2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想(2026年3月期)を変更しておらず、今回の第1四半期実績に対しても業績見通しの修正はなし(決算説明会資料は作成せず)。四半期実績は会社予想との整合性を保っているため「会社予想に対して変更なし/ほぼ予想通り」と整理できます(市場コンセンサスとの比較は資料に記載なし)。
  • 業績の方向性:売上高は減収(前年同期比△3.6%)、営業利益は減益(△19.6%)、経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも大幅減(経常△54.8%、純利益△58.5%)。→ 増収増益ではなく「減収減益(特に利益面で大幅悪化)」。
  • 注目すべき変化:機能マテリアルセグメントが売上・利益ともに大幅な悪化(売上 △10.4%、営業利益 △76.5%)。千葉工場のポリエチレン粉末製造設備等で減損192百万円を計上したことが利益を圧迫。さらに為替差損(880百万円)発生で営業外損益が悪化。
  • 今後の見通し:通期予想(売上 145,000百万円、営業利益 9,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 6,700百万円)は5月12日公表予想から変更なし。第1四半期の進捗率は売上約24.5%、営業利益約26.0%、純利益約15.6%で、営業利益進捗は概ね想定ペースだが純利益の進捗は遅め。為替動向や過剰請求関連の協議結果、減損リスク等が通期達成に影響する可能性あり。
  • 投資家への示唆:吸水性樹脂は中国で販売数量増加により比較的安定推移だが、機能マテリアルの構造変化(IRラテックス事業終了)と固定費負担、ならびに為替・減損・過剰請求対応の不確実性が短中期の利益変動要因。配当見通しは据え置き(年間200円)で株主還元方針は継続。

基本情報

  • 企業概要:
  • 企業名:住友精化株式会社
  • 主要事業分野:吸水性樹脂および機能性マテリアル等の化学製品の製造・販売、製造受託等
  • 代表者名:代表取締役社長 織田 佳明
  • 問合せ先:コーポレートコミュニケーション部長 岡本 範男(TEL 06-6220-8511)
  • 報告概要:
  • 提出日:2025年8月6日
  • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • 決算補足説明資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
  • 吸水性樹脂セグメント:おむつ等に使われる吸水性樹脂の製造・販売(中核事業)
  • 機能マテリアルセグメント:機能性樹脂、ポリエチレン粉末等(IRラテックス事業は終了)
  • その他:製造受託事業等
  • 発行済株式:
  • 期末発行済株式数:13,987,220株(自己株式含む)
  • 期末自己株式数:880,645株
  • 期中平均株式数(四半期累計):13,106,575株
  • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
  • 決算発表:本資料提出済(2025/8/6)
  • IRイベント:決算説明会は無(補足資料作成も無)
  • その他:通期見通しは2025/5/12公表分から修正なし

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社の通期予想に対する第1四半期達成率)
  • 売上高:実績 35,569百万円 / 通期予想 145,000百万円 → 達成率 約24.5%(四半期ベースの均等進捗25%とほぼ同等)
  • 営業利益:実績 2,340百万円 / 通期予想 9,000百万円 → 達成率 約26.0%(やや順調)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:実績 1,045百万円 / 通期予想 6,700百万円 → 達成率 約15.6%(進捗はやや遅い)
  • サプライズの要因(上振れ/下振れ理由)
  • 下振れ要因:
  • 為替影響(平均為替 1$=144.61円、前年同期155.89円)で為替差損880百万円計上(前年は為替差益)。
  • 機能マテリアルでの売上減少(IRラテックス事業終了、固定費増)と千葉工場の設備で減損192百万円を特別損失計上。
  • 過剰請求関連の返納引当金が存在し、今後の協議次第で追加影響の可能性。
  • 上振れ要因:
  • 吸水性樹脂セグメントは中国での販売数量増により売上・営業利益は前年並みを確保(営業利益は前年同期並みもしくは微増)。
  • 通期への影響:
  • 現時点で会社は通期見通しを据え置き。ただし、純利益の進捗が遅く、為替や過剰請求協議の結果、追加の特別費用や調整が生じれば通期達成に影響するリスクあり。会社は吸水性樹脂の販売数量増を織り込む一方で円高やIRラテックス事業の終了で売上・営業利益が減る前提。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
  • 貸借対照表(2025/6/30)
  • 総資産:141,316百万円(前期末141,532百万円、△216百万円)
  • 流動資産:79,086百万円(前期末80,122百万円、△1,036百万円)
  • 固定資産:62,229百万円(前期末61,409百万円、+820百万円、建設仮勘定増加など)
  • 負債合計:47,053百万円(前期末47,219百万円、△165百万円)
  • 純資産合計:94,262百万円(前期末94,312百万円、△50百万円)
  • 自己資本比率:66.7%(前期末66.6% → 安定水準)
  • 損益計算書(第1四半期)
  • 売上高:35,569百万円(前年同期36,896百万円、△3.6%)
  • 営業利益:2,340百万円(前年同期2,911百万円、△19.6%)
  • 経常利益:1,607百万円(前年同期3,553百万円、△54.8%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,045百万円(前年同期2,521百万円、△58.5%)
  • 1株当たり四半期純利益(EPS):79.76円(前年同期189.61円、△109.85円)
  • キャッシュフロー:四半期キャッシュフロー計算書は作成していない(注記あり)。減価償却費(第1四半期):1,306百万円(前年1,570百万円)
  • 収益性
  • 売上高:35,569百万円(前年同期比 △3.6%/△1,327百万円)
  • 営業利益:2,340百万円(前年同期比 △19.6%/△571百万円)
  • 営業利益率:約6.58%(前年同期約7.89% → 低下)
  • 経常利益:1,607百万円(前年同期比 △54.8%)
  • 純利益:1,045百万円(前年同期比 △58.5%)
  • EPS(1株当たり四半期純利益):79.76円(前年同期189.61円、△109.85円)
  • 進捗率分析(通期予想比)
  • 売上高進捗率:約24.5%(35,569/145,000)→ 通常の均等進捗(25%)とほぼ同等
  • 営業利益進捗率:約26.0%(2,340/9,000)→ 概ね順調
  • 純利益進捗率:約15.6%(1,045/6,700)→ 低め(要注意)
  • 過去同期間との比較:営業利益率低下、経常・純利益の落ち込みが大きい
  • 財務の安全性
  • 自己資本比率:66.7%(安定水準:40%以上)
  • D/Eレシオ:0.24倍(低い=財務レバレッジは小さい)
  • 流動比率(目安):流動資産79,086 / 流動負債38,019 ≒ 208%(流動性は良好)
  • 借入金の動き:短期借入金 15,093百万円(前期13,328百万円増)、長期借入金 7,200百万円(前期5,000百万円)→ 借入全体増加
  • 効率性
  • 総資産回転率・ROICは通期予想ベースでROICが低下見込み(前期実績7.0% → 予想5.7%)
  • セグメント別(第1四半期:金額は百万円)
  • 吸水性樹脂:売上 27,931(前年28,391 △460、△1.6%)、営業利益 2,133(前年2,111 +22、+1.0%)
  • 機能マテリアル:売上 7,567(前年8,442 △874、△10.4%)、営業利益 187(前年798 △610、△76.5%)← 減損計上等で大幅悪化
  • その他:売上 70(前年62 +7)、営業利益 18(前年1 +17)
  • 財務の解説
  • 為替の円高進行が収益にマイナス影響(前年は為替差益、今期は為替差損880百万円計上)。
  • 機能マテリアルの事業再編(IRラテックス事業終了)と固定費負担、及び千葉工場設備の減損が利益減を招いた。
  • 過剰請求関連の返納引当金は増加(1,297→1,438百万円)しており、今後の協議結果によっては追加費用リスクあり。

配当

  • 配当実績と予想:
  • 2025年3月期:中間配当 100円、期末配当 100円、年間合計 200円
  • 2026年3月期(予想):中間配当 100円、期末配当 100円、年間合計 200円(修正なし)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向:通期予想ベースでの1株当たり当期純利益 506.45円に対して年間配当200円 → 配当性向目安 約39.5%(参考)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(–)

セグメント別情報

  • セグメント別状況(第1四半期)
  • 吸水性樹脂:売上・営業利益は前年並み。中国での販売数量増が寄与。為替はマイナス影響。
  • 機能マテリアル:売上減少・営業減益。IRラテックス事業終了と固定費増加、千葉工場の設備に関する減損192百万円を計上(特別損失)。
  • その他:製造受託等で小幅増収。
  • 前年同期比較:機能マテリアルの落ち込みが業績悪化の主要因
  • セグメント戦略:資料では個別戦略の詳細は限定的。吸水性樹脂の販売数量増を通期の見通し前提に織り込んでいる点が確認可能。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料には明確な中期計画の進捗指標の明示なし(–)
  • KPI達成状況:ROE等の中期目標は通期予想で若干改善見込み(ROE 6.9%予想)が示されているが、第1四半期のROEは1.1%(低水準)。現状は短期的な要因(為替、減損、事業再編)で変動。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:資料に同業他社比較は記載なし(–)
  • 市場動向:吸水性樹脂は中国等で需要増加を確認。一方、機能性材料は構造調整の影響でボラティリティが高い。円高が輸出関連収益にマイナス。

今後の見通し

  • 業績予想:
  • 通期見通し(修正無し):売上高 145,000百万円(前期比△1.7%)、営業利益 9,000百万円(△16.0%)、経常利益 9,200百万円(△17.2%)、親会社株主帰属当期純利益 6,700百万円(+12.4%)
  • 会社想定の主要前提:平均為替 ¥145/US$、平均為替(元)19.5、ナフサ価格 65,000円/KL(資料に記載の想定値)
  • 予想の信頼性:会社は現時点で保守的な前提(円高見込み、事業終了効果等)を踏まえており、通期見通しは保守~中立的と解釈可能。ただし為替や過剰請求協議結果、追加減損の可能性があるため不確実性は残る。
  • リスク要因:
  • 為替変動(円高)が続く場合の収益悪化
  • 過剰請求関連の協議結果と追加返納・引当の可能性
  • 減損や想定外の特別損失(設備の回収可能性の見直し)
  • 原材料価格(ナフサ等)や世界的な需要動向

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更は無し。四半期連結財務諸表作成に特有の会計処理(原価差異の繰延処理等)を適用。
  • 固定資産の減損:機能マテリアル(千葉工場のポリエチレン粉末製造設備)で減損損失192百万円を計上。
  • 偶発債務:連結子会社に係る製品代金の過剰請求に関する返納金引当は計上済だが、今後の協議次第で影響額が生じる可能性があり、現時点で合理的見積が困難との注記あり。
  • 監査:添付の四半期連結財務諸表に対する公認会計士又は監査法人によるレビューは無。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4008
企業名 住友精化
URL http://www.sumitomoseika.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 素材・化学 – 化学

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.5)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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