や電力関連の構成変化が影響。高い自己資本比率(77.6%)と低い有利子負債水準は財務余力を示すが、営業キャッシュフロー・現金は減少しているため投資や配当方針の継続性には留意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社エフティグループ(証券コード 2763)
  • 主要事業分野:ネットワークインフラ事業(小売電力、光回線等のストックサービス)、法人ソリューション事業(中小企業向けネットワーク機器・DX支援等)、その他事業(蓄電池取次等)
  • 代表者名:代表取締役社長 小林 亮二
  • 親会社:株式会社光通信(最終的親会社)
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月8日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、連結/IFRS)
  • 決算説明会:無し(補足資料は作成あり)
  • セグメント:
  • ネットワークインフラ事業:FTでんき・光回線「ひかり速トク」等、ストック型インフラサービス
  • 法人ソリューション事業:UTM、ファイルサーバー、法人向け光回線「FT光」、DX支援等
  • その他事業:蓄電池等取次など
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数:30,342,268株(自己株式含む)
  • 期中平均株式数(四半期累計):29,729,245株
  • 自己株式数:613,023株
  • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
  • 決算発表(次回):通期・四半期のスケジュールは開示済(通期予想は据え置き)。株主総会・IRイベント等の今後予定は資料に詳細記載無し(―)。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較は通期のみ。Q1別の会社予想は未提示)
  • 売上高:7,658百万(前年同四半期8,387百万、△8.7%)。通期予想に対する進捗率 7,658 / 30,900 = 24.8%(概ね四半期均等ペースに近い)
  • 営業利益:1,851百万(前年同四半期1,999百万、△7.4%)。通期予想に対する進捗率 1,851 / 7,300 = 25.4%
  • 親会社帰属四半期利益:1,313百万(前年同四半期1,370百万、△4.2%)。通期予想に対する進捗率 1,313 / 4,800 = 27.4%
  • サプライズの要因:
  • 売上の減少は主にネットワークインフラ事業(小売電力サービス:3,379→2,892百万円)および「その他の源泉から認識した収益」(政府補助金等:261→38百万円)が減少したこと。
  • 金融収益が増加(111百万円)して税引前は比較的小幅減に留まる。
  • 子会社の売却(エフティオペレーションS&Sの支配喪失)に伴う利得5百万円を法人ソリューション事業の利益に含む。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を修正しておらず、Q1の進捗は通期目標に対して大きく乖離していないため現時点では予想達成可能性に「現時点での修正無し」としている。

財務指標

  • 財務諸表の要点(百万円)
  • 資産合計:38,919(前期末40,592、△1,672)
  • 負債合計:8,703(前期末10,749、△2,045)
  • 親会社所有者に帰属する持分:30,215(前期末29,842、+373)
  • 現金及び現金同等物:17,115(前期末19,817、△2,702)
  • その他の金融資産(非流動):13,717(前期末11,368、+2,349)
  • 収益性(第1四半期累計、百万円)
  • 売上収益:7,658(前年同期8,387、△8.7%/△729)
  • 売上総利益:3,369(前年3,562、△5.5%)
  • 営業利益:1,851(前年1,999、△7.4%)、営業利益率 = 1,851 / 7,658 = 24.2%
  • 税引前利益:1,951(前年1,996、△2.2%)
  • 四半期利益:1,313(前年1,370、△4.2%)
  • 1株当たり四半期利益(EPS):44.19円(前年45.47円、△2.8%)
  • 進捗率分析(通期予想に対するQ1進捗)
  • 売上高進捗率:24.8%(四半期均等25%にほぼ近い→通常ペース)
  • 営業利益進捗率:25.4%(同上)
  • 純利益進捗率:27.4%(やや上振れ)
  • 過去同期間との比較:前年同期比ではいずれも減少だが、通期比の進捗率は大きな偏りなし
  • 財務の安全性
  • 自己資本比率:親会社帰属持分30,215 / 資産合計38,919 = 77.6%(安定水準)
  • 負債比率(負債/資本):8,703 / 30,215 = 28.8%(低水準、良好)
  • 流動比率:流動資産23,545 / 流動負債5,073 = 4.64(=464%)(非常に良好)
  • 有利子負債合計:919(短期)+1,802(長期)= 2,721(前期3,643→減少)
  • 効率性
  • 売上高営業利益率は約24.2%で、事業構成の変化で売上は減少したが利益率は大きく悪化していない。
  • セグメント別(第1四半期、百万円)
  • ネットワークインフラ事業:売上収益3,870(前年4,486、△616、△13.7%)、セグメント利益1,112(前年1,148、△36、△3.1%)
  • 法人ソリューション事業:売上収益3,914(前年4,034、△120、△3.0%)、セグメント利益758(前年855、△97、△11.3%)
  • その他事業:売上0(前年1)、セグメント利益ほぼ0
  • 財務の解説:
  • 売上減は電力小売や補助金の減少が主要因。営業利益は売上減の影響はあるがコストコントロールや金融収益の寄与で下落幅は小さめ。流動性・自己資本は良好で借入は減少傾向。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:中間 20円、期末 35円、年間合計 55円(支払済)
  • 2026年3月期(予想):現時点で未定(第2四半期末および期末が配当基準日だが金額未定)
  • 直近公表の配当予想からの修正:無し
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:期中に自己株式消却実績あり(過去)。現時点で追加の自社株買い等の開示は無し。

セグメント別情報

  • セグメント別状況(主要点)
  • ネットワークインフラ:小売電力サービス(2,892百万円)および回線サービス(695百万円)が主力。電力サービス売上が前年から減少したことがセグメント全体の落ち込み要因。セグメント利益は1,112百万円(前年1,148百万円)で利益率は比較的堅持。
  • 法人ソリューション:情報通信サービス(3,229百万円)、環境サービス(308百万円)が主。売上微減、利益の減少は子会社の支配喪失処理と構成変化が影響。
  • その他:ほぼ微小。
  • 前年同期比較:ネットワークで▲13.7%、法人で▲3.0%の売上減。補助金等「その他の源泉」収益が前年493→当期270百万円へ減少(政府補助金の減少が一因)。
  • セグメント戦略:ストック型サービス(光回線、自社ブランド電力、節水装置等)の維持・拡大と法人向けストックサービス拡充を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に中期計画の具体数値は記載無し(–)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社データは資料に記載無し(–)。ただし、小売電力市場や光回線市場は競合激しいため価格・顧客獲得競争の影響を受けやすい点は留意。
  • 市場動向:国内は雇用・所得が回復基調だが米国通商政策や物価上昇などで先行き不透明。電力卸取引市場の価格水準は前年同期並みであった旨の記述あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想(変動無し):売上収益 30,900百万円(前期比△10.8%)、営業利益 7,300百万円(△21.4%)、親会社帰属当期利益 4,800百万円(△27.4%)、1株当たり当期利益 161.46円
  • 次期予想:開示無し(–)
  • 会社予想の前提条件:詳細は補足資料参照(為替等の明確前提は四半期短信本文に限定的)
  • 予想の信頼性:過去の予想修正状況は今回修正無し。Q1進捗は通期予想と大きな乖離はないため現時点で保守的/中立と判断されるが、外部要因(電力市況、補助金等)に影響を受ける可能性あり。
  • リスク要因:
  • 電力市況や電力調達コストの急変
  • 政府補助金や制度変更による収益変動
  • 競合激化による価格競争
  • マクロ経済の悪化(需要減少)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:有(子会社 株式会社エフティオペレーションS&Sを2025/4/1に譲渡、連結除外。支配喪失に伴う利得5百万円を計上)
  • 監査:独立監査人(三優監査法人)による四半期レビュー済(期中レビューで重要な問題なしの結論)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2763
企業名 エフティグループ
URL http://www.ftgroup.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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