2025年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社公表の通期予想からの修正は無し。第3四半期累計は通期予想に対する進捗が高く、売上高進捗率72.1%、営業利益進捗率85.2%、親会社株主に帰属する当期純利益進捗率88.6%で、実績は概ね想定内〜やや上振れといえる。
  • 業績の方向性: 増収増益(第3四半期累計:売上高5,312百万円(前年同四半期比+5.5%)、営業利益511百万円(+24.2%)、親会社株主帰属四半期純利益310百万円(+129.3%))。
  • 注目すべき変化: 前年同期比で特に純利益の大幅改善(+129.3%)が顕著。デジタルソリューション事業で前年ののれん減損がなくなり損失が縮小した点、コミュニケーションサービスでのリテナー拡大・大型スポット獲得が売上・利益を牽引。
  • 今後の見通し: 通期業績予想(売上7,370百万円、営業利益600百万円、当期純利益350百万円)は現時点で修正無し。第3四半期までの進捗から見ると達成可能性は高いと判断可能(ただし下期に偏る案件リスクやマクロリスクは存在)。
  • 投資家への示唆: 利益進捗が良好で財務基盤も堅く(自己資本比率高水準)、短期的には想定通りの業績推移。ただし、受注の大型スポット依存度や為替・消費環境など外部要因に留意。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名: 株式会社プラップジャパン
  • 主要事業分野: PR・広報を起点としたコミュニケーションコンサルティング(コミュニケーションサービス)、PR向けSaaS・デジタル広告等のデジタルソリューション、海外PR/マーケティング(海外事業)
  • 代表者名: 代表取締役社長 鈴木 勇夫
  • 報告概要:
  • 提出日: 2025年7月15日
  • 対象会計期間: 2025年8月期 第3四半期連結累計(2024年9月1日~2025年5月31日)
  • 決算説明資料作成: 無、決算説明会開催: 無
  • セグメント:
  • コミュニケーションサービス事業: PRコンサルティング、メディア/インフルエンサー対応、危機管理広報等
  • デジタルソリューション事業: PR向けSaaS(PRオートメーション)、デジタル広告、SNS運用、クリエイティブ制作等
  • 海外事業: 訪日誘致、日系の海外進出支援、現地クライアント向けPR/マーケティング
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(普通株式): 4,679,010株(自己株式含む)
  • 期中平均株式数(第3四半期累計): 4,428,768株
  • 時価総額: –(株価情報は提供なし)
  • 今後の予定:
  • 決算発表(通期): –(通期決算の公表日は別途)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の通期予想との比較、達成率は第3四半期累計実績÷通期予想)
  • 売上高: 累計5,312百万円、通期予想7,370百万円に対する進捗72.1%(順調)
  • 営業利益: 累計511百万円、通期予想600百万円に対する進捗85.2%(良好)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 累計310百万円、通期予想350百万円に対する進捗88.6%(良好)
  • サプライズの要因:
  • コミュニケーションサービスのリテナー拡大と大型スポット案件獲得による増収増益
  • デジタルソリューションは導入顧客増加の投資が奏功し売上拡大、前年ののれん減損が無くなったことで損失縮小
  • 海外事業は訪日需要や日系企業の海外展開需要に支えられ増収、前年ののれん償却減少も寄与
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想を据え置き。第3四半期までの進捗は堅調で、現時点では予想達成の可能性は高いと見られる。ただし下期に依存する大型案件の有無やマクロ環境(為替・消費)変動は留意点。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
  • 資産合計: 6,892百万円(前期末6,995百万円)
  • 流動資産: 5,833百万円(現金及び預金4,410百万円、売掛金971百万円)
  • 固定資産: 1,058百万円(投資有価証券増加等)
  • 負債合計: 1,473百万円(流動負債1,439百万円)
  • 純資産合計: 5,418百万円
  • 収益性(第3四半期累計:2024/9/1〜2025/5/31)
  • 売上高: 5,312百万円(前年同期比+5.5%、増加額+274百万円)
  • 営業利益: 511百万円(前年同期比+24.2%、増加額+99百万円)
  • 営業利益率: 9.6%(511/5,312)(目安: 低~中程度の業種だが改善傾向)
  • 経常利益: 519百万円(前年同期比+24.0%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 310百万円(前年同期比+129.3%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS): 70.22円(前年同期30.80円、大幅増)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第3四半期累計)
  • 売上高進捗率: 72.1%(過去同期間と比較して通常ペース〜上振れ)
  • 営業利益進捗率: 85.2%(上振れ)
  • 純利益進捗率: 88.6%(上振れ)
  • 財務安全性
  • 自己資本比率: 75.3%(安定水準・高い)
  • 負債比率(総負債/純資産): 1,473 / 5,418 = 約27.2%(低水準=良好)
  • 流動比率(流動資産/流動負債): 5,833 / 1,439 = 約405%(良好)
  • 効率性
  • 売上高営業利益率は前年より改善(前期: 8.2%→今回: 9.6%)
  • 総資産回転率: 売上高5,312 / 総資産6,892 = 0.77回(参考指標)
  • セグメント別(第3四半期累計)
  • 売上構成: コミュニケーションサービス 3,299百万円(62.1%)、デジタルソリューション 594百万円(11.2%)、海外事業 1,419百万円(26.7%)
  • セグメント利益: コミュニケーション 419百万円(利益率12.7%)、デジタル △17百万円(損失、損益改善中)、海外 90百万円(利益率6.3%)
  • 財務の解説:
  • 大きな借入負債は見られず現金比率高く財務健全性は高い。契約負債(前期190→335百万円)が増加しており先受収益の増加やリテナー比率拡大を示唆。のれんは減少(170→126百万円)し、前年の減損影響が剥落。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 中間配当(第2四半期末): 0.00円(2025年8月期)
  • 期末配当(予想): 40.00円(2025年8月期予想)
  • 年間配当予想: 40.00円(修正無し)
  • 配当利回り: –(株価情報未提供)
  • 配当性向: 通期予想に基づく配当性向 = 配当合計(40円)÷通期当期純利益(350百万円)→金額ベースでの比率は算出要素不足のため表記を—(参考: 会社は継続的な株主還元を維持)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買いに関する記載は今回無し。過去の非支配株主株式取得などで資本剰余金が変動。

セグメント別情報

  • コミュニケーションサービス事業
  • 売上高: 3,299百万円(前年同期比+10.4%)
  • セグメント利益: 419百万円(前年同期比+13.8%)
  • コメント: リテナー売上拡大、大型スポット獲得で増収増益。人的資本投資・AI研究開発投資実施。
  • デジタルソリューション事業
  • 売上高: 594百万円(前年同期比+28.8%)
  • セグメント損失: △17百万円(前年は△18百万円 → 損失縮小)
  • コメント: SaaS「PRオートメーション」の導入拡大で売上拡大。引き続き投資フェーズだが損失は縮小。
  • 海外事業
  • 売上高: 1,419百万円(前年同期比+2.4%)
  • セグメント利益: 90百万円(前年同期比+109.1%)
  • コメント: 訪日需要増や日系の海外展開需要に支えられる。のれん償却減少も利益改善寄与。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 2024年10月に策定した中期経営計画の達成に向け、ヘルスケア・IT向けPR、サステナビリティPR、危機管理広報、デジタルマーケティング等の強化と外部提携を推進中。進捗は良好という表現(会社コメント)。
  • KPI達成状況: 具体KPI数値は添付資料に限定情報無し。セグメント別の売上・利益寄与は中期目標の成長ドライバー(海外・デジタル)と整合。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: 同業他社データは提供無しのため比較は省略(–)。
  • 市場動向: 訪日需要回復、企業業績改善や人手不足を背景とする広報・マーケティング需要は追い風。一方で長期的なインフレや為替変動、米国通商政策等が先行きリスク。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期予想の修正有無: 無(通期: 売上7,370百万円、営業利益600百万円、当期純利益350百万円)
  • 次期予想: –(未記載)
  • 会社予想の前提条件: 添付資料に前提記載あり(為替等の前提は資料参照)。主要マクロ要因の変動が業績に影響し得る旨の注記あり。
  • 予想の信頼性: 第3四半期までの進捗は保守的な見積りに対して強めの進捗。過去の減損処理が剥落したことで利益改善が計上されている点は考慮要素。
  • リスク要因:
  • 大型スポット案件の受注・納品タイミングに依存する収益変動
  • 為替変動、海外展開地域の政治・経済リスク
  • 広告・マーケティング投資の景気変動影響

重要な注記

  • 会計方針: 重要な変更なし。ただし四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理適用(税金費用の計算に見積り実効税率を使用)あり。
  • その他重要事項:
  • 第1四半期からセグメント区分を「海外事業」を加えた3区分に変更。のれん償却の表示方法もセグメント毎に変更。
  • 子会社株式の追加取得・一部売却により資本剰余金が変動(プラップノード、PRAP POINTS Singapore等の追加取得)。
  • 第3四半期累計における減価償却費94百万円、のれん償却43百万円(のれんは減少傾向)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2449
企業名 プラップジャパン
URL http://www.prap.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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