2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。第3四半期累計(1-9月)は会社予想ベースで見ると営業利益・当期利益ともに下振れ(前年同期比大幅減)。市場コンセンサス差分は資料に明記なし。総じて「ほぼ予想通り(会社が予想を据え置き)」だが業績は想定より弱含み。
  • 業績の方向性:売上収益は減収(△3.4%)、営業利益・当期利益とも大幅減益(営業利益 △44.1%、親会社帰属当期利益 △68.1%)。
  • 注目すべき変化:アウトドアランドビークル(OLV)での有形固定資産減損・米国関税の影響により、当該セグメントが大幅な赤字転落(営業損失263億円、前年:▲21億円)が発生。販売費・一般管理費(R&D・人件費)増加も利益押し下げ要因。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上2,570,000百万円、営業利益120,000百万円、親会社帰属当期利益45,000百万円)は修正無し。第3四半期累計の進捗を見ると売上は通期比約74%、営業利益は約93%と高い進捗で、会社予想達成は現時点で「可能性が高い」と判断できる一方、下期での米国市況や関税影響、有形資産関連の追加費用リスクは残る。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:ヤマハ発動機株式会社
  • 主要事業分野:二輪車、マリン(船外機、ウォータービークル)、アウトドアランドビークル(四輪バギー、ROV、ゴルフカー)、ロボティクス(SMT、半導体後工程装置、産業ロボット等)、金融サービス、発電機等
  • 代表者名:代表取締役社長 設楽 元文
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年11月5日
  • 対象会計期間:2025年1月1日~2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計、IFRS)
  • 決算補足資料作成:有/決算説明会開催:有(機関投資家・アナリスト向け)
  • セグメント(報告セグメント):
  • ランドモビリティ:二輪車、e-Kit、電動車椅子等
  • マリン:船外機、ウォータービークル、ボート等
  • アウトドアランドビークル(OLV):四輪バギー、ROV、ゴルフカー等
  • ロボティクス:サーフェスマウンター、半導体後工程装置、産業ロボット等
  • 金融サービス:販売金融・リース等
  • その他:発電機、汎用エンジン、除雪機等
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数(自己株式含む、2025年9月30日):1,018,125,101株
  • 期末自己株式数:48,550,162株
  • 期中平均株式数(四半期累計):971,615,998株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
  • 決算説明会:実施済(機関投資家向け、補足資料有)
  • 株主総会・IRイベント:直近の開催予定は資料に明記なし(–)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較/達成率)
  • 売上収益(累計):1,910,272 百万円(前年同期比 △3.4%)。通期予想 2,570,000 百万円に対する進捗率:74.3%(通常の進捗範囲)
  • 営業利益(累計):112,427 百万円(前年同期比 △44.1%)。通期予想 120,000 百万円に対する進捗率:93.7%(高い進捗)
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益(累計):43,386 百万円(前年同期比 △68.1%)。通期予想 45,000 百万円に対する進捗率:96.4%(高い進捗)
  • サプライズの要因:
  • 下振れ要因:OLV事業での有形固定資産の減損、米国関税の影響、R&Dや人件費など販売費及び一般管理費の増加、特定地域(米国・一部アジア)の需要低迷。
  • 部分的に支えた要因:ロボティクス(半導体後工程装置)の需要は堅調、金融事業の販売金融債権増加など。
  • 通期への影響:
  • 会社は通期予想の修正を行っていない。第3四半期累計の進捗(特に利益進捗が高い)から、現時点では通期見通し達成の可能性は高いと考えられるが、米国関税の影響やOLVの追加減損等、下期に発生しうるリスクは残る。

財務指標

  • 損益計算書要点(累計 1-9月、単位:百万円)
  • 売上収益:1,910,272(△3.4% / 前年 1,976,868)
  • 売上総利益:599,236(前年 643,747)
  • 販売費及び一般管理費:△487,716(増加)
  • 営業利益:112,427(△44.1% / 前年 200,984)
  • 税引前四半期利益:113,211(△41.9% / 前年 194,771)
  • 四半期利益(全体):52,549(△64.9% / 前年 149,643)
  • 親会社所有者帰属当期利益:43,386(△68.1% / 前年 136,063)
  • 基本EPS(累計):44.65 円(前年 138.49 円)
  • 貸借対照表要点(2025/9/30、単位:百万円)
  • 総資産:2,751,346(前期末 2,783,501、△322 億円)
  • 流動資産:1,593,905
  • 非流動資産:1,157,440
  • 負債合計:1,591,257(前期末 1,556,915、増加)
  • 資本合計:1,160,088(前期末 1,226,586、減少)
  • 親会社所有者帰属持分:1,106,468
  • 収益性(累計 YoY)
  • 売上高:1,910,272 百万円(△3.4%、△66,596 百万円)
  • 営業利益:112,427 百万円(△44.1%、△88,557 百万円)、営業利益率 5.9%(599,236/1,910,272 の粗利率を踏まえると営業利益率低下。参考:前年200,984/1,976,868 ≈ 10.2% → 低下は明確)
  • 経常(税引前)利益:113,211 百万円(△41.9%)
  • 親会社帰属当期利益:43,386 百万円(△68.1%)
  • EPS:基本 44.65 円(前年 138.49 円、大幅減)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
  • 売上高進捗率:74.3%(通常の進捗。上期での集中は大きくない。)
  • 営業利益進捗率:93.7%(高い進捗。上期での利益確保が進む)
  • 親会社帰属当期利益進捗率:96.4%(高い進捗)
  • 過去同期間との比較:利益進捗が相対的に高い一方、前年同期間は利益水準が高かったため累計では減益幅が大きい。
  • 財務安全性
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率相当):40.2%(目安:40%以上で安定水準 → 40.2%:安定水準を確保)
  • D/Eレシオ(ネット):0.55 倍(前期 0.50倍。中程度の負債水準)
  • 有利子負債(リース除く):9,780 億円(前期比増加)
  • 流動比率(流動資産/流動負債):1,593,905 / 1,002,962 = 約159%(流動性は良好)
  • 効率性
  • 総資産回転率・売上高営業利益率は減少(営業利益率の顕著な悪化を反映)。
  • セグメント別(売上収益・セグメント利益、単位:百万円、前年比較は本文参照)
  • ランドモビリティ:売上 1,227,998(△1.4%)、営業利益 88,858(△23.7%)
  • マリン:売上 399,259(△3.9%)、営業利益 49,248(△37.9%)
  • アウトドアランドビークル:売上 111,377(△19.2%)、営業損失 26,312(前年は営業損失21億円)→ 大幅悪化
  • ロボティクス:売上 75,920(△2.0%)、営業損失 2,498
  • 金融サービス:売上 84,026(△0.2%)、営業利益 13,492(△14.3%)
  • その他:売上 11,689(△27.9%)、営業損失 10,360
  • 財務の解説:
  • 減収の主因はマリン(ウォータービークル)とOLVの販売台数減少。利益面ではR&D・人件費等の販管費増、米国関税のコスト負担、OLVの減損計上が大きな下押し。キャッシュ面は営業CFがプラスで、フリーCFもプラス(812億円)を維持。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 中間配当(実績):25.00 円(2025年12月期 第2四半期末)
  • 期末配当(予想):25.00 円(変更無し)
  • 年間配当予想:50.00 円(前回予想から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報必要のため資料に記載なし)
  • 配当性向(簡易表示、EPSベース):年間配当50.00円 / 予想EPS46.34円 ≒ 107.9%(100%超:高水準/要注意。注:会社の配当性向算出基準は異なる場合あり)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式取得の実績あり(当期累計で自己株式取得額 約100億円等)。継続的な還元コミットメントは示しているが、配当性向は今期は高め。

セグメント別情報(要点)

  • ランドモビリティ:販売台数は地域差。先進国(日本)は伸長、欧米は弱含み。調達コスト増と販管費増で利益率低下。
  • マリン:船外機は地域差あり。ウォータービークルは米国需要減で販売台数減、利益率悪化。
  • アウトドアランドビークル(OLV):四輪バギー・ROVでの販売減少、米国関税・減損計上により大幅赤字化。短中期での採算回復が課題。
  • ロボティクス:半導体後工程装置は需要拡大だが、他製品群は弱く、販管費増で減益。
  • 金融サービス:販売金融債権は増加も、金利スワップ評価の影響で利得→損失へ転換し減益。
  • 戦略上の注目:e-Bike(Yamaha Motor eBike Systems GmbH、Brose社買収)・農業自動化(Robotics Plus買収)等、電動化・ロボット分野のM&Aで成長投資を推進。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画(2025-2027)との整合性:
  • 電動化(e-Bike、マリンElectric)、ロボティクス(農業自動化)等へのM&A・投資は中期計画の重点領域と整合。Brose、Robotics Plus等買収により技術・市場ポジション強化を図る。
  • KPI達成状況:特定KPIの数値は資料未掲(–)。ただし、電動・ロボ領域の事業拡大投資は進行中。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社データは本資料内に無し(–)。概括として、二輪・マリン市場は地域差が顕著(欧米・米国の需要変動が業績に直撃)。電動化分野は競争が激しく、M&Aでのスピード確保が利点。
  • 市場動向:米国の需要動向・関税政策、為替(USD=148円想定)や半導体関連需要増などが影響。電動船外機、e-Bike、産業用ロボットは成長領域。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期(2025年12月期)会社予想:売上収益 2,570,000 百万円(△0.2%)、営業利益 120,000 百万円(△33.9%)、親会社帰属当期利益 45,000 百万円(△58.4%)、基本EPS 46.34 円。直近期の修正無し。
  • 次期予想:資料になし(–)。
  • 前提条件:為替換算レート(当期累計はUSD=148円、EUR=166円)。原材料等の前提は資料に限定的記載。
  • 予想の信頼性:第3四半期累計で利益進捗が高く、現時点で会社予想達成の見通しは比較的高い。ただし、米国関連リスクや追加の減損など下振れ要因があるため注意。
  • リスク要因:米国関税、需要動向(米国・欧州・アジア)、原材料・調達コスト、為替変動、半導体供給、M&A後の統合・のれんの取扱い等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し(IFRSに基づく)。表示方法の一部変更あり(持分変動計算書、CF表示の組替え)。
  • 連結範囲の変更:有(新規子会社取得)
  • 2025/4/1:Robotics Plus Limited(ニュージーランド、農業自動化)を子会社化(取得原価 約9,052 百万円、のれん 9,103 百万円、暫定配分中)
  • 2025/7/31:Brose社のe-Kit事業2社を子会社化(取得原価 5,228 百万円、のれん 1,145 百万円、暫定配分中)
  • 2024/4/3(参考):Torqeedo(既発表)
  • 減損等:当期はOLV関連で有形固定資産の減損損失を計上(影響はセグメントで明記)。
  • 監査:四半期レビューは無(添付財務諸表に対する監査法人のレビュー:無)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7272
企業名 ヤマハ発動機
URL http://www.yamaha-motor.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 自動車・輸送機 – 輸送用機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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