株式会社ディスコ (6146) の企業分析レポートを、個人投資家向けに作成します。
1. 企業情報
- 事業内容などのわかりやすい説明
株式会社ディスコは、半導体や電子部品の製造工程で不可欠な精密加工装置(切断、研削、研磨)およびそれらに使用する精密加工ツール(砥石、ブレード)を開発、製造、販売している企業です。全世界を主要な市場とし、海外売上高比率が高いグローバル企業です。 - 主力製品・サービスの特徴
主力製品は、ウェーハをチップに切り分ける「ダイシングソー」、薄化する「グラインダー」、表面を滑らかにする「ポリッシャー」などの精密加工装置です。これらの装置で使用される消耗品(ダイシングブレード、グラインディングホイール、ドライポリッシングホイールなど)も同時に提供しており、装置と消耗品の両方で世界トップクラスのシェアを誇っています。この装置と消耗品の「2本柱」のビジネスモデルが特徴です。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性や課題について
ディスコは半導体、電子部品向けの切断・研削・研磨装置で世界首位のポジションを確立しています。これは、高度な技術力と精度の高い製品開発力によって実現された強力な競争優位性です。消耗品事業が安定的な収益基盤を形成している点も強みです。
課題としては、半導体市場全体の設備投資動向に業績が左右されやすい点が挙げられます。市場の変動が激しい時期には、業績への影響が大きくなる可能性があります。 - 市場動向と企業の対応状況
半導体市場はIoT、AI、5Gなどの技術進化に伴い、長期的には成長が見込まれています。ディスコは、先端半導体製造に必要な微細化や薄化加工技術で優位性を持ち、今後の市場成長を取り込む体制にあります。足元では、直近の決算から増収増益を示しており、市場の需要を捉えている状況です。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略
公開された情報からは具体的なビジョンや戦略の詳細は確認できませんが、半導体・電子部品市場における精密加工技術のリーディングカンパニーとしての地位を維持・強化していると推測されます。 - 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
データなし - 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
データなし
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
ディスコの事業モデルは、半導体・電子部品の製造に不可欠な精密加工装置と、その後の継続的な利用を支える消耗品(砥石など)の販売が2本柱です。装置の新規導入にとどまらず、消耗品により安定した収益を確保できる点が強みで、高い利益率を維持しています。技術革新により半導体の小型化・高性能化が進む中で、ディスコの保有する精密加工技術は今後もニーズが高まると考えられ、市場ニーズへの適応力は高いと評価できます。 - 売上計上時期の偏りとその影響
データなし
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性
半導体の微細化・積層化が進む中で、ディスコの超精密加工技術は世界から高い評価を得ており、業界の技術革新を牽引する存在です。特に、ウェーハを極限まで薄くする技術や、微細な切断・研磨を可能にする技術は独自の強みとなっています。 - 収益を牽引している製品やサービス
半導体ウェーハのダイシング(切断)装置、グラインダー(研削)装置、ポリッシャー装置といった精密加工システムが収益の大部分を占めています。また、これらの装置で使用されるダイヤ砥石などの消耗品も継続的な収益源として大きく貢献しています。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
- EPS(過去12ヶ月実績):1,160.90円
- BPS(実績):4,760.28円
- 現在の株価:48,170.0円
- PER(現在株価/過去12ヶ月EPS)は48,170.0円 ÷ 1,160.90円 = 約41.49倍となります。
- PBR(現在株価/BPS)は48,170.0円 ÷ 4,760.28円 = 約10.12倍となります。
- 業界平均PER/PBRとの比較
- 業界平均PER:16.6倍
- 業界平均PBR:1.4倍
ディスコのPER(約41.49倍)およびPBR(約10.12倍)は、業界平均と比較して大幅に高い水準にあります。これは、同社の高い成長性と収益性、業界内での優位性が株価に強く織り込まれていることを示唆しています。
7. テクニカル分析
- 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
現在の株価48,170.0円は、年初来高値57,060円と年初来安値22,640円のレンジを考慮すると、52週レンジ内位置が74.2%であり、比較的高値圏に近い位置にあります。 - 年初来高値・安値との位置関係
年初来高値57,060円からは15.58%低い水準にあり、年初来安値22,640円からは112.76%高い水準にあります。 - 出来高・売買代金から見る市場関心度
直近の出来高は1,504,200株、売買代金は72,300,154千円と、高い水準を維持しており、市場からの関心度が非常に高い銘柄であることを示しています。 - 長期トレンド分析
- 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンを評価
- 1ヶ月リターン: +13.47%
- 3ヶ月リターン: +3.15%
- 6ヶ月リターン: +24.25%
- 1年リターン: +18.91%
短期間では強い上昇を見せていますが、3ヶ月以降の中長期では高値からの調整もあり、上昇率は緩やかになっています。しかし、1年間では約19%の上昇と、継続的な成長を示しています。 - 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンス(上回る/下回る)
- 1ヶ月: 日経平均・TOPIXを約11%ポイント上回っています。
- 3ヶ月: 日経平均を8.61%ポイント、TOPIXを8.63%ポイント下回っています。
- 6ヶ月: 日経平均を2.92%ポイント下回っています。
- 1年: 日経平均を8.97%ポイント下回っています。
直近1ヶ月は市場をアウトパフォームしていますが、中長期では日経平均やTOPIXの成長率を下回る期間が見られます。 - 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係(上回り/下回り)
現在株価48,170.0円は、 - 5日移動平均線 (47,960.00円) を上回る (0.44%)
- 25日移動平均線 (46,356.00円) を上回る (3.91%)
- 75日移動平均線 (48,143.60円) を上回る (0.05%)
- 200日移動平均線 (40,494.95円) を上回る (18.95%)
全ての移動平均線を上回っており、特に長期的な200日移動平均線を大きく上回っていることから、強い上昇トレンドが現在のところ継続していることを示しています。 - サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置
- 1ヶ月レンジ: 42,510.00円 (サポート) – 51,250.00円 (レジスタンス)
- 3ヶ月レンジ: 42,370.00円 (サポート) – 57,060.00円 (レジスタンス)
現在の株価は短・中期的なレンジの中央やや上に位置しており、直近の強い上昇でレジスタンスレベルに近づいています。 - ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認
データなし(ただし、全ての移動平均線を上回る傾向から、上昇トレンドが示唆されます)
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高: 2021年3月期から2025年3月期にかけて、182,857百万円から393,313百万円へと一貫して成長しており、過去12か月では408,807百万円とさらに拡大しています。
- 営業利益: 同期間に53,106百万円から166,834百万円へと大幅に増加しており、過去12か月では169,753百万円とこちらも堅調に推移しています。
- ROE(自己資本利益率): 2025年3月期実績27.64%、過去12ヶ月実績26.51%と、非常に高い水準を維持しており、効率的な資本活用ができていることを示します。
- ROA(総資産利益率): 過去12ヶ月実績17.02%と、こちらも高水準で、総資産を有効に活用して利益を生み出していることがわかります。
- 過去数年分の傾向を比較
過去数年間、売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに右肩上がりの安定した成長を続けています。半導体市場の拡大と、ディスコの技術優位性がこの成長を支えています。ROE、ROAも高水準で推移しており、収益性と効率性の両面で優れた実績を残しています。 - 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
2026年3月期第2四半期(中間期)連結決算では、売上高194,537百万円(前年同期比+8.7%)、営業利益78,871百万円(同+3.8%)、親会社株主に帰属する中間純利益55,913百万円(同+4.6%)と増収増益を達成しました。
一方で、会社は第3四半期(累計)の業績予想を修正し、売上高は増加予想ですが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で減少する見込み(△3.0%~△5.8%)であると発表しています。通期予想は期末配当が未定であることからもわかる通り、まだ確定的な数字が出されていないため、第3四半期以降の進捗と市場環境に注目が必要です。
9. 財務健全性分析
- 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
- 自己資本比率: 実績75.1%、直近四半期で79.2%と非常に高い水準にあり、財務基盤が極めて良好で安全性が高いことを示しています。
- 流動比率: 直近四半期で約317%と、健全性の目安とされる100%を大きく上回っており、短期的な支払い能力に全く問題がない非常に良好な状態です。
- 負債比率: 直近四半期の負債合計133,687百万円に対し純資産517,706百万円であり、負債比率は約0.26倍と非常に低く、借入依存度が低い健全な財務状況です。
- 財務安全性と資金繰りの状況
自己資本比率の高さ、流動比率の良好さから、財務安全性は極めて優れていると評価できます。総現金は222.91B円と潤沢であり、資金繰りにも全く懸念はありません。 - 借入金の動向と金利負担
データなし。ただし、非常に高い自己資本比率と潤沢な現金から、借入金が少なく、金利負担も小さいと推測されます。
10. 収益性分析
- ROE、ROA、各種利益率の評価
- ROE(自己資本利益率): 過去12ヶ月で26.51%と、一般的なベンチマーク(10%)を大きく上回る非常に高い水準であり、株主資本を効率的に活用して利益を生み出しています。
- ROA(総資産利益率): 過去12ヶ月で17.02%と、一般的なベンチマーク(5%)を大きく上回る非常に高い水準であり、総資産に対する収益性が極めて優れています。
- 営業利益率: 過去12ヶ月で42.20%、直近中間期で約40.6%と、驚異的な高水準を維持しており、本業で高い収益力を有しています。
- 粗利率: 過去12ヶ月で284,851百万円/408,807百万円 = 約69.6%と非常に高く、製品の高い付加価値と競争力が示されています。
- 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
ROE、ROA、各種利益率のいずれも一般的なベンチマークを大幅に上回っており、極めて優れた収益体質であると評価できます。 - 収益性の推移と改善余地
過去数年間、継続的に高水益性を維持・向上させています。半導体市場の成長と技術優位性により、今後も高収益を維持する可能性が高いですが、市場競争や原材料費高騰などの外部要因による影響は考慮する必要があります。 - 利益の質分析
- 営業キャッシュフロー(OCF)と純利益の比較(OCF/純利益比率)
過去12ヶ月のOCFは99.1B円、Net Income Avi to Common(純利益)は126.36B円であり、OCF/純利益比率は約0.78となります。 - アクルーアルズ比率による利益の質評価
OCFが純利益を下回っているため、利益のキャッシュフローによる裏付けが100%ではないことを示唆し、利益の質は「普通」と評価されます。ただし、これは会計上のタイミングや運転資本の変動によるものであり、一概に問題があるとは限りません。
11. 市場リスク評価
- ベータ値による市場感応度の評価
ベータ値は0.70です。これは、市場全体の値動きに対して、ディスコの株価が比較的穏やかに変動することを示唆しており、市場全体のリスク感応度は低い傾向にあります。 - 52週高値・安値のレンジと現在位置
52週高値は57,060円、52週安値は22,640円です。現在の株価48,170円は、52週レンジの74.2%の位置にあり、比較的高値圏に位置しています。 - 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
決算短信には、為替変動、半導体市場の需要変化、原材料・部品コスト、競合環境、主要顧客の設備投資動向などが一般的なリスク要因として挙げられます。特に海外売上高比率が高いため、為替変動の影響は大きいです。第3四半期以降の減益予想もリスク要因として注視すべき点です。
12. バリュエーション分析
- 業種平均PER/PBRとの比較
- ディスコのPER(過去12ヶ月EPSベース):約41.49倍
- ディスコのPBR(実績):10.12倍
- 業界平均PER:16.6倍
- 業界平均PBR:1.4倍
ディスコのPERおよびPBRは、いずれも業界平均を大幅に上回っており、現在の株価は業界平均と比較してかなり割高な水準にあると分析できます。 - 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
- 目標株価(業種平均PER基準):19,271円
- 目標株価(業種平均PBR基準):6,680円
上記目標株価は、現在の株価48,170円と大きく乖離しており、これはディスコが業界平均を遥かに超える成長性と収益性を持ち、その期待が株価に強く織り込まれていることを示しています。 - 割安・割高の総合判断
現在の株価は、業界平均PER/PBRと比較すると大きく割高と判断されます。ディスコの優れたファンダメンタルズ(高い成長性、高収益性、圧倒的な財務健全性)が評価され、プレミアムが付いている状態です。
13. 市場センチメント分析
- 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
信用買残は902,000株、信用売残は303,900株で、信用倍率は2.97倍です。信用買残が信用売残を上回っており、将来的な売り圧力となる可能性を若干含んでいますが、信用買残が前週比で減少している点は改善傾向と捉えられます。 - 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
大株主には日本マスタートラスト信託銀行、日本カストディ銀行などの信託銀行や、バンクトオブニューヨークメロン、ステートストリートなどの海外機関投資家が上位に名を連ねています。機関投資家の保有比率が高いことから、比較的に安定した株主構成であると考えられます。経営陣である関家一馬氏も1.94%を保有しています。 - 大株主の動向
データなし
14. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析
Forward Annual Dividend Yieldは0.87%です。過去12ヶ月のPayout Ratio(配当性向)は35.98% / 36.1%前後であり、利益成長に応じた適切な水準で配当を行っていると言えます。 - 自社株買いなどの株主還元策
データなし - 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
データなし - 配当実績
2026年3月期の中間配当は129.00円と、前年に比べて増配となりました。しかし、期末配当は現時点で「未定」とされており、通期の配当方針については今後の発表を待つ必要があります。
15. 最近のトピックスと材料
- 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
2025年10月29日に発表された2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信では、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する中間純利益がそれぞれ前年同期比で増収増益を達成しました。中間配当も増配を発表しています。
一方で、同日公表された第3四半期(累計)の業績予想の修正では、売上高は増加予想であるものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で減少する見込みであることが示されています。 - これらが業績に与える影響の評価
中間期の好調な結果はポジティブですが、第3四半期累計の利益予想が下方修正された点は投資家にとって懸念材料となりえます。この減益予想が一時的なものか、あるいは今後の半導体市場の減速を示唆するものか、今後の動向を注意深く見守る必要があります。
16. 総評
ディスコは半導体・電子部品向け精密加工装置とその消耗品において世界トップシェアを誇る日本を代表するグローバル企業です。技術的な優位性と消耗品ビジネスによる安定収益が強みで、過去数年にわたり高い売上成長と利益率を維持してきました。財務体質も自己資本比率が約80%と極めて健全であり、潤沢な現金を保有しています。
しかし、現在の株価はPERが約41倍、PBRが約10倍と業界平均と比較して大幅に割高な水準にあり、既に高い成長期待が株価に織り込まれている状態です。直近の2026年3月期第2四半期決算は増収増益でしたが、第3四半期累計の利益予想が下方修正された点は注意が必要です。
投資判断の参考となるポイント
- ポジティブな側面: 半導体市場の長期的な成長、ディスコの技術的優位性、高収益体質、圧倒的な財務健全性、安定的な消耗品ビジネス。
- ネガティブな側面: 現在の株価の割高感、半導体市場の景気変動リスク、第3四半期累計の利益予想の下方修正、市場指数との中長期的な相対パフォーマンスの劣後。
- 投資を検討する際は、短期的な株価変動リスクと、ディスコの長期的な成長力を慎重に比較検討する必要があるでしょう。
強み・弱み・機会・脅威 (SWOT) の整理
- 強み (Strengths)
- 半導体・電子部品向け精密加工装置および消耗品で世界トップシェアを確立。
- 高度な技術力と製品開発力による強力な競争優位性。
- 消耗品ビジネスによる安定的な収益基盤と高い粗利率。
- 極めて高い自己資本比率と潤沢な現金を持つ、盤石な財務体質。
- 過去数年にわたる堅実な増収増益の実績。
- 弱み (Weaknesses)
- 半導体市場の設備投資サイクルに業績が左右されやすい。
- 高い株価バリュエーション(PER, PBR)が、新規投資家にとって割高感を与える可能性。
- 第3四半期累計の利益予想が減少している点(発表済み情報による)。
- 機会 (Opportunities)
- IoT、AI、5Gなどの技術進化による半導体需要の長期的な拡大。
- 半導体の微細化・積層化トレンドにおける、精密加工技術のさらなる重要性増大。
- 新技術開発による新たな市場創出。
- 脅威 (Threats)
- グローバルな景気後退や地政学的リスクによる半導体市場の減速。
- 為替変動による業績への影響(海外売上比率が高い)。
- 原材料・部品コストの高騰。
- 競合他社の技術革新や価格競争の激化。
17. 企業スコア
- 成長性:B(普通)
売上高は着実に成長しており、過去数年の実績は優れています。しかし、2026年3月期第3四半期累計の利益予想が減益となっていることから、直近の成長トレンドに一部懸念が見られ、総合的に「B」と評価します。 - 収益性:S(優良)
粗利率約69.6%、営業利益率約40.6%、ROE26.51%、ROA17.02%と、いずれの指標も一般的なベンチマークを大幅に上回る極めて高い水準です。非常に効率的かつ高収益な事業構造を確立しています。 - 財務健全性:S(優良)
自己資本比率79.2%、流動比率317%、負債比率も非常に低く、総現金も潤沢です。財務基盤は極めて強固であり、高い安全性を誇ります。 - 株価バリュエーション:D(割高)
PER約41.49倍、PBR約10.12倍は、業界平均PER16.6倍、PBR1.4倍と比較して大幅に割高です。ディスコの優れたファンダメンタルズが既に株価に強く織り込まれているため、バリュエーションの観点からは「D」と評価します。
企業情報
| 銘柄コード | 6146 |
| 企業名 | ディスコ |
| URL | http://www.disco.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)
将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。
現在の指標
| 株価 | 48,170円 |
| EPS(1株利益) | 1,160.90円 |
| 年間配当 | 418.00円 |
シナリオ別5年後予測
各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。
| シナリオ | 成長率 | 将来PER | 5年後株価 | 期待CAGR |
|---|---|---|---|---|
| 楽観 | 0.0% | 19.1倍 | 22,162円 | -12.8% |
| 標準 | 0.0% | 16.6倍 | 19,271円 | -15.0% |
| 悲観 | 1.0% | 14.1倍 | 17,216円 | -16.7% |
目標年率別の理論株価(標準シナリオ)
標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。
現在株価: 48,170円
| 目標年率 | 理論株価 | 判定 |
|---|---|---|
| 15% | 10,620円 | △ 354%割高 |
| 10% | 13,263円 | △ 263%割高 |
| 5% | 16,737円 | △ 188%割高 |
【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い
関連情報
証券会社
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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