2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社が公表していた同期間の事前の通期予想(当該期向けの予想)は提示がないため、会社予想との単純比較は不可(会社予想との比較:–)。市場コンセンサスも本資料には記載なし(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高13,562百万円、+6.6%/営業利益751百万円、+65.5%/親会社株主に帰属する当期純利益412百万円、+49.9%)。
  • 注目すべき変化:挙式・披露宴実施組数が3,239組(+7.1%)と増加した一方、単価は3,978千円(△0.9%)でほぼ横ばい。減損損失218百万円を計上したにも関わらず営業利益・最終利益が大幅増(営業面の効率改善やコスト見直しが寄与)。
  • 今後の見通し:2026年7月期見通しは売上14,594百万円(+7.6%)、営業利益773百万円(+2.8%)、当期純利益468百万円(+13.5%)。新店(東京:2025年9月開業、柏:2026年夏開業見込み)による施行件数増を前提とする。出店・人員増に伴う一時的コスト増を見込むが通期は増収増益予想。
  • 投資家への示唆:挙式件数の回復が継続し収益性が改善。出店投資や人件費上昇が利益の変動要因となるため、出店効果の吸収状況と原価・人件費動向(食材・エネルギー・最低賃金等)を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:株式会社ブラス
  • 主要事業分野:ウエディング事業(挙式・披露宴の企画・運営、関連サービス)※グループ売上高の約98%が単体売上
  • 代表者名:代表取締役社長 河合 達明
  • 上場取引所:東証(コード 2424)
  • URL:https://www.brass.ne.jp/
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年9月12日
  • 対象会計期間:2025年7月期(2024年8月1日~2025年7月31日、連結)
  • 決算補足説明資料:作成あり(決算説明会は無)
  • セグメント:
  • 単一セグメント(ウエディング事業)。セグメント別開示は省略。
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(自己株式含む):5,709,300株
  • 期末自己株式数:390,639株
  • 期中平均株式数:5,318,661株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
  • 定時株主総会予定日:2025年10月29日
  • 配当支払開始予定日:2025年10月30日
  • 有価証券報告書提出予定日:2025年10月28日
  • 決算説明会:無し(補足資料はTDnet開示)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較):会社側の期初の当期(2025年7月期)に対する事前の通期予想は本資料に記載なし(達成率:–)。
  • 実績(主要数値、百万円/対前期増減率)
  • 売上高:13,562(+6.6%)
  • 営業利益:751(+65.5%)
  • 経常利益:765(+56.7%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:412(+49.9%)
  • サプライズの要因:
  • 挙式・披露宴組数の増加(3,239組、+7.1%)と単価の横ばいにより売上増。
  • 業務効率改善・仕入見直し・付加価値強化により販売費及び一般管理費の抑制が寄与(結果として営業利益大幅増)。
  • 表示方法の変更(従業員用借上げ社宅の家賃と受取賃貸料を相殺表示)により販売費及び一般管理費が19,353千円減少、営業利益は同額増加(経常利益・税前利益への影響はなし)。
  • 一方で減損損失218,394千円を特別損失として計上。
  • 法人税等調整額が△158,534千円と大きく税負担を軽減する項目があり、最終利益を押し上げ。
  • 通期への影響:
  • 会社は2026年7月期も増収増益予想を提示(売上14,594百万円、営業利益773百万円)。新店効果を見込みつつも出店関連の人員・設備・広告投資が一時的に利益を圧迫する点を注記。予想修正はなし(提出時点)。

財務指標

  • 財務諸表の要点(百万円)
  • 総資産:11,412(前期比 +597、+5.5%)
  • 純資産:4,155(前期比 +367、+9.7%)
  • 流動資産:2,769、固定資産:8,642
  • 流動負債:3,529、固定負債:3,727
  • 現金及び現金同等物期末:2,234(前期比 +639)
  • 収益性(百万円・%)
  • 売上高:13,562(+6.6%)
  • 営業利益:751(+65.5%)、営業利益率:5.5%(前期3.6%)
  • 経常利益:765(+56.7%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:412(+49.9%)
  • 1株当たり当期純利益(EPS):77.54円(前期51.08円)
  • 進捗率分析(第2四半期累計 vs 通期予想=会社提示の通期予想14,594百万円基準)
  • 第2四半期累計売上高 6,903 / 通期予想 14,594 → 進捗率 47.3%
  • 第2四半期累計営業利益 419 / 通期予想 773 → 進捗率 54.2%
  • 第2四半期累計当期純利益 254 / 通期予想 468 → 進捗率 54.3%
  • コメント:営業利益・当期利益は半期時点で通期予想の5割超とやや上振れ基調。通期見通しは出店コスト等の影響織込で保守的とも読めるが、進捗は概ね「通常ペース~良好」。
  • 財務の安全性
  • 自己資本比率:36.4%(安定水準:目安40%にやや近いが概ね良好)
  • 流動比率(計算):流動資産2,769 / 流動負債3,529 = 約78.5%(短期的流動性は100%を下回る点は要注意)
  • 有利子負債関連:キャッシュ・フロー対有利子負債比率 2.1年(改善。前期8.4年)、インタレスト・カバレッジ・レシオ 59.6倍(利払い余裕大)
  • 負債合計:7,257(前期比 +230)
  • 効率性
  • 総資産回転率(売上高/総資産):13,562 / 11,412 ≒ 1.19回
  • 売上高営業利益率の改善(3.6% → 5.5%)は収益性改善を示唆
  • セグメント別
  • 単一セグメント(ウエディング事業)。売上・利益の内訳は単体中心で開示されているためセグメント別詳細はなし。
  • 財務の解説
  • 現金増加(+639百万円)・営業CF大幅改善(営業CF 1,908百万円、前期536百万円)により財務の余裕度が増加。投資活動支出は667百万円(有形固定資産取得)等で継続。財務活動では長期借入の返済等で使用。

配当

  • 配当実績と予想
  • 2025年7月期(実績):中間 0.00円、期末 8.00円、年間 8.00円、配当総額 42百万円、配当性向(連結)10.3%、純資産配当率 1.1%
  • 2026年7月期(予想):期末 8.00円(年間8円、配当性向予想 9.1%)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買いは当期中は実行無し(過去に取得実績あり)。今後の還元は配当継続が基本線。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:ウエディング事業のみ(売上高の約98%が単体)。
  • 前年同期比較:売上高 +6.6%、営業利益 +65.5%、当期純利益 +49.9%。
  • セグメント戦略:関東エリア中心の出店(東京新店:2025年9月/柏:2026年夏予定)でブランド認知向上と施行件数増を狙う。サービスの付加価値強化と業務効率改善を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料上の中期数値は非開示だが、出店による地域拡大と人員拡大を進め成長を目指す方針。中長期的には店舗ネットワーク拡大でシェア拡大を図る。
  • KPI達成状況:挙式・披露宴実施組数増(3,239組、+7.1%)は成長KPIの進捗に資する(会社は次期3,450組を計画)。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料には同業他社比較データなし(–)。ウエディング市場では原材料・人件費上昇が共通のコスト圧力。
  • 市場動向:挙式需要は安定推移だが個別化・多様化が進む。コスト上昇(食材・エネルギー、最低賃金)と出店競争がリスク。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年7月期、会社予想)
  • 売上高:14,594百万円(+7.6%)
  • 営業利益:773百万円(+2.8%)
  • 経常利益:780百万円(+2.0%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:468百万円(+13.5%)
  • 前提:既存店受注好調+2025年9月開業の東京新店の積上げ、柏新店の受注積上げ。出店に伴う人員確保・設備投資・広告費を織り込む。
  • 会計前提の変更:退職給付債務の算定方法変更(簡便法→原則法)を想定し、想定増加額200百万円を販管費に計上(2026年7月期見込み)。
  • 予想の信頼性:過去業績の回復・進捗は良好である一方、出店コストや人件費上昇という外部要因が短期業績を左右するため、進捗と実績の差に留意。
  • リスク要因:為替等は主要リスクではないが、食材・エネルギー価格、人件費(最低賃金引上げ)、新店の想定通りの集客ができるか、競合環境、政策的影響等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:期中における会計方針変更なし。IFRS適用は将来検討方針。
  • 表示変更:従業員借上社宅の家賃と受取賃貸料の相殺表示(2025年4月1日以降)により販管費が19,353千円減、営業利益が同額増(経常利益・税前利益への影響はなし)。
  • 特別損失:固定資産除却損等に加え、当期は減損損失218,394千円を計上。
  • 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査対象外。
  • その他:財務制限条項(借入契約上)等の記載あり。重要な後発事象は無し。

(不明な項目は “–” と記載しました。投資判断に関する助言は行っておりません。)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2424
企業名 ブラス
URL http://www.brass.ne.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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