2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の期中業績予想(本決算対象年度についての期初予想)は本資料に明示されておらず市場予想も提示がないため定量的比較は不可。ただし実績は「増収・大幅減益」で着地(売上上振れというよりM&A寄与の増収、利益面は一時費用等で下押し)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高354,018百万円:前期比+6.3%、営業利益7,892百万円:前期比△23.9%、当期純利益3,606百万円:前期比△41.8%)。
- 注目すべき変化:2024年10月の株式会社西友(北海道地域)9店舗承継に伴う事業譲受(取得対価16,293百万円、のれん3,811百万円)が大きく、固定資産・無形資産の増加と買収関連費用・のれん償却、減損損失の増加(当期減損2,929百万円)を誘発。
- 今後の見通し:2026年2月期(次期)見通しは売上3,820億円(+7.9%)、営業利益98億円(+24.2%)、当期純利益50億円(+38.6%)と回復を見込む。達成には西友店舗の活性化や価格・差別化施策、生産性向上が鍵。
- 投資家への示唆:売上はM&A・出店で成長基調だが、一時費用と借入増により利益率・自己資本比率が圧迫。今期は「成長への投資・承継コスト」が主因のため、次期以降の既存店収益回復とM&Aのシナジー実現が注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:イオン北海道株式会社
- 主要事業分野:小売(GMS、SM、DS等の店舗運営)および付随業務(不動産賃貸等)
- 代表者名:代表取締役社長 青栁 英樹
- 報告概要:
- 提出日:2025年4月11日
- 対象会計期間:2025年2月期(2024年3月1日~2025年2月28日、非連結)
- 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:アナリスト向け実施
- セグメント:
- 単一セグメント(小売事業及び付随業務)。ただし業態別注記あり(GMS、SM、DS)。
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:139,420,284株(自己株式含む)
- 期中平均株式数:139,267,732株
- 時価総額:–(提出資料に直接の株価情報なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2025年5月20日予定
- 配当支払開始予定日:2025年5月1日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年5月21日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:当事業年度(2025年2月期)について期中に示された通期予想が資料内に明示されていないため達成率は算出不可。ただし実績は増収だが利益面は想定外の一時費用や減損等で減益。
- 売上高:354,018百万円(前期比+6.3%)
- 営業利益:7,892百万円(前期比△23.9%)
- 純利益:3,606百万円(前期比△41.8%)
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:西友北海道9店舗承継等による売上増、既存店の持ち直し(食品やDSが好調)。
- 下振れ要因:承継に伴う一時的費用(買収関連費用、のれん償却)、減損損失の増加(2,929百万円)、販売費及び一般管理費(人件費、修繕費、減価償却等)の増加(104,997百万円、前期比+8.3%)。
- 通期への影響:
- 会社は次期(2026年2月期)に収益回復を見込む(営業利益98億円等)。現状は投資・買収負担で利益率低下しており、次期見通し実現の可否は西友店舗の活性化とコスト制御、売上の質改善に依存。
財務指標(主要数値)
- 損益(百万円)
- 売上高:354,018(+6.3%)
- 売上総利益(営業総利益):112,890(+5.2%)
- 販管費:104,997(+8.3%)
- 営業利益:7,892(△23.9%)
- 経常利益:8,020(△22.9%)
- 税引前当期純利益:5,039(△41.7%)
- 当期純利益:3,606(△41.8%)
- EPS(1株当たり当期純利益):25円90銭(前期44円49銭、△41.8%)
- 財政状態(百万円)
- 総資産:187,262(前期156,268、+30,994)
- 純資産:73,063(前期71,665、+1,398)
- 自己資本比率:39.0%(前期45.8% → 低下。40%未満はやや圧迫)
- 1株当たり純資産:523円85銭(前期513円83銭)
- キャッシュ・フロー(百万円)
- 営業CF:12,866(前期12,226、 +640)
- 投資CF:△34,003(前期△7,860、支出増。事業譲受16,075、固定資産取得17,806等)
- 財務CF:21,669(前期△4,432、長期借入れ23,000を実行)
- 現金期末残高:4,370(前期3,838)
- 有利子負債(注):短期借入金16,000、1年内返済予定の長期借入金7,600、長期借入金22,600 → 単純合算で約46,200百万円(概算)
- 収益性指標
- 営業利益率:約2.2%(前期約3.1%、低下)
- 経常利益率:約2.3%(資料の表示は2.2%)
- 財務安全性
- 自己資本比率39.0%(安定目安40%を下回りやや圧迫。前期45.8%は安定水準)
- 流動比率:流動資産37,446 / 流動負債79,858 ≒ 46.9%(流動比率低下=短期の支払負担増。注意)
- 備考:固定資産の増加は主に西友店舗承継(建物・土地・のれん等)。
配当
- 実績と予想:
- 2025年2月期:期末16.00円(中間0)、年間16.00円(配当総額2,228百万円)
- 配当性向:61.8%(前期36.0%から上昇)
- 2026年2月期予想:年間16.00円(予想配当性向44.6%)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:安定配当継続。ただし今期は利益減で配当性向上。自社株買い等は特記なし。
セグメント別情報(業態別の主な数値)
- 単一報告セグメント(小売)だが業態別公表あり(百万円・前年比)
- GMS(総合スーパー):195,236(+4.7%)、既存店101.7%
- SM(スーパーマーケット):107,497(+7.7%)、既存店102.0%
- DS(ディスカウントストア):56,371(+8.8%)、既存店106.3%
- ライン別(既存店前期比)
- 衣料:前期比99.2%(既存店98.4%)→ 微減
- 食品:前期比107.0%(既存店102.8%)→ 好調
- 住居余暇:前期比105.3%(既存店102.4%)→ 増加
- セグメント戦略:西友9店舗承継後の改装・フォーマット最適化、PB強化(トップバリュ「ベストプライス」好調)、DSへの業態転換による価格訴求強化。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本資料中は「中期5カ年計画の4年目」と記載。今期は成長加速年としてM&Aや出店で拡大。
- KPI達成状況:売上は計画通り拡大。利益面は承継に伴う一時費用で減益だが、会社は次期での回復を想定。進捗は「投資段階→回収段階」にある旨。
競合状況や市場動向
- 市場環境:北海道の個人消費は緩やかに回復も物価高で生活防衛意識が残存。人口減少がマイナス要因。
- 競合評価:GMSとして地域での役割が増す局面。差別化商品(地域PB、地場コラボ)や施設魅力向上で優位性を維持する方針。
- 競合比較データ:–(本資料に同業比較は無し)
今後の見通し
- 会社の業績予想(2026年2月期・百万円)
- 売上高:382,000(+7.9%)
- 営業利益:9,800(+24.2%)
- 経常利益:9,500(+18.5%)
- 当期純利益:5,000(+38.6%)
- 1株当たり当期純利益予想:35円89銭
- 前提条件:明示の為替・原油等前提は資料参照(詳細は補足資料ページを参照)。
- 予想の信頼性:次期はM&A効果と店舗活性化に依存。会社は既存店の生産性向上・価格戦略の強化で達成見込みとするが、外部環境(物価動向、人口減)がリスク。
- リスク要因:
- 物価高・燃料価格のさらなる上昇による購買抑制
- 西友承継店舗の活性化遅延や想定以上の追加費用
- 借入増加に伴う財務負担(利払負担増)
- 地域人口減少による長期需要減少
重要な注記
- 会計方針の変更:なし(会計方針・見積りの変更無し)
- 企業結合:2024年10月1日付で株式会社西友の北海道GMS事業9店舗を吸収分割で承継(取得対価16,293百万円、のれん3,811百万円、のれん償却18年均等)。
- 決算短信は監査対象外(公認会計士/監査法人の監査対象外)である旨の注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7512 |
| 企業名 | イオン北海道 |
| URL | http://www.aeon-hokkaido.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。
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