グロースエクスパートナーズ(244A)企業分析レポート

個人投資家の皆様へ
本レポートは、グロースエクスパートナーズ(244A)について、提供されたデータに基づき、客観的な情報整理と分析を行ったものです。投資判断の一助としてご活用ください。

1. 企業情報

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    グロースエクスパートナーズは、大手企業組織のデジタル変革(DX)に伴走する「エンタープライズDX事業」を展開しています。お客様企業の強み、特にITシステムや組織の特性を活かした変革をコンサルティングからシステム開発・運用まで一貫して支援しています。
  • 主力製品・サービスの特徴
    同社の事業は主に3つの区分に分かれます。
  • DX推進支援事業:コンサルティングからアプリケーション開発、クラウド活用支援など、総合的なDX支援を提供しています。特に大手エンタープライズ向けのプラットフォーム案件(スマートモビリティ関連など)に強みを持っています。
  • DX支援プロダクト・サービス事業:特定の外部ソフトウェア製品(Fresche Solutions、Retool、Qualtricsなど)の販売ライセンス提供や、その導入・活用に関するプロフェッショナルサービスを展開しています。
  • デジタルサービス共創事業:顧客企業と共同で新たなデジタルサービスを創出する事業で、医療DXやグローバルデータプラットフォーム案件などが含まれます。自社AIサービス「GxRaptor」の開発も進めています。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    同社は大手エンタープライズ向けDX支援に特化しており、企業の根幹に関わる大規模なシステム変革やプラットフォーム構築に強みを持つと推察されます。特に高付加価値案件へのリソースシフトを進めており、生成AI活用やインド子会社(GIN)による開発体制強化を通じて競争力を高めています。
    一方で、DX市場は成長分野であるため、大手システムインテグレーター(SIer)や国内外のコンサルティングファーム、ベンダーとの競争が激しく、案件獲得や優秀な人材の確保が継続的な課題となります。
  • 市場動向と企業の対応状況
    国内における企業のDX投資は堅調に推移しており、表層的なIT化に留まらず、事業モデル変革を伴うエンタープライズDXへのニーズは高まっています。同社はこの市場ニーズを捉え、スマートモビリティや医療DXといった成長分野での実績を積み重ねています。また、プロダクトポートフォリオの最適化を図るとともに、グローバルでの開発体制の強化(インド子会社の設立)を行うことで、変化する市場環境への適応と競争力強化を図っています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    経営陣は、エンタープライズDX領域の深耕、プロダクトの高付加価値化、海外(インド)の開発体制整備、そして生成AIなどの先端技術への投資を通じた成長を重視しています。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    具体的な中期経営計画の数値目標は提供されていませんが、決算短信からは以下の施策が読み取れます。
  • 高付加価値案件へのリソースシフト:コンサルティングやプラットフォーム構築といった、より高度なDX支援に経営資源を集中。
  • プロダクトポートフォリオの最適化:成長性の高いプロダクト販売を強化するとともに、特定の製品(アトラシアン製品)についてはパートナー変更に伴い、売上縮小を織り込むなど、戦略的な見直しを実施。
  • グローバル開発体制の強化:インドに子会社(GIN)を設立し、オフショア開発体制を構築することで、コスト競争力の向上と開発リソースの確保を図る。
  • 生成AI技術の活用:自社AIサービス「GxRaptor」の開発を推進し、新たなデジタルサービス共創の柱とする。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
    自社AIサービス「GxRaptor」によるサービス創出を推進しており、医療DXやグローバルデータプラットフォームといった分野での実績を拡大しています。

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    同社の収益モデルは、DX推進支援のコンサルティングフィーやシステム開発・運用費用、DX支援プロダクトの販売・ライセンス料、および顧客との共創によるデジタルサービスの収益が主となります。国内のDX市場は今後も拡大が見込まれており、大手エンタープライズの変革ニーズは継続すると考えられます。同社は高付加価値案件へのシフト、新技術(生成AI)の導入、グローバルでの展開を通じて、市場ニーズの変化への適応力と収益モデルの持続可能性を高めようとしています。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    決算短信のリスク要因として「受注の偏りによる業績変動」が挙げられています。これはコンサルティングやシステム開発のプロジェクト型ビジネスに共通する特性であり、特定の期に大型案件が集中または延期されることで、四半期ごとの売上や利益に偏りが生じる可能性があります。ただし、通期では堅調な成長を続けていることから、現時点では大きな問題とはなっていません。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    同社は生成AI技術の活用を重点分野としており、自社AIサービス「GxRaptor」の開発を進めています。また、インドに開発子会社(GIN)を設立し、グローバルな開発体制を強化することで、技術開発力の向上とコスト効率化を図る方針です。これにより、独自の技術力と実行力を組み合わせた高付加価値なDX支援を提供することを目指しています。
  • 収益を牽引している製品やサービス
    提供資料によると、直近の収益を牽引しているのは以下の点です。
  • DX推進支援事業における、大手エンタープライズ向けのデジタルプラットフォーム案件(特にスマートモビリティ関連)。
  • DX支援プロダクト・サービス事業における、Fresche Solutions、Retool、Qualtricsといった外部プロダクトの販売および関連プロフェッショナルサービス。
  • デジタルサービス共創事業における医療DXやグローバルデータプラットフォーム案件。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
  • 現在株価: 1,719.0円
  • 会社予想EPS (連): 154.93円
  • 実績BPS (連): 1,012.84円
  • PER (会社予想): 11.10倍
  • PBR (実績): 1.70倍
    株価とEPSから算出したPERは11.10倍、BPSから算出したPBRは1.70倍です。
  • 業界平均PER/PBRとの比較
  • 業界平均PER: 66.2倍
  • 業界平均PBR: 3.5倍
    同社のPER11.10倍は業界平均66.2倍と比較して非常に低く、PBR1.70倍も業界平均3.5倍と比較して低い水準にあります。この数値だけを見ると、現在の株価は業界平均に対して割安であると評価できます。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    直近10日間の株価は1,620円から1,747円の範囲で推移しており、現在の1,719円は中間に近い位置です。年初来高値・安値との位置関係から判断すると、安値圏に近い位置にあります。
  • 年初来高値・安値との位置関係
  • 年初来高値: 2,672円
  • 年初来安値: 1,175円
  • 現在株価 (1,719円) は、52週レンジ内での36.0%の位置にあり、年初来のレンジで見ると安値圏に位置していると言えます。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    直近の出来高は12,200株、売買代金は20,951千円と、グロース市場上場銘柄としては比較的低い水準で推移しており、市場の関心度は現状では限定的であると考えられます。
  • 長期トレンド分析
  • 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の株価リターンはそれぞれ-10.89%、-22.22%、-6.27%、-15.90%と、全てマイナスとなっており、中期から長期にかけて下降トレンドにあることが示唆されます。
  • 日経平均・TOPIXとの相対パフォーマンスは、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の全ての期間で大きく下回っています。市場全体が上昇する中で、同社の株価は相対的に低調に推移しています。
  • 移動平均線(5日、25日、75日、200日)との位置関係:
  • 現在株価 (1,719.00円) は5日移動平均線 (1,710.80円) をわずかに上回っています。
  • しかし、25日MA (1,769.52円)、75日MA (1,930.24円)、200日MA (1,877.13円) は全て下回っており、中長期の下降トレンドを示しています。
  • サポート・レジスタンスレベルと現在株価の位置:
  • 1ヶ月レンジ (1,620.00円 – 1,930.00円) の下限に近い位置にあり、直近安値の1,620円がサポートレベルとして機能する可能性があります。
  • 3ヶ月レンジ (1,620.00円 – 2,290.00円) も同様に、現在の株価は下方寄りです。
  • ゴールデンクロス/デッドクロスのシグナル確認:
  • 5日MAが他の移動平均線を下回っている状況から、デッドクロスが発生している可能性が高いですが、提供データからは具体的な発生日や状況は確認できません。

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
    過去数年間の損益計算書を見ると、売上高、営業利益、経常利益、純利益は一貫して増加傾向にあり、2025年8月期には売上高5,086百万円、営業利益774百万円、純利益600百万円と過去最高を更新しています。
  • 売上高: 2022年8月期から2025年8月期にかけて、3,293百万円から5,086百万円へと着実に成長しています。
  • 営業利益: 同期間で290百万円から774百万円へと大幅に増加しており、収益性の改善が見られます。
  • ROE (実績): 22.70% (2025年8月期) と高水準を維持しています。
  • ROA (過去12か月): 11.71% と良好な水準です。
  • 過去数年分の傾向を比較
    2022年8月期以降、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てで連続して増収増益を達成しており、安定した成長軌道に乗っていることを示しています。特に営業利益率も2022年8月の8.81%から2025年8月期には15.22%に改善しており、収益性が向上しています。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    提供データには直近四半期(2025年8月期)の通期実績は記載されていますが、通期予想との比較情報や期中の四半期ごとの実績は含まれていません。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
  • 自己資本比率 (実績): 71.4% (2025年8月期)。前期の54.0%から大幅に改善しており、非常に高く、財務の安定性が極めて優れていると言えます。
  • 流動比率 (直近四半期): 2.88倍。短期的な負債に対する支払能力を示す流動比率が2倍を大きく上回っており、財務健全性は非常に良好です。
  • 総負債資本比率 (Total Debt/Equity, 直近四半期): 12.39%。非常に低い水準であり、有利子負債への依存度が低いことを示しています。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
    自己資本比率の高さ、流動比率の良好さ、低い負債比率から、同社の財務安全性は極めて高いと評価できます。現金及び現金同等物も2,053百万円と豊富に保有しており、資金繰りにも余裕がある状況です。
  • 借入金の動向と金利負担
    Total Debtは418百万円であり、純資産と比較して非常に小さいです。Net Non Operating Interest Income Expenseは269千円と微々たるものであり、金利負担は非常に小さいと推察されます。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
  • ROE (実績): 22.70%
  • ROA (過去12か月): 11.71%
  • 営業利益率 (過去12か月): 13.66%
  • 売上総利益率 (Gross Profit / Total Revenue): 45.96% (2,337,841千円 / 5,086,725千円)
    全ての指標において非常に高い水準を示しており、効率的な経営と高い収益力を有していることが評価できます。
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROE22.70%は一般的なベンチマークである10%を大きく上回っており、株主資本を効率的に活用して利益を生み出していることを示します。ROA11.71%も一般的なベンチマークである5%を大きく上回り、総資産を効率的に活用していると言えます。
  • 収益性の推移と改善余地
    過去数年で営業利益率が8.81%から15.22%へと着実に改善しており、高付加価値案件へのシフトや効率的な事業運営が奏功していると考えられます。今後も高付加価値案件への集中や、インド子会社を活用した開発コスト効率化により、さらなる収益性向上の余地がある可能性があります。
  • 利益の質分析
  • 営業キャッシュフロー (563百万円) と純利益 (600百万円) の比較より、営業キャッシュフロー/純利益比率は0.94となります。
  • この比率は1.0を下回るものの、ほぼ同水準であり、利益が概ねキャッシュによって裏付けられていることを示しており、利益の質は「B (普通(利益の大部分がキャッシュ裏付け)」と評価できます。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    ベータ値の提供はありません。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
  • 52週高値: 2,672.00円
  • 52週安値: 1,183.00円
    現在の株価 (1,719.0円) は、52週レンジの約36.0%の位置にあり、安値圏に比較的近い水準で推移していると言えます。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
    決算短信に記載されている主なリスク要因は以下の通りです。
  • 景気変動による企業のIT投資抑制
  • 優秀な人材の獲得競争激化
  • プロダクト戦略の失敗や特定のプロダクト販売の縮小(アトラシアン製品の例)
  • 受注の偏りによる業績変動
  • 研究開発費や人員投資コストの先行
  • 為替・税制変更等の外部環境の変化(繰延税金資産、防衛特別法人税など)

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
  • 現在のPER (会社予想): 11.10倍
  • 業種平均PER: 66.2倍
  • 現在のPBR (実績): 1.70倍
  • 業種平均PBR: 3.5倍
    同社のPERとPBRは、ともに業種平均と比較して大幅に低い水準にあります。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
  • 目標株価 (業種平均PER基準): 11,414円 (EPS 154.93円 × 業種平均PER 66.2倍)
  • 目標株価 (業種平均PBR基準): 3,546円 (BPS 1,012.84円 × 業種平均PBR 3.5倍)
    ※目標株価はあくまで機械的な算出であり、将来の株価を保証するものではありません。
  • 割安・割高の総合判断
    業績が堅調に推移し、ROEや成長性も高いにもかかわらず、PER・PBRともに業種平均と比較して大幅に割安な水準にあります。このことから、市場からはまだその成長性や収益性が十分に評価されていない、またはグロース市場上場銘柄であることや流動性の低さなどが株価形成に影響している可能性が考えられます。総合的には、バリュエーション面では割安であると判断されます。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
  • 信用買残: 150,900株
  • 信用買残(前週比): +10,200株
  • 信用売残: 0株
  • 信用倍率: 0.00倍 (売残がないため)
    信用買残が直近で増加傾向にあり、信用売残がないため、将来的な株価上昇局面での売り圧力となる可能性があります。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
  • Watanabe&Partners(株)と代表取締役の渡邉伸一氏で合計55.56%を保有しており、経営陣による安定的な支配体制が構築されています。
  • ニプロ、豊田通商など事業提携先と思われる企業も大株主に名を連ねており、安定株主としての側面が強いと考えられます。
  • 機関投資家保有比率は6.47%と比較的低く、浮動株比率も低い(Float 936.74k, Shares Outstanding 3.35M)ため、流動性が低い可能性があります。
  • 大株主の動向
    提供データからは、個々の大株主の具体的な最近の売買動向は確認できません。

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
  • 配当利回り (会社予想): 0.00%
  • 1株配当 (会社予想): 0.00円
  • 配当性向: 0.0%
    同社は創業以来、無配を継続しており、2026年8月期も無配を見込んでいます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
    提供データには、自社株買いに関する情報は記載されていませんが、決算短信には「資本政策としては新株発行や自己株式の処分等を実施」とあり、成長投資と財務基盤強化を優先している旨が示唆されています。自己株口として22,800株の保有実績があります。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    提供データには、株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策に関する直接的な情報はありません。

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    決算短信(2025年8月期)によると、以下の点が主なトピックス及び今後の材料として挙げられます。
  • DX推進支援事業における大手エンタープライズ向けプラットフォーム案件の拡大、特にスマートモビリティ関連での実績増加。
  • DX支援プロダクト・サービス事業における主要プロダクト(Fresche Solutions、Retool、Qualtrics等)の販売拡大。
  • デジタルサービス共創事業における医療DXやグローバルデータプラットフォーム案件の拡大、および自社AIサービス「GxRaptor」の開発推進。
  • 新規子会社GxP Technologies India Pvt. Ltd.(GIN)の設立・連結による海外開発体制の構築。
  • 資本政策として新株発行等を実施し、財務基盤を強化。
  • これらが業績に与える影響の評価
    大手エンタープライズからの大型案件獲得や、成長性の高いプロダクト販売、新たなデジタルサービスの創出は、今後の売上成長を牽引する主要因となります。インド子会社GINの設立は、開発コストの効率化とリソース確保に繋がり、中長期的な収益性向上に貢献する可能性があります。新株発行による財務基盤強化は、今後の投資余力拡大に寄与し、企業の成長戦略を後押しします。
    一方で、アトラシアン製品の販売縮小や、生成AI関連の研究開発投資、人材投資の先行により、2026年8月期は増収ながらも純利益は減益予想となっています。これらの投資が将来の収益にどう結びつくかが今後の注目点です。

16. 総評

グロースエクスパートナーズは、エンタープライズDX市場の成長を背景に、売上・利益ともに高い成長を継続している企業です。特に高付加価値案件への注力、戦略的なプロダクト展開、そして生成AIや海外拠点活用といった先進的な経営戦略は、今後の事業展開に対する期待を高めます。財務基盤は非常に健全であり、豊富な内部留保と低い負債比率が特徴です。
しかし、株価は市場平均を下回る下降トレンドにあり、年初来安値圏に近い位置で推移しています。PER・PBRのバリュエーションは業界平均と比較して割安ではありますが、株式の流動性が低いことや無配であること、信用買残の増加といった要因が市場センチメントに影響を与えている可能性があります。

  • 投資判断の参考となるポイントの整理
  • 好材料: エンタープライズDX市場の高い成長性、同社の継続的な増収増益、高水準の収益性(ROE 22.7%)、極めて健全な財務体質(自己資本比率 71.4%)、戦略的な投資(AI、海外拠点)、大幅な割安バリュエーション(PER/PBRの業界平均比)。
  • 懸念材料: 株価の長期下降トレンドと市場指標への相対的劣後、低い流動性、無配政策、信用買残の増加、短期的な利益の減益予想(2026年8月期)。
  • 注目点: 今後の生成AI関連サービスの具体化と収益貢献、インド子会社を活用した開発体制の成果、プロダクトポートフォリオ転換の効果、株価の本格的な反転時期。
  • 強み・弱み・機会・脅威の整理 (SWOT分析)
  • 強み (Strengths):
  • 大手企業向けDX支援に特化した高い専門性と実績
  • 継続的な増収増益と高収益性(高い営業利益率、ROE、ROA)
  • 極めて健全な財務体質(高自己資本比率、低負債比率、豊富な現金保有)
  • 経営陣による安定的な株主構成と明確な成長戦略
  • 生成AI活用や海外開発体制(GIN)構築による競争力強化
  • 弱み (Weaknesses):
  • 無配政策による株主還元の少なさ(成長投資優先)
  • 株式の流動性の低さ(出来高・売買代金が限定的)
  • 信用買残の増加による潜在的な売り圧力
  • プロダクトミックス変更(アトラシアン製品売上減)や先行投資による短期的な利益圧迫見込み
  • 機会 (Opportunities):
  • 国内・グローバルでのエンタープライズDX市場の継続的な拡大
  • 高付加価値案件へのシフトとAI技術活用によるビジネス拡大
  • インド子会社(GIN)の本格稼働による開発効率化とグローバル展開
  • 割安なバリュエーションが是正される可能性
  • 脅威 (Threats):
  • 景気後退や企業のIT投資抑制
  • 大手SIerやコンサルティングファームとの人材獲得競争激化
  • 生成AIなど技術革新のスピードと適切な投資判断の難しさ
  • 特定プロダクト戦略の失敗や競争激化

17. 企業スコア

以下の4観点で S, A, B, C, D の5段階評価を行います。欠損データは「B(中立)」とし、一過性損益は除外。

  • 成長性: S
  • 売上高成長率(前年比+15.0%)、営業利益成長率(前年比+28.5%)、直近四半期売上成長率(前年比+29.70%)、直近四半期EPS成長率(前年比+106.90%)と、全ての指標で非常に高い成長を継続しており、今後もDX市場の拡大や戦略的投資により成長を見込めるため、最高評価とします。
  • 収益性: S
  • 粗利率(約46%)、営業利益率(15.22%)、ROE(22.7%)、ROA(11.71%)と全ての指標が非常に高水準であり、一般的なベンチマークを大きく上回っています。効率的な事業運営と高付加価値案件への注力が結果に表れており、最高評価とします。
  • 財務健全性: S
  • 自己資本比率71.4%と極めて高く、40%以上をS~Aとする基準を大きく上回っています。流動比率2.88倍、総負債資本比率12.39%も非常に良好な水準です。借入金も少なく、財務安全性は最高水準であるため、最高評価とします。
  • 株価バリュエーション: S
  • PER(11.10倍)は業界平均(66.2倍)と比較して著しく割安です。PBR(1.70倍)も業界平均(3.5倍)を下回っており、提供された目標株価レンジ(業種平均PER基準11414円、PBR基準3546円)と比べても現在の株価は大きく乖離しています。業績や財務状況に対し、株価は市場から過小評価されていると判断されるため、最高評価とします。

企業情報

銘柄コード 244A
企業名 グロースエクスパートナーズ
URL https://www.gxp-group.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 1,719円
EPS(1株利益) 154.93円
年間配当 0.00円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 19.3% 12.8倍 4,787円 22.7%
標準 14.9% 11.1倍 3,440円 14.9%
悲観 8.9% 9.4倍 2,241円 5.5%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 1,719円

目標年率 理論株価 判定
15% 1,710円 △ 0%割高
10% 2,136円 ○ 20%割安
5% 2,696円 ○ 36%割安

【判定基準】○X%割安:現在株価が理論株価よりX%低い / △X%割高:現在株価が理論株価よりX%高い

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.6)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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